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【社会の分断や対立に悩んでいる人へ】【和訳/曲解説】Bob Marley-One Love【洋楽60年代ヒット曲】

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"One Love"は、ボブ・マーリーが1965年にリリースした楽曲で、彼の代表曲の一つです。この曲は、1977年のアルバム「Exodus」にも収録されており、平和と団結のメッセージを強く訴えています。歌詞では、人々が違いを乗り越えて一つになることの重要性が強調されており、「One Love, One Heart, Let's get together and feel all right」というフレーズが特に印象的です。

この曲のメッセージは、愛と平和の力を信じ、人々が団結することで世界がより良い場所になるということです。ボブ・マーリーの力強いボーカルとリズムが、リスナーに強い印象を与えます。特に、社会の分断や対立に悩んでいる人々にとって、この曲は大きな慰めと希望を与えるでしょう。

この曲を聴くことで、リスナーは愛と平和の重要性を再認識し、他者との団結の力を感じることができるでしょう。ボブ・マーリーの美しいメロディーと感情豊かな歌詞が、心に響く一曲です。興味があれば、ぜひ聴いてみてくださいね。


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文法の解説

One love, one heart
Let’s get together and feel alright

和訳:

一つの愛、一つの心
一緒になって、気持ちよく感じよう

単語:

One: 「一つ」という意味の数詞。
love: 「愛」という意味の名詞。
heart: 「心」という意味の名詞。
Let's: 「さあ、〜しよう」という意味の提案形(「let us」の短縮形)。
get together: 「集まる」という意味の句動詞。
feel: 「感じる」という意味の動詞。
alright: 「大丈夫」「気持ちがいい」という意味の副詞。


Hear the children crying(One love)
Hear the children crying(One heart)
Saying, give thanks and praise to the Lord
And I will feel alright
Saying, let’s get together and feel alright
Whoa, whoa, whoa, whoa

和訳:

子供たちが泣いているのを聞いて(一つの愛)
子供たちが泣いているのを聞いて(一つの心)
言っている、「主に感謝し、賛美しよう」
そして私は気持ちよく感じるだろう
言っている、「一緒になって、気持ちよく感じよう」
Whoa, whoa, whoa, whoa

単語:

Hear: 「聞く」という意味の動詞。
the children: 「子供たち」という意味の名詞句。
crying: 「泣いている」という意味の動名詞
Saying: 「言っている」という意味の動名詞
give thanks: 「感謝する」という意味の句。
praise: 「賛美する」という意味の動詞。
the Lord: 「主」という意味の名詞。
And: 「そして」という意味の接続詞。
I will feel: 「私は感じるだろう」という意味の未来形の表現。
alright: 「大丈夫」という意味の副詞。
Whoa: 感動や驚きを表現する間投詞。

Let’s them all pass all their dirty remarks
There is one question I’d really love to ask
Is there a place for the hopeless sinners
who has hurt all mankind just to save his
own?

和訳:

彼らの汚い言葉をすべて通り過ぎさせよう
私が本当に聞きたい一つの質問がある
人類全体を傷つけて自分だけを救うために、希望のない罪
人たちには場所はあるのか?

単語:

Let's: 「さあ、〜しよう」という意味の提案形(「let us」の短縮形)。
them: 「彼らを」という意味の代名詞。
pass: 「通り過ぎる」という意味の動詞。
dirty: 「汚い」という意味の形容詞。
remarks: 「発言」や「コメント」という意味の名詞。
one question: 「一つの質問」という意味の名詞句。
I'd (I would): 「私は〜したい」という意味の助動詞の短縮形。
really: 「本当に」という意味の副詞。
love to ask: 「尋ねたい」という意味の句。
Is there a place: 「場所はあるか」という意味の疑問文。
hopeless: 「希望のない」という意味の形容詞。
sinners: 「罪人たち」という意味の名詞。
who has hurt: 「傷つけた人」という意味の関係代名詞句。
all mankind: 「全人類」という意味の名詞句。
just to save his own: 「自分自身を救うためだけに」という意味の句。

Believe me(One love)
What about one heart?(One heart)
What about, oh
Let’s get together and feel alright

和訳:

信じてくれ(一つの愛)
一つの心はどうだ?(一つの心)
どうだろう、オー
一緒になって、気持ちよく感じよう

単語:

What about: 「〜はどうだろうか」という意味の表現。
Let's: 「さあ、〜しよう」という意味の提案形(「let us」の短縮形)。


As it was in the beginning(One love)
So shall it be in the end(One heart)
Alright, give thanks and praise to the Lord
And I will feel alright
Let’s get together and feel alright

和訳:

最初にあったように(一つの愛)
最後にもそうなるだろう(一つの心)
よろしい、主に感謝し、賛美しよう
そして私は気持ちよく感じるだろう
一緒になって、気持ちよく感じよう

単語:

As: 「〜と同じように」という意味の接続詞。
in the beginning: 「最初に」という意味の句。
So: 「そのように」という意味の副詞。
shall: 「〜するだろう」という意味の助動詞。
in the end: 「最後に」という意味の句。


One more thing
Let’s get together to fight this holy
Armageddon
So when the Men comes there will be no no
doom
Have pity on those whose chances grow
thinner
There ain’t no hiding place from Father
of Creation

和訳:

もう一つのこと
この聖なるアルマゲドンに立ち向かうために一緒になろう
そうすれば、人々が来た時には破滅はないだろう
チャンスが少なくなっている人々に哀れみを持とう
創造の父から隠れる場所はない

単語:

One more thing: 「もう一つのこと」という意味の表現。
Let's: 「さあ、〜しよう」という意味の提案形(「let us」の短縮形)。
get together: 「集まる」という意味の句動詞。
to fight: 「戦うために」という意味の不定詞。
holy Armageddon: 「聖なるアルマゲドン」という意味の名詞句。
So: 「それで」という意味の副詞。
Men: 「人々」という意味の名詞。
doom: 「運命」「破滅」という意味の名詞。
Have pity: 「哀れみを持つ」という意味の表現。
those whose: 「〜する人々」という意味の関係代名詞句。
chances grow thinner: 「チャンスが薄くなる」という意味の句。
hiding place: 「隠れ場所」という意味の名詞句。
Father of Creation: 「創造の父」という意味の名詞句。


Saying ,one love

What about the one heart?(One heart)
What about the,
let’s get together and feel alright
I’m pleading to mankind(One love)
Oh, Lord(One heart)
Give thanks and praise to the Lord
And I will feel alright
let’s get together and feel alright
Give thanks and praise to the Lord
And I will feel alright
let’s get together and feel alright
和訳:

「ワン・ラブ」と言っている
一つの心についてはどうだ?(一つの心)
どうだろう、
一緒に集まって、気持ちをひとつにしよう
人類に訴えているんだ(ワン・ラブ)
ああ、主よ(一つの心)
主に感謝し、讃えよう
そうすれば気持ちが晴れる
一緒に集まって、気持ちをひとつにしよう
主に感謝し、讃えよう
そうすれば気持ちが晴れる
一緒に集まって、気持ちをひとつにしよう

曲の解説 

ボブ・マーリーの「One Love」は、愛と平和、そして団結を呼びかける象徴的な楽曲です。元は1965年に発表されたスカ調の楽曲で、1977年にアルバム『Exodus』で再構成されたバージョンが広く知られています。この記事では、この名曲が生まれた背景や、そのメッセージがいかに多くの人々に影響を与えてきたかを探っていきます。

アルバム情報

「One Love」は、1977年のアルバム『Exodus』に収録されている楽曲で、当時の政治的・社会的な状況に触発されて再録されました。ボブ・マーリーとザ・ウェイラーズがこのアルバムを通じて伝えようとしたのは、特に祖国ジャマイカでの分裂や対立に対する平和の呼びかけでした。マーリーは、この曲を「希望と共感のアンセム」として多くの場面で歌い、後にこの曲は1984年に「Legend」アルバムのシングルとしてもリリースされ、イギリスのチャートで5位にランクインしました。

 

メッセージ

「One Love」のメッセージは愛と許し、団結に集約されています。特に「One Love, One Heart」というサビのフレーズは、宗教や国籍、人種を超えた人類全体の平和と調和を象徴しています。また、「罪を犯した人にも赦しはあるのか?」と問う歌詞の中で、マーリーは許しと再生の重要性を強調し、誰もが救済されるべきであると説いています。このメッセージは、彼自身が直面していた政治的な圧力や個人的な葛藤を反映したものであり、人間社会の抱える根深い問題に対する彼の洞察が表れています。

制作秘話

「One Love」は、アメリカのR&Bグループ、インプレッションズの「People Get Ready」からインスパイアされています。インプレッションズのリーダー、カーティス・メイフィールドの楽曲に影響を受けたマーリーは、社会変革の手段として音楽を用い、メッセージを届けようとしました。また、1978年に開催された「One Love Peace Concert」では、当時対立していたジャマイカの政敵を壇上に招き、平和の象徴として一体感を示す歴史的なシーンを作り上げました。このコンサートは、ジャマイカ内外でマーリーの平和のメッセージをさらに広めるきっかけとなりました。

裏話

マーリーは、この楽曲をジャマイカの政治的対立が激化していた時期に再録しました。当時のジャマイカは政党間の暴力が横行しており、マーリー自身も襲撃事件に巻き込まれるほどの緊迫した状況にありましたが、彼は「One Love」を通じて国を一つにまとめようと試みました。この姿勢により「One Love」はただのラブソングではなく、平和への祈りとしての力強いメッセージを持つアンセムとして知られるようになりました。

雑学

「One Love」は、ジャマイカだけでなく国際的な平和の象徴としても浸透し、映画『Shrek』をはじめとする様々なメディアで使用され続けています。また、2020年にはマーリーの75歳の誕生日を記念し、彼の子供たちがUNICEFのためにこの曲を再録し、コロナ禍で困難な状況にある子供たちを支援しました。さらに、1970年代以降もこの曲のメッセージは色褪せることなく、世代を超えて多くのリスナーに愛されています​。

 

「One Love」はボブ・マーリーが提唱する人類愛の象徴であり、彼の音楽に込められた平和への祈りを体現する一曲です。この普遍的なメッセージが、現代社会においても大きな意味を持ち続けていることは、彼の遺産がいかに偉大であるかを物語っています。