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映画名: リトル・シングス / The Little Things
ジャンル、公開日、制作国、上映時間
興行収入
- 興行収入: 約3,000万ドル
あらすじ
1990年代初頭のロサンゼルスを舞台にした犯罪スリラー映画。元LAPDの刑事で、現在は田舎の保安官代理を務めるジョー・“ディーク”・ディーコンは、小さな窃盗事件の証拠品を取りにロサンゼルスに戻るが、そこではかつて彼が追っていた連続殺人犯の事件が再び発生していた。ディークは、野心的な若手刑事ジム・バクスターと共にこの事件の捜査に協力することになる。二人は容疑者として不気味な人物アルバート・スパルマを浮上させるが、証拠が不十分で決定的な手がかりが得られない中、ディークの過去のトラウマが再び浮かび上がり、物語は予測不可能な展開を迎える。
監督
- 監督名: ジョン・リー・ハンコック
- 経歴: ジョン・リー・ハンコックはアメリカ出身の映画監督、脚本家、プロデューサー。彼は『サンドロット』や『ブラインド・サイド』などのヒューマンドラマで知られるが、サスペンスやスリラーの分野でも『セイビング・ミスター・バンクス』や『ハイウェイマン』などを手掛け、幅広いジャンルで活躍している。『リトル・シングス』は、彼が長年温めていた脚本を自ら監督した作品であり、彼のスリラー映画のスタイルを反映している。
キャスト
- ジョー・“ディーク”・ディーコン: デンゼル・ワシントン
- ジム・バクスター: ラミ・マレック
- アルバート・スパルマ: ジャレッド・レト
- フロー・ダンブラディー: ナタリー・モラレス
- カール・フォード: クリス・バウアー
ネタバレ
映画のクライマックスでは、バクスターはスパルマに自白させようとするが、スパルマは挑発的な態度を取り続ける。ついにバクスターはスパルマを殺害してしまうが、実際には彼が真犯人である証拠はなく、後悔と罪悪感に苛まれる。ディークはバクスターを守るため、スパルマが犯人だったかのように偽装し、真相を隠蔽する。ラストでは、ディークがバクスターに赤いヘアピンを送り、それが犠牲者のものかのように見せるが、実際にはそれが単なる別のものであり、事件の真相は不明なままとなる。映画は、二人の刑事が過去の失敗と現在の道徳的葛藤に直面しながら、苦悩する姿を描いて幕を閉じる。
トリビア/雑学
- 本作の脚本は1990年代初頭にジョン・リー・ハンコックによって書かれ、長らく映画化の機会を待っていた。
- ジャレッド・レトはこの映画で不気味な容疑者アルバート・スパルマ役を演じ、その役作りのために体重を増やし、奇妙な歩き方や声色を研究した。
- 映画のスタイルやテーマは、『セブン』や『ツイン・ピークス』のような90年代のサスペンス映画に影響を受けているとされる。
劇中歌
- ジョニー・キャッシュ - "I Wish I Was a Single Girl Again"
- ジョニー・キャッシュ - "I Can't Even Walk (Without You Holding My Hand)"
- ボビー・ペイジとアンティクス - "Angel Baby"
- ビル・マーチン & ヒズ・サンビームズ - "The Great Pretender"
- フレディ・フレッチャー - "Rooster Blues"
レビュー
『リトル・シングス』は、その暗く緊張感のある雰囲気や、デンゼル・ワシントン、ラミ・マレック、ジャレッド・レトの演技力が評価されました。ロッテントマトでは全体として中間評価の47%のスコアを獲得し、フィルマークスでも「90年代のサスペンス映画を思わせる作り」「キャストの演技が素晴らしいが、ストーリーの展開に物足りなさを感じた」といった声が多く見られます。特にジャレッド・レトの怪演が印象的とする意見が多い一方で、物語の結末があいまいで消化不良と感じる観客も多く、評価は分かれる結果となりました。