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【自然な和訳/曲解説】The Beatles-Glass Onion【おすすめTシャツ紹介】

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ビートルズの「グラス・オニオン」は、1968年のアルバム『ザ・ビートルズ』に収録された曲です。ジョン・レノンが主に作詞し、歌詞にはビートルズの他の曲への言及が含まれています。この曲は、ファンが歌詞に隠された意味を見つけようとすることを風刺しています。

 


www.youtube.com

 

和訳

I told you about strawberry fields
You know the place where nothing is real
Well, here's another place you can go
Where everything flows

和訳:
ストロベリーフィールズのことを話したよね
何もかもが現実でない場所を知っているよね
さて、もう一つ行ける場所があるんだ
すべてが流れる場所

単語:
strawberry fields: ストロベリーフィールズビートルズの曲名、場所の名前)
real: 現実の、実在の
flows: 流れる

イディオム:
nothing is real: 何も現実ではない
another place: もう一つの場所

 

Looking through the bent-back tulips
To see how the other half live
Looking through a glass onion

和訳:
曲がりくねったチューリップ越しに
もう半分の人たちがどう生きているのかを見るために
ガラスの玉ねぎ越しに見る

単語:
bent-back: 曲がりくねった
tulips: チューリップ
glass onion: ガラスの玉ねぎ(比喩的な表現で、物事の真実を見るためのフィルターや層を意味する)

イディオム:
the other half: もう半分(通常は「他の人々」や「別の世界」を指す)
looking through: ~越しに見る(何かを通して見る)

 

I told you about the walrus and me, man
You know that we're as close as can be, man
Well, here's another clue for you all
The walrus was Paul

和訳:
セイウチと僕の話をしたよね
僕たちがとても親しいことを知っているよね
さて、みんなにもう一つの手がかりを教えるよ
セイウチはポールだったんだ

単語:
walrus: セイウチ
clue: 手がかり
Paul: ポール(ビートルズのメンバー、ポール・マッカートニー

イディオム:
as close as can be: 非常に親しい、これ以上ないほど近い
here's another clue: もう一つの手がかり

 

Standing on the cast iron shore, yeah
Lady Madonna trying to make ends meet, yeah
Looking through a glass onion

和訳:
鋳鉄の岸辺に立っている
レディ・マドンナが生計を立てようとしている
ガラスの玉ねぎ越しに見る

単語:
cast iron: 鋳鉄
shore: 岸辺
Lady Madonna: レディ・マドンナ(ビートルズの曲名、ここでは比喩的に使われている)
make ends meet: 生計を立てる、収支を合わせる

イディオム:
looking through a glass onion: ガラスの玉ねぎ越しに見る(物事の真実や複雑さを見ることを意味する)

 

Oh, yeah
Oh, yeah
Oh, yeah
Looking through a glass onion

I told you about the fool on the hill
I tell you, man, he's living there still
Well, here's another place you can be

和訳:
Oh, yeah
Oh, yeah
Oh, yeah
ガラスの玉ねぎ越しに見る

丘の上の愚か者のことを話したよね
あの人はまだそこに住んでいるよ
さて、もう一つ行ける場所があるんだ

単語:
fool: 愚か者
hill: 丘
still: まだ

イディオム:
the fool on the hill: 丘の上の愚か者(ビートルズの曲名で特定の人物を指す)
here's another place: もう一つの場所がある

 

Listen to me
Fixing a hole in the ocean
Trying to make a dove-tail joint, yeah
Looking through a glass onion

和訳:
聞いてくれ
海の穴を塞ごうとしている
ハトの尾の継ぎ手を作ろうとしている
ガラスの玉ねぎ越しに見る

単語:
fixing: 修理する、直す
hole: 穴
ocean: 海
dove-tail joint: ハトの尾の継ぎ手(木工の接合技術)

 

曲解説 

 「Glass Onion」は、ビートルズの1968年のアルバム「The Beatles(通称ホワイトアルバム)」に収録された楽曲で、ジョン・レノンが書いたものです。この曲は、ビートルズのファンが彼らの楽曲に隠された意味を探ろうとすることに対するジョンのユーモラスな返答として知られています。ジョンは、楽曲の歌詞に意図的に謎めいた要素や以前のビートルズの楽曲への言及を盛り込みました【6†source】【8†source】。

 「Glass Onion」の歌詞には、「Strawberry Fields Forever」、「I Am the Walrus」、「The Fool on the Hill」、「Fixing a Hole」、「Lady Madonna」など、複数のビートルズの楽曲への言及が含まれています。特に、「the walrus was Paul(ワルラスはポールだった)」というフレーズは、以前の曲「I Am the Walrus」への言及であり、ファンに新たな謎を提供しました。このフレーズは、「ポール死亡説」を助長する一因ともなりました。

 制作過程について、「Glass Onion」の録音は1968年9月に開始され、クリス・トーマスジョージ・マーティンの休暇中にプロデュースを担当しました。ジョンはアコースティックギター、ポールはベースとピアノ、ジョージはリードギター、リンゴはドラムを演奏しました。後に、マーティンが復帰した際には、楽曲にストリングスを加える提案を行い、最終的には8人のストリングスセクションが追加されました。

 また、「Glass Onion」は、2022年の映画「Glass Onion: A Knives Out Mystery」にも使用され、そのタイトルにも影響を与えました。この映画のエンドクレジットで流れるオリジナルのスタジオ録音は、ビートルズの楽曲のライセンス取得の難しさを示すものです。

興味深いことに、「Glass Onion」のタイトルは、ジョンが最初にAppleレーベルに所属したバンドThe Iveys(後にBadfingerと改名)に提案した名前から取られました。ジョンは、ガラスのように透明でありながら、玉ねぎのように多層的なこのタイトルを気に入り、曲名として採用しました。

 


 

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