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【日常の喧騒から離れて心を落ち着けたい人へ】【和訳/曲解説】The beatles-Across the Universe【洋楽60年代リリース曲】

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"Across the Universe"は、1969年にリリースされたビートルズの楽曲で、ジョン・レノンが作詞作曲しました。この曲は、瞑想的で詩的な歌詞が特徴で、宇宙の広がりと人間の心のつながりをテーマにしています。特に「Words are flowing out like endless rain into a paper cup」というフレーズが印象的で、言葉が無限に流れ出す様子を描いています。

この曲のメッセージは、宇宙の広がりと人間の心のつながりを強調しています。ジョン・レノンは、瞑想中にこの曲を書いたと言われており、内なる平和と宇宙の調和を感じることができます。歌詞には、サンスクリット語の「Jai Guru Deva Om」というフレーズが含まれており、これは「神の勝利を称える」という意味です。

この曲を聴いてほしいのは、内なる平和を求めている人や、瞑想やスピリチュアルな探求に興味がある人です。特に、日常の喧騒から離れて心を落ち着けたいと感じている人にとって、この曲は大きな慰めと癒しを与えるでしょう。

この曲を聴くことで、リスナーは自分自身の内なる平和を感じ、宇宙とのつながりを意識することができるでしょう。ビートルズの美しいメロディーとジョン・レノンの詩的な歌詞が、心に響く一曲です。


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和訳

Words are flowing out like endless rain into a paper cup
They slither wildly as they slip away across the universe
Pools of sorrow, waves of joy are drifting through my opened mind
Possessing and caressing me

言葉があふれ出して、まるで紙コップに注がれる果てしない雨のように
言葉たちは滑るように流れ去り、宇宙の彼方へと消えていく
悲しみのプールや喜びの波が、開かれた僕の心を漂いながら
僕を包み込み、優しく撫でている

単語
flowing out: 流れ出す
endless rain: 果てしない雨
slither: 滑るように進む
slip away: 消え去る、流れ去る
sorrow: 悲しみ
joy: 喜び
possess: 支配する、包み込む
caress: 優しく撫でる、愛撫する

イディオム
"across the universe": 宇宙の彼方、広大な世界に向かって

Jai guru deva, om
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world

ジャイ・グル・デーヴァ、オーム
僕の世界は何も変わらない
僕の世界は何も変わらない
僕の世界は何も変わらない
僕の世界は何も変わらない

単語
Jai guru deva: 「グル(師)に栄光を」という意味のサンスクリット語のフレーズ
om: インドのマントラで、宇宙の響きを象徴する言葉
nothing's gonna change: 何も変わらない、変えるものはない

Images of broken light which dance before me like a million eyes
They call me on and on across the universe
Thoughts meander like a restless wind inside a letterbox they
They tumble blindly as they make their way across the universe

壊れた光のイメージが、まるで無数の目のように僕の前で踊っている
その光たちは、僕を宇宙の彼方へと絶え間なく呼び続ける
思考はポストの中の風のように、落ち着きなく彷徨い
目指す道もわからないまま、宇宙を漂いながら進んでいく

単語
images of broken light: 壊れた光のイメージ
meander: 曲がりくねる、彷徨う
restless wind: 落ち着きのない風
letterbox: ポスト
tumble: 転がる、舞う
blindly: 盲目的に、無意識に
make their way: 進む、進路をたどる

Jai guru deva, om
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
ジャイ・グル・デーヴァ、オーム
僕の世界は何も変わらない
僕の世界は何も変わらない
僕の世界は何も変わらない
僕の世界は何も変わらない
 
Sounds of laughter shades of life are ringing
Through my open ears inciting and inviting me
Limitless undying love which shines around me like a million suns
It calls me on and on across the universe

笑い声や命の陰影が響き渡り
僕の開かれた耳を通して、僕を誘い、呼び続ける
限りなく尽きることのない愛が、無数の太陽のように僕の周りに輝いて
宇宙の彼方へと、僕を絶え間なく呼び続けている

単語
sounds of laughter: 笑い声
shades of life: 命の陰影、生命の多様な側面
ringing: 響き渡る
inciting: 刺激する、誘う
inviting: 招き入れる、引き寄せる
limitless undying love: 限りない尽きることのない愛
shines around: 周りに輝く
million suns: 無数の太陽

Jai guru deva, om
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Nothing's gonna change my world
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
ジャイ・グル・デーヴァ、オーム
僕の世界は何も変わらない
僕の世界は何も変わらない
僕の世界は何も変わらない
僕の世界は何も変わらない
ジャイ・グル・デーヴァ
ジャイ・グル・デーヴァ
ジャイ・グル・デーヴァ
ジャイ・グル・デーヴァ
ジャイ・グル・デーヴァ
ジャイ・グル・デーヴァ
ジャイ・グル・デーヴァ

曲解説

ビートルズの「Across the Universe」は、ジョン・レノンが1968年に書いた、静かな心の探求と宇宙的な繋がりを表現する楽曲です。詩的で哲学的な歌詞は、多くのファンに共感を呼び、精神的な深みが感じられる作品として評価されています。この記事では、この名曲の背景や制作に込められた意味、そして音楽的な特徴を掘り下げます。


アルバム情報

「Across the Universe」は、最初に1969年のチャリティアルバム『No One's Gonna Change Our World』に収録され、翌年ビートルズの最終アルバム『Let It Be』の一部として別バージョンで収録されました。1968年2月に最初のレコーディングが行われ、その後もさまざまなバージョンでリリースされ続けています。フィル・スペクターによるプロデュースでストリングスやコーラスが追加された『Let It Be』バージョン、アレンジがシンプルな『Let It Be... Naked』バージョンなどが有名です​。

 

歌詞とメッセージ

この曲は、ジョン・レノンが瞑想的な時間の中で書いたもので、「Jai Guru Deva Om」というサンスクリット語のフレーズが繰り返され、宇宙への敬意と感謝を表現しています。レノンは、心を解放して宇宙との一体感を感じるというテーマを描き、「何も変わらない」というフレーズで変化しない真理の存在を示唆しました。歌詞には自然や宇宙のイメージがちりばめられ、彼の内面の平和と葛藤の両方が表れています​。

制作秘話

「Across the Universe」の録音は、ビートルズがインドでの瞑想から多くの楽曲を作り上げた時期と重なり、精神的な影響を強く受けていました。レノンはこの曲の仕上がりに関して複雑な思いを持っており、最初のバージョンは納得できず、結果的にチャリティアルバムに寄付する形で一度リリースされました。その後、1970年にフィル・スペクターが『Let It Be』のアルバムバージョンとして再構築し、ストリングスやコーラスを加えることで壮大な仕上がりになりましたが、レノンは「本来の意図とは違う」と語っていました​。


「Across the Universe」は、ジョン・レノンの詩的な言葉とビートルズの音楽的探求の成果が結びついた、深い意味を持つ楽曲です。この曲は、リスナーに宇宙と心の繋がりを考えさせ、ビートルズの最後のアルバムにふさわしい感動的な作品として多くの人々に愛されています。