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【全歌詞和訳】Jason Mraz-I'm Yours【洋楽2008年】

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「I'm Yours」は、アメリカのシンガーソングライター、ジェイソン・ムラーズが2008年にリリースした楽曲で、彼の代表作の一つとして広く知られています。この曲は、彼の3枚目のスタジオアルバム『We Sing. We Dance. We Steal Things.』に収録され、シングルとしても発売されました。


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和訳

Well, you done, done me in, you bet I felt it
I tried to be chill, but you're so hot that I melted
I fell right through the cracks
Now I'm trying to get back

そう、君は僕を完全にやっつけたね、間違いないよ、僕もそれを感じた
冷静でいようとしたけど、君があまりにも魅力的で僕は溶けてしまったんだ
僕は隙間に落ち込んでしまった
今、そこから抜け出そうとしているんだ

単語:
done: 「終わった」「やった」。
bet: 「確信している」「間違いない」。
felt: feel(感じる)の過去形。「感じた」。
chill: 「冷静」「落ち着いている」。
hot: 「熱い」や「魅力的な」という意味。ここでは後者のニュアンス。
melted: melt(溶ける)の過去形。「溶けた」という意味で、比喩的に心を奪われる様子を表している。
fell: fall(落ちる)の過去形。「落ちた」。
cracks: 「ひび割れ」や「隙間」。ここでは人生の困難や失敗を象徴している。
trying: try(試みる)の進行形。「努力している」「挑戦している」という意味。
get back: 「取り戻す」「戻る」という意味。

イディオム:
done me in: 「僕をやっつけた」「参らせた」という意味のカジュアルな表現。
you bet: 「確かにその通り」「間違いない」という意味で、強い同意や確信を表す。
fell right through the cracks: 「完全に隙間に落ちた」という表現で、失敗や困難に陥った様子を示す。
trying to get back: 「取り戻そうとしている」という表現で、失ったものを再び手に入れようとする努力を示す

 
Before the cool done run out, I'll be givin' it my bestest
And nothing's gonna stop me but divine intervention
I reckon it's again my turn
To win some or learn some

冷たさが消えてしまう前に、僕は全力を尽くすつもりだ
そして神の手以外では、何も僕を止められない
また僕の番が来たみたいだ
少し勝つか、それとも少し学ぶか、どちらかのね

単語:
cool: 「冷たさ」「涼しさ」。ここでは時間の余裕や冷静さを指している可能性がある。
done run out: 「すっかり無くなった」というニュアンス。「完全に使い切る」という表現。
reckon: 「思う」「推測する」。カジュアルな表現。
turn: 「順番」「番」。
win: 「勝つ」。
learn: 「学ぶ」。

イディオム:
done run out: 「完全に尽きた」という表現で、時間やリソースが無くなる様子を表している。
givin' it my bestest: 正確には文法的ではないが、「全力を尽くす」を強調的に言った形。親しみやカジュアルさを含む。
nothing's gonna stop me: 「何も僕を止められない」という強い決意の表現。
divine intervention: 「神の介入」というフレーズで、状況を変える力が運命や神に依存していることを意味する。
win some or learn some: 「少し勝つか、少し学ぶか」という表現。どちらの結果になっても価値があるという前向きなニュアンスが込められている。

 
But I won't hesitate no more, no more
It cannot wait, I'm yours

でももうためらったりしない
もうこれ以上は待てないんだ
僕は君のものだから

単語:
won't: 「~しないつもりだ」の短縮形。未来における意志を示す。
hesitate: 「ためらう」「躊躇する」。行動や決断を先延ばしにすること。
cannot: 「~できない」。否定的な可能性や能力を表す。
wait: 「待つ」。何かを期待しながら時間を過ごすこと。

イディオム:
I won't hesitate: 「ためらわない」という意志を強調した表現。
no more, no more: 繰り返しによる強調で、「これ以上は絶対にしない」というニュアンスを込めている。
It cannot wait: 「それは待てない」という表現で、行動の緊急性や強い感情を示す。
I'm yours: 「僕は君のものだ」というシンプルで強い愛の表現。愛や献身の意思を表している。

 
Well, open up your mind and see like me
Open up your plans and, damn, you're free
Look into your heart, and you'll find love, love, love, love
Listen to the music of the moment people dance and sing
We're just one big family
And it's our godforsaken right to be loved, loved, loved, loved, loved

そうさ、心を開いて僕のように見てごらん
自分の計画も解き放ってみて、ほら、自由になれるよ
心を覗いてみれば、そこには愛がある、愛、愛、愛がね
その瞬間の音楽に耳を傾けて、人々が踊って歌うのを感じてみよう
僕たちは一つの大きな家族なんだ
そして、愛されることは僕たちに与えられた当然の権利なんだよ、愛、愛、愛、愛されることが

単語:
mind: 「心」「意識」。考え方や思考を表す。
plans: 「計画」「予定」。ここでは自分の思い描く未来や制約のことを指している。
damn: 口語で「ほら」「まったく」などの強調表現。カジュアルなニュアンス。
free: 「自由な」「束縛のない」。精神的な解放を指している。
find: 「見つける」「気付く」。探していたものに気づくこと。
love: 「愛」。ここでは繰り返し使われることで感情の深さを強調している。
moment: 「瞬間」。特定の時間のこと。
family: 「家族」。ここでは人類全体を指している比喩的な表現。
godforsaken: 「見捨てられた」という意味もあるが、ここでは「神から与えられた」の皮肉的なニュアンスで使われている可能性が高い。
right: 「権利」。ここでは愛される権利を指している。

イディオム:
open up your mind: 「心を開く」という表現で、新しい考え方や可能性を受け入れることを示している。
open up your plans: 「計画を解き放つ」という表現で、自分を縛っている枠組みから自由になることを意味している。
look into your heart: 「自分の心を見つめる」という表現で、感情や本当の気持ちを探ることを指す。
music of the moment: 「その瞬間の音楽」という表現で、今この瞬間を楽しむことの象徴。
we're just one big family: 「私たちは一つの大きな家族」という表現で、人類全体が繋がっているというメッセージを伝えている。
godforsaken right: 「愛される権利」という強い主張。ここでは「神から与えられた権利」というニュアンスで皮肉的に使われている。

 
So I won't hesitate no more, no more
It cannot wait, I'm sure
There's no need to complicate, our time is short
This is our fate, I'm yours

だから、僕はもうためらったりしない
もうこれ以上待てないんだ、確信しているよ
複雑にする必要なんてない、僕たちの時間は短いから
これは僕たちの運命なんだ、僕は君のもの
 

Do, do, do, do you
But do you, do you, do, do
But do you want to come on?
Scooch on over closer, dear
And I will nibble your ear

ねえ、ねえ、君はどう思う?
君もそうしたい?一緒に来ないかい?
もう少しこっちに寄ってきて、愛しい人
そしたら僕が君の耳にそっと触れてあげるよ

単語:
want: 「~を望む」「欲しい」。ここでは「来たいと思う?」というニュアンス。
come on: 「おいでよ」「行こう」というカジュアルな誘いの表現。
scooch: 口語で「少し動く」「少しずれる」という意味。特に狭いスペースで体を寄せることを指す。
over: 「こちらへ」「近くに」。動作や方向を表す。
closer: 「もっと近くに」という意味。
dear: 「愛しい人」「親愛なる」という呼びかけの言葉。
nibble: 「軽く噛む」「そっと触れる」という意味。優しさや親密さを表現する行動。
ear: 「耳」。身体の一部を指す。

イディオム:
do you?: 「君はどう思う?」や「君もそうしたい?」というニュアンスの疑問形。繰り返しが相手への意識を強調している。
come on: 「さあ来て」「一緒にやろう」というカジュアルな誘いの表現。
scooch on over closer: 「もっとこっちに寄って」という親密なお願い。特に距離を縮めたい気持ちを伝えている。
nibble your ear: 「耳にそっと触れる」という行動で、甘い仕草やロマンチックな意味合いを持つ表現。

 
I've been spending way too long checking my tongue in the mirror
And bending over backwards just to try to see it clearer
But my breath fogged up the glass
And so I drew a new face and I laughed

僕はずいぶん長い時間を鏡で自分の舌を見つめることに費やしてきた
そして、もっとはっきり見えるようにと無理な姿勢を取ってみたりもした
でも息でガラスが曇ってしまって
だから新しい顔を描いて、笑ったんだ

単語:
spending: spend(費やす)の進行形。「時間やお金を使う」という意味。ここでは「時間を費やす」。
way too long: 「あまりにも長い時間」という表現。過剰な程度を示している。
checking: check(確認する)の進行形。「確認する」「調べる」という意味。
tongue: 「舌」。身体の部位を指す。
mirror: 「鏡」。反射して自分を見るためのもの。
clearer: clear(はっきりした)の比較級。「もっとはっきりと」という意味。
breath: 「息」。呼吸による空気を指す。
fogged up: 「曇らせた」「曇った」という意味。
glass: 「ガラス」「鏡」の一部を指している。
drew: draw(描く)の過去形。「描いた」「線を引いた」という意味。
face: 「顔」。ここでは鏡に描いた顔を指す。
laughed: laugh(笑う)の過去形。「笑った」という意味。

イディオム:
way too long: 「あまりにも長い時間」という表現で、時間の長さに対する不満や驚きを強調している。
bending over backwards: 「無理をして努力する」という比喩的な意味を持つ表現。ここでは物理的な動きと合わせて使われている。
fogged up the glass: 「ガラスを曇らせた」という表現で、曇りによって視界が妨げられることを示している。
drew a new face: 「新しい顔を描いた」という表現で、気分を変えるための遊び心を表している。

 
I guess what I'll be saying is there ain't no better reason
To rid yourself of vanities and just go with the seasons
It's what we aim to do
Our name is our virtue

僕が言いたいのは、これ以上の理由なんてないってことさ
虚栄心を捨てて、季節の流れに身を任せればいいんだ

それが僕たちの目指すこと
僕たちの名前こそが僕たちの美徳なんだよ

単語:
guess: 「思う」「推測する」。確信はないがそう考えるときに使う。
saying: say(言う)の進行形。「言っている」という状態を表す。
ain't: 口語で「~ではない」という否定の表現。特にカジュアルな言い方で使われる。
better reason: 「より良い理由」。比較して「これ以上の理由はない」という意味を含む。
rid: 「取り除く」「捨てる」。ここでは心の中の不要なものを取り除くことを指す。
vanities: vanity(虚栄心、うぬぼれ)の複数形。表面的な自尊心や見栄のこと。
seasons: 「季節」。自然や人生の周期を象徴している。
aim: 「目指す」「狙う」。目的や意図を表す。
virtue: 「美徳」「道徳的な価値」。人としての良い性質を指す。

イディオム:
there ain't no better reason: 「これ以上の理由はない」という強調表現。
rid yourself of vanities: 「虚栄心を捨てる」という表現で、不要な感情や態度を手放すことを意味する。
go with the seasons: 「季節の流れに身を任せる」という比喩表現で、自然な流れに従うことを指している。
our name is our virtue: 「僕たちの名前が僕たちの美徳」という表現で、自分たちの本質や使命を表現している。

 
But I won't hesitate no more, no more
It cannot wait, I'm yours
でももうためらったりしない
もうこれ以上は待てないんだ
僕は君のものだから
 
Open up your mind and see like me
Open up your plans and, damn, you're free
Look into your heart, and you'll find that the sky is yours
So please don't, please don't, please don't
There's no need to complicate
'Cause our time is short
This, oh, this, oh, this is our fate
I'm yours

心を開いて、僕のように見てごらん
自分の計画も解き放てば、ほら、自由になれるんだ
心を覗いてみれば、空が君のものだと気付くはずさ

だから、どうか、どうかやめておくれ
複雑にする必要なんてないんだ
だって僕たちの時間は短いから
これは、そう、これは僕たちの運命なんだ
僕は君のものだよ

単語:
plans: 「計画」「予定」。未来に対する行動の枠組みや設計。
damn: 「ほら」「本当に」という強調の言葉。親しみや驚きを込めた表現。
free: 「自由な」「束縛のない」。ここでは精神的な解放を指している。
heart: 「心」「感情」。感覚や愛情の源を指す。
sky: 「空」。比喩的に、自由や無限の可能性を象徴する。
yours: 「君のもの」。所有や帰属を示す。
complicate: 「複雑にする」「ややこしくする」。問題や状況を難しくすること。
'cause: because(なぜなら)の短縮形。「~だから」という意味。
fate: 「運命」。避けられない出来事や人生の方向性を指す。

イディオム:
the sky is yours: 「空が君のもの」という比喩的な表現で、自由や可能性が無限であることを示している。
there's no need to complicate: 「複雑にする必要はない」というシンプルな考え方を促す表現。
this is our fate: 「これは僕たちの運命」という表現で、運命を受け入れる覚悟や信念を示している。

 
Oh, I'm yours
Oh, I'm yours
Oh, whoa-oh
Baby, do believe I'm yours
You best believe, you best believe I'm yours

Oh、僕は君のものだよ
Oh、僕は君のものなんだ
Oh、Whoa-oh
愛しい君、本当に僕は君のものなんだよ
信じてほしい、信じてくれ、僕は君のものなんだ

単語:
oh: 感嘆詞。「ああ」「おお」という感情の高まりを表す言葉。
I'm yours: 「僕は君のものだ」というフレーズで、愛や献身を表現する。
whoa-oh: 感情の高まりを音で表した言葉。「わあ」「おお」というニュアンス。
baby: 「愛しい人」「君」という親しい呼びかけ。恋人や大切な人への愛情を込めた表現。
do believe: 強調表現。「本当に信じてほしい」というニュアンスを持つ。
you best believe: 「信じるのがいい」「信じた方がいい」というカジュアルで強調的な表現。

イディオム:
do believe: 「本当に信じてほしい」という意味で、強い主張や感情を込めた言い方。
you best believe: 「絶対に信じてほしい」という強調的な表現で、相手に確信を促すニュアンスが含まれる。

曲の紹介

「I'm Yours」は、軽快なアコースティックギターのリズムと、ジェイソン・ムラーズの柔らかなボーカルが特徴のポップソングです。レゲエやフォークの要素を取り入れたこの曲は、リラックスした雰囲気と前向きなメッセージで、多くのリスナーの心を掴みました。特にサビの「I'm yours(僕は君のもの)」というフレーズは、シンプルながらも強い印象を与えます。

どういう曲なの?

この曲は、Bメジャーのキーで書かれた4/4拍子の楽曲で、テンポは約76 BPMと比較的ゆったりしています。アコースティックギターを中心に、ウクレレやパーカッションが加わり、温かみのあるサウンドを作り出しています。ムラーズのスムーズなボーカルと、バックグラウンドでのコーラスが調和し、心地よい聴き心地を提供します。

この曲の伝えたいことは?

歌詞は、自己の解放や愛の受け入れをテーマにしています。「もう迷わない、僕は君のものだ」と繰り返されるフレーズは、愛に対する確信や、心を開いて自由になることの重要性を伝えています。また、「心を開いて、自分の計画を見直して、自由になろう」といった表現からは、自己受容や他者とのつながりを大切にするメッセージが感じられます。

こんな人におすすめ

  • リラックスしたアコースティックサウンドが好きな人
  • ポジティブで前向きな歌詞に共感する人
  • ジェイソン・ムラーズの他の楽曲を楽しんでいる人
  • レゲエやフォークの要素を取り入れたポップソングを探している人
  • 愛や自己受容に関するメッセージ性のある曲を求めている人

収録アルバム情報

「I'm Yours」は、ジェイソン・ムラーズの3枚目のスタジオアルバム『We Sing. We Dance. We Steal Things.』に収録されています。このアルバムは2008年5月にリリースされ、全米アルバムチャートで初登場3位を記録しました。アルバム全体を通して、ムラーズの多彩な音楽性とポジティブなメッセージが表現されています。

時代背景と文化

2008年当時、音楽業界ではデジタル配信やストリーミングサービスの普及が進み、多様なジャンルの音楽がグローバルに広がっていました。「I'm Yours」は、そのシンプルで心地よいサウンドと普遍的なテーマから、多くの国でヒットし、ジェイソン・ムラーズの国際的な知名度を高めました。また、この曲は76週間にわたりビルボードホット100チャートにランクインし、当時の最長記録を樹立しました。

制作秘話

「I'm Yours」は、もともとジェイソン・ムラーズが2004年から2005年にかけてのツアー中に演奏していた楽曲でした。当初、彼はこの曲を「可愛らしく、新鮮で、少し子供っぽい」と感じており、正式なリリースを考えていませんでした。しかし、ライブでの観客の反応が非常に良かったため、正式に録音し、アルバムに収録することを決めました。

雑学、トリビア

  • 「I'm Yours」は、第51回グラミー賞で「年間最優秀楽曲」と「最優秀男性ポップボーカルパフォーマンス」にノミネートされました。

  • この曲は、世界中で200万枚以上の売上を記録し、20以上の国でプラチナまたはマルチプラチナ認定を受けています。

  • ミュージックビデオは、自然の中でリラックスするジェイソン・ムラーズの姿が描かれており、曲の雰囲気とマッチしています。

  • 「I'm Yours」は、CMやテレビ番組、映画などで多く使用され、その知名度をさらに高めました。

まとめ

「I'm Yours」は、ジェイソン・ムラーズの代表作として、多くの人々に愛され続けている楽曲です。そのシンプルで心地よいメロディーと、愛や自己受容をテーマにしたポジティブな歌詞は、聴く人に癒しと元気を与えてくれます。リリースから年月が経った現在でも、その魅力は色あせることなく、多くのファンに支持されています。