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【和訳文法】Pow-Graham Central Station

Graham Central Stationの曲「Pow」は、ファンクの名曲です。ベースのグルーヴとホーンのカッティングが印象的な曲で、エネルギッシュなサウンドが魅力です。1974年に発表されたアルバム「Release Yourself」に収録されています。



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  1. 曲の解説 

     Graham Central Stationは、1970年代に活躍したファンク・バンドで、ベーシストのラリー・グラハムが中心となって結成しました。名前の由来はニューヨークにあるグランド・セントラル・ステーションのもじりで、様々な音楽性を持つメンバーが集まったことを表しています。

     「Pow」は、1978年に発売されたアルバム『いかしたファンキー・ラジオ』に収録された曲で、ラリー・グラハムの代名詞とも言えるスラップ奏法の金字塔として名高いです。スラップ奏法とは、親指で弦を上からたたいたり、人差し指や中指で下からはじくようなパーカッシブな奏法で、ファンクやロックのベースに多く用いられます。ラリー・グラハムは、この奏法の先駆者として知られており、「Pow」ではその技術を存分に披露しています。

     「Pow」の歌詞は、ファンクやディスコ系の曲にありがちなノリノリな感じで、聴く人をファンクに誘う内容になっています。歌詞の中では、クラシックやカントリーなど他のジャンルの音楽をからかっていますが、これはファンクが当時の音楽シーンで最も新鮮でエキサイティングなものだと自負していることを表しています。また、「G.C.S」という言葉が出てきますが、これはGraham Central Stationの略称で、バンドの仲間意識や誇りを示しています。

     

  2. 文法の解説

    Pow
    I got-cha
    Caught you with your funk down
    Pow
    I got-cha
    So never let your guard down
    Pow
    I got-cha
    I caught you with your funk down
    Pow
    I got-cha, and someone told the whole town

    単語:

    Pow: 表現力のある音、または感嘆詞。
    I got-cha: 「I got you」の短縮形で、「君を捕まえた」という意味。
    Caught: 「catch」の過去形で、「捕まえる」という意味。
    with your funk down: 「ファンク(気分やスタイル)が下がっているとき」という意味の表現。
    So: 「だから」という意味の接続詞。
    never: 「決して〜ない」という意味の副詞。
    let your guard down: 「油断する」という意味の熟語。
    someone: 「誰か」という意味の不定代名詞。
    told: 「tell」の過去形で、「伝える」という意味。
    the whole town: 「町中」という意味の名詞句。

    文法:

    「I got-cha」は、話し言葉で用いられる短縮形を含む文です。
    「Caught you with your funk down」は、状況を説明する過去形の文です。
    「So never let your guard down」は、命令形の文で、警告や助言を表しています。

    イディオム:

    「let your guard down」は、「油断する」という一般的なイディオムです。

    和訳:

    Pow
    君を捕まえた
    ファンクを下げているところで
    Pow
    君を捕まえた
    だから決して油断するな
    Pow
    君を捕まえた
    ファンクを下げているところで
    Pow
    君を捕まえた、誰かが町中に話したんだ

    文章全体の意訳:

    この歌詞の部分は、歌い手が誰かを驚かせたり、捕まえたりする瞬間を表現しています。「ファンクを下げているところで」という表現は、相手が気を抜いている、または元気がない状態であることを示しています。「決して油断するな」という言葉は、常に注意深くいることの重要性を強調しています。「誰かが町中に話したんだ」という部分は、何か注目すべき出来事が起き、それが広く知れ渡ったことを示唆しています。この部分は、気を抜かないよう警告し、周囲に影響を与える出来事の描写をしています。


    What did you expect

    Ah, maybe you thought we was gonna sing a little classical a cappella
    Something like ah
    La. La, La, La. La. La. La
    La, La. La, La. La
    La, La

    単語:

    What: 「何」という意味の疑問代名詞。
    did you expect: 「あなたは期待していた」という意味の過去形の動詞句。
    Ah: 感嘆や驚きを示す間投詞。
    maybe: 「多分」という意味の副詞。
    you thought: 「あなたは思った」という意味の過去形の動詞句。
    we was: 話し言葉で用いられる「we were」の短縮形。
    gonna: 「going to」の短縮形で、「〜するつもりだ」という意味。
    sing: 「歌う」という意味の動詞。
    a little classical: 「少しのクラシカル」という意味の形容詞句。
    a cappella: 「アカペラ」という意味の名詞。

    文法:

    「What did you expect」は、過去の期待に関する疑問文です。
    「Ah, maybe you thought we was gonna sing a little classical a cappella」は、相手の期待と実際の行動の対比を示す文です。

    イディオム:

    この部分に特定のイディオムは含まれていません。

    和訳:

    何を期待していたの?
    ああ、多分君は僕たちが少しのクラシカルなアカペラを歌うと思っていたのかな
    なんてね

    文章全体の意訳:

    この歌詞の部分は、リスナーがバンドに対して持っていたかもしれない典型的な期待と、実際の彼らのスタイルとのギャップを指摘しています。「何を期待していたの?」という疑問は、リスナーが何か特定のスタイルやジャンルを想定していたことを示唆しています。「少しのクラシカルなアカペラを歌うと思っていたのかな」という部分は、バンドが伝統的なクラシカル音楽とは異なる、よりユニークで予測不可能なスタイルを持っていることを示しています。この部分は、音楽への新しいアプローチや予期せぬ展開を楽しむことを促しています。


    What did you expect

    Ah, maybe you thought we was gonna play a
    Little Chopin, Beethoven or Bach

    単語:

    What: 「何」という意味の疑問代名詞。
    did you expect: 「あなたは期待していた」という意味の過去形の動詞句。
    Ah: 感嘆や驚きを示す間投詞。
    maybe: 「多分」という意味の副詞。
    you thought: 「あなたは思った」という意味の過去形の動詞句。
    we was: 話し言葉で用いられる「we were」の短縮形、非標準的な英語表現。
    gonna: 「going to」の短縮形で、「〜するつもりだ」という意味。
    play: 「演奏する」という意味の動詞。
    a Little: 「少しの」という意味の形容詞句。
    Chopin, Beethoven or Bach: ショパンベートーヴェン、バッハという作曲家の名前。

    文法:

    「What did you expect」は、過去の期待に関する疑問文です。
    「Ah, maybe you thought we was gonna play a little Chopin, Beethoven or Bach」は、相手の期待と実際の行動の対比を示す文です。

    和訳:

    何を期待していたの?
    ああ、多分あなたは僕たちが少しのショパンベートーヴェン、バッハを演奏すると思っていたのかな

    文章全体の意訳:

    この歌詞の部分は、リスナーがバンドに対して持っていたかもしれない典型的な期待と、実際の彼らのスタイルとのギャップを指摘しています。「何を期待していたの?」という疑問は、リスナーが何か特定のスタイルやジャンルを想定していたことを示唆しています。「少しのショパンベートーヴェン、バッハを演奏すると思っていたのかな」という部分は、バンドが伝統的なクラシック音楽ではなく、より独自で予測不可能なスタイルを持っていることを示唆しています。この部分は、音楽への新しいアプローチや予期せぬ展開を楽しむことを促しています。


    What did you expect

    Maybe you thought
    I was gonna sing a little country funk
    Like Ah

    単語:

    What: 「何」という意味の疑問代名詞。
    did you expect: 「あなたは期待していた」という意味の過去形の動詞句。
    Maybe: 「多分」という意味の副詞。
    you thought: 「あなたは思った」という意味の過去形の動詞句。
    I was: 「私は〜だった」という意味の過去形の動詞句。
    gonna: 「going to」の短縮形で、「〜するつもりだ」という意味。
    sing: 「歌う」という意味の動詞。
    a little: 「少しの」という意味の形容詞句。
    country funk: 「カントリーファンク」という音楽ジャンルを指す名詞句。
    Like: 「〜のように」という意味の前置詞。

    文法:

    「What did you expect」は、過去の期待に関する疑問文です。
    「Maybe you thought I was gonna sing a little country funk」は、相手の期待と実際の行動の対比を示す文です。

    和訳:

    何を期待していたの?
    多分、あなたは私が少しカントリーファンクを歌うと思っていたのかもしれない
    なんてね

    文章全体の意訳:

    この歌詞の部分は、リスナーがバンドに対して持っていたかもしれない典型的な期待と、実際の彼らのスタイルとのギャップを指摘しています。「何を期待していたの?」という疑問は、リスナーが何か特定のスタイルやジャンルを想定していたことを示唆しています。「少しカントリーファンクを歌うと思っていたのかもしれない」という部分は、バンドが伝統的なカントリー音楽やファンクとは異なる、より独自で予測不可能なスタイルを持っていることを示唆しています。この部分は、音楽への新しいアプローチや予期せぬ展開を楽しむことを促しています。


    Pow

    I got-cha
    I caught you with your funk down
    Pow
    I got-cha
    So never let your guard down
    Pow
    I got-cha
    I caught you with your funk down
    Pow
    I got-cha
    And someone told the whole town
    同上

    You should try your best

    To keep your funkyness
    So next time won't catch you
    You'll catch someone else too

    単語:

    You should: 「あなたは〜すべき」という意味の助動詞句。
    try: 「試す」「努力する」という意味の動詞。
    your best: 「あなたのベスト」という意味の名詞句。
    To keep: 「保持するために」という意味の無限定詞。
    your funkyness: 「あなたのファンキーさ」という意味の名詞句。
    So: 「だから」という意味の接続詞。
    next time: 「次回」という意味の名詞句。
    won't catch you: 「あなたを捕まえない」という意味の否定形の動詞句。
    You'll catch: 「あなたは捕まえる」という意味の未来形の動詞句。
    someone else: 「他の誰か」という意味の不定代名詞句。
    too: 「もまた」という意味の副詞。

    文法:

    「You should try your best to keep your funkyness」は、努力や行動に関する助言を含む文です。
    「So next time won't catch you, you'll catch someone else too」は、結果や未来の予測を示す文です。

    和訳:

    あなたは最善を尽くすべきだ
    あなたのファンキーさを保つために
    だから次回はあなたを捕まえないように
    あなたも他の誰かを捕まえることができるように

    文章全体の意訳:

    この歌詞の部分は、自分自身の個性や魅力を保ち、向上させることの重要性を強調しています。「最善を尽くしてファンキーさを保つべきだ」という表現は、自分自身に忠実であり続け、自己向上に努めることの大切さを示しています。「次回はあなたを捕まえないように、あなたも他の誰かを捕まえることができるように」という言葉は、自己防衛と同時に他人を魅了する力を身につけることを促しています。この部分は、自分の魅力を高め、他人に影響を与えることの重要性を表現しています。

    You can have my best
    You and G.C.S
    Nothing less will do
    You can have some funk too

    単語:

    You can have: 「あなたは持つことができる」という意味の句。
    my best: 「私の最高のもの」という意味の名詞句。
    G.C.S: 「Graham Central Station」の略称。
    Nothing less: 「それ以下のものは」という意味の句。
    will do: 「十分である」という意味の動詞句。
    You can have some: 「あなたはいくらか持つことができる」という意味の句。
    funk: 「ファンク」、音楽ジャンルや特有のスタイルを指す名詞。

    文法:

    「You can have my best」は、提供や許可を表す句です。
    「You and G.C.S」は、あなたとGraham Central Stationを結びつける名詞句です。
    「Nothing less will do」は、十分でなければならないという要求を表す文です。
    「You can have some funk too」は、ある程度の量や程度を示す句です。

    和訳:

    あなたは私の最高のものを持つことができる
    あなたとG.C.S
    それ以下ではダメだ
    あなたも少しファンクを持つことができるよ

    文章全体の意訳:

    この歌詞の部分は、歌い手がリスナーに彼らの最高の音楽やスタイルを提供することを約束しています。「私の最高のものを持つことができる」という表現は、彼らが提供する音楽や経験が価値があると信じていることを示しています。「あなたとG.C.S、それ以下ではダメだ」という言葉は、Graham Central Stationがリスナーに対して高い品質の音楽を提供することへの自信を表しています。「あなたも少しファンクを持つことができるよ」というフレーズは、リスナーにも彼らの音楽のスタイルや楽しさを体験する機会を提供しています。この部分は、彼らの音楽とその魅力を共有し、リスナーにもその一部を体験させることを表現しています。

     

    Pow
    I got-cha


     

     

  3. 日本語訳

    Pow
    捕まえた
    ファンクダウンしている君を
    Pow
    捕まえた
    だから決して油断するなよ
    Pow
    捕まえた
    ファンクダウンしている君を
    Pow
    君を捕まえた、誰かが町中に広めているぞ


    何を期待していたの?
    ああ、もしかして俺たちが少しクラシカルなアカペラを歌うと思った?
    こんな感じで
    La. La, La, La. La. La. La
    La, La. La, La. La
    La, La

    何を期待していたの?
    ああ、もしかして俺たちが少しショパンベートーヴェン、バッハを演奏すると思った?

    何を期待していたの?
    もしかして
    僕が少しカントリーファンクを歌うと思ったのかな
    こんな感じで

    Pow
    捕まえた
    ファンクダウンしている君を
    Pow
    捕まえた
    だから決して油断するなよ
    Pow
    捕まえた
    ファンクダウンしている君を
    Pow
    君を捕まえた、誰かが町中に広めているぞ


    ベストを尽くせ
    いつもファンキーでいるために
    次は捕まえられないように
    君も誰かを捕まえられるように


    君も最高になれる
    君とG.C.S
    それ以下はダメだ
    君もファンクを受け取れるよ

    Pow
    I got-cha

     

 

 

POW

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