洋楽映画学ぶログ

洋楽、映画またそれに関連する情報を紹介するブログ

MENU

【映画レビュー/ネタバレあり】地下に潜む怪人 / As Above, So Belo【Netflix】

本サイトはアフェリエイト広告を利用しています。

 

地下に潜む怪人 / As Above, So Below

ジャンル・公開日・制作国・上映時間

あらすじ

物語は、1785年にパリの地下に造られた巨大地下墓地「カタコンベ」を舞台に、賢者の石を探すために調査に訪れた考古学者たちの冒険から始まります。進むにつれ、彼らは徐々に地獄を思わせる不可解な現象に遭遇し、自分たちの過去の罪やトラウマと向き合わされていくことに。彼らが生還するためには、自らの罪を受け入れる必要があるという、ホラーと心理サスペンスが組み合わさった内容です。

 

 

監督・脚本

キャスト

映像技法

本作はPOV(Point of View)撮影を用いており、観客は登場人物の目線で物語を体験できます。実際のパリのカタコンベで撮影されており、そのリアリティが恐怖感を一層引き立てています。

ネタバレ

『地下に潜む怪人』の物語は、主人公スカーレットと彼女の仲間たちがパリの地下墓地で賢者の石を探すところから始まります。最初は冒険的な雰囲気で始まりますが、進むにつれて一行は次々と奇怪な現象に見舞われます。

地下に潜入した彼らは迷路のように入り組んだ通路に迷い込み、地獄の入り口とされるような場所へと辿り着きます。進むにつれて、彼らは自身の過去の罪や後悔と向き合わなければならない状況に直面します。それぞれのキャラクターが自分の罪や過去の出来事に対して責任を感じ、それを乗り越える必要があります。

映画は、地獄をテーマにしたダンテの『神曲』にインスパイアされており、登場人物たちが地下深く進むにつれ、ダンテの地獄の各階層を彷彿とさせるような試練を次々に体験します。例えば、あるキャラクターは過去に犯した罪を象徴する幻覚に苦しめられ、別のキャラクターは大きな犠牲を払うことを強いられます。

最終的に、スカーレットは仲間たちが次々と命を落としていく中で、彼女自身の罪と向き合い、賢者の石の真の力を理解します。そして、彼女はそれが単に物理的な力ではなく、「真実を受け入れること」そのものだと気づきます。この認識により、彼女は地下の迷宮から脱出するための道を見つけ出し、生還を果たします。

映画のラストは、観客に対して謎や解釈の余地を残しつつ終わります。彼女が得たものは何だったのか、そして彼女が見たものは現実なのか幻想なのかといった疑問を抱かせる結末となっています。

レビュー

『地下に潜む怪人』は、錬金術や賢者の石などの知的要素とカタコンベの不気味な舞台設定が絶妙に組み合わさった作品です。ホラーだけでなく、宗教的・哲学的なテーマも含まれており、映像美と緊張感で観客を惹きつけます。登場人物たちが過去の罪や後悔と向き合う様子は、単なるホラー以上の深みがあり、評価が高い作品です。

【PR】初心者も安心のサポート充実【DMM FX】

 

 

 

地下に潜む怪人 [Blu-ray]

地下に潜む怪人 [Blu-ray]

  • パーディタ・ウィークス
Amazon