洋楽映画学ぶログ

洋楽、映画またそれに関連する情報を紹介するブログ

MENU

【映画レビュー/ネタバレあり】バード・ボックス / Bird Box【Netflix】

本サイトはアフェリエイト広告を利用しています。

 

 

バード・ボックス / Bird Box


ジャンル、公開日、制作国、上映時間


興行収入

  • Netflixオリジナル作品のため劇場公開はされていませんが、2018年公開後、最初の7日間で4,500万世帯以上が視聴したと報告されました。この数字は、Netflixの当時のオリジナル作品における記録的なもので、非常に話題となりました。

あらすじ

『バード・ボックス』は、見てはいけない"何か"が世界に広がり、人々が次々と自殺していくという黙示録的な世界を描いたサバイバルホラー映画です。生き残るために、人々は目隠しをして外界を避けなければなりません。
物語の中心となるのは、主人公マロリー(サンドラ・ブロック)が、二人の子供を連れて安全地帯を目指す旅です。彼女たちは、川を下り、絶えず外の脅威にさらされながらも、視覚を封じた状態で危険な冒険を続けます。ストーリーは現在と回想が交錯し、世界が崩壊する様子と、マロリーの強い母性が描かれています。


監督

  • 監督: スサンネ・ビア
    • デンマーク出身の映画監督で、国際的にも高く評価されています。彼女はこれまでに、デンマーク映画『未来を生きる君たちへ』(2010)でアカデミー賞外国語映画賞を受賞。また、彼女の作品は、強い人間ドラマや深い感情描写が特徴であり、サスペンスから社会派ドラマまで多岐にわたります。『バード・ボックス』では、心理的な緊張感と登場人物の内面的な葛藤を巧みに描いています。

キャスト


ネタバレ

映画のクライマックスでは、マロリーと子供たちが長い旅路の果てに、目隠しをしたまま川を下っていき、最終的に安全だと思われる場所にたどり着きます。その場所は、盲学校であり、ここでは視覚障害者たちが安全に暮らしていることがわかります。映画の最終シーンでは、彼女が目隠しを外し、安心した表情で子供たちと新しい生活を始める様子が描かれます。この結末は、希望の兆しとともに、彼女が長く続けてきた苦悩とサバイバルの終わりを意味しています。


トリビア/雑学

  • 本作は、ジョシュ・マレルマンの同名小説が原作となっています。
  • Netflix公開直後、映画のシーンを真似て目隠しをしたまま様々なチャレンジをする「バード・ボックス・チャレンジ」がインターネットで広まりましたが、Netflixは危険であるとして警告を発表しています。
  • サンドラ・ブロックは、撮影中に実際に目隠しをして動き回るシーンに取り組んでおり、リアルな緊張感を表現しています。

劇中歌

映画は極端に劇中歌やBGMを使用しておらず、その静けさが物語の不安感や緊張感を強調しています。しかし、エンディングでは以下の曲が使用されています。


レビュー

『バード・ボックス』は、サンドラ・ブロックの演技と、映画全体の緊迫感あふれる展開が評価されました。Rotten Tomatoesでは63%の評価を得ており、批評家からは「ミステリアスなプロットとブロックの力強い演技が作品を引き立てている」と賞賛されています。一方で、いくつかの批評では、映画の後半部分にやや失速感があるとの指摘もありました。視聴者からは「見えない恐怖に対する緊張感がリアルで、最後まで目が離せない」と好評を得ていますが、「細部の説明不足や、キャラクターの行動に対する理解が難しい」という意見も見られました。