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【映画レビュー/ネタバレあり】ジュラシック・パーク / Jurassic Park【90点】【アマプラ】

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ジュラシック・パーク / Jurassic Park

ジャンル: アドベンチャー、SF、スリラー
公開日: 1993年6月11日(アメリカ)、1993年7月17日(日本)
制作国: アメリ
上映時間: 127分

 


興行収入

世界興行収入: 約10.46億ドル


あらすじ

億万長者のジョン・ハモンドは、最新の科学技術を駆使して恐竜を復活させたテーマパーク「ジュラシック・パーク」を開園しようとしています。オープン前に安全性を確認するため、古生物学者のアラン・グラント博士や古植物学者のエリー・サトラー博士、カオス理論の専門家であるイアン・マルコム博士らを招待します。しかし、パークのシステムに不具合が生じ、恐竜たちが檻から脱走してしまい、人間たちは命をかけたサバイバルを強いられることになります。


監督

スティーヴン・スピルバーグ
アメリカの映画監督、プロデューサー、脚本家。彼は「ジョーズ」「E.T.」「インディ・ジョーンズ」など、多くのヒット作を手がけてきたハリウッドの巨匠です。スピルバーグの作品は、エンターテインメント性と技術的な革新が高く評価されており、「ジュラシック・パーク」でも最新のCG技術とアニマトロニクスを用いて恐竜をリアルに描き、映画史に残るビジュアルを生み出しました。

キャスト


ネタバレ

物語のクライマックスでは、パークの電源が復旧するも、猛獣ティラノサウルスがパーク内を自由に動き回る状態が続きます。生存者たちは命がけでティラノサウルスヴェロキラプトルから逃げ回り、最終的にはティラノサウルスヴェロキラプトルたちを攻撃することで、グラント博士たちは命からがら逃げ延びます。最後には、グラント博士たちが無事に島から脱出し、ハモンドはパークの閉鎖を決意するというエンディングを迎えます。


トリビア/雑学

  • 映画のベースとなったのは、マイケル・クライトンの同名小説「ジュラシック・パーク」です。スピルバーグがまだ小説が出版される前に、その映画化権を購入しました。
  • 映画に登場する恐竜の一部は、実際の科学的知識に基づかない点があるものの、CG技術とアニマトロニクスの革新的な使用によってリアルに描かれました。
  • 映画の成功により、続編や関連グッズが次々とリリースされ、恐竜ブームを巻き起こしました。

劇中歌

劇中歌として印象的なものはなく、ジョン・ウィリアムズによるオリジナルの映画音楽が中心です。この音楽は、映画の雰囲気を一層高める重要な要素となっており、「ジュラシック・パーク」のテーマ曲は非常に有名です。


レビュー

ジュラシック・パーク」は、視覚効果とスリル満点のストーリー展開が高く評価されています。観客や批評家からは、「恐竜が生き返ったかのようなリアリティが凄い」「スピルバーグ監督の手腕が光る作品」と絶賛されています。特に、ジョン・ウィリアムズによる音楽や、当時最先端の技術を駆使した恐竜の描写が高く評価されました。一方で、「キャラクターの深みがやや不足している」との批判もありましたが、全体的にはエンターテインメント性が非常に高く、映画史に残る作品として位置づけられています。

 

辛口感想

良い映画は、ちゃんと冒頭でどんな映画なのかを観客に伝えてくれます。
ジュラシックパークの冒頭なんて、一番いい例ですね。
ちゃんと観客の期待通りの作品であることを伝えてくれます。
ゲームディレクターの桜井政博氏のYouTubeチャンネルで一番最初にどんなゲームなのかプレイヤーに伝える。早くゲームをプレイさせるのが大切と解説されていますが、映画にも通じるところがあるのではないでしょうか?

子ども嫌いなグラント博士が子どもと冒険し心を通じあわせることで成長していう過程を描いていること。そこが観ていて楽しい、ワクワクするんですよね。
荒木飛呂彦氏が著書で物語が常に上に上がっていく要素が重要だと述べておりましたが、グラント博士の成長もまさにその上に上がっていく感覚で観客を楽しませてくれます。
そして、ここがジュラシックワールドとの決定的な違いです。
恐竜パニックで子どもを救出するというほぼ焼き直しのような内容のジュラシックワールドでしが、本質は全く違っていると思っていて、ジュラシックパークは子どもを救出するという展開からグラント博士の成長というものを描いているのに対し、ジュラシックワールドはただ、ジュラシックパークっぽく見せるためだけに子どもを救出するという演出をつけただけの内容になっています。
そこがジュラシックワールドジュラシックパークの越えられない壁の一つにもなっています。

恐竜パニックの中の主人公の成長という見事な掛け合いがこの作品を名作に押し上げています。