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【和訳文法】David Bowie-Moonage Daydream

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David Bowieの「Moonage Daydream」は、1972年のアルバム「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」に収録された曲です。この曲は、宇宙的な旅をテーマにしたグラムロックのクラシックで、Bowieの創造的な天才を示しています。彼の音楽は今も多くの人々に影響を与え続けています。


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曲の解説 

 David Bowieの「Moonage Daydream」は、彼の最も象徴的な曲の一つであり、1972年のアルバム「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」に収録されています。この曲は、当時の音楽シーンにおけるグラムロックの影響を色濃く反映しており、Bowieの創造性と革新性が融合した作品として知られています。

 「Moonage Daydream」は元々1971年にDavid Bowieが短命に終わったバンド、Arnold Cornsのために録音された曲でした。このバンドは、ピンクフロイドの曲「Arnold Layne」にちなんで名付けられ、ギタリストのMark Carr-Pritchard、ベーシストのPeter DeSomogyi、ドラマーのTim Broadbentから成り立っていました。しかし、この初期バージョンは商業的に成功せず、Bowieは後にこの曲を再録音し、自身のバックバンドであるSpiders from Marsと共に1972年のアルバムに収録しました。

 この再録音されたバージョンは、BowieとKen Scottによってプロデュースされ、ロンドンのTrident Studiosで1971年11月に録音されました。このバージョンは、メロディックでハーモニックなフック、ヘヴィメタルに影響を受けたパーカッションとギターを特徴としています。アルバムでは、この曲が直接Ziggy Stardustというキャラクターを紹介し、彼は自分自身をバイセクシュアルなエイリアンのロックスターとして描写し、オープニングトラック「Five Years」で説明されている迫り来る災害から地球を救うと語ります。サックスはBowie自身が演奏し、ギターソロとストリングアレンジはMick Ronsonが担当しました。

 この曲の制作背景には、Bowieのアメリカでのプロモーションツアー中に書かれたという事実があります。また、Bowieはこの曲をFreddie Burettiの音楽キャリアを開始するために書いたとされています。Burettiは1971年にロンドンのゲイバーでBowieが出会い、魅了されたコスチュームデザイナーでした。

 「Moonage Daydream」の歌詞やその背後にある意味については、多くの解釈が存在します。一部の評論家は、この曲が宇宙時代の成果や月を崇拝するカルトに関する「エロティックなファンタジー」であると考えています。また、別の見方として、David Bowieの潜在意識への旅であるとも言われています。Bowie自身は、創造的な障壁に直面した時、しばしばそれを描いたり、絵にしたりすることで突破口を見つけたと述べています。この技法は、彼が「Moonage Daydream」をその他世界的な最終形態に高めるために大量に使用しました。

 

 

文法の解説

I'm an alligator
I'm a mama-papa comin' for you
I'm the space invader
I'll be a rock 'n' rollin' bitch for you

単語:
Alligator: ワニ。ここでは比喩的な意味で使われている可能性が高い。
Mama-papa comin' for you: 「ママ・パパが君のところに来る」という意味で、保護者または権威者が来ることを表している。
Space invader: 宇宙侵略者。ポップカルチャーでよく見られる表現で、外来的な存在や異質な力を指す。
Rock 'n' rollin' bitch: ロックンロールを愛する過激な人物。

文法:
I'm an alligator: 「私はワニです」と現在形を使用して自己紹介しています。
I'll be a rock 'n' rollin' bitch for you: 未来形を使用して、相手のために特定の役割を果たすと述べています。

イディオム:
Rock 'n' rollin' bitch: 通常の言葉の使い方とは異なり、ここでは自己表現や個性を大胆に示すスタイルを指しています。

和訳:
俺はワニだ
俺は君たちの親だ
俺は宇宙侵略者だ
君のためにロックンローラーになる


文章全体の意訳:
この歌詞は、自己のアイデンティティと役割を大胆に表現しています。ワニ、ママ・パパ、宇宙侵略者、ロックンロールを愛する人物としての異なる面を見せながら、聞き手(あるいは観客)に対してインパクトを与えることを意図しています。自己表現の自由と強烈な個性を前面に出したメッセージが特徴的です。


Keep your mouth shut
You're squawking like a pink monkey bird
And I'm bustin' up my brains for the words

単語:
Keep your mouth shut: 口を閉じておくこと。直訳すると「口を閉じておく」という意味ですが、話さないようにという命令的なニュアンスがあります。
Squawking: 鳴き声を上げること、特に鳥のような不快な大声。
Pink monkey bird: 文字通りにはピンク色の猿鳥と訳されますが、ここでは現実には存在しない想像上の生き物を指していて、奇妙で奇抜なイメージを想起させます。
Bustin' up my brains: 頭を悩ませる、苦労して考えること。直訳すると「私の脳を壊す」という激しい表現。

文法:
Keep your mouth shut: 命令形です。相手に直接行動を促しています。
You're squawking like a pink monkey bird: 現在進行形を使用し、相手の行動を現在進行中のものとして表現しています。
And I'm bustin' up my brains for the words: こちらも現在進行形で、自分の行動を説明しています。

イディオム:
Bustin' up my brains: 「頭を悩ます」という意味で、何かを熱心にまたは苦労して考える様子を表します。

和訳:
口を閉じて
ピンクの猿鳥のように騒ぐな
そして俺はどう言おうか考えている


文章全体の意訳:
この歌詞は、話すことをやめるよう相手に強く求め、その理由として相手の騒がしい行動が自分に混乱をもたらしていることを訴えています。相手の奇抜で騒々しい態度に対して、自分は何とか適切な言葉を見つけようと苦労していると表現しています。非日常的な比喩を使うことで、強い感情や状況の深刻さを際立たせています。


Keep your 'lectric eye on me, babe
Put your ray gun to my head
Press your space face close to mine, love
Freak out in a moonage daydream, oh yeah!

単語:
'lectric eye: スラングで電子的な監視装置やカメラを意味することがあります。
Ray gun: 科学フィクションで見られる架空の兵器。
Space face: 宇宙的、非現実的な美的特徴を持つ顔を意味する造語。
Freak out: 非常に興奮する、または制御不能な状態になること。

文法:
Keep your 'lectric eye on me, babe: 命令形を使っており、直接的な要求を表現しています。
Put your ray gun to my head: 同じく命令形で、相手に直接的なアクションを求めています。
Press your space face close to mine, love: 愛情表現を含む命令形。
Freak out in a moonage daydream, oh yeah!: この文は感嘆形を用いて強い感情を表現しています。

イディオム:
Freak out in a moonage daydream: 非現実的な、または夢のような状況で極度に興奮すること。

和訳:
俺を監視カメラしてろ、babe
光線銃を頭に向けて
お前の宇宙を俺に押し当てろ、love
moonage daydreamで大騒ぎしよう、oh yeah!


文章全体の意訳:
この歌詞は、非常に幻想的でサイバーパンク的なイメージを持ち、恋人たちが現実離れした状況で互いに独自の方法で関わる様子を描いています。技術的な要素('lectric eye、ray gun)とロマンチックな接近(space face close to mine)が融合し、彼らの関係がどれだけ非日常的かを強調しています。また、この歌詞は恋人たちが共に現実を逸脱した冒険を楽しむ様子を表しており、それが彼らの愛をより特別なものにしています。


Don't fake it baby
Lay the real thing on me
The church of man, love
Is such a holy place to be

単語:
Fake it: 偽る、本物でない振る舞いをすること。
Lay the real thing on me: 「本物を私に示して」という意味。スラング的表現で、真実や真剣な感情を求めること。
Church of man: 通常の教会とは異なり、ここでは「人間関係や愛情の深い結びつき」を聖地として捉える比喩的表現。
Holy place: 聖地、神聖な場所。

文法:
Don't fake it baby: 命令形を用いて、直接的に相手に要求しています。
Lay the real thing on me: こちらも命令形で、具体的な行動を要求しています。
The church of man, love: 独立した句を形成し、愛情を象徴的に表現しています。

イディオム:
Lay the real thing on me: 本物の感情や行動を示すよう要求する、情熱的な表現。
Church of man: 人間の感情や関係の深さを宗教的、または聖なるものとして讃える表現。

和訳:
ごまかすなよ、baby
本当の姿を見せろ
人間の聖地は、love
とても神聖な場所だ


文章全体の意訳:
この部分では、歌詞の話者は相手に対して誠実さを求めています。「ごまかさないで」というフレーズによって、偽りのない真実の関係を望んでいることが明確に表現されています。また、「人間の愛の教会」という比喩を通じて、人と人との愛情の結びつきがいかに尊いものかを讃えており、それが彼らにとってどれだけ重要なのかを感じさせます。


Make me baby
Make me know you really care
Make me jump into the air

単語:
Make: 動詞で「作る」「強制する」などの意味があります。
Care: 「気にかける」「世話をする」など、関心や愛情を示す行動。
Jump: 「跳ぶ」。ここでは、喜びや興奮の表現として使われている可能性があります。

文法:
Make me: 命令形の構造で「私を〜させて」と訳されます。相手に対して何かを行わせる強い動機づけを示しています。
Know you really care: 「あなたが本当に気にかけていることを知る」。この文は、情動を伴う状態を示しています。
Make me jump into the air: 文字通り「空中に跳ぶようにさせる」で、比喩的には非常に幸せや興奮を感じさせる行動を指します。

イディオム:
Make me jump into the air: 直訳すると「空中に跳ばせる」ですが、この文脈では「非常に興奮させる」または「大いに喜ばせる」という意味で使われていることが多いです。

和訳:
俺を喜ばせろ、baby
本当にお前が気にかけていることを教えろ
空を飛ぶほどに興奮させろ


文章全体の意訳:
この歌詞は、愛情を強く感じさせるよう相手に求めていることを表現しています。「私を喜ばせて」と繰り返し言うことで、その願望の強さが強調されています。また、「空中に跳ぶ」という表現は、その愛情が与える幸福感や興奮を強調しており、歌詞を通じて非常にポジティブなエネルギーが感じられます。


Keep your 'lectric eye on me, babe
Put your ray gun to my head
Press your space face close to mine, love
Freak out in a moonage daydream, oh yeah!

Keep your 'lectric eye on me, babe
Put your ray gun to my head
Press your space face close to mine, love
Freak out in a moonage daydream, oooh!

Keep your 'lectric eye on me, babe
Put your ray gun to my head
Press your space face close to mine, love
Freak out in a moonage daydream, oh yeah!
Freak out
Far out
In out
同上