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Van Halenの「Humans Being」は、1996年の映画「Twister」のために録音された曲で、サミー・ヘイガーがバンドを去る前の最後のレコーディングです。
和訳
There is just enough Christ in me
To make me feel almost guilty
Is that why God made us bleed
To make us see we're humans being?
和訳
私の中にはわずかながらキリストがいる
だから、少しだけ罪悪感を感じるのかもしれない
それで神は私たちに血を流させたのだろうか
私たちが「人間」であることを悟らせるために?
単語
Christ - キリスト、イエス・キリストのこと guilty - 罪悪感を感じる、やましい bleed - 血を流す、出血する humans being - 「人間」という存在、または「人間であること」
イディオム
almost guilty - 「少しだけ罪悪感を感じる」というニュアンスを表現しています。文脈によっては「ほとんど罪悪感を感じる」とも訳されますが、ここでは「ほぼ」という意味合いが強いです。
humans being - 通常の「human beings」とは異なり、「humans being」という形で使われることで、「存在する人間」という意味が強調されています。
You break this, I'll break all that
You break my balls with all your crap
Spread your disease like lemmings breeding
That's what makes us humans being
和訳:
お前がこれを壊せば、俺はあれを全部壊してやる
お前のくだらないことで俺をイライラさせる
お前たちの病気を広めるんだ、まるで繁殖するレミングのように
それが「人間」であることなんだ
単語:
break - 壊す、破壊する
balls - (俗語で)精神的なストレスや不快感の象徴
crap - くだらないこと、たわごと
spread - 広げる、広まる
disease - 病気、病原体
lemmings - レミング(集団で同じ行動をとる小動物で、衝動的な行動の象徴)
breeding - 繁殖、増殖
イディオム:
break my balls - 「イライラさせる」や「精神的に苦しめる」という俗語的表現。非常に強い言い回しです。
spread your disease - 直訳では「病気を広げる」ですが、比喩的に「悪影響や有害な行為を広める」という意味になります。
like lemmings breeding - 「レミングの繁殖のように」という表現は、盲目的で無分別な行動をする人々を指す比喩です。
Shine on, shine on
Shine on, shine on
Yeah, some low-life, flat-head scum infects
The sickness in his eyes reflects
You wonder why your life is screaming
Wonder why we're humans being
和訳:
輝き続けろ、輝き続けろ
輝き続けろ、輝き続けろ
そう、卑劣で、愚かなクズが感染する
彼の目に病気が映し出されている
なぜ君の人生が叫んでいるのか不思議に思う
なぜ私たちは「人間」であるのかを考える
単語:
low-life - 卑劣な人間、社会の底辺にいる人
flat-head - 愚かな、知能が低い(侮蔑的な表現)
scum - クズ、ゴミのような人間
infects - 感染させる
reflects - 映し出す、反映する
screaming - 叫んでいる、強烈な苦痛を表す
wonder - 不思議に思う、疑問に思う
イディオム:
low-life, flat-head scum - 「卑劣で愚かなクズ」という強い侮蔑表現で、非常に否定的なイメージを表しています。
sickness in his eyes - 「彼の目に映る病気」は、比喩的に彼の邪悪さや病んだ精神状態を示唆しています。
life is screaming - 「人生が叫んでいる」という表現は、人生が耐え難いほど苦しい状況にあることを示唆しています。
Shine on, shine on
Shine on, shine on
Humans, humans being
We're just humans (that's what makes us)
Humans being (that's what makes us)
We're just humans (that's what makes us)
Humans being (that's what makes us)
We're just Hhumans (that's what makes us)
Humans being (that's what makes us humans being)
We're just humans (that's what makes us)
Humans being (that's what makes us humans being)
和訳:
輝き続けろ、輝き続けろ
輝き続けろ、輝き続けろ
人間、ただの「人間」である
私たちはただの人間だ(それが私たちを)
「人間」にするんだ(それが私たちを)
私たちはただの人間だ(それが私たちを)
「人間」にするんだ(それが私たちを)
私たちはただの人間だ(それが私たちを)
「人間」にするんだ(それが私たちを「人間」にするんだ)
私たちはただの人間だ(それが私たちを)
「人間」にするんだ(それが私たちを「人間」にするんだ)
曲解説
「Humans Being」は、1996年にリリースされたVan Halenの楽曲で、映画『ツイスター』のサウンドトラックに収録されています。この曲は、サミー・ヘイガーがヴァン・ヘイレンのリードボーカルとして参加した最後の作品であり、その後の彼のバンド脱退を象徴する一曲となりました。
制作の背景には多くの困難が伴いました。楽曲制作が始まった当初、ヘイガーはハワイで休暇を過ごしており、妊娠中の妻のそばにいたかったため、制作に消極的でした。しかし、エディ・ヴァン・ヘイレンはプロジェクトを強く推進し、最終的にヘイガーは制作に参加することを余儀なくされました。この制作過程での緊張が、後にバンドの分裂を引き起こす一因となったと言われています。
歌詞に関しては、人間の内面的な葛藤やモラル、存在意義について深く掘り下げられています。冒頭の「There is just enough Christ in me to make me feel almost guilty...」というラインは、罪の意識や人間の不完全さを反映しており、痛みや苦しみが人間であることの証明であるというテーマが描かれています。また、曲全体を通して、人間の弱さや対立、そしてそれを乗り越えて「光り輝く」ことの重要性が強調されています。
制作過程での混乱やバンド内の衝突にもかかわらず、「Humans Being」は商業的に成功し、BillboardのMainstream Rockチャートで1位を獲得しました。この曲は、ヴァン・ヘイレンの最後の栄光の瞬間とも言えるものであり、バンドの歴史においても重要な位置を占めています。
この曲がリリースされた後、バンドは再編成を余儀なくされ、デイヴィッド・リー・ロスの復帰など、さらなる変化の時代を迎えることとなりました。このように、「Humans Being」はバンドの分裂と再生の象徴とも言える作品です。
映画「ツイスター」について