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【全歌詞和訳】Shakira-Waka Waka【洋楽2010年】

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「Waka Waka (This Time for Africa)」は、コロンビア出身の歌手シャキーラが2010年にリリースした楽曲で、南アフリカのバンドFreshlygroundとの共演作です。この曲は、2010年に南アフリカで開催されたFIFAワールドカップの公式ソングとして制作されました。リリース日は2010年5月7日で、Epic Recordsから発売されました。この楽曲は、スポーツの情熱を表現しつつ、アフリカ大陸の文化や精神を祝福する内容となっています。


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和訳

You're a good soldier, choosing your battles
Pick yourself up and dust yourself off, get back in the saddle
You're on the frontline, everyone's watching
You know it's serious, we're getting closer, this isn't over

君は立派な戦士だ、自分の戦いを選んでいる
立ち上がって、ほこりを払い落として、また馬に乗るんだ
君は最前線にいる、みんなが君を見ている
これが重大なことだと分かっているだろう、状況は緊迫していて、まだ終わっていないんだ

単語:
pick yourself up: 「立ち上がる」「自分を立て直す」。困難や失敗から回復することを指す。
dust yourself off: 「ほこりを払う」。転んだり倒れたりした後、自分を整えること。
get back in the saddle: 「また馬に乗る」。一度失敗したり挫折した後、再び挑むことを意味するイディオム。
frontline: 「最前線」。戦場の前線や、比喩的に最も重要な場所を指す。
serious: 「重大な」「深刻な」。状況の緊迫感を表現している。
closer: 「より近づいている」。物理的または状況的に接近していること。
this isn't over: 「これはまだ終わっていない」。何かが続いていることを示すフレーズ。

イディオム:
choosing your battles: 「自分の戦いを選ぶ」。リソースを賢く使うために、取り組む課題を選択する重要性を示すフレーズ。
pick yourself up and dust yourself off: 「立ち上がり、ほこりを払う」。挫折や失敗の後に再起することを表現する。
get back in the saddle: 「また馬に乗る」。困難を乗り越えて再挑戦することを意味するポジティブな表現。

 
The pressure's on, you feel it
But you got it all, believe it
When you fall get up, oh, oh
And if you fall get up, eh, eh
Tsamina mina zangalewa 'cause this is Africa

プレッシャーがかかっている、君もそれを感じている
でも君には全てが備わっている、信じて
もし倒れても、立ち上がるんだ、オー、オー
また倒れても、立ち上がるんだ、エー、エー
ツァミナ・ミナ・ザンガレワ、だってここはアフリカだから

単語:
pressure's on: 「プレッシャーがかかっている」。状況が緊迫していることを意味する。
feel it: 「それを感じる」。プレッシャーや緊張感を自覚すること。
fall: 「倒れる」「落ちる」。ここでは失敗や挫折を指す。
get up: 「立ち上がる」。比喩的に困難を乗り越えることを意味する。
Tsamina mina zangalewa: このフレーズはカメルーンの軍歌に由来するもので、具体的な意味は文脈や解釈によるが、「さあ行こう!」や「進め!」といった応援のニュアンスがある。
Africa: 「アフリカ」。この歌では、地域の活力やエネルギーを象徴している。
イディオム:
pressure's on, you feel it: 「プレッシャーがかかっている、それを感じている」。緊迫感を表現する直接的なフレーズ。
you got it all, believe it: 「君には全てが備わっている、それを信じて」。自己肯定感を高めるための激励表現。
when you fall get up: 「倒れたら立ち上がる」。逆境に屈せず立ち直ることを奨励する表現。
Tsamina mina zangalewa: 特定の意味はないが、活力を引き出し、団結や勇気を呼びかける象徴的なフレーズ。

 
Tsamina mina, eh, eh
Waka waka, eh, eh
Tsamina mina zangalewa
This time for Africa

ツァミナ・ミナ、エー、エー
ワカ・ワカ、エー、エー
ツァミナ・ミナ・ザンガレワ
今こそアフリカの時

単語:
Tsamina mina: アフリカの言語や文化に由来するフレーズ。明確な翻訳は難しいが、士気を高めたり、進むことを促す意味合いがある。
Waka waka: 「行け!」「やれ!」といった意味を持つ表現。活力や行動を奨励するニュアンスがある。
zangalewa: カメルーンの軍歌から来ており、「リーダーを讃える」や「励ます」という意味が含まれていると言われる。
this time for Africa: 「今こそアフリカの時」。アフリカの力や誇りを強調する表現。
イディオム:
Tsamina mina, eh, eh: 音楽的リズムや雰囲気を盛り上げるフレーズで、特定の意味を持たない場合もある。
Waka waka, eh, eh: 「やろう」「進もう」といった行動の呼びかけを表現するフレーズ。
this time for Africa: 「今こそアフリカの時」。アフリカの団結や力を強調し、地域の誇りを鼓舞するメッセージ性が強い。

 
Listen to your God, this is our motto
Your time to shine, don't wait in line, y vamos por todo
People are raising their expectations
Go on and feed them, this is your moment, no hesitations

神の声に耳を傾けて、これが私たちのモットー
今こそ輝くとき、列に並んで待たずに、さあ全てを目指そう
人々は期待を高めている
それに応えて進むんだ、これが君の瞬間だ、ためらわずに

単語:
listen to your God: 「自分の神に耳を傾ける」。信仰心や内なる声に従うことを指している。
motto: 「モットー」「信条」。行動や価値観の指針となる言葉。
time to shine: 「輝くとき」。成功や注目を浴びる瞬間を意味する。
wait in line: 「列に並ぶ」。比喩的に「順番を待つ」や「躊躇する」という意味も含む。
y vamos por todo: スペイン語で「そしてすべてを目指そう」「全力で行こう」という意味。
raising expectations: 「期待を高める」。他者の期待値が上がることを指す。
feed them: 「それに応える」。ここでは期待に応えるというニュアンス。
no hesitations: 「ためらいはない」。迷わず行動することを促している。
イディオム:
listen to your God: 「神の声に耳を傾ける」。自分の内なる信念や価値観に従うことを表す。
time to shine: 「輝く時」。自分の能力や才能を発揮する機会を表現する。
go on and feed them: 「進んでそれに応える」。他者の期待や需要に応える行動を表すフレーズ。
no hesitations: 「ためらわない」。即座に行動することを奨励するフレーズ。

 
Today's your day, I feel it
You paved the way, believe it
If you get down get up, oh, oh
When you get down get up, eh, eh
Tsamina mina zangalewa
This time for Africa

今日は君の日だよ、そう感じるんだ
君が道を切り開いたんだ、信じて
もし倒れても立ち上がるんだ、オー、オー
倒れたらまた立ち上がるんだ、エー、エー
ツァミナ・ミナ・ザンガレワ
今こそアフリカの時

単語:
today's your day: 「今日は君の日だ」。特別な瞬間や成功のチャンスを表す。
feel it: 「それを感じる」。強い確信や直感を示す表現。
paved the way: 「道を切り開いた」。成功や進展のための準備や基盤を作ることを意味する。
believe it: 「それを信じて」。自己肯定感や自信を促す言葉。
get down: 「倒れる」「落ち込む」。困難や挫折を表す表現。
get up: 「立ち上がる」。困難を乗り越えたり再挑戦することを意味する。
Tsamina mina zangalewa: カメルーンの軍歌から取られたフレーズで、具体的な意味は明確ではないが、「進め!」や「団結しよう!」のような応援のニュアンスがある。
this time for Africa: 「今こそアフリカの時」。アフリカの誇りや団結を示す強いメッセージ。
イディオム:
today's your day: 「今日は君の日」。特別なチャンスや成功の可能性を指すフレーズ。
paved the way: 「道を切り開いた」。先駆者的な行動や努力の結果を表す。
get down, get up: 「倒れても立ち上がる」。逆境に屈しない姿勢を示す表現。
this time for Africa: 「今こそアフリカの時」。地域の誇りや団結を称える象徴的なフレーズ。

 
Tsamina mina, eh, eh
Waka waka, eh, eh
Tsamina mina zangalewa, anawa-a-a
Tsamina mina, eh, eh
Waka waka, eh, eh
Tsamina mina zangalewa
This time for Africa
ツァミナ・ミナ、エー、エー
ワカ・ワカ、エー、エー
ツァミナ・ミナ・ザンガレワ、アナワ・ア・ア
ツァミナ・ミナ、エー、エー
ワカ・ワカ、エー、エー
ツァミナ・ミナ・ザンガレワ
今こそアフリカの時
 
Tsamina mina
Tsamina mina zangalewa
This time for Africa

ツァミナ・ミナ
ツァミナ・ミナ・ザンガレワ
今こそアフリカの時

 
Tsamina mina, eh, eh
Waka waka, eh, eh
Tsamina mina zangalewa anawa-a-a
Tsamina mina, eh, eh
Waka waka, eh, eh
Tsamina mina zangalewa
This time for Africa

ツァミナ・ミナ、エー、エー
ワカ・ワカ、エー、エー
ツァミナ・ミナ・ザンガレワ、アナワ・ア・ア
ツァミナ・ミナ、エー、エー
ワカ・ワカ、エー、エー
ツァミナ・ミナ・ザンガレワ
今こそアフリカの時

 
Tango, eh, eh
Tango, eh, eh
Tsamina mina zangalewa anawa-a-a
Tango, eh, eh
Tango, eh, eh
Tsamina mina zangalewa, anawa-a-a

タンゴ、エー、エー
タンゴ、エー、エー
ツァミナ・ミナ・ザンガレワ、アナワ・ア・ア
タンゴ、エー、エー
タンゴ、エー、エー
ツァミナ・ミナ・ザンガレワ、アナワ・ア・ア

 
This time for Africa
This time for Africa
We all Africa
We all Africa
今こそアフリカの時
今こそアフリカの時
私たちは皆アフリカ
私たちは皆アフリカ

 

曲の紹介

「Waka Waka」は、アフリカのリズムとラテンポップを融合させたエネルギッシュな楽曲です。この曲では、伝統的なアフリカの打楽器であるドゥンドゥンやジャンベが使用され、そのリズムが楽曲全体に活気を与えています。一方、ラテンポップの要素としては、シャキーラの情熱的なボーカルスタイルやスペイン語のフレーズが加わり、親しみやすいメロディが際立っています。これらの要素が調和することで、グローバルな魅力を持つ楽曲に仕上がっています。シャキーラの力強いボーカルと、伝統的なアフリカのビートが調和し、聴く者に元気を与えます。歌詞には、困難に直面しても立ち上がり、前進することの大切さが込められており、スポーツマンシップや団結の精神が強調されています。たとえば、「You're a fighter, you are strong(君は戦士で、強い)」というフレーズが繰り返され、聴衆に勇気を与えるメッセージが直接的に伝わります。また、「This is your moment, no hesitation(今が君の瞬間だ、ためらうな)」といった歌詞が、挑戦に挑む重要性を際立たせています。

特に注目されるのはサビ部分の「Tsamina mina zangalewa」というフレーズです。これはカメルーンのバンドGolden Soundsによる1986年の曲「Zangaléwa」から引用されたもので、もともとは兵士たちを鼓舞し、士気を高めるために使われていた楽曲です。このフレーズは、アフリカの労働者や兵士の間で広く親しまれており、彼らの団結心や苦難を乗り越える力を象徴しています。また、歌詞の中にはユーモアや皮肉が込められており、日常生活や社会の矛盾を歌う一面もあります。シャキーラはこの文化的な背景を尊重しながら、このフレーズを取り入れることで、楽曲に深い歴史的意義と力強いエネルギーを加えました。これはカメルーンのバンドGolden Soundsの1986年の曲「Zangaléwa」から引用されています。このフレーズはもともと、兵士たちを鼓舞するための楽曲に使われており、シャキーラはこのエネルギーを取り入れることで、ワールドカップの精神に合致する内容に仕上げました。さらに、楽曲全体を通じて、アフリカの文化的な豊かさが強調されています。

どういう曲なの?

この曲は、サッカーの試合に挑む選手たちの努力や、それを応援するファンの情熱とエネルギーを表現しています。アフリカの伝統的なリズムや言語を取り入れることで、開催地である南アフリカの文化を尊重し、世界中の人々が一体となって楽しむことを目的としています。また、歌詞にはスペイン語と英語が混在しており、シャキーラの多文化的な背景を反映しています。

この曲には、スポーツイベントにふさわしい高揚感とともに、地域文化への敬意が込められています。例えば、楽器編成には伝統的なアフリカの打楽器が使用されており、これがリズムに生命力を与えています。また、シャキーラとFreshlygroundのコラボレーションは、音楽的にも象徴的にも異文化の融合を表現しています。

この曲の伝えたいことは?

「Waka Waka」は、挑戦に直面しても諦めず、再び立ち上がることの重要性を伝えています。たとえば、歌詞の中で「Pick yourself up, dust yourself off, and get back in the saddle(立ち上がり、埃を払い、再び挑戦しよう)」と歌われる部分が、このメッセージを象徴しています。また、「This is your moment, no hesitation(今が君の瞬間だ、ためらうな)」というフレーズも、個人の努力とチャンスを掴む重要性を強調しています。スポーツにおける競争心やチームワーク、そして勝利への意志を称賛し、聴衆に勇気とモチベーションを与えるメッセージが込められています。このメッセージは、単にスポーツだけでなく、日常生活における困難に立ち向かう姿勢を奨励するものでもあります。

また、この楽曲を通じて、アフリカの文化や音楽を世界に紹介することにも成功しています。特に、「Waka Waka」という言葉自体が持つ力強い響きは、団結や活力を象徴しており、異なる背景を持つ人々が共に楽しむことの喜びを強調しています。この曲は、スポーツの祭典を超えて、異文化理解や共感のメッセージを広める役割も果たしています。

こんな人におすすめ

  • エネルギッシュでダンサブルな音楽を好む方

  • スポーツイベントや応援ソングが好きな方

  • アフリカの音楽や文化に興味がある方

  • シャキーラのファンやラテンポップを楽しみたい方

  • 勇気やモチベーションを与えてくれる楽曲を求めている方

制作秘話

「Waka Waka」は、カメルーンのバンドGolden Soundsの「Zangaléwa」をベースに制作されました。シャキーラは、この曲が持つエネルギーとリズムがワールドカップの精神に合致すると感じ、サンプリングを決定しました。制作過程では、南アフリカのバンドFreshlygroundとのコラボレーションが行われ、現地の音楽的要素をさらに強調しています。

レコーディングでは、アフリカの伝統楽器やモダンなビートを組み合わせることで、聴衆を引きつける独特なサウンドを作り上げました。また、振り付けの要素も重要視され、楽曲に合わせたダンスは多くの人々が真似して踊ることのできる簡単で魅力的なものに仕上げられています。

時代背景と文化

2010年のFIFAワールドカップは、アフリカ大陸で初めて開催された大会であり、南アフリカがホスト国を務めました。この大会は南アフリカの経済と文化を首とするグローバル化の証明となりました。もっとも、世界に向けて、この大会は南アフリカが文化的にユニークで気気とした地域であることを展示したものでした。この活動はスポーツを超え、文化を秀れさせる動力として世界人気を獲得しました。この歴史的なイベントは、アフリカの文化や音楽を世界に紹介する絶好の機会となりました。「Waka Waka」は、その公式ソングとして、アフリカのリズムや言語を取り入れ、世界中の人々が一体となって大会を祝う象徴的な楽曲となりました。

さらに、この曲はFIFAワールドカップの象徴的な瞬間だけでなく、文化的なアイデンティティや自尊心を祝うものとしても広く評価されました。アフリカの音楽的要素を取り入れることで、世界中のリスナーにアフリカの多様性と魅力を届ける役割を果たしました。

雑学、トリビア

  • 「Waka Waka」は、YouTubeでの再生回数が30億回を超えるなど、シャキーラの楽曲の中でも特に人気があります。

  • この曲の振付けは、サッカーファンやダンス愛好家の間で広まり、多くの人々が真似して踊りました。

  • 一部では、曲のサンプリング元に関する議論や、文化的要素の取り入れ方についての意見もありました。

まとめ

「Waka Waka (This Time for Africa)」は、スポーツの情熱とアフリカの文化を融合させた、エネルギッシュでインスピレーショナルな楽曲です。シャキーラの力強いボーカルとリズミカルなビートが融合し、聴く者に元気と勇気を与えます。2010年のFIFAワールドカップを象徴するこの曲は、今なお多くの人々に愛され、スポーツや音楽を通じて世界が一つになる喜びを思い起こさせてくれます。