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【困難な状況に直面している人】【自然な和訳/曲解説】R.E.M-Losing My Religion【洋楽90年代ヒット曲】

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ギターリフランキング93位

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"Losing My Religion"は、1991年にリリースされたR.E.M.のアルバム「Out of Time」に収録された楽曲です。この曲は、マイケル・スタイプリードボーカルを務め、バンドの代表曲の一つとして広く知られています。タイトルの「Losing My Religion」は、南部アメリカの表現で「忍耐の限界に達する」という意味を持ち、宗教的な意味合いはありません。

この曲のメッセージは、自己疑念や失望、そして孤独感をテーマにしています。歌詞では、恋愛や人間関係における不安や葛藤が描かれており、特に「That's me in the corner, that's me in the spotlight」というフレーズが印象的です。自分自身を見失い、他人の期待に応えられないことへの苦悩が表現されています。

この曲を聴いてほしいのは、自己疑念や孤独感に悩んでいる人や、人生の中で困難な状況に直面している人です。特に、自分自身を見つめ直し、内なる感情と向き合いたいと感じている人にとって、この曲は大きな慰めと共感を与えるでしょう。

この曲を聴くことで、リスナーは自分自身の感情を整理し、孤独感や不安を乗り越えるための勇気を得ることができるでしょう。R.E.M.の美しいメロディーと感情豊かな歌詞が、心に響く一曲です。興味があれば、ぜひ聴いてみてくださいね。


www.youtube.com

和訳

Oh, life, it's bigger
It's bigger than you
And you are not me
The lengths that I will go to
The distance in your eyes
Oh, no, I've said too much
I set it up

和訳:
ああ、人生、それはもっと大きい
あなたよりも大きい
そして、あなたは私ではない
僕がやるべきこと
あなたの瞳に映る距離
Oh、no、言いすぎた
仕組んでしまった

単語:
lengths - 努力、手段
distance - 距離

イディオム:
I've said too much - 言いすぎた
I set it up - 仕組んだ、計画した

 

That's me in the corner
That's me in the spotlight
Losing my religion
Trying to keep up with you

和訳:
隅にいるのが僕
スポットライトを浴びているのが僕
信じる心を失いかけている
君について行こうとするのに必死だ

単語:
corner - 隅
spotlight - スポットライト
religion - 信仰

イディオム:
losing my religion - 信仰を失いかけている (広義では、信念や希望を失いかけているという意味も含む)

 

And I don't know if I can do it
Oh, no, I've said too much
I haven't said enough

和訳:
そして、できるかどうかわからない
ああ、もう、言いすぎた
まだ十分に言えてない

単語:
enough - 十分

イディオム:
I've said too much - 言いすぎた
I haven't said enough - 十分に言えてない

 

I thought that I heard you laughing
I thought that I heard you sing
I think I thought I saw you try

和訳:
君が笑っているのが聞こえた気がした
君が歌っているのが聞こえた気がした
君が努力しているのを見た気がする

単語:
laughing - 笑うこと
sing - 歌うこと
try - 努力する

イディオム:
I thought that I heard - 〜が聞こえた気がした

 

Every whisper
Of every waking hour
I'm choosing my confessions
Trying to keep an eye on you
Like a hurt, lost and blinded fool, fool
Oh, no, I've said too much
I set it up

和訳:
すべてのささやき
すべての目覚めている時間
本心を伝えることを選んでいる
君を見守ろうとしている
傷つき、迷い、盲目になった愚か者のように
Oh、no、言いすぎた
仕組んでしまった

単語:
whisper - ささやき
waking - 目覚めている
confessions - 告白
blinded - 盲目の

イディオム:
keep an eye on - 見守る

 

Consider this
Consider this, the hint of the century
Consider this, the slip
That brought me to my knees, failed

和訳:
考えてみて
これが世紀のヒントだと考えてみて
これが過ちだと考えてみて
それで僕はひざまずき、失敗した

単語:
consider - 考える
hint - ヒント
slip - 過ち
knees - ひざ
failed - 失敗した

イディオム:
brought me to my knees - ひざまずかせた、屈服させた

 

What if all these fantasies come
Flailing around
Now I've said too much

和訳:
もしこれらの幻想がすべて
激しく揺れ動いたら
Now、言いすぎた

単語:
fantasies - 幻想
flailing - 激しく揺れ動く

 

I thought that I heard you laughing
I thought that I heard you sing
I think I thought I saw you try
和訳:

君が笑っているのが聞こえた気がした
君が歌っているのが聞こえた気がした
君が努力しているのを見た気がする

But that was just a dream
That was just a dream
和訳:

でもそれはただの夢だった
それはただの夢だった

That's me in the corner
That's me in the spotlight
Losing my religion
Trying to keep up with you
和訳:

隅にいるのが僕
スポットライトを浴びているのが僕
信じる心を失いかけている
君について行こうとするのに必死だ

And I don't know if I can do it
Oh, no, I've said too much
I haven't said enough
和訳:

そして、できるかどうかわからない
Oh、no、言いすぎた
まだ十分に言えてない

I thought that I heard you laughing
I thought that I heard you sing
I think I thought I saw you try
和訳:

君が笑っているのが聞こえた気がした
君が歌っているのが聞こえた気がした
君が努力しているのを見た気がする

But that was just a dream
Try, cry, why try?
That was just a dream
Just a dream
Just a dream, dream
和訳:

でもそれはただの夢だった
挑んで、泣いて、なぜ挑む?
それはただの夢だった
ただの夢
ただの夢、夢

曲解説 

R.E.M.の「Losing My Religion」は、1991年にリリースされ、瞬く間にロック界の名曲となりました。この楽曲は、宗教や信仰に直接関係があるわけではなく、失望や葛藤の中で自分を見失う感覚を表現しています。この記事では、曲に込められたテーマや、制作背景について解説します。


アルバム情報

「Losing My Religion」は、R.E.M.のアルバム『Out of Time』に収録され、1991年のリードシングルとしてリリースされました。この楽曲はアメリカのBillboard Hot 100で4位にランクインし、バンドにとっても最大のヒット曲のひとつとなりました。制作当初、バンドはリードシングルにふさわしいかどうかについて慎重な検討を行いましたが、結果的に「Out of Time」の象徴的な楽曲として世界的な人気を博しました​。

OUT OF TIME

OUT OF TIME

  • アーティスト:R.E.M.
  • Concord
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メッセージと歌詞の背景

「Losing My Religion」は、南部アメリカの表現「losing my religion」(怒りや失望が頂点に達し、冷静さを失うこと)をタイトルにしています。歌詞は、片思いや人間関係における孤独感、自己疑念、そして自身の真実を見失う感覚を描写しており、特にフレーズ「Oh no, I've said too much」が示すように、自分をさらけ出すことへの恐れと後悔が込められています。バンドのフロントマンであるマイケル・スタイプは、歌詞には意図的に曖昧なイメージを取り入れ、リスナーがそれぞれの解釈を持てるようにしていると語っています​。

制作秘話

ギタリストのピーター・バックは、たまたま購入したばかりのマンドリンを試しに弾いていた際に、この曲の特徴的なリフを生み出しました。これはバンドにとっても新しい挑戦で、バックのリフは、スタイプの情熱的なボーカルと相まって楽曲の持つ独特な感情表現に一役買いました。また、この曲はバンドのイメージとは異なるもので、アルタナティブロックを超え、メインストリームにも影響を及ぼしました​。

ミュージックビデオ

「Losing My Religion」のミュージックビデオは、ターセム・シンによって監督され、ガブリエル・ガルシア=マルケスの短編小説「翼を持った老人」に触発された芸術的で幻想的な映像美が特徴です。ビデオには宗教的なアイコンや神話的なシーンが描かれ、見る者に強い印象を与えました。このビデオはMTVビデオミュージックアワードで多数の賞を獲得し、楽曲の成功を後押ししました​。


「Losing My Religion」は、人間の内面に潜む疑念や不安を音楽で表現し、リスナーの共感を呼び続けています。この楽曲は、R.E.M.の音楽における新たな境地を示し、多くの人にとっての人生の一曲となりました。