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【和訳文法】The Jackson 5-I Want You Back

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「I Want You Back」は、ジャクソン5が1969年にリリースしたヒット曲で、モータウンの象徴的なサウンドを持つ。マイケル・ジャクソンの鮮烈なリードボーカルが特徴的。


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曲の解説 

 The Jackson 5の「I Want You Back」は、1960年代の終わりにポップ音楽の歴史において重要なマイルストーンとなった曲です。この曲は、ジャクソン5モータウンレコードと契約後にリリースした最初のシングルであり、彼らのメジャーデビュー作となりました。この曲の背後には、音楽業界の変遷、文化的な意義、そしてジャクソン家の才能が結集しています。

 「I Want You Back」は、モータウンの創設者であるベリー・ゴーディ・ジュニアを中心に、ディーク・リチャーズ、フレディー・ペレン、フォンス・マイゼルからなるザ・コーポレーションによって作詞・作曲されました。当初は「I Wanna Be Free」というタイトルでしたが、ゴーディがこの曲を聴いた際に、少年の声で歌われるべきだと感じ、「I Want You Back」というタイトルに変更されました。

 この曲は、録音当時10歳だったマイケル・ジャクソンリードボーカルを務め、その卓越した歌唱力が世界中の聴衆を魅了しました。リリースされるとすぐに、1970年にはBillboard Hot 100とR&Bチャートの両方で1位を獲得し、ジャクソン5はこの曲から4作連続で両チャートのトップに達するという快挙を成し遂げました。

 ジャクソン5の成功は、彼らがインディアナ州ゲーリーの地元の才能から全国的なスターダムに上り詰めたことを象徴しています。彼らは、1960年代半ばから地元でパフォーマンスを行い、1967年にはチトリン・サーキットでも活躍していました。また、ハーレムの有名なアポロ・シアターで開催されたコンテストで優勝し、モータウンレコードのスターであったグラディス・ナイトの目に留まりました。ナイトは彼らのためにモータウンでの契約を斡旋しましたが、当初は契約には至りませんでした。しかし、地元のレーベル、スティールタウン・レコードからリリースしたシングル「Big Boy」が地域限定ながら成功を収め、ジャクソン5の才能が認められるきっかけとなりました。

 「I Want You Back」の制作には、モータウンのソングライターであるジョニー・ブリストルも関わっており、彼はジャクソン5のパフォーマンスをフィルムに記録する手配をしました。この映像を観たベリー・ゴーディは、ジャクソン5モータウンレーベルに迎えるべきだと確信し、彼らのためにレコーディングセッションをアレンジしました。また、ダイアナ・ロスジャクソン5を発見したという触れ込みは、真実ではないものの、彼女自身とこの若いグループにとって有益なプロモーションとなりました。

 「I Want You Back」のリリースは、ジャクソン5だけでなく、モータウンレコードにとっても大きな成功をもたらしました。この曲は、人種の壁を超えて多くのファンを獲得し、音楽業界における黒人アーティストの地位向上に貢献しました。ジャクソン5の音楽は、その後のポップ音楽に多大な影響を与え、彼らの才能とモータウンのビジョンが完璧に融合した結果と言えるでしょう。

 

 

文法の解説

LUh-huh huh huhhh
Let me tell ya now
Uh-huh
(Mmhhmmm)

When I had you to myself, I didn't want you around

Those pretty faces always made you stand out in a crowd
But someone picked you from the bunch, one glance was all it took
Now it's much too late for me to take a second look


単語:
When: ~のとき。
I had you: 私があなたを持っていたとき。ここでは「持っていた」ではなく「あなたが私の側にいた」といった意味合いになります。
to myself: 自分のために、自分一人で。
I didn't want you around: あなたに周りにいて欲しくなかった。
Those pretty faces: あの美しい顔たち。
always made you: 常にあなたを~にした。
someone picked you: 誰かがあなたを選んだ。
from the bunch: グループの中から。
one glance: 一目。
was all it took: それだけで十分だった。
Now it's much too late: 今や、もう遅すぎる。
for me: 私にとって。
to take a second look: もう一度見るために。

文法:
When I had you to myself: 副詞節として「私があなたを独り占めしていたとき」という意味です。
Those pretty faces always made you stand out in a crowd: ここでは「make someone do something」の構文を使って、「あの美しい顔たちが常にあなたを人ごみの中で目立たせた」という意味になります。
Now it's much too late for me to take a second look: 「It's too late for someone to do something」の構文を使って、「今や、私にとってもう一度見るのは遅すぎる」という意味になります。

イディオム:
stand out in a crowd: 直訳で「人ごみの中で目立つ」という意味ですが、一般的には「目立つ」や「際立つ」という意味になります。
one glance was all it took: 直訳で「一目が全てだった」となりますが、一般的には「一目で十分だった」という意味になります。

和訳:
僕があなたを独り占めにしていたとき、あなたに周りにいて欲しくなかった
あの美しい顔がいつもあなたを人ごみの中で目立たせていた
でも誰かがその中からあなたを見つける、一目見ただけで全てを奪った
今やもう遅すぎる、僕はもう一度見ることはできない。


文章全体の意訳:
この歌詞は、話者が以前には相手を大切にしなかったが、他の誰かにその相手が選ばれてしまったことで、そのことを後悔している心境を描いています。


Oh baby, give me one more chance

(To show you that I love you)
Won't you please let me back in your heart
Oh darlin', I was blind to let you go
(Let you go, baby)
But now since I see you in his arms
(I want you back)

 

単語:
Oh baby: ああ、ベイビー(愛する人への呼びかけ)。
Oh darlin': ああ、ダーリン(愛する人への親しみのある呼びかけ)。

文法:
Won't you please let me back in your heart: これは丁寧な依頼の形です。
I was blind to let you go: 「blind to」の表現は「~を見逃す」という意味で使われています。

イディオム:
let me back in your heart: 「心に戻してくれ」という意味です。
I was blind to let you go: 「blind to」の表現は「~を見逃す」または「~に気づかない」という意味で使われています。

和訳:
Oh、baby、もう一度チャンスをください
(私があなたを愛していることを示すために)
どうか僕を再びあなたの心に戻してください
Oh、darlin'、あなたを手放しておくなんて馬鹿だった
しかし、彼の腕の中であなたを見た後で
(あなたを取り戻したい)


文章全体の意訳:
この部分では、話者が以前に愛する人を手放したことを後悔しており、もう一度チャンスをもらって愛していることを示したいと願っています。


Yes I do now

(I want you back)
Ooh ooh baby
(I want you back)
Yeah yeah yeah yeah
(I want you back)
Na na na na

Trying to live without your love is one long sleepless night

Let me show you, girl, that I know wrong from right
Every street you walk on, I leave tear stains on the ground
Following the girl I didn't even want around
Let me tell ya now


単語:
Trying: 努力する。
live: 生きる。
without: ~なしで。
sleepless: 眠れない。
wrong: 間違った。
right: 正しい。
street: 通り。
tear: 涙。
stains: 染み。
the ground: 地面。
Following: 追いかけて。

文法:
Trying to live without your love: 分詞構文を使って、"trying" の後に "to live" が続いています。
Let me show you: これは、命令形の表現です。
Following the girl I didn't even want around: 分詞構文が使われており、"Following" の後に "the girl" が続きます。

イディオム:
one long sleepless night: 苦しい時間。
tear stains on the ground: 涙の跡。

和訳:
あなたの愛なしで生きるのは、一晩中眠れない夜だ。
君に見せたい、Girl、僕が正しいと思ってたことは間違っていたと
あなたが歩いたすべての道に、僕の涙の跡を残っている
僕はそばにいてほしくなかった女の子を追いかけているんだ


文章全体の意訳:
この部分では、話者が愛する人なしで生きることが苦しく、そのことを示したいと願っています。彼は、自分が間違いと正しいことを理解していることを示し、愛する人を追いかけていることを説明しています。


Oh baby, all I need is one more chance
(To show you that I love you)
Won't you please let me back in your heart
Oh darlin', I was blind to let you go
(Let you go, baby)
But now since I see you in his arms

All I want
All I need
All I want
All I need

Oh, just one more chance

To show you that I love you
Baby baby baby baby baby baby!
(I want you back)
Forget what happened then
(I want you back)
And let me live again!

Oh baby, I was blind to let you go

But now since I see you in his arms
(I want you back)
Spare me of this cause
(I want you back)
Give me back what I lost!

Oh baby, I need one more chance, hah

I tell you that I love you
Baby, oh! Baby, oh! Baby, oh!
I want you back!
I want you back!
同上