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【タイトルはどういう意味?どんな人におすすめ?】【和訳/曲解説】Matt Terry-Sucker for You【洋楽2010年代ヒット曲】

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マット・テリーの「Sucker for You」は、彼のデビューアルバム『Trouble』からのリードシングルとして、2017年10月13日にリリースされました。この楽曲は、UKシングルチャートで最高51位を記録し、マット・テリーの初期キャリアにおいて重要な役割を果たしました。また、彼はこの曲で多くのメディアに出演し、その才能を広く知らしめるきっかけとなりました。その後、世界中のファンから多くの支持を集めることとなり、彼のアーティストとしての基盤を固めました。


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和訳

Shut me out, but pull me close
Kinda loving it, give me your heartache
Hold me tight, but let me go
Kinda loving it, look what you started
Turn me on, then piss me off
Kinda loving it, got me addicted
Oh, you got me addicted

僕を遠ざけるけど、引き寄せる
なんだかその愛し方が好きなんだ、君の痛みもくれよ
僕を強く抱きしめるけど、手放す
なんだかその愛し方が好きなんだ、君が始めたんだろう
僕をその気にさせて、イラつかせる
なんだかその愛し方が好きなんだ、君に依存してしまったよ
ああ、君に依存してしまったんだ

単語:
shut me out: 僕を締め出す、遠ざける。感情的な距離を置く行為を表している。
pull me close: 僕を引き寄せる。親密さや愛情の一時的な回復を示している。
heartache: 心の痛み。ここでは、愛や葛藤から生じる感情的な苦しみを指している。
turn me on: 僕をその気にさせる。恋愛的または感情的な興奮を意味する。
piss me off: 僕をイラつかせる。強い苛立ちや怒りを表すスラング
addicted: 依存している。ここでは愛や相手に対する中毒的な感情を示している。

イディオム:
shut me out, but pull me close: 「僕を遠ざけるけど引き寄せる」という矛盾した行動で、関係の複雑さを表している。
hold me tight, but let me go: 「強く抱きしめるけど手放す」というフレーズで、愛と自由の間で揺れる感情を示している。
got me addicted: 「君に依存してしまった」という表現で、相手への強い執着や愛情を示している。
look what you started: 「君が始めたんだろう」というフレーズで、相手が感情をかき乱す原因であることを示している。

Oh, I don't mind
What you do, what you do, what you do with me, baby
I'm so down
Do whatever you want me to do
When you ask me

ああ、僕は気にしないよ
君が僕に何をしようと、ベイビー
僕は構わないんだ
君が僕にしてほしいことなら、何でもするよ
君が求めるときには

単語:
I don’t mind: 気にしない。ここでは、相手の行動を完全に受け入れる姿勢を示している。
what you do with me: 君が僕にすること。行動や影響を指している。
so down: 完全に賛成している、全面的に受け入れている。スラングとして、相手に対する献身を示している。
do whatever you want me to do: 君がしてほしいことなら何でもするというフレーズで、相手への無条件の愛情を表している。

イディオム:
I don’t mind: 「僕は気にしない」というフレーズで、相手の行動や要求を受け入れる柔軟性を示している。
I’m so down: 「僕は全然構わない」というカジュアルな表現で、相手への協力や献身を強調している。
do whatever you want me to do: 「君がしてほしいことなら何でもする」というフレーズで、相手への従順さと愛情を強調している。

I don't care how many times you're breaking my heart
I'm just too weak to stay cool
Guess I'm a sucker for you
And I know it's complicated
But I hate being smart
So all the things that you do
Makes me a sucker for you

君が僕の心を何度壊したって気にしない
だって僕はクールでいるには弱すぎるから
きっと君に夢中になってしまう僕が悪いんだろう
複雑なことは分かっているけど
賢くいるのが嫌いなんだ
だから君がするすべてのことが
僕を君に夢中にさせるんだ

単語:
breaking my heart: 心を壊す、傷つける。ここでは失恋や感情的な痛みを指している。
weak: 弱い。ここでは感情をコントロールできない状態を表している。
sucker for you: 君に弱い、君に夢中。特定の相手に対して抗えない感情を示すスラング
complicated: 複雑な。ここでは二人の関係の困難さを表している。

イディオム:
I don't care how many times you're breaking my heart: 「君が僕の心を何度壊したって気にしない」というフレーズで、相手への深い愛情や依存を示している。
I'm a sucker for you: 「君に弱い」という表現で、相手に惹かれる気持ちが止められない様子を表している。
I hate being smart: 「賢くいるのが嫌い」というフレーズで、理性より感情を優先する姿勢を表している。
makes me a sucker for you: 「僕を君に夢中にさせる」という表現で、相手の魅力や影響力の大きさを示している。

Guess I'm a sucker for you
きっと君に夢中になってしまう僕が悪いんだろう
 
Guess I'm a sucker for you
きっと君に夢中になってしまう僕が悪いんだろう
 
Making plans, don't show up
Baby, I don't mind, keeping me waiting
Every night, you're by my side
I know it's really worth every second

約束しておいて、現れなくても
ベイビー、気にしないよ、待ち続けることも
毎晩、君がそばにいてくれるから
その一秒一秒が本当に価値あるものだってわかってるんだ

単語:
making plans: 計画を立てる。ここではデートや会う約束を指している。
don’t show up: 現れない。計画や約束を守らないことを示している。
keeping me waiting: 僕を待たせること。相手を待つ状況を受け入れているニュアンス。
worth every second: その一秒一秒が価値がある。待つ時間さえも大切に思う気持ちを表している。

イディオム:
don’t show up: 「現れない」というフレーズで、予定が実現しないことをシンプルに表現している。
keeping me waiting: 「僕を待たせる」という表現で、相手への期待や忍耐を示している。
worth every second: 「一秒一秒が価値ある」というフレーズで、待ち時間さえも愛情や感謝に変えるポジティブな気持ちを表している。

I don't mind
What you do, what you do, what you do with me, baby
I'm so down
Do whatever you want to me to do, when you ask me
ああ、僕は気にしないよ
君が僕に何をしようと、ベイビー
僕は構わないんだ
君が僕にしてほしいことなら、何でもするよ
君が求めるときには
 
I don't care how many times you're breaking my heart
I'm just too weak to stay cool
Guess I'm a sucker for you
And I know it's complicated
But I hate being smart
So all the things that you do
Makes me a sucker for you
君が僕の心を何度壊したって気にしない
だって僕はクールでいるには弱すぎるから
きっと君に夢中になってしまう僕が悪いんだろう
複雑なことは分かっているけど
賢くいるのが嫌いなんだ
だから君がするすべてのことが
僕を君に夢中にさせるんだ
 
Guess I'm a sucker for you
きっと君に夢中になってしまう僕が悪いんだろう
 
Guess I'm a sucker for you
きっと君に夢中になってしまう僕が悪いんだろう
 
I don't wanna let go
I'm not gonna let go
Even if you hurt me, baby
So go ahead and hurt me, baby
Take me high to low, low
Get me hot and cold, cold
Go ahead and call me crazy
No, I'm not gonna leave you, baby

手放したくないんだ
絶対に手放さないよ
たとえ君が僕を傷つけても、ベイビー
だから、好きなだけ僕を傷つければいいさ、ベイビー
僕を高く持ち上げて、また落として
熱くさせては、冷たくする
君が僕を「狂ってる」って呼んでもいい
でも、僕は君のもとを去らないよ、ベイビー

単語:
let go: 手放す。ここでは、相手との関係を断つことを意味する。
hurt me: 僕を傷つける。感情的な痛みを与える行為を指している。
high to low: 高く持ち上げて低く落とす。感情の起伏や不安定さを象徴する表現。
hot and cold: 熱くして冷たくする。矛盾した態度を表す言い回し。
call me crazy: 僕を「狂ってる」と呼ぶ。行動や感情が理性を超えていることを指摘する表現。

イディオム:
I don't wanna let go: 「手放したくない」というフレーズで、相手への執着や強い愛情を表現している。
go ahead and hurt me: 「好きなだけ僕を傷つければいい」というフレーズで、相手の行動を受け入れる覚悟を示している。
take me high to low: 「高く持ち上げて低く落とす」という比喩で、感情の激しい揺れを描写している。
no, I'm not gonna leave you: 「僕は君を置いて去らない」というフレーズで、どんな状況でも相手と一緒にいる決意を強調している。

Guess I'm a sucker for you
きっと君に夢中になってしまう僕が悪いんだろう
 
Guess I'm a sucker for you
Guess I'm a, guess I'm a
Guess I'm a sucker for you
Guess I'm a, guess I'm a
Guess I'm a, guess I'm a, guess I'm a
Guess I'm a, guess I'm a sucker for you

きっと僕は君に夢中なんだ
きっと僕は、きっと僕は
きっと僕は君に夢中なんだ
きっと僕は、きっと僕は
きっと僕は、きっと僕は、きっと僕は
きっと僕は、きっと僕は君に夢中なんだ

曲の紹介

「Sucker for You」は、軽快なビートと心地よいメロディーラインが印象的な楽曲です。特にサビ部分では、マットの感情豊かな歌唱が際立ち、リスナーを引き込む力があります。サビの歌詞には「I'm a sucker for you, no matter what you do」というフレーズが繰り返されており、このフレーズがリスナーに強く響きます。また、メロディーは上昇調の進行が特徴で、マットの感情的なボーカルと相まって、愛情と葛藤の感覚を高めています。この曲は、愛の強さとその矛盾にフォーカスしており、バックグラウンドでのハーモニーやリズムの変化も楽しめる一曲です。軽快ながらも、深い感情を表現するこの楽曲は、マットのボーカルが特に際立つ構成となっており、何度聴いても新しい発見があるでしょう。

「Sucker for You」ってどういう意味?

「Sucker for You」というタイトルは、誰かに対して深く愛情を抱いているが、そのために自分が犠牲になってしまう状態を意味しています。例えば、歌詞の中で「I'm a sucker for you, no matter what you do」というフレーズが繰り返されており、このフレーズがまさに、自分を犠牲にしてでも相手のために尽くしてしまう心情を象徴しています。ここでの「Sucker」は、相手に対してどうしても抗えない、または相手のために何でもしてしまう人を指します。愛のために自分を犠牲にしてしまう、そんな感情の複雑さがこのタイトルに込められています。

どういう曲なの?

「Sucker for You」は、マット・テリーがスウェーデンのソングライター兼プロデューサーチーム「The Family」と共に2017年6月に制作しました。この楽曲にはポップとR&Bの要素が取り入れられており、どこか懐かしさを感じさせる90年代の音楽スタイルを彷彿とさせます。特に、そのサウンドはモダンなポップとクラシックなR&Bのエッセンスを融合させたものとなっており、音楽ファンに幅広く受け入れられる要素を備えています。リリース後、UKシングルチャートで最高51位を記録し、多くのリスナーに愛されました。

また、「Sucker for You」は、マットの持つ独特の感性を反映した楽曲であり、彼の音楽性を象徴する一曲でもあります。この曲は、制作にあたって「The Family」とのコラボレーションによって生まれ、スタジオでの制作プロセスは非常にクリエイティブで自由なものだったとマットは語っています。特に印象的だったのは、彼らがサビのメロディーを完成させるために何度も実験的なアイデアを試みたことです。マットは、スタジオのリラックスした雰囲気の中で、メロディーが自然に形になっていった瞬間が特に感動的だったと振り返っています。その自由さこそが、この曲の持つ自然でスムーズなサウンドに反映されています。

この曲の伝えたいことは?

「Sucker for You」の歌詞は、相手に対する深い愛情を持ちながらも、その関係が自分にとって良くないと感じつつ、離れられないもどかしさを表現しています。マット・テリー自身も「愛の暗い側面」についての曲であると語っており、「関係が有害であると分かっていても、手放せないことがある」というテーマを描いています。この曲は、そのような人間関係における葛藤を繊細に描写しており、多くのリスナーが自分自身の経験と重ね合わせることができるでしょう。

歌詞には、愛することの喜びと苦しみが巧みに織り交ぜられており、特にサビの部分では、その感情の激しさが際立っています。「君のためなら何でもするけれど、それが正しいことではないかもしれない」というテーマは、多くの人々が経験する恋愛の複雑さを象徴しています。このような感情は、誰しもが一度は抱いたことのあるものではないでしょうか。マットの情熱的なボーカルは、その感情をより深く、よりリアルに伝えています。

こんな人におすすめ

「Sucker for You」は、特に以下のようなリスナーにおすすめです。この楽曲のサビ部分の「I'm a sucker for you, no matter what you do」という歌詞は、感情の強さと愛の矛盾を非常にうまく表現しており、恋愛におけるもどかしさを強く感じさせます。また、メロディーの上昇調の進行とマットのエモーショナルなボーカルが相まって、リスナーに高揚感と深い共感を与えます。

  • 90年代のポップやR&Bが好きな方:この楽曲は90年代の音楽スタイルを現代風にアレンジしており、その懐かしさと新しさのバランスが絶妙です。

  • 感情豊かなボーカルパフォーマンスを楽しみたい方:マットのボーカルは感情がこもっており、聴く者に強い印象を与えます。

  • 恋愛の複雑さやもどかしさに共感できる方:歌詞に描かれる愛の矛盾やもどかしさは、多くのリスナーに共感を与えることでしょう。

  • キャッチーなメロディーラインを求めている方:耳に残るメロディーがこの楽曲の大きな特徴であり、繰り返し聴きたくなる魅力があります。

さらに、マット・テリーの歌唱力や表現力を堪能したい方にもおすすめです。彼の声の幅広いレンジと感情のこもったパフォーマンスは、楽曲をより一層引き立てています。

収録アルバム情報

「Sucker for You」は、マット・テリーのデビューアルバム『Trouble』に収録されています。このアルバムは2017年11月24日にリリースされ、ポップを中心とした多彩な楽曲が収められています。『Trouble』は、マットの多彩な音楽スタイルを反映したアルバムで、リリース当初からファンや批評家の間で高く評価されました。このアルバムには、ポップやR&Bだけでなく、ソウルフルなバラードやアップテンポなダンスナンバーなど、様々なスタイルの楽曲が含まれており、マットの音楽的な幅広さを感じさせます。

『Trouble』に収録されている他の楽曲も、それぞれが異なる魅力を持っており、「Sucker for You」はその中でも特に感情的で強いメッセージを持つ一曲として際立っています。このアルバムを通じて、マット・テリーの音楽の多様性と彼のアーティストとしての成長を見ることができます。

Trouble

Trouble

  • RCA Records Label
Amazon

時代背景と文化

2017年当時、音楽業界ではエレクトロニックダンスミュージック(EDM)が主流となっており、多くのアーティストがダンスビートを取り入れた楽曲をリリースしていました。その中で「Sucker for You」は、90年代のポップやR&Bの要素を取り入れることで、懐かしさと新しさを融合させたサウンドを提供しています。このアプローチは、当時のリスナーに新鮮な印象を与え、マット・テリーの音楽的な多様性を示すものとなりました。

さらに、2010年代後半はSNSやストリーミングサービスの普及により、音楽の聴かれ方や広まり方が大きく変化していた時期でもあります。「Sucker for You」のような楽曲は、キャッチーなメロディーと共感を呼ぶ歌詞が相まって、SNSでのシェアやプレイリストでの再生回数を伸ばす要素を多く備えており、そうした新しい音楽消費のスタイルにもうまく適応していました。

制作秘話

マット・テリーは、この曲をスウェーデンで「The Family」と共に制作しました。彼はこの曲について、「誰かを愛しているが、相手は同じように感じていないことを知っている。彼らが間違いを犯していて、良いパートナーではないと分かっていても、あなたは彼らと一緒にいて、基本的に少し負け犬のようになっている」と述べています。この制作プロセスについても、彼は「スウェーデンでの時間は本当に刺激的だった。『The Family』と一緒に作業することで、楽曲に新たなエネルギーを注ぎ込むことができた」と語っています。

制作に関しては、スタジオでのセッションがとてもリラックスした雰囲気で行われたことが、楽曲の自然な流れを生み出す一因となったと述べています。また、マットは「The Family」との制作プロセスを通じて、自身の音楽的な方向性やスタイルについて多くのことを学び、それが今後のキャリアに大きく影響を与えたと語っています。この経験は、彼がアーティストとしての幅を広げ、さらなる成長を遂げるための重要なステップとなりました。

雑学、トリビア

  • 「Sucker for You」のミュージックビデオは、2017年10月27日にYouTubeで公開されました。このビデオでは、マット・テリーの情感豊かな歌唱とともに、楽曲のテーマである愛のもどかしさを視覚的に表現しています。映像はシンプルながらも印象的で、楽曲の持つ感情的な側面を視覚的に強調しています。

  • リードシングルとしてのリリース:この曲は、マット・テリーのデビューアルバム『Trouble』のリードシングルとしてリリースされました。彼の音楽キャリアにおいて重要な位置を占める楽曲であり、この曲が彼の名を広く知らしめることに貢献しました。

  • スタジオ録音のエピソード:録音の際には、感情の込め方を重視し、何度もテイクを重ねた結果、最も自然で心に響くバージョンが完成したといいます。マットはこの過程を「本当にエモーショナルでチャレンジングだったが、その分、最高の結果が得られた」と振り返っています。

まとめ

「Sucker for You」は、マット・テリーのデビューアルバム『Trouble』を代表する楽曲であり、彼のボーカル力と音楽的多様性を示す一曲です。恋愛の複雑さやもどかしさを描いた歌詞は、多くのリスナーの共感を呼び起こします。90年代のポップやR&Bのエッセンスを感じさせるサウンドと、マットの力強い歌唱が融合したこの楽曲は、彼のファンのみならず、多くの音楽ファンにおすすめです。

この曲は、マットの音楽キャリアにおける重要な一歩であり、彼の今後の成長を期待させる作品でもあります。『Trouble』に収録された他の楽曲もぜひチェックしてみてください。マット・テリーの音楽の魅力を余すことなく体感できるでしょう。彼の感情豊かなパフォーマンスと、音楽に対する真摯な姿勢が、多くのリスナーに響くことは間違いありません。ぜひ「Sucker for You」を聴いて、その魅力を感じ取ってください。