アーティストが公の場で発言することは、その言葉が持つ影響力を考慮する必要があります。時には、彼らの発言が大衆の価値観や時代の変化と衝突し、予期せぬ反響を呼ぶことがあります。
Mrs. GREEN APPLEのミュージックビデオ(MV)炎上事件を見た時にふと、ジョン・レノンのキリスト発言で炎上したことを思い出しました。アーティストの発言が社会に与える影響と、それに対する大衆の反応について記事にしても面白そうだなと思いました。
本記事はMrs. GREEN APPLEとThe Beatlesが同格であるとかを言いたいわけではありません。バンドとしても、時代としてもなにもかも違うので比較することはできません。ジョンレノンにいたってはク○リとかやっていたし..。
が、ふといつの時代でやらかす時はやらかすなと思い記事にしました。
- Mrs. GREEN APPLEのMV炎上事件
- ジョン・レノンのキリスト発言
- アーティストの発言と大衆の価値観
- ジョンレノンはキリスト発言さえも伝説の一部となっている
- Mrs. GREEN APPLEをこれからも応援します!
Mrs. GREEN APPLEのMV炎上事件
2024年6月、人気バンドミセスグリーンアップルの新曲「コロンブス」のMVが公開されましたが、その内容が「植民地主義的で差別的」との批判を受け、炎上しました。MVには、コロンブスとナポレオン、ベートーベンに扮したメンバーが類人猿と戯れるシーンが含まれており、これが不適切であると見なされました。この事件は、クリエイティブな表現と社会的感受性のバランスをどのように取るべきか、という問題を浮き彫りにしました。
ジョン・レノンのキリスト発言
1966年、ジョン・レノンは「僕たちはイエスより人気がある」という発言をし、これがアメリカを中心に大きな論争を引き起こしました。レノンの発言は、宗教的信念とポピュラーカルチャーの関係を問い直すものであり、多くのキリスト教国でビートルズの楽曲が放送禁止になるなど、深刻な反発を招きました。
アーティストの発言と大衆の価値観
両者とも、特にミセスの方は悪意があったとは思えません。むしろもっと分かりやすく風刺が効いていたら受け入れられたかもしれません。これら二つの事件は、アーティストの発言が大衆の価値観とどのように関わっているかを示しています。ミセスグリーンアップルのケースでは、社会的な正義と歴史的な認識が重要な要素となり、ジョン・レノンのケースでは、宗教と現代文化の間の緊張が明らかになりました。どちらのケースも、アーティストが社会的な文脈を理解し、その上で発言することの重要性を強調しています。
ジョンレノンはキリスト発言さえも伝説の一部となっている
ジョンレノンの発言は、この発言すら伝説として語られているところもあるかと思いますが、今の時代は炎上発言、大衆に受け入れられなかった価値観は伝説に昇華されることは難しいような気がします。もちろんThe Beatlesには伝説的偉業や事件があり、かつすでに何十年と時間が経過しているということを考慮する必要があると思いますが。The Beatlesと時代が変わるにつれて、大衆の価値観も変化します。アーティストはしばしば、その変化の先駆者となり、新しいアイデアや視点を提供する役割を果たします。しかし、その過程で彼らの発言が既存の価値観と衝突することもあります。また、今の時代は、過去の時代よりも一つのミスが未来に重大な影響を及ぼすようになっている気がします。
Mrs. GREEN APPLEをこれからも応援します!
何が言いたいかと、私にミセスは避難する意図は全くなく、これからも素晴らしい楽曲を提供していただけたらと思いますし、私は1ファンとして楽曲をこれからも聴いていきます。一つ言えるとしたら、少しロックの魂が足りなかったのか?もしかしたら歴史的なMVになっていたかもしれません。