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【自然な和訳/曲解説】Rush-Tom Sawyer【おすすめTシャツ紹介】

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「Tom Sawyer」は、カナダのロックバンドRushの代表曲で、1981年のアルバム「Moving Pictures」に収録されています。プログレッシブロックとハードロックの要素を融合したこの曲は、バンドの象徴的な楽曲として知られ、ライブでも定番です。

 


www.youtube.com

 

 

和訳

A modern day warrior
Mean, mean stride
Today's Tom Sawyer
Mean, mean pride

和訳:
現代の戦士
力強い一歩
今日のトム・ソーヤーは
誇り高い

単語:
modern - 現代の
warrior - 戦士
stride - 一歩
pride - 誇り

イディオム:
mean, mean stride - 力強い一歩
mean, mean pride - 誇り高い(「mean」は強調のために使われている)

Though his mind is not for rent
Don't put him down as arrogant
His reserve, a quiet defense
Riding out the day's events
The river

和訳:
彼の心は貸すことはできないが
彼を傲慢だと思わないで
彼の控えめさは静かな防御
その日のできごとを乗り越える
川のように

単語:
mind - 心
rent - 貸し出し
arrogant - 傲慢な
reserve - 控えめさ
defense - 防御
event - 出来事
river - 川

イディオム:
put him down as arrogant - 彼を傲慢だと決めつける
riding out - 乗り越える(困難な状況を切り抜ける)

What you say about his company
Is what you say about society
Catch the mist, catch the myth
Catch the mystery, catch the drift

和訳:
彼の仲間について言うことは
社会について言うことと同じだ
霧を捕まえ、神話を捕まえ
謎を捕まえ、流れを掴む

単語:
company - 仲間
society - 社会
mist - 霧
myth - 神話
mystery - 謎
drift - 流れ

イディオム:
catch the drift - 流れを掴む(話や状況の本質を理解する)

The world is, the world is
Love and life are deep
Maybe as his skies are wide

和訳:
世界は、世界は
愛と命は深く
彼の空が広いように

単語:
world - 世界
love - 愛
life - 命
deep - 深い
skies - 空
wide - 広い

Today's Tom Sawyer
He gets high on you
And the space he invades
He gets by on you

和訳:
今日のトム・ソーヤー
あなたに夢中になり

彼が入ってくる空間で
彼は君に頼って生きている

単語:
invades - 侵入する
gets by - 生きている

イディオム:
gets high on you - あなたに夢中になる
gets by on you - あなたに頼って生きている

No, his mind is not for rent
To any god or government
Always hopeful, yet discontent
He knows changes aren't permanent
But change is

和訳:
いや、彼の心は
どんな神や政府にも貸し出しはしない
常に希望を持ちながらも不満を抱えている
変化が永遠ではないことを知っているが
変わることは永遠だ

単語:
god - 神
government - 政府
hopeful - 希望を持った
discontent - 不満
permanent - 永遠の
change - 変化

イディオム:
his mind is not for rent - 彼の心は貸し出し用ではない

What you say about his company
Is what you say about society
Catch the witness, catch the wit
Catch the spirit, catch the spit

和訳:
彼の仲間について言うことは
社会について言うことと同じだ
証人を捕まえ、機知を捕まえ
精神を捕まえ、唾を捕まえる

単語:
witness - 証人
wit - 機知
spirit - 精神
spit - 唾

The world is, the world is
Love and life are deep
Maybe as his eyes are wide
和訳:
世界は、世界は
愛と命は深く
彼の目が広いように
Exit the warrior
Today's Tom Sawyer
He gets high on you
And the energy you trade
He gets right on to the friction of the day

和訳:
戦士は出ていく
今日のトム・ソーヤーは
あなたに夢中になり
あなたが交換するエネルギーに
彼はその日の摩擦にうまく対応する

単語:
exit - 退場する
energy - エネルギー
trade - 交換する
friction - 摩擦

イディオム:
gets high on you - あなたに夢中になる
gets right on to - うまく対応する

曲解説 

 カナダのロックバンドRush(ラッシュ)の楽曲「Tom Sawyer」(トム・ソーヤー)は、1981年にリリースされたアルバム『Moving Pictures』に収録されている代表曲です。この曲は、バンドのメンバーであるゲディ・リー(ボーカル/ベース)、アレックス・ライフソン(ギター)、そしてニール・パート(ドラム)によって作曲され、作詞にはバンドの友人であり、作家のピーヴ・ドゥボイスが関わっています。楽曲のリリース以来、「Tom Sawyer」はRushのライブパフォーマンスにおける定番曲となり、多くのファンに愛されています。

 「Tom Sawyer」は、シンセサイザーのリフから始まり、その後に強力なギターとドラムが加わる特徴的なイントロが印象的です。ゲディ・リーの力強いボーカルと、ニール・パートの複雑なドラムパターン、そしてアレックス・ライフソンのエネルギッシュなギターワークが見事に融合し、プログレッシブロックとハードロックの要素が詰まった楽曲に仕上がっています。

 この曲の歌詞は、マーク・トウェインの小説『トム・ソーヤーの冒険』に登場するトム・ソーヤーからインスピレーションを得ていますが、実際には現代の個人主義と自由を象徴するキャラクターを描いています。歌詞には、「現代の戦士」(modern-day warrior)という表現が使われており、これが象徴的なフレーズとして多くのリスナーの心に残っています。

 「Tom Sawyer」の制作過程では、バンドメンバー間での共同作業が非常に重要な役割を果たしました。ニール・パートは、バンドのリリシストとして、ピーヴ・ドゥボイスと協力して歌詞を作成しました。歌詞のテーマについて、パートは「トム・ソーヤーのような自由で反抗的なスピリットを持つ現代の人物を描きたかった」と語っています。

 ゲディ・リーは、シンセサイザーのリフを作り出し、それが曲全体のトーンを決定する大きな要因となりました。アレックス・ライフソンのギターリフは、シンセサイザーと完璧に調和し、曲に一層の力強さを加えています。録音はトロントのル・スタジオで行われ、バンドはリラックスした環境の中で創造的な作業に集中することができました。

 「Tom Sawyer」は、その制作過程でいくつかの興味深いエピソードが生まれました。特に注目すべきは、曲のリフが最初にゲディ・リーの家で作られたという事実です。リーは自宅のシンセサイザーを使って、曲の基礎となるリフを開発しました。このリフが曲の出発点となり、バンド全体での制作がスタートしました。

 また、バンドメンバーたちは、楽曲のアレンジを何度も試行錯誤しました。最初のデモテープは、現在のバージョンとは大きく異なり、テンポやキーなども変更が加えられました。最終的に、ニール・パートのドラムソロ部分が追加され、楽曲にダイナミックな要素が加わりました。

 「Tom Sawyer」は、リリース後すぐにラジオで頻繁に放送されるようになり、Rushの最も有名な曲の一つとなりました。また、この曲は多くのメディアで使用されており、特に映画やテレビ番組のサウンドトラックとして人気があります。例えば、映画『ファインディング・フォレスター』やテレビドラマ『ザ・ソプラノズ』などで使用され、その影響力の大きさが伺えます。

 さらに、「Tom Sawyer」は数々のカバーやリミックスが行われてきました。多くのアーティストがこの楽曲に挑戦し、それぞれのスタイルで再解釈しています。例えば、プログレッシブメタルバンドのドリーム・シアターは、ライブパフォーマンスでこの曲をカバーし、ファンから高い評価を受けました。

また、Rushの「Tom Sawyer」は、ビデオゲーム『ロックバンド』シリーズにも収録されており、プレイヤーがこの曲を演奏することができます。これにより、新しい世代のリスナーにもこの曲が親しまれるようになっています。


 

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