アメリカ女性ボーカルグループthe marvelettesが発表した曲をThe Beatlesがカバー「Please Mr Postman」の和訳、文法解説をしていきます。
恋人からの手紙を待ちわびる女性の心情を歌った曲です。
Please Mister Postman (Remastered 2009) - YouTube
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曲について
「please mr postman」は、1961年にアメリカの女性ボーカルグループthe marvelettesが発表した曲で、モータウンの初の全米ナンバーワンヒットとなりました。この曲は、恋人からの手紙を待ちわびる女性の心情を歌ったポップなナンバーで、多くのアーティストにカバーされています。
その中でも、最も有名なカバーは、1963年にthe beatlesが発表したものでしょう。the beatlesは、この曲をライブでよく演奏しており、デビュー前に録音したデモテープにも収録されています。しかし、正式なレコーディングは、1963年9月11日に行われました。この日は、彼らのセカンドアルバム「with the beatles」のために6曲を録音するというハードなスケジュールでした。その中で、「please mr postman」は最後に録音されました。
レコーディングは、わずか9テイクで終了しましたが、その中でいくつかの面白いエピソードがあります。例えば、ジョン・レノンがリードボーカルを務めましたが、彼は歌詞を覚えていなかったため、手元に歌詞カードを置いて歌っています。そのため、歌詞カードをめくる音が録音に入ってしまっています。また、ポール・マッカートニーがバッキングボーカルで「deliver de letter, the sooner the better」と歌っていますが、これはオリジナルでは「deliver the letter, the sooner the better」と歌われているところです。ポールは、「de」を付けることでリズムを変えてみたのです。
さらに、「please mr postman」は、the beatlesがアメリカで初めて放送された番組「the ed sullivan show」で演奏した曲の一つでもあります。1964年2月16日に放送されたこの番組では、彼らは5曲を演奏しましたが、「please mr postman」はその中で最も視聴者の反応が良かったと言われています。この時のパフォーマンスは、彼らの若々しさとエネルギーに溢れており、アメリカの視聴者を魅了しました。
The Beatlesの和訳リストは以下
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歌詞
Wait, oh yes wait a minute mister postman
Wait, wait mister postmanMister postman look and see
Is there a letter in your bag for me
I been waiting a long long time
Since I heard from that girl of mineThere must be some word today
From my girlfriend so far away
Please mister postman look and see
If there's a letter, a letter for me
I been standing here waiting mister postman
So patiently
For just a card or just a letter
Saying she's returning home to meMister postman look and see
Is there a letter in your bag for me
I been waiting a long long time
Since I heard from that girl of mineSo many days you passed me by
See the tears standing in my eye
You didn't stop to make me feel better
By leaving me a card or a letterMister postman look and see
Is there a letter in your bag for me
I been waiting a long long time
Since I heard from that girl of mineYou gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
Wait a minute,wait a minute,oh yeah
You gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
Check it and see, one more time for me
You gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
Wait a minute, waite a minute, oh yeah
Mister Postman, oh yeah
Deliver the letter, the sooner the better
You gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
Wait a minute,wait a minute,oh yeah
You gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
You gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
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日本語訳
待って、oh yes、ちょっと待って、郵便屋さん
待って、待って、郵便屋さん郵便屋さん、ちゃんと確認してよ
かばんの中に僕の手紙があるかい?
ずっとずっと待ってるんだ
あの人から連絡があってから今日何か連絡があるはずさ
遠く離れたあの人から
お願い、郵便屋さん、見てみてよ
手紙があるか、私宛の手紙がここでずっと立って待ち続けるよ、郵便屋さん
辛抱強くね
ハガキでも手紙でもいいから
あの人が私のところに帰ってくるって言ってるのさ郵便屋さん、見てみてよ
あなたのかばんに私宛の手紙があるかい?
ずっとずっと長い間待ってるんだ
あの人から連絡があってからずっと何日も何日も私を通り過ぎていった
目に涙が溜まってるのを見て
手紙やハガキを残して、私を安心させてくれなかったんだ郵便屋さん、見てみてよ
あなたのかばんに私宛の手紙があるかい?
ずっとずっと長い間待ってるんだ
あの子から連絡があってからずっとYou gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
Wait a minute,wait a minute,oh yeah
You gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
もう一度確認してよ、私のために
You gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
Wait a minute, waite a minute, oh yeah
Mister Postman, oh yeah
手紙を届けて、早く届けて
You gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
Wait a minute,wait a minute,oh yeah
You gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
You gotta wait a minute,wait a minute,oh yeah
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文法の解説
Wait, oh yes wait a minute mister postman
Wait, wait mister postman
「Wait」は「待って」という意味で、ここでは郵便配達に一時停止してほしいと頼んでいるときに使われています。
「oh yes」は、強調や同意を表す間投詞で、この文では「待って」の言葉に強調を加えるために使われています。日本語では「ああ、そう」くらいの意味ですが、この文脈ではそれほど深い意味はなく、ただ感情を強調しているだけです。
「a minute」は「ちょっとした間」を意味します。英語ではしばしば「wait a minute」(ちょっと待って)というフレーズで使われます。
「mister postman」は「郵便配達さん」の意味です。「mister」は男性に対する敬称で、「postman」は郵便配達人を意味します。Mister postman look and see
「look」は「見る」という意味です。ここでは命令形として使われており、郵便配達人に対して、何かを見るようにと頼んでいます。
「and」は「そして」という意味ですが、この場合は単に2つの動作(look, see)を結びつけています。
「see」も「見る」または「確認する」という意味ですが、「look」に比べてもう少し注意深く何かを確認するニュアンスが含まれています。ここでも命令形で使われています。
全体として、この文は「郵便配達さん、見て確認してください」という意味になります。Is there a letter in your bag for me
「Is」 - これはbe動詞の三人称単数形です。質問文では、通常文の主語と動詞の位置が逆転します。この場合、「is」が文の先頭に来ています。
「a letter」 - 不定冠詞「a」が使われており、「letter」は「手紙」という意味の名詞です。不定冠詞は、特定されていないものを指す場合に使用されます。
「in your bag」 - 「in」は前置詞で、ここでは「~の中に」という意味です。「your bag」は「あなたのかばん」という意味で、所有を示しています。
「for me」 - 「for」は前置詞で、この文脈では「私のために」という意味です。「me」は「私」を意味する代名詞です。I been waiting a long long time
「been waiting」 - 「have been waiting」の「have」が省略されています。これは現在完了進行形で、過去のある時点から現在まで続いている行為を表します。ここでは「waiting」つまり「待っている」状態が続いていることを表しています。「a long long time」 - 「long」は「長い」という意味ですが、ここではそれが二回繰り返されて強調されています。 「a long long time」は「非常に長い時間」または「かなりの間」という意味で使われています。Since I heard from that girl of mine
「Since」 - 「since」は「...以来」という意味で使われる前置詞です。ある時点から現在までの期間を表すのに使います。
「heard」 - 「hear」の過去形で、「聞く」または「知る」という意味です。この文脈では、「(手紙や連絡などを)もらう」というニュアンスで使われています。
「from」 - 「from」は「...から」という意味の前置詞です。「hear from」はフレーズとして、「(人)から連絡をもらう」という意味でよく使われます。
「that girl of mine」 - 「that girl」は「その女の子」、「of mine」は「私の」という意味で、これらを合わせて「私のあの女の子」または「私の彼女」という意味になります。There must be some word today
「There」 - 文の始まりで何かが存在することを示唆する言葉です。
「must be」 - 「must」は必要性や確実性を示す助動詞で、「be」は「ある」を意味する動詞です。これらを組み合わせて、「~であるはずだ」や「間違いなく~だろう」という意味になります。
「some」 - 「いくらかの」または「少しの」という意味の不定量詞です。
「word」 - 「言葉」または「メッセージ」を意味する名詞です。この文脈では、「連絡」や「知らせ」の意味で使われている可能性が高いです。
「today」 - 「今日」という意味の副詞です。From my girlfriend so far away
「From」 - これは前置詞で、この文脈では「~から」を意味します。
「my」 - 所有代名詞で、「私の」を意味します。
「girlfriend」 - 「彼女」または「恋人」という意味の名詞です。
「so far away」 - これは副詞句で、「とても遠くに」を意味します。「so」は強調を示す言葉で、「far」は「遠く」、「away」は「離れて」という意味です。I been standing here waiting mister postman
「been」 - 「have been」の省略形で、「~していた」という進行形過去を示す助動詞の一部です。ただし、この歌詞では「have」が省略されており、非公式な表現になっています。
「standing」 - 「stand」の現在分詞形で、「立っている」という意味です。
「here」 - 副詞で、「ここ」を意味します。
「waiting」 - 「wait」の現在分詞形で、「待っている」という意味です。So patiently
「So」 - 副詞で、この文脈では「とても」または「非常に」という意味で使われています。「patiently」 - 「patient」の副詞形で、「忍耐強く」または「辛抱強く」という意味です。
For just a card or just a letter
「For」 - 前置詞で、この文脈では「...のために」という意味で使われています。
「just」 - 副詞で、「ただ」または「単に」という意味で使われています。
「a card」 - 「card」は名詞で、「カード」を意味します。この場合は、恋人からのメッセージが書かれたカード(グリーティングカードなど)を指す可能性が高いです。ここではハガキが適当だと思います。
「or」 - 接続詞で、「または」という意味で使われています。
「a letter」 - 「letter」は名詞で、「手紙」を意味します。Saying she's returning home to me
「Saying」 - 「say」の現在分詞形で、この文脈では「〜と言っている」または「〜と伝える」という意味で使われています。
「she's」 - 「she is」の短縮形で、「彼女は」という意味です。
「returning」 - 「return」の現在分詞形で、「戻る」または「帰る」の意味です。
「home」 - 名詞で、「家」を意味します。この文脈では副詞的に使われ、「家に」または「家へ」という意味になります。
「to me」 - 前置詞「to」が「me」にかかっていて、「私のところへ」という意味です。So many days you passed me by
「So many days」: 「so」は「とても」を意味し、強調する役割があります。これにより「many days」(多くの日々)がさらに強調され、「非常に多くの日々」という意味になります。
「you」: この文の主語で、「あなた」を意味します。
「passed」: 動詞で、この文脈では「通り過ぎる」または「無視する」という意味があります。これは過去形で用いられており、過去の出来事を表しています。
「me」: 目的語で、「私」を意味します。
「by」: 前置詞で、「〜のそばを」や「〜を通り過ぎる」などの意味を持ちます。
このフレーズ全体としては、「あなたが私のそばを通り過ぎた、非常に多くの日々」という意味です。これは、相手が長い間、何かをするのを避けたり、無視したりしてきたという状況を表しています。
日本語訳: 「あなたはたくさんの日にわたって私のそばを通り過ぎていった」See the tears standing in my eye
「See」: この単語は動詞で、一般的な意味は「見る」です。しかし、この文脈では、相手に何かに注意を向けてもらう、または何かを認識してもらうための働きかけとして用いられています。
「the tears」: 「tears」は「涙」という意味です。ここで「the」が使われているのは、特定の涙を指しているためです。
「standing」: この単語は動詞の現在分詞形で、文字通りには「立っている」を意味しますが、この文脈では「目に涙が溜まっている」または「目に涙が充満している」のように使われています。
「in my eye」: 「in」は前置詞で、「〜の中に」を意味します。「my eye」は「私の目」という意味です。このフレーズ全体で「私の目に」となります。You didn't stop to make me feel better
「You」: これは二人称の主語で、「あなた」を意味します。
「didn't stop」: 「did not stop」の短縮形で、否定の過去形です。つまり、「止まらなかった」または「立ち止まらなかった」という意味です。
「to make」: 「to」は無限動詞を導くもので、この場合は「~するために」または「~させるために」という意味になります。「make」は「作る」や「させる」という意味の動詞です。
「me feel better」: 「me」は一人称の目的格で、「私を」、「feel」は感じるという意味の動詞で、「better」は「より良く」を意味する形容詞です。このフレーズ全体では、「私をよくさせる」または「私を良く感じさせる」という意味になります。By leaving me a card or a letter
「By」: この単語は「~によって」または「~することで」という意味で使われます。何かを行う手段や方法を示す時に使用されます。
「leaving」: 「leave」の現在分詞形で、「残す」、「置いてくる」という意味です。この文では、カードや手紙を置いてくる行為を指しています。
「me」: これは一人称の目的格で、「私に」「私を」のように使われます。
「a card or a letter」: 「card」は「カード」、「letter」は「手紙」を意味します。この文ではどちらかを、または両方を残すという行為を指しています。From my girlfriend so far away
「From」: この単語は「~から」を意味します。ここでは、手紙やメッセージがどこから来たのかを示しています。
「my」: これは一人称所有格で、「私の」という意味です。
「girlfriend」: 「ガールフレンド」または「彼女」を意味する英語の単語です。
「so far away」: これは「とても遠くに」または「かなり遠くに」という意味のフレーズです。「so」は強調を表し、「far away」は「遠くに」を意味します。