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【今日の誓い】【和訳/曲解説】The beatles-Things We Said Today【洋楽60年代リリース曲】

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"Things We Said Today"は、1964年にリリースされたビートルズのアルバム「A Hard Day's Night」に収録された楽曲です。この曲はポール・マッカートニーが作詞作曲し、リードボーカルも務めています。曲のテーマは、恋人との関係を振り返り、未来に対する希望と不安を歌っています。特に「今日言ったことが、いつか思い出になる」という歌詞が印象的で、時間の経過と共に変わる感情を描いています。

この曲のメッセージは、恋愛における一瞬一瞬の大切さを強調しています。過去の思い出が未来にどのように影響するかを考えさせられる内容です。恋愛において、現在の瞬間を大切にし、未来に向けて希望を持つことの重要性を伝えています。

この曲を聴いてほしいのは、恋愛において過去の思い出を大切にしながらも、未来に希望を持ちたいと考えている人です。特に、恋人との関係を振り返り、これからの未来に向けて前向きな気持ちを持ちたい人にとって、この曲は心に響くでしょう。

この曲を聴くことで、リスナーは過去の思い出を振り返りながら、未来に向けて前向きな気持ちを持つことができるでしょう。ビートルズの美しいメロディーとポール・マッカートニーの感情豊かなボーカルが、心に響く一曲です。恋愛における一瞬一瞬の大切さを再認識し、未来に向けて希望を持つきっかけになるかもしれません。

 

 


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和訳

You say you will love me
If I have to go
You'll be thinking of me
Somehow I will know

君は「愛してる」と言ってくれる
たとえ僕が行かなくてはならなくても
君が僕のことを考えていると
きっと僕にはわかるんだ

単語:

somehow:どうにかして、なんとなく。明確な理由がないが、というニュアンスで「なんとなく」や「きっと」と訳されます。
イディオム:

have to go:去らなければならない、行かなくてはならない。「去る」「別れる」など、物理的な移動や別れを表します。

 

Someday when I'm lonely
Wishing you weren't so far away
Then I will remember
Things we said today

いつか寂しくなったとき
君がもっと近くにいてくれたらと思うだろう
そのとき僕は思い出すんだ
僕たちが今日語り合ったことを

単語:

someday:いつか、未来の不確定な時点を指す言葉。
lonely:孤独な、寂しい。他に人がいなくて孤独である状態や、心の中で寂しいと感じること。
wishing:wishの進行形で、「〜であればいいのにと願う」という意味。過去形の動詞と一緒に使われると現実には違う状況を望む、という意味になります。

イディオム:

wishing you weren’t so far away:「君がそんなに遠くなければと願う」という意味ですが、実際には「遠くにいる」という現実がある状況で、「君が近くにいたらいいのに」と願う気持ちを表しています。

 

You say you'll be mine, girl
'Til the end of time
These days such a kind girl
Seems so hard to find

君は僕のものだと言ってくれるね
永遠にずっと
こんな優しい子は
今ではなかなか見つからないんだ

単語:

'til:until(〜まで)の略で、詩や歌詞でよく使われます。
the end of time:時間の終わり、永遠。終わりがない時間を指します。
such a kind girl:こんな優しい女の子。kindは「優しい」や「思いやりのある」という意味で使われています。

イディオム:

seems so hard to find:「なかなか見つからないように思える」という意味で、現代ではこういった理想の人物を見つけるのが難しいと嘆く表現です。

 

Someday when we're dreaming
Deep in love, not a lot to say
Then we will remember
Things we said today

いつか僕たちが夢見ているとき
愛に深く包まれて、言葉がいらないとき
そのとき僕たちは思い出すだろう
今日語り合ったことを

単語:

dreaming:夢見ている、または想い描いている状態。ここでは恋愛に関する理想や希望を指しています。
deep in love:深く愛に浸っている状態。「とても愛し合っている」や「愛に夢中になっている」ことを表します。

イディオム:

not a lot to say:「言葉が多くはいらない」「多くを語らなくてよい」というニュアンスで、愛が深まり、言葉を必要としない静かな関係性を描いています。

 

Me, I'm just the lucky kind
Love to hear you say that love is love
And though we may be blind
Love is here to stay and that's enough

僕はただ運がいいだけの人間さ
君が「愛は愛」と言ってくれるのが嬉しいんだ
たとえ僕たちが見えないとしても
愛はここにあり続ける、それで十分なんだ

単語:

lucky kind:「幸運なタイプの人」。ここでは「運がいい人」という意味で、謙虚な自己評価を示しています。
may be blind:盲目かもしれない。ここでは恋愛に夢中で、現実や問題に目が届かないかもしれないことを表しています。
enough:「十分」「満足できる」という意味で、歌詞では「それだけで十分」という満足感を表現しています。

イディオム:

love is here to stay:「愛はここにあり続ける」。愛が変わらず長く続くことを示す表現で、永遠性を強調しています。

 

To make you mine, girl
Be the only one
Love me all the time, girl
We'll go on and on

君を僕のものにして
たったひとりの人になりたいんだ
ずっと愛してくれ、君にずっと
僕たちはいつまでも続いていくんだ

単語:

to make you mine:「君を僕のものにする」。恋愛関係において相手を自分の特別な存在にしたいという願望を表現しています。
only one:唯一の人、かけがえのない存在。ここでは「君だけ」という意味。
go on and on:続いていく、途切れないで続く。この歌詞では「いつまでも愛が続く」というニュアンスを含んでいます。

イディオム:

love me all the time:「いつでも愛してくれ」という意味で、絶え間ない愛情を求める表現です。

 

Someday when we're dreaming
Deep in love, not a lot to say
Then we will remember
Things we said today

いつか僕たちが夢見ているとき
愛に深く包まれて、言葉がいらないとき
そのとき僕たちは思い出すだろう
今日語り合ったことを

 

Me, I'm just the lucky kind
Love to hear you say that love is love
And though we may be blind
Love is here to stay and that's enough

僕はただ運がいいだけの人間さ
君が「愛は愛」と言ってくれるのが嬉しいんだ
たとえ僕たちが見えないとしても
愛はここにあり続ける、それで十分なんだ

 

To make you mine, girl
Be the only one
Love me all the time, girl
We'll go on and on

君を僕のものにして
たったひとりの人になりたいんだ
ずっと愛してくれ、君にずっと
僕たちはいつまでも続いていくんだ

 

Someday when we're dreaming
Deep in love, not a lot to say
Then we will remember
Things we said today

いつか僕たちが夢見ているとき
愛に深く包まれて、言葉がいらないとき
そのとき僕たちは思い出すだろう
今日語り合ったことを

曲解説

ビートルズの「Things We Said Today」は、アルバム『A Hard Day's Night』に収録された、切なさと未来への希望が織り交ぜられた愛の歌です。この曲はポール・マッカートニーによって書かれ、恋人への約束や記憶の力、距離を超える愛を表現した名曲です。今回は、この楽曲が生まれた背景や制作の秘話、そのメッセージに迫ります。

アルバム情報

「Things We Said Today」は1964年にビートルズが発表したアルバム『A Hard Day's Night』に収録されており、アルバムの10曲目として位置づけられています。また、この楽曲はシングル「A Hard Day's Night」のB面としてもリリースされ、ビートルズの初期のポップロックからフォーク的な雰囲気を含んだ新たな一面を感じさせる作品です。アルバムはイギリスで21週連続で1位を獲得し、このシングルもチャート上位にランクインしました。

 

メッセージ

この曲は、未来への懐かしさという独特の感情を描いています。ポール・マッカートニーが恋人ジェーン・アッシャーへの愛を綴り、未来に彼女と共に思い出を振り返るという情景をイメージしています。歌詞には、互いに離れても心がつながっているという信念が込められ、思い出の力によって二人の愛が永遠に続くことが表現されています。楽曲は、愛が距離や時間を超えて存在することを伝え、リスナーに深い感動を与えます。

制作秘話

「Things We Said Today」は、ポール・マッカートニーが1964年にバハマ諸島へのヨット旅行中にギターを手に書き上げました。この曲は、当時の若いビートルズにしては大人びた構成と深い歌詞が特徴で、ジョン・レノンもその完成度を称賛しました。ポールはこの楽曲を「今という瞬間を未来で懐かしむ歌」として、今ここにいることの意味を未来に託す感覚で作り上げました。また、フォーク調のギターリズムとマイナーコードの雰囲気が、当時のビートルズの音楽の進化を示す一曲とされています。

裏話

この楽曲は、ビートルズの他のヒット曲に比べると陰鬱で哲学的な響きを持ち、ジョン・レノンの影響を強く感じさせるとも言われています。一部の評論家は、曲のムードや構造が後のアルバム『Rubber Soul』や『Beatles for Sale』に通じるものだと指摘しています。また、曲の「未来に対するノスタルジア」というテーマは、ビートルズの音楽における詩的な深みを象徴しており、マッカートニーとアッシャーの恋愛関係の現実的な不安を反映したとも言われています。

雑学

「Things We Said Today」は、1964年のインディアナ州フェアでのパフォーマンスでも披露され、観客を熱狂させました。また、この楽曲はビートルズのキャリアにおいて重要な転換点を示すもので、アメリカのフォークロックシーンにも影響を与え、後にバンドThe Byrdsがライブでカバーするほどの影響力を持つ楽曲となりました。この曲の「心の奥に刻まれる愛の記憶」というテーマは、今でもファンに深い感動を与え続けています。

「Things We Said Today」は、ポール・マッカートニーによる愛と記憶、未来への想いを見事に歌い上げた一曲です。ビートルズのメンバーそれぞれが新たな音楽的探求を行う中で、彼らの音楽が成熟しつつあった1960年代中期の雰囲気を象徴しています。