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beatlesの曲から作詞と英語を勉強しよう:「All I've Got To Do」

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  1. 曲の解説

    この曲は、1963年に発売されたセカンド・アルバム『With The Beatles』に収録されています。ジョン・レノンが主に作詞作曲し、リード・ボーカルも担当しています。ポール・マッカートニーはハーモニー・ボーカルとベースを、ジョージ・ハリスンはリード・ギターを、リンゴ・スターはドラムスを演奏しています。

    この曲は、ジョンが当時の恋人であったシンシア・パウエルにインスピレーションを得て書いたものだと言われています。ジョンはシンシアと電話で話すことが多く、彼女が寂しがっているときには「電話さえかけてくれれば、すぐに駆けつけるよ」と言っていたそうです。この曲の歌詞には、そのようなジョンの気持ちが反映されています。例えば、「All I've got to do is call you on the phone / And you'll come running home / That's all I've got to do」というフレーズや、「And anytime you want me to / I'll be there to cheer you up / That's all I've got to do」というフレーズなどです。

    この曲の音楽的な特徴としては、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの影響が指摘されています。ジョンはスモーキー・ロビンソンのファンであり、彼の曲「You've Really Got A Hold On Me」をカバーしています。この曲では、スモーキー・ロビンソンのような高音のファルセットや、コールアンドレスポンスの手法を取り入れています。また、この曲はビートルズの初期の作品の中では珍しく、ブリッジ(中間部)がありません。代わりに、サビの後に短いギター・ソロが入ります。これは、ジョンがブリッジを書くのが苦手だったことや、シンプルな構成にしたかったことが理由だと考えられます。

    ジョンは後年、「僕らはただ恋愛について歌っていただけだ」と言っていますが、この曲では彼自身の恋愛観や感情が表現されています。ビートルズのファンならぜひ聴いてみてください。



     

  2. 歌詞

    All I've Got To Do
    作詞者    レノン=マッカートニー
    作曲者    レノン=マッカートニー

    Whenever I want you around, yeah
    All I gotta do
    Is call you on the phone
    And you'll come running home
    Yeah, that's all I gotta do

    And when I, I want to kiss you, yeah
    All I gotta do
    Is whisper in your ear
    The words you long to hear
    And I'll be kissing you

    And the same goes for me
    Whenever you want me at all
    I'll be here, yes I will
    Whenever you call
    You just gotta call on me, yeah
    You just gotta call on me

    And when I, I want to kiss you, yeah
    All I gotta do
    Is call you on the phone
    And you'll come running home
    Yeah, that's all I gotta do

    And the same goes for me
    Whenever you want me at all
    I'll be here, yes I will
    Whenever you call
    You just gotta call on me, yeah
    You just gotta call on me

     

  3. 日本語訳

    君にそばにいて欲しい時はいつでも、yeah
    僕がすべきことは
    君に電話をかけることだ
    そしたら、君は走って帰ってくる
    yeah、それだけがするべきことなんだ

    そして僕が君にキスをしたい時は、yeah
    僕がすべきことは
    君の耳元で囁くことだ
    君が求めている言葉を
    そして、君にキスをする

    そしてそれは僕にも当てはまる
    君が僕を求めているならいつでも
    俺はここにいるよ、そうさ
    君が電話するたびに
    君はただ俺に電話をかけるだけさ、そう
    君はただ俺に電話をかけるだけ

    そして俺が、俺が君にキスをしたい時は、そう
    する必要があることは
    君に電話をかけること
    そうすれば君は走って帰ってくる
    そう、それだけがするべきことさ

    そしてそれは俺にも当てはまる
    君が俺を何時でも欲しい時は
    俺はここにいるよ、そうさ
    君が電話するたびに
    君はただ俺に電話をかけるだけさ、そう
    君はただ俺に電話をかけるだけ

     

  4. 文法の解説
    Whenever I want you around, yeah
    「Whenever」は「いつでも」「何時であれ」という意味で、何かを特定の時ではなく、ある条件が満たされた時に行われることを表します。
    「want」は「欲しい」という意味の動詞で、「you」(君)を目的語にとり、「I want you」は「私は君を欲しい」という意味になります。
    「around」はこの文では「近くに」という意味で使われています。
    この文は、何かが起こるたびに(この場合は、話者が相手を近くに欲しいと感じるたびに)、特定のことが起こるというニュアンスを表しています。

    All I gotta do Is call you on the phone
    「All」は「全部」や「すべて」という意味ですが、この文では「唯一する必要があること」という意味で使われています。
    「I」は「私」を指す代名詞です。
    「gotta」は「got to」の口語表現で、「~しなければならない」または「~するべきである」の意味があります。
    「do」は「する」という意味の動詞です。
    「call」は「電話をかける」という意味の動詞です。
    「you」は「あなた」を指す代名詞です。
    「on the phone」は「電話で」という意味の前置詞句です。
    このフレーズは、「私がすべきことはただあなたに電話することだけだ」という意味で、何かを実現するためにある人に連絡をとるべきであることを強調しています。

    And you'll come running home
    「And」は「そして」または「それに」を意味する接続詞です。
    「you」は「あなた」を指す代名詞です。
    「'll」は「will」の短縮形で、未来を表す助動詞です。
    「come」は「来る」という意味の動詞です。
    「running」は「走る」という意味の動詞「run」の現在分詞形で、この文では「走って」という意味で使われています。
    「home」は「家」を意味する名詞ですが、この文では副詞的に使われ「家に」という意味を表しています。
    このフレーズは、電話をかければ相手が急いで戻ってくるだろうという期待や確信を表しています。

    Yeah, that's all I gotta do
    「that's」は「that is」の短縮形で、「それは」を意味します。
    「all」は「全部」または「ただ」を意味する単語で、この文では「ただ~だけ」という意味で使われています。
    「I」は「私」を意味する代名詞です。
    「gotta」は「have got to」の口語的な短縮形で、「しなければならない」を意味します。
    「do」は「する」を意味する動詞です。
    このフレーズは、自分がやらなければならないことが非常に簡単であることを強調しています。

    And when I, I want to kiss you, yeah
    「And」は「そして」や「それから」などの接続詞です。
    「when」は「~するとき」を意味する接続詞です。
    「I」は「私」を意味する代名詞です。
    「want to」は「~したい」という意味のフレーズです。
    「kiss」は「キスする」という意味の動詞です。
    「you」は「あなた」を意味する代名詞です。

    All I gotta do Is whisper in your ear
    「whisper」は「ささやく」という意味の動詞です。
    「in your ear」は「あなたの耳に」という意味の前置詞句です。"in"は「中に」、"your"は「あなたの」、"ear"は「耳」をそれぞれ意味します。

    The words you long to hear And I'll be kissing you
    「The words」は「言葉」という意味の名詞です。
    「you」は「あなた」という意味の代名詞です。
    「long to」は「〜を切望する」という意味の動詞句です。
    「hear」は「聞く」という意味の動詞です。
    「And」は「そして」という意味の接続詞です。
    「I'll」は「I will」の短縮形で、「私は〜するつもりだ」という未来の意図や計画を示します。
    「be kissing」は「キスをする」という意味の動詞句です。この形は進行形で、進行中の行動を示します。
    「you」は「あなた」を意味する代名詞です。

    And the same goes for me
    「And」は「そして」という意味の接続詞です。
    「the same」は「同じこと」という意味の形容詞です。
    「goes for」は「〜に適用される」または「〜に当てはまる」という意味の動詞句です。
    「me」は「私」を意味する代名詞です。
    このフレーズは、先に述べられたことが話者自身にも当てはまるということを示しています。

    Whenever you want me at all
    「Whenever」は「いつでも」という意味の副詞です。
    「you」は「あなた」を意味する代名詞です。
    「want」は「欲しい」という意味の動詞です。
    「me」は「私」を意味する代名詞です。
    「at all」は「何かしらで」または「少しでも」を意味する、何かを強調するための表現です。

    I'll be here, yes I will Whenever you call
    「I'll」は「I will」の短縮形で、「私は~するつもりだ」または「私は~する」という意味です。
    「be」は「~である」という意味の動詞です。
    「here」は「ここに」という意味の副詞です。
    「I will」は、「私は~するつもりだ」という意味で、ここでは強調しています。
    「Whenever」は「いつでも」という意味の副詞です。
    「you」は「あなた」を意味する代名詞です。
    「call」は「電話する」という意味の動詞です。

    You just gotta call on me
    「just」は「ただ」「単に」という意味の副詞です。
    「gotta」は「got to」の口語表現で、しなければならない、という意味です。このコンテキストでは、「するだけでいい」という意味で使われています。
    「call」は「電話する」という意味の動詞です。
    「on」はこの文脈では「〜に(電話をかける)」という意味で使われています。
    「me」は「私」を意味する代名詞です。

    最後に

    "All I've Got To Do"
    「私がしなければならないことは」という意味です。
    「All」は「全て」を意味する言葉ですが、この文脈では「唯一」「ただ」といったニュアンスで使われています。
    「I」は「私」を意味する代名詞です。
    「've」は「have」の短縮形で、所有や義務などを表します。
    「Got」は「have got」の一部で、「~しなければならない」や「~する必要がある」などの意味になります。
    「To Do」は「するべきこと」を意味します。

    このフレーズは、たいてい何かを成し遂げるためや、何かを得るために必要な唯一の行動や努力を指して使われます。このフレーズがタイトルの「All I've Got To Do」の歌では、歌詞全体からすると、相手に連絡すること(電話する、耳打ちするなど)が唯一の必要な行動であるという意味合いで使われています。