英語音楽学ぶログ

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beatlesの曲から作詞と英語を勉強しよう:「Little Child」

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  1. 曲の説明

    ビートルズの2作目のアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』に収録された「リトル・チャイルド」は、ジョン・レノンポール・マッカートニーが共作したロックンロール調の曲です。この曲は、当初はドラマーのリンゴ・スターのために書かれたものでしたが、スターは別の曲「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」を歌うことになりました。レノンとマッカートニーは、この曲を「急ごしらえで書いた」「ただの仕事だった」と語っており、あまり気に入っていなかったようです。

    しかし、この曲には興味深いエピソードやトリビアがあります。例えば、マッカートニーは、サビの「I'm so sad and lonely」というフレーズが、イギリスの歌手エルトン・ヘイズの曲「Whistle My Love」から引用したことを認めています。また、「sad and lonely」という言葉は、レノン=マッカートニーがビリー・J・クレイマー&ザ・ダコタスに提供した曲「Bad to Me」や、ビートルズがカバーした曲「Act Naturally」にも登場します。

    この曲は、1963年9月と10月にEMIレコーディング・スタジオで3回にわたって録音されました。レノンはボーカルとハーモニカを担当し、マッカートニーはボーカルとピアノとベースを担当しました。ジョージ・ハリスンリードギターを弾き、スターはドラムを叩きました。レコーディング中には、レノンがハーモニカを吹きすぎて口が痛くなったり、マッカートニーがピアノの音を聞き間違えて歌詞を間違えたりする場面もありました。

    この曲は、ステレオ・ミックスでは、ハーモニカのソロが左右にパンするアレンジになっています。また、ソロは12小節ブルース形式に従っています。この曲は、アメリカでは1964年に発売されたキャピトル編集盤『ミート・ザ・ビートルズ』にも収録されました。

    音楽評論家のリッチー・アンターバーガーは、「アルバムの中でも垢抜けない印象の薄い曲の1つかもしれないが、それでもかなり良く出来ている」「天才的な作品ではないかもしれないが、ロックンロールの面白みが凝縮されていて、ビートルズの最も陽気でハッピーな面を表現した曲としては、あまり他に見られない」と評しています。

    この曲は、後にいくつかのアーティストによってカバーされました。例えば、スミザリーンズやレックレス・エリックなどがこの曲を取り上げました。また、テレビドラマ『CHiPs』のエピソード「Battle of the Bands」では、架空のバンド・スノー・ピンクがこの曲を演奏しました。

    「リトル・チャイルド」は、ビートルズの初期の作品の中でも、あまり注目されない曲かもしれませんが、その裏には彼らの音楽的な探求や創造性が隠されているのです。この曲を聴いてみると、ビートルズの魅力に気づくかもしれません。

     

  2. 歌詞
    Little Child
    作詞者    レノン=マッカートニー
    作曲者    レノン=マッカートニー

    Little child, little child
    Little child, won't you dance with me?
    I'm so sad and lonely
    Baby, take a chance with me

    Little child, little child
    Little child, won't you dance with me?
    I'm so sad and lonely
    Baby, take a chance with me

    If you want someone to make you feel so fine
    Then we'll have some fun when you're mine, all mine
    So come on, come on, come on

    Little child, little child
    Little child, won't you dance with me?
    I'm so sad and lonely
    Baby, take a chance with me

    When you're by my side, you're the only one
    Don't you run and hide, just come on, come on
    So come on, come on, come on

    Little child, little child
    Little child, won't you dance with me?
    I'm so sad and lonely
    Baby, take a chance with me

    If you want someone to make you feel so fine
    Then we'll have some fun when you're mine, all mine
    So come on, come on, come on

    Little child, little child
    Little child, won't you dance with me?
    I'm so sad and lonely
    Baby, take a chance with me

    Hey

     

  3. 日本語訳

    little child、little child
    little child、僕と踊ってくれないか?
    僕はとても悲しくて孤独だ
    baby、私と一緒に試してみよう

    little child、little child
    little child、僕と踊ってくれないか?
    僕はとても悲しくて孤独だ
    baby、私と一緒に試してみよう

    盛り上げてくれる人を探しているなら
    それなら僕と付き合ってくれたら、全て委ねてくれたら、君を盛り上げるよ
    So come on, come on, come on

    little child、little child
    little child、僕と踊ってくれないか?
    僕はとても悲しくて孤独だ
    baby、私と一緒に試してみよう

    君が僕のそばにいる時、君は唯一の人
    逃げたり隠れたりしないで、just come on, come on
    So come on, come on, come on

    little child、little child
    little child、私と踊ってくれないか?
    私はとても悲しくて孤独なんだ
    baby、私と一緒にチャンスをつかんでみないか?

    誰かが君をとても良くして欲しいなら
    君が僕のものになったら楽しい時間を過ごそう
    So come on, come on, come on

    little child、little child
    little child、私と踊ってくれないか?
    私はとても悲しくて孤独なんだ
    baby、私と一緒にチャンスをつかんでみないか?


     

  4. 文法の解説

    Little child, won't you dance with me?
    「Little child」は「小さな子」という意味です。これは親しみを込めて相手を呼ぶ言い方で、必ずしも年齢が小さいというわけではありません。
    「won't」は「will not」の短縮形で、「〜しない」という意味の未来否定です。しかし、この文では「won't you...」という形になっていて、これは丁寧な依頼や提案を表しています。英語では、「will you...」または「won't you...」を使って、礼儀正しく誰かに何かをお願いすることがよくあります。
    「dance with me」は「私と踊る」という意味です。「with」は「〜と一緒に」という意味で使われています。そして、「dance」は動詞で、踊るという行為を表します。

    I'm so sad and lonely
    「so」は「とても」または「非常に」を意味する副詞です。これにより、次に来る形容詞(この場合は「sad」)の程度を強調しています。
    「sad」は「悲しい」という意味の形容詞です。
    「and」は「そして」または「および」を意味する接続詞で、2つ以上の言葉やフレーズを結びつけます。
    「lonely」は「寂しい」を意味する形容詞です。

    Baby, take a chance with me
    「Baby」は愛称で、恋人や親しい人に対して使われることが多く、「ベイビー」という感じで親しみを込めて呼ぶことがあります。
    「take」は「取る」の基本的な意味ですが、この文脈では「(機会を)つかむ」という意味で使われています。
    「a chance」は「一つのチャンス」または「機会」を意味します。
    「with」は「~と一緒に」や「~と共に」を意味する前置詞です。
    「me」は「私」を意味する代名詞です。

    If you want someone to make you feel so fine
    「If」は「もし」または「もしなら」という意味の接続詞で、条件を示します。
    「you」は「あなた」を意味する代名詞です。
    「want」は「欲しい」という意味の動詞で、この文脈では「望む」または「求める」という意味になります。
    「someone」は「誰か」を意味します。
    「to make」は「~をさせる」という意味の表現で、何かを実行するために使われます。
    「feel」は「感じる」を意味する動詞です。
    「so fine」は「とても良い」や「素晴らしい」などの意味で、非常にポジティブな感情を表します。

    Then we'll have some fun when you're mine, all mine
    「Then」は「それから」または「そうしたら」という意味の接続詞で、次に何が起こるかを示します。
    「we'll」は「we will」の短縮形で、「私たちは~するつもりだ」または「私たちは~するでしょう」という意味です。
    「have some fun」は「楽しむ」という意味のフレーズで、楽しい時間を過ごすことを示しています。
    「when」は「~の時」を意味する接続詞です。
    「you're」は「you are」の短縮形で、「あなたは」という意味です。
    「mine」は「私のもの」という意味で、所有を示します。
    「all mine」は「すっかり私のもの」という意味で、完全な所有または独占を強調しています。

    When you're by my side, you're the only one
    「When」は「~の時」を意味する接続詞です。
    「you're」は「you are」の短縮形で、「あなたは」という意味です。
    「by my side」は「私のそばに」という意味のフレーズで、物理的な近さや、感情的な支え・同意を示すことがあります。
    「the only one」は「唯一無二の存在」や「他にはいない大切な人」などという意味で、特別さや重要性を強調しています。

     

  5. 感想
    little childという表現に海外にもなにか世界共通のロリコン精神的なものを感じる