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【失恋・孤独を感じている人へ】【自和訳/曲解説】The Beatles-Misery【洋楽60年代ヒット曲】

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"Misery"は、1963年にリリースされたビートルズのアルバム「Please Please Me」に収録された楽曲です。この曲は、ジョン・レノンポール・マッカートニーによって作詞作曲され、失恋の悲しみと孤独をテーマにしています。歌詞では、恋人に去られた後の痛みと絶望感が描かれており、特に「The world is treating me bad... Misery」というフレーズが印象的です。

この曲のメッセージは、失恋の痛みと孤独感を強調しています。恋愛において誰もが経験する感情をリアルに描写しており、共感を呼ぶ内容です。特に、失恋や孤独を感じている人にとって、この曲は大きな慰めとなるでしょう。

この曲を聴くことで、リスナーは自分の感情を整理し、失恋の痛みを乗り越えるための勇気を得ることができるでしょう。ビートルズの美しいメロディーと感情豊かな歌詞が、心に響く一曲です。興味があれば、ぜひ聴いてみてくださいね。


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和訳

The world is treating me bad... Misery.

I'm the kind of guy,
Who never used to cry,
The world is treatin' me bad... Misery!

和訳:
世界が僕に冷たくする…Misery

僕は泣くことなんてなかった男、
世界が僕に冷たくする…Misery

単語:
Misery - 悲しみ、不幸
kind of guy - タイプの男

イディオム:
treating me bad - 冷たくする、ひどい扱いをする

 

I've lost her now for sure,
I won't see her no more,
It's gonna be a drag... Misery!

和訳:
もう彼女を確実に失った、
もう二度と会えない、
つらいことになるだろう…Misery!

単語:
drag - つらいこと、退屈なこと

イディオム:
for sure - 確実に、間違いなく
no more - もう〜しない

 

I'll remember all the little things we've done
Can't she see she'll always be the only one, only one.

和訳:
僕たちがしてきた些細なことをすべて覚えている
彼女はわからないのだろうか、彼女が唯一の存在であり続けるということを

単語:
remember - 覚えている
little things - 些細なこと
only one - 唯一の存在

イディオム:
can't she see - 彼女にはわからないのか
the only one - 唯一の存在

 

Send her back to me,
'Cause everyone can see
Without her I will be in misery

和訳:
彼女を僕のもとに戻してくれ、
みんながわかっている
彼女なしでは僕は悲しみに沈むだろう

単語:
without - ~なしで
misery - 悲しみ、不幸

イディオム:
send her back - 彼女を戻す
everyone can see - みんながわかっている

 

I'll remember all the little things we've done.
She'll remember and she'll miss her only one, lonely one.

和訳:
僕たちがしてきた些細なことをすべて覚えている
彼女はわからないのだろうか、彼女が唯一の存在であり続けるということを

Send her back to me,
'Cause everyone can see,
Without her I will be in misery (oh oh oh)

In misery (ooh ee ooh ooh)
My misery (la la la la la la)

和訳:
彼女を僕のもとに戻してくれ、
みんながわかっている
彼女なしでは僕は悲しみに沈むだろう (oh oh oh)

悲しみに(ooh ee ooh ooh)
僕の悲しみに(la la la la la la)

単語:
misery - 悲しみ、不幸

イディオム:
send her back - 彼女を戻す
everyone can see - みんながわかっている

 

曲解説 

「Misery」は、ビートルズのデビューアルバム『Please Please Me』(1963年)に収録された、初期のポップバラードの一つです。この曲はジョン・レノンポール・マッカートニーの共作で、失恋の悲しみをコミカルかつ繊細に表現したものです。ビートルズの初期作品の中でも、特に共感を呼ぶ歌詞と軽快なメロディーが特徴的なこの楽曲の裏話や、制作秘話を詳しくご紹介します。


アルバム情報

「Misery」は1963年3月にリリースされたアルバム『Please Please Me』に収録されています。この曲は、元々はイギリスのシンガー、ヘレン・シャピロに提供するために書かれましたが、彼女のマネージャーに断られたため、ビートルズ自身がレコーディングすることになりました。後にリリースされたアメリカ盤のアルバム『Introducing... The Beatles』にも収録され、ビートルズのデビューアルバムの魅力的な一部となっています。

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メッセージ

「Misery」は、失恋の痛みをテーマにしています。歌詞の中では、失った愛に対する悲しみを表現しつつも、レノンとマッカートニーは軽やかでユーモラスな要素を織り交ぜています。この曲は当時のポップソングとしては珍しく、悲しみに焦点を当てながらも、絶望的ではないトーンで聴衆に伝えられており、10代のリスナーから大きな支持を得ました。

制作秘話

「Misery」は、ビートルズがヘレン・シャピロとのツアー中に制作され、実際に曲が完成したのは1963年の1月末、ストーク・オン・トレントでのパフォーマンス中だったと言われています。ポール・マッカートニーによると、この曲はビートルズにとって「最初のバラードへの挑戦」であり、二人での共同作業で作られたことから、お互いの影響がバランスよく反映されています。また、ジョン・レノンのボーカルに加え、プロデューサーのジョージ・マーティンがピアノパートを追加し、曲に深みを持たせました。

裏話

1963年に歌手ケニー・リンチによって「Misery」はカバーされ、レノンとマッカートニーの楽曲が初めて他のアーティストによってリリースされた例となりました。また、曲中に繰り返される「Misery」というワードは、ジョン・レノンの歌詞の中で自分の感情を率直に表現している一方で、コミカルな要素も含まれており、ビートルズの曲の特徴的な軽妙さが感じられます。

雑学

「Misery」はリリース後、BBCのラジオ番組でも何度かパフォーマンスされ、人気を博しました。また、同じく初期のビートルズのアルバムに収録された「Please Please Me」の他の楽曲と共に、1963年の数々のライブやイベントでも演奏され、ファンに愛される存在となりました。この曲はシンプルな構成とキャッチーなメロディーが特徴で、当時のイギリスの若者文化においても共感を呼ぶ曲として位置付けられています。


「Misery」は、失恋のテーマを繊細かつユーモラスに表現したビートルズの初期の名曲です。この楽曲は、彼らのデビューアルバムをさらに豊かにするだけでなく、レノンとマッカートニーの共同作業の成果が反映され、ビートルズの音楽的な進化の始まりを感じさせる一曲となっています。