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beatlesの曲から学ぼう:「Can't Buy Me Love」【英語学習】【洋楽和訳】【歴史】

Can't Buy Me Love (Remastered 2009) - YouTube


 

  1. 曲について

    「キャント・バイ・ミー・ラヴ」は、1964年3月にリリースされたビートルズの6枚目のシングルのA面曲です。レノン=マッカートニー名義となっていますが、実質的にはポール・マッカートニーによって書かれた楽曲です。この曲は、同年に公開された映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』(原題:A Hard Day's Night)の中でも使用されました。

    この曲は、ポールがパリでバカンスを過ごしていた時に作ったと言われています。ポールは、当時交際していた女優のジェーン・アッシャーと一緒にパリに行きましたが、彼女が仕事で忙しかったため、ポールはホテルの部屋でギターを弾いて過ごしていました。そこで彼は、「キャント・バイ・ミー・ラヴ」のメロディーと歌詞を思いつきました。

    ポールは、この曲について、「僕は愛を買うことはできないけど、愛を与えることはできる」というメッセージを込めたと語っています。また、「僕はお金持ちじゃないけど、君が好きだから、君にプレゼントを買ってあげる」というような歌詞は、当時の若者の気持ちを代弁したものだとも言っています。

    「キャント・バイ・ミー・ラヴ」は、イギリスでは発売直後にチャートの8位に入り、翌週には1位になりました。その後も3週間にわたって1位を維持しました。アメリカでも1位を獲得し、ビートルズのブレイクを決定的なものにしました。

    この曲は、ビートルズが出演したテレビ番組『アラウンド・ザ・ビートルズ』(原題:Around The Beatles)で披露されました。この番組では、ビートルズが円形のステージで観客を取り囲むように演奏しました。この番組のプロデューサーは、ジャック・グッドという若者向けのテレビ番組の革新者でした。彼は、生放送ではなく録画で番組を制作しました。また、ビートルズが演奏する前に録音した音源に合わせて口パクするように指示しました。

    The Beatlesの和訳リストは以下

    The Beatles和訳アルバム一覧


    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下

    【The Beatles】3rdアルバム「A Hard Day’s Night」

     


     

  2. 歌詞

    Can't Buy Me Love
    作詞者    レノン=マッカートニー
    作曲者    レノン=マッカートニー
    Can't buy me love, love
    Can't buy me love

    I'll buy you a diamond ring my friend
    If it makes you feel alright
    I'll get you anything my friend
    If it makes you feel alright
    'Cause I don't care too much for money
    For money can't buy me love

    I'll give you all I've got to give
    If you say you love me too
    I may not have a lot to give
    But what I've got, I'll give to you
    I don't care too much for money
    Money can't buy me love

    Can't buy me love
    Everybody tells me so
    Can't buy me love
    No, no, no, no

    Say you don't need no diamond ring
    And I'll be satisfied
    Tell me that you want the kind of things
    That money just can't buy
    I don't care too much for money
    Money can't buy me love
    Oww

    Buy me love
    Everybody tells me so
    Can't buy me love
    No, no, no, no

    Say you don't need no diamond ring
    And I'll be satisfied
    Tell me that you want the kind of things
    That money just can't buy
    I don't care too much for money
    Money can't buy me love
    Can't buy me love, love
    Can't buy me love, oh


     

  3. 日本語訳

    愛はお金で買えない、love
    愛はお金で買えない

    君にダイヤモンドの指輪を買ってあげるよ、親愛なる人よ
    それで君がハッピーになるなら
    何でも買ってあげるよ、親愛なる人よ
    それで君がハッピーになるなら
    なぜなら僕はお金にあまり興味がないから
    お金では僕の愛は買えない

    僕が持っている全てを君にあげる
    君が僕を愛していると言ってくれるなら
    たくさんのものをあげるわけではない
    でも、僕が持っているものは君にあげるよ
    僕はお金にあまり興味がない
    お金では僕の愛は買えない

    愛はお金で買えない
    みんながそう言っている
    愛はお金で買えない
    No, no, no, no

    君がダイヤモンドの指輪なんて要らないと言ってくれたら
    僕は満足するよ
    君がお金では買えないようなものを欲しいと言ってくれたら
    僕は満足するよ
    僕はお金にあまり興味がない
    お金では僕の愛は買えない
    Oww

    愛を買う
    みんながそう言っている
    愛はお金で買えない
    No, no, no, no

    君がダイヤモンドの指輪なんて要らないと言ってくれたら
    僕は満足するよ
    君がお金では買えないようなものを欲しいと言ってくれたら
    僕は満足するよ
    僕はお金にあまり興味がない
    お金では僕の愛は買えない
    愛はお金で買えない、愛
    愛はお金で買えない、oh

     

  4. 文法の解説
    Can't buy me love, love
    "Can't"は"cannot"の短縮形で、否定の形を示しています。「〜することはできない」または「〜することは許されない」という意味になります。
    "Buy"は「買う」を意味しますが、ここでは比喩的に使われています。つまり、「お金を使って得る」という意味です。
    "Me"は一人称の目的格で、ここでは「私のために」または「私にとって」という意味で使われています。
    "Love"は「愛」を意味しますが、ここでは人間関係における深い感情や愛情を表しています。
    したがって、「Can't buy me love」は直訳すると「お金で私の愛を買うことはできない」となります。しかし、このフレーズは一般的に「愛はお金では買えない」と解釈され、お金で得られるものと愛情は別であるという考えを表現しています。
    I'll buy you a diamond ring my friend
    I'll"は"I will"の短縮形で、未来形を表します。「私は~するつもりです」という意味になります。
    "buy"は「買う」を意味します。
    "you"は二人称で、話している相手を指します。
    "a diamond ring"は「ダイヤモンドの指輪」を意味します。
    "my friend"は「私の友達」という意味ですが、ここでは話している相手に対する親しみや親近感を表すために使われています。
    したがって、「I'll buy you a diamond ring my friend」は「友よ、君にダイヤモンドの指輪を買ってあげるよ」という意味になります。
    If it makes you feel alright
    "if":「もし」ある状態や条件を示す接続詞です。
    "it":先行する文脈や状況に基づく具体的なものや事柄を指す代名詞。この文脈では「ダイヤモンドの指輪を買うこと」を指しています。
    "makes":「~させる」の意味の動詞で、ここでは「感じさせる」という意味になります。
    "you":話し相手、つまり「あなた」を指す代名詞です。
    "feel alright":「大丈夫な感じ」や「満足な感じ」など、良好な状態や感情を感じることを意味します。
    したがって、「If it makes you feel alright」とは「それがあなたを満足させるなら」という意味になります。
    I'll get you anything my friend
    "I'll":「I will」の短縮形で、「私は〜するつもりだ」という未来形を表します。
    "get":この文脈では「手に入れる」または「購入する」などの意味で使われています。
    "anything":「何でも」を意味する不定代名詞です。
    全体的に、「I'll get you anything my friend」というフレーズは「友よ、私はあなたに何でも手に入れてあげるよ」という意味になります。
    'Cause I don't care too much for money
    "'Cause":これは"Because"の口語的な短縮形で、「なぜなら」や「だから」という意味があります。
    "don't care":「気にしない」や「興味がない」という意味があります。
    "too much":「あまりにも」や「過度に」という意味があります。"Don't care
    too much"と合わせて「あまり気にしない」という意味になります。
    "for money":「お金のために」や「お金に関して」という意味です。
    全体的に、'Cause I don't care too much for money」は、「なぜなら、私はお金にそれほど興味がないからだ」という意味になります。
    For money can't buy me love
    "For":この文脈では、「なぜなら」や「だから」という意味があります。
    "can't buy":「買うことができない」を意味します。
    "me":一人称の目的語で、「私」を指します。
    "love":「愛」を指します。
    全体的に、「For money can't buy me love」は、「なぜなら、お金では私の愛を買うことができないからだ」という意味になります。
    I'll give you all I've got to give
    "I'll give":「私があげるでしょう」。"I'll"は"I will"の短縮形で、「will」は未来を表す助動詞です。
    "I've got":「私が持っている」。"I've"は"I have"の短縮形で、「have got」は「持っている」を意味する英語のイディオムです。
    "to give":「与えるために」。"to"は無限詞を形成する前置詞で、"give"は「与える」という意味の動詞です。
    全体的に、「I'll give you all I've got to give」は、「私が持っているもの全てをあなたにあげるでしょう」という意味になります。
    I may not have a lot to give
    "may not":可能性や許可を表す助動詞「may」に否定「not」がついており、「〜かもしれない」または「〜するかもしれない」という意味になります。この文脈では、「〜かもしれない」の意味で使用されています。
    "have":「持っている」を意味する動詞です。
    "a lot":「たくさん」または「大量」という意味の表現です。
    "to give":「与えるために」。"to"は無限詞を形成する前置詞で、"give"は「与える」という意味の動詞です。
    全体的に、「I may not have a lot to give」は、「私が与えるものはたくさんないかもしれません」という意味になります。
    But what I've got, I'll give to you
    "what":関係代名詞で、「何」という意味です。ここでは、"what I've got"という節を導いています。
    "I've got":「I have got」の短縮形で、「私が持っている」を意味します。「have got」は「have」の強調形とも言え、所有を示します。
    "I'll":「I will」の短縮形で、「私は〜するつもりだ」という未来の意志や計画を示します。
    "give":「与える」を意味する動詞です。

    全体として、「But what I've got, I'll give to you」は、「しかし、私が持っているものはあなたにあげます」という意味になります。

    Everybody tells me so
    "Everybody":全ての人々を指す不定代名詞で、「全ての人」または「誰もが」を意味します。
    "tells":動詞"tell"の三人称単数現在形で、「(私に)言う」を意味します。
    "so":副詞で、「そのように」や「そうだ」という意味を持ちます。ここでは先行する文や会話の内容を指しています。
    全体として、「Everybody tells me so」は、「誰もが私にそう言う」または「全ての人が私にそうだと言う」という意味になります。
    Say you don't need no diamond ring
    "don't need":「need」は「必要とする」という意味がありますが、前に「don't」(do notの短縮形)が来ているため、「必要としない」という否定形になります。
    "no":「no」は一般的に「いいえ」や「なし」を意味する単語ですが、ここでは二重否定の一部として使用されています。二重否定は、特に口語的な英語や一部の方言で見られる表現で、一つの文中に2つの否定形が含まれることで、強調の意図があります。
    全体として、「Say you don't need no diamond ring」は、「あなたがダイヤモンドの指輪は必要ないと言う」という意味になります。
    And I'll be satisfied
    "satisfied":「満足している」という意味の形容詞です。ここでは「be」動詞と一緒に用いられ、「~である」という状態を示します。
    全体として、「And I'll be satisfied」は、「そして、私は満足するだろう」という意味になります。
    Tell me that you want the kind of things
    "that":接続詞で、主語と動詞を繋げる役割があります。「~ということ」や「~という理由」などと訳されます。
    "you":二人称代名詞で、「あなたが」、「あなたを」などと訳されます。
    "want":「~を望む」、「~を欲する」という意味の動詞です。
    "the kind of things":「その種のもの」、「そのようなもの」という意味のフレーズです。
    全体を訳すと「あなたがその種のものを欲しいと私に言って」となります。ただし、これは直訳で、文脈により意味が変わります。特に、次の行で「That money just can't buy」(お金では買えないもの)と続きますので、この二行をまとめると「お金では買えないようなものを望んでいると私に言って」という意味になります。