洋楽映画学ぶログ

洋楽、映画またそれに関連する情報を紹介するブログ

MENU

【ビートルズのエネルギッシュなラブソング】【自然な和訳/曲解説】The Beatles-When I Get Home

本サイトはアフェリエイト広告を利用しています。

ビートルズの「家に帰れば」は、1964年にリリースされた彼らのアルバム「ハード・デイズ・ナイト」に収録されています。ジョン・レノンが主に書いたこの曲は、モータウンの影響を受けたロックンロールナンバーで、恋人のもとへ帰ることへの熱い思いが歌われています。レノンの力強いボーカルと、ビートルズ特有のハーモニーが印象的な楽曲です。


www.youtube.com 

和訳

Whoa, I
Whoa, I
I got a whole lot of things to tell her
When I get home

ああ、僕は
ああ、僕は
彼女に伝えたいことがたくさんあるんだ
家に帰ったらね

単語
whole lot of: たくさんの
get home: 家に帰る

 

Come on, out of my way
'Cause I'm gonna see my baby today
I've got a whole lot of things I gotta say
To her

さあ、どいてくれよ
だって今日は僕のベイビーに会いに行くんだ
彼女に言いたいことがたくさんあるんだ

単語
out of my way: どいてくれ
baby: 恋人、愛する人
whole lot: たくさん

イディオム
"out of my way": 邪魔しないで、どいてくれ

 

Whoa, I
Whoa, I
I got a whole lot of things to tell her
When I get home

ああ、僕は
ああ、僕は
彼女に伝えたいことがたくさんあるんだ
家に帰ったらね

単語
whole lot of: たくさんの
get home: 家に帰る

 

Come on if you please
I've got no time for trivialities
I've got a girl who's waiting home for me
Tonight

お願いだから、早くしてくれ
些細なことに時間をかけている暇はないんだ
家で僕を待っている女の子がいるんだ
今夜ね

単語
trivialities: 些細なこと、取るに足らないこと
waiting home: 家で待っている

 

Whoa, I
Whoa, I
I got a whole lot of things to tell her
When I get home

ああ、僕は
ああ、僕は
彼女に伝えたいことがたくさんあるんだ
家に帰ったらね

単語
whole lot of: たくさんの
get home: 家に帰る

 

When I'm getting home tonight, I'm gonna
Hold her tight
I'm gonna love her till the cows come home
I bet I'll love her more
Till I walk out that door
Again
Come on, let me through
I've got so many things I gotta do
I've got no business being here with you
This way

今夜家に帰ったら、僕は
彼女を強く抱きしめるよ
牛が帰ってくるまで彼女を愛するつもりだ
もっと彼女を愛するんだ、きっと
そしてまた、そのドアを出て行くまで
もう一度
さあ、通してくれよ
やらなきゃいけないことがたくさんあるんだ
ここで君と一緒にいる理由なんてないんだ
こんな風に

単語
hold her tight: 彼女を強く抱きしめる
till the cows come home: 長い時間、ずっと
bet: きっと〜だと思う、確信する
walk out: 出て行く

イディオム
"till the cows come home": 長い時間、延々と(慣用表現で、ずっと続けるという意味)

 

Whoa, I
Whoa, I
I got a whole lot of things to tell her
When I get home

Yeah, I got a whole lot of things to tell her
When I get home

ああ、僕は
ああ、僕は
彼女に伝えたいことがたくさんあるんだ
家に帰ったらね

ああ、彼女に伝えたいことがたくさんあるんだ
家に帰ったらね

 

曲解説

The Beatlesザ・ビートルズ)の「When I Get Home(ホエン・アイ・ゲット・ホーム)」は、1964年にリリースされたアルバム『A Hard Day's Night』に収録された楽曲で、ジョン・レノンJohn Lennon)が主に作詞・作曲を手掛けたラブソングです。この曲は、愛する人に早く会いたいという焦りや情熱がエネルギッシュに表現されており、ビートルズの勢いとロックンロールへの愛が感じられる一曲です。今回は、この楽曲の制作背景や歌詞、バンドにとっての重要性について詳しく解説します。

アルバム情報

「When I Get Home」は、1964年7月10日にリリースされたビートルズの3枚目のスタジオアルバム『A Hard Day's Night』に収録されています。このアルバムは、ビートルズが主演した同名映画のサウンドトラックとしても知られており、彼らが国際的な名声を築き上げる重要な作品となりました。アルバムにはジョン・レノンポール・マッカートニーPaul McCartney)のソングライティングによる楽曲が収められ、「When I Get Home」はその中でも特に勢いのあるロックンロール的な楽曲です。

The Beatlesとは

ビートルズは、1960年代を代表するイギリスのロックバンドで、ジョン・レノンポール・マッカートニージョージ・ハリスンGeorge Harrison)、リンゴ・スターRingo Starr)の4人で構成されています。彼らは、ロックンロールやポップス、フォーク、サイケデリックなど、幅広い音楽スタイルを取り入れ、音楽史に革命をもたらしました。

「When I Get Home」は、ビートルズが初期のキャリアで強調していたシンプルでパワフルなロックンロールサウンドを象徴する楽曲であり、バンドの若さと勢いを存分に感じさせる一曲です。

「When I Get Home」の誕生と背景

ジョン・レノンが書いた「When I Get Home」は、彼がバンドのツアーや多忙なスケジュールの中で恋人に早く会いたいという焦りを表現した楽曲です。この曲では、愛する人に再会する喜びや、待ちきれない感情が詩的かつ力強く表現されています。

レノンは、この曲について特別に深い意味を持たせたわけではなく、感情をストレートに表現したシンプルなラブソングとして仕上げましたが、その勢いとエネルギーは、彼のボーカルとバンドのパフォーマンスによって強く感じ取ることができます。

制作秘話 - ロックンロールの衝動

「When I Get Home」の最大の特徴は、そのエネルギッシュなロックンロールスタイルです。曲の冒頭から、ジョン・レノンの情熱的なボーカルとビートルズの力強い演奏が展開され、曲全体を通じてリズムと勢いが絶えず続きます。

ジョン・レノンのボーカルは、この曲において特に力強く、切迫感があり、彼の歌い方は早く家に帰りたいという焦りや情熱を表現しています。また、リンゴ・スターのドラムは、曲に勢いを加える重要な要素であり、ポール・マッカートニージョージ・ハリスンのバックコーラスが曲全体を引き立てています。ビートルズの初期サウンドを特徴付ける「リズムセクション」が、この楽曲の推進力となっています。

歌詞に込められたメッセージと解釈

「When I Get Home」の歌詞は、愛する人への早く会いたいという強い気持ちがストレートに描かれています。歌詞の内容は、ツアーや仕事で家を離れている主人公が、家に帰る日を待ちきれない様子を表現しており、「When I get home to you, I find the things that you do will make me feel alright(君の元に帰ったら、君がすること全てが僕を幸せにしてくれる)」というフレーズがその喜びを象徴しています。

歌詞全体を通じて、レノンはシンプルに「早く帰りたい」「君に会いたい」という感情を繰り返し表現しており、これが曲の持つ緊迫感やエネルギーをさらに強調しています。こうした焦りや期待は、多くのリスナーに共感され、シンプルながらも情熱的なメッセージが伝わります。

音楽シーンへの影響と成功

「When I Get Home」は、アルバム『A Hard Day's Night』に収録された他の楽曲と比べると、シングルヒットにはならなかったものの、ビートルズのライブやラジオでの演奏ではファンに愛される曲の一つでした。ビートルズの初期キャリアの中で、彼らのエネルギッシュなロックンロールサウンドを感じさせる楽曲として重要な役割を果たしています。

この曲は、ビートルズがシンプルなロックンロールから多様な音楽スタイルへと進化する過程で、彼らの「根源的なロックンロールスピリット」を象徴する一例として、多くのファンに愛されています。

雑学:ジョン・レノンの「失敗作」発言

興味深いことに、ジョン・レノンは後に「When I Get Home」を振り返り、「この曲は失敗作だ」と語ったことがあります。彼は、ビートルズが作曲面で成熟し、より複雑なアレンジを取り入れた楽曲を生み出すようになるにつれて、このシンプルなラブソングを過小評価するようになりました。しかし、多くのファンにとって、この曲はビートルズのエネルギッシュな一面を楽しめる楽曲として評価され続けています。

まとめ

The Beatlesの「When I Get Home」は、ジョン・レノンが作詞・作曲したエネルギッシュなラブソングであり、ビートルズの初期キャリアを象徴する楽曲の一つです。愛する人に会いたいというシンプルなメッセージが、ロックンロール的な勢いとともに表現されており、ビートルズの初期サウンドの魅力が詰まっています。

ビートルズが後により複雑な音楽スタイルを取り入れていく中で、この曲のシンプルさとストレートな感情表現は、彼らの音楽的成長の一つの側面としても評価され続けるでしょう。