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【人生の転機に立たされている人へ】【和訳/曲解説】The Beatles-Free As A Bird【洋楽90年代リリース曲】

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"Free As A Bird"は、1995年にリリースされたビートルズの楽曲で、ジョン・レノンが1977年に録音したデモテープを基に、残りのメンバーが完成させたものです。この曲は、ビートルズのアンソロジー・プロジェクトの一環として発表され、バンドの再結成を象徴する楽曲となりました。歌詞は、自由と解放をテーマにしており、特に「Free as a bird, it's the next best thing to be」というフレーズが印象的です。

この曲のメッセージは、自由と解放の重要性を強調しています。ジョン・レノンのデモテープに残された彼の声と、ポール・マッカートニージョージ・ハリスンリンゴ・スターの演奏が融合し、ビートルズの独特なサウンドが再現されています。特に、過去の束縛から解放され、新たな一歩を踏み出すことの重要性が描かれています。

この曲を聴いてほしいのは、過去の出来事や困難から解放されたいと感じている人や、新たなスタートを切りたいと考えている人です。特に、人生の転機に立たされている人にとって、この曲は大きな励ましとなるでしょう。


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和訳

Free as a bird
It's the next best thing to be
Free as a bird
Home, home and dry
Like a homing bird, I fly
As a bird on wings

鳥のように自由に
それは他に代えがたい素晴らしいもの
鳥のように自由に
家へ、家へと乾いた空の下
帰巣本能に導かれる鳥のように、僕は飛ぶ
翼を広げた鳥のように

単語
free as a bird: 鳥のように自由
next best thing: 最高に近いもの、次に素晴らしいこと
home and dry: 安全に家へ、無事に帰る
homing bird: 帰巣本能を持つ鳥
wings: 翼

イディオム
"home and dry": 無事に家に帰る、安全に目的を達成する

Whatever happened to the life that we once knew?
Can we really live without each other?
Where did we lose the touch
That seemed to mean so much?
It always made me feel so...

かつて僕たちが知っていたあの人生はどうなってしまったのだろう?
本当にお互いなしで生きていけるのかな?
僕たちはどこで失ってしまったんだろう
あんなに大切だったぬくもりを
いつも心が満たされていた、そのぬくもりで…

単語
whatever happened to ~: ~は一体どうなってしまったのか
live without each other: お互いなしで生きる
lose the touch: (心の)つながりや触れ合いを失う
mean so much: とても大切な意味を持つ

イディオム
"whatever happened to ~": ~がどうなってしまったかを問う表現、失われたものへの疑問

Free as a bird
It's the next best thing to be
Free as a bird
Home, home and dry
Like a homing bird, I fly
As a bird on wings
鳥のように自由に
それは他に代えがたい素晴らしいもの
鳥のように自由に
家へ、家へと乾いた空の下
帰巣本能に導かれる鳥のように、僕は飛ぶ
翼を広げた鳥のように
 
Whatever happened to the life that we once knew?
Always made me feel so...
Free...

かつて僕たちが知っていたあの人生はどうなってしまったのだろう?
いつも僕に感じさせてくれていた
自由を…

単語
whatever happened to ~: ~は一体どうなってしまったのか
feel so free: 自由だと感じる、開放感を得る

Aah-aah-aah
Aah-aah-aah
Aah-aah-aah
鳥のように自由に
それは他に代えがたい素晴らしいもの
鳥のように自由に
鳥のように自由に
鳥のように自由に
 
Ooh...
Niaga ecin tuo denrut

もう一度きれいに元に戻った

説明
このフレーズは「Turned out nice again」(もう一度良い状態に戻った)の逆さ書きです

曲解説

ビートルズの「Free As A Bird」は、ジョン・レノンが1977年に録音したデモをもとに、1995年にポール・マッカートニージョージ・ハリスンリンゴ・スターが新たな命を吹き込んで完成させた楽曲です。ビートルズのメンバーが再び集まり、故レノンと再会するような形で作られたこの曲は、アルバム『Anthology 1』の一部としてリリースされ、リスナーに深い感動を与えました。この記事では、「Free As A Bird」の背景や制作秘話、歌詞に込められたメッセージに迫ります。


アルバム情報

Free As A Bird」は、1995年にリリースされたアルバム『Anthology 1』に収録されています。このアルバムは、ビートルズが解散後初めて公にリリースした楽曲を含むもので、過去のデモや未発表曲を集めたコレクションです。「Free As A Bird」は、1995年12月にシングルとしてもリリースされ、ビートルズの34枚目のアメリカトップ10シングルとして成功を収めました​。

 

歌詞とメッセージ

Free As A Bird」の歌詞は、「自由に生きる」というテーマを中心に展開され、過去と現在、そして再会と希望の思いが込められています。歌詞の中で「Home, home and dry / Like a homing bird I'll fly」というフレーズが示すように、ビートルズにとってもファンにとっても、解散後に再び音楽で「家」に帰ってきたかのような象徴的な意味を持っています。この曲には、時間を超えて続く友情や記憶の力強さが表現されています​。

制作秘話

1977年にジョン・レノンが自宅で録音したモノラルのデモテープをもとに、残されたメンバーが1994年に新たな音源を追加しました。ジョージ・ハリスンがエレクトリックギターでスライドパートを追加し、リンゴ・スターがドラムを叩き、ポール・マッカートニーもベースやピアノのパートで参加しました。プロデューサーはジェフ・リンが担当し、録音テクノロジーの限界の中で、レノンの声とピアノのパートを融合させるための工夫が凝らされました​。

ミュージックビデオ

ミュージックビデオはジョー・ピトカが監督を務め、鳥の視点からビートルズの歴史や曲にまつわるさまざまなイメージが描かれました。「Strawberry Fields Forever」や「Penny Lane」などのビートルズの楽曲へのオマージュが散りばめられており、リスナーはビデオを通してビートルズの記憶を追体験することができます。このビデオは、1997年にグラミー賞で「Best Short Form Music Video」を受賞しました​。


Free As A Bird」は、ジョン・レノンの魂を再びよみがえらせ、解散後もビートルズが音楽的な絆で結ばれていることを証明する一曲です。