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【和訳文法】Babe I'm Gonna Leave You-Led Zeppelin

今回はアン・ブレドンがパクられまくった名曲をLed Zeppelinが神アレンジした「Babe I'm Gonna Leave You」の和訳、文法解説をしていきます。

Babe I'm Gonna Leave You (Remaster) - YouTube

 

 

 

 

  1. 曲について

    レッドツェッペリンのデビューアルバム「Led Zeppelin」に収録された曲の一つである「Babe I'm Gonna Leave You」は、フォークロックの名曲として知られています。しかし、この曲はもともとレッドツェッペリンのオリジナルではなく、1950年代後半にアメリカのフォークシンガー、アン・ブレドンが書いた曲です。

    アン・ブレドンは、1930年にカリフォルニア州で生まれました。彼女は幼い頃から音楽に興味を持ち、ギターを弾き始めました。彼女は1950年代にカリフォルニア大学バークレー校に入学し、そこでフォークミュージックのサークルに参加しました。彼女は自分で曲を作り始め、その中に「Babe I'm Gonna Leave You」という曲がありました。この曲は、彼女が恋人と別れることを決意したときにインスピレーションを得て書いたと言われています。

    彼女はこの曲をラジオやライブで披露しましたが、レコード化はしませんでした。しかし、彼女の友人であるジャネット・スミスがこの曲を録音し、そのテープがフォークシンガーの間で回されるようになりました。そのテープを聴いたのが、ジョーン・バエズという若き才能でした。

    ジョーン・バエズは、1941年にニューヨーク州で生まれました。彼女は10代からフォークソングを歌い始め、1960年にデビューアルバム「Joan Baez」を発表しました。このアルバムは大ヒットし、彼女は一躍フォーク界のスターとなりました。彼女は社会的なメッセージを込めた歌や抗議歌も歌い、ボブ・ディランとも親交を深めました。

    彼女は1962年にセカンドアルバム「Joan Baez, Vol. 2」を発表しました。このアルバムには、「Babe I'm Gonna Leave You」という曲が収録されています。彼女はこの曲をアン・ブレドンのテープから聴いて気に入り、カバーしたのです。彼女はこの曲をトラディショナル(伝承民謡)だと思っていたため、作詞作曲者のクレジットはありませんでした。彼女の歌声とギターだけで構成されたこの曲は、切なくも美しい雰囲気を醸し出しました。この曲はアルバムの中でも人気が高く、シングルカットされてヒットしました。

    レッドツェッペリンは、1968年にイギリスで結成されたロックバンドです。彼らはハードロックやブルースロックを基調としながらも、フォークやレゲエなど様々な要素を取り入れた独自のサウンドを作り上げました。彼らは1970年代に世界的な人気を獲得し、ロック史に残る名バンドとなりました。

    彼らは1969年にデビューアルバム「Led Zeppelin」を発表しました。このアルバムには、「Babe I'm Gonna Leave You」という曲が収録されています。彼らはこの曲をジョーン・バエズのアルバムから聴いて気に入り、カバーしたのです。彼らもこの曲をトラディショナルだと思っていたため、作詞作曲者のクレジットはありませんでした。彼らはこの曲をロック化し、ギターのリフやドラムのビート、ボーカルの叫びなどで迫力と緊張感を高めました。この曲はアルバムの中でも目立つ存在となり、ライブでもよく演奏されました。

    レッドツェッペリンの「Babe I'm Gonna Leave You」がヒットしたことで、アン・ブレドンは自分が書いた曲が有名になったことを知りました。彼女は1972年にジョーン・バエズに連絡し、自分がこの曲の作者であることを伝えました。ジョーン・バエズは驚きましたが、謝罪し、以降のアルバムではアン・ブレドンの名前をクレジットしました。また、彼女はアン・ブレドンにロイヤリティ(印税)を支払いました。

    レッドツェッペリンも1980年代になってから、アン・ブレドンがこの曲の作者であることを知りました。彼らも謝罪し、以降のアルバムではアン・ブレドンの名前をクレジットしました。また、彼らもアン・ブレドンにロイヤリティを支払いました。

    The Beatlesの和訳リストは以下

    Led Zeppelin和訳アルバム一覧 


    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下

    【Led Zeppelin】1stアルバム「Led ZeppelinⅠ」


     

     

  2. 文法の解説

    Babe, baby, baby, I'm gonna leave you

    "Babe"と"baby"はどちらも親しい人、特にパートナーに対する呼びかけです。これは英語の日常会話や音楽の歌詞の中でよく見られます。

    "I'm gonna"は、"I am going to" の口語的な短縮形で、未来の行動を示します。したがって、"I'm gonna leave you"は「私はあなたを去るつもりです」という意味になります。この表現は非公式なコミュニケーションや音楽の歌詞でよく見られます。

    "Leave"はここでは「去る」「離れる」の意味で使われており、恋人との関係を終わらせることを暗示しています。

    したがって、全体として「Babe, baby, baby, I'm gonna leave you」は「ベイビー、ベイビー、ベイビー、私はあなたを去るつもりです」という意味になります。

    Leave you when the summer comes a-rollin'

    "the summer comes a-rollin'": ここでの"comes a-rollin'"はイディオマティックな表現で、直訳すると「夏が転がってくる」のような意味になりますが、実際には「夏がやってくる」という意味になります。"a-rollin'"は非常に口語的で詩的な表現で、何かが進行または移動していることを描写しています。

    したがって、"Leave you when the summer comes a-rollin'"は、「夏がやってくるときにあなたを去る」という意味になります。

    Leave you when the summer comes along

    "the summer comes along": ここでは、「夏がやってくる」という意味になります。"comes along"は「現れる」や「訪れる」という意味です。

    したがって、"Leave you when the summer comes along"は、「夏がやってくるときにあなたを去る」という意味になります。

    I ain't jokin' woman, I got to ramble

    "I ain't jokin' woman": このフレーズはインフォーマルでカジュアルな言い方で、「私は冗談を言っているわけではない、女性よ」という意味になります。"ain't"は口語的で非公式な表現で、「am not」、「is not」、「are not」、「has not」、「have not」のいずれかを意味します。ここでは「am not」の意味として使われています。

    "I got to ramble": "got to"は「~しなければならない」を意味するスラング表現で、しばしば "gotta"と短縮されます。"ramble"は「放浪する」、「ぶらつく」、「旅をする」という意味を持つ動詞です。したがって、"I got to ramble"は「私は放浪しなければならない」または「私は旅をしなければならない」という意味になります。

    全体をまとめると、"I ain't jokin' woman, I got to ramble"は、「冗談じゃない、女性よ、私は旅をしなければならない」という意味になります。

    We really got to ramble

    "We": 英語の主語プロノウンで、話し手自身と他の一人以上の人を指します。この場合、歌手自身と彼の恋人を指していると思われます。

    "really": これは副詞で、「実際に」や「本当に」などという意味を表します。ここでは、「実際に」や「本当に」放浪しなければならないという意味を強調しています。

    "got to": 「~しなければならない」または「~する必要がある」という意味を持つ非公式のフレーズです。

    "ramble": 「放浪する」、「ぶらつく」、「旅をする」という意味を持つ動詞です。

    したがって、"We really got to ramble"というフレーズは「私たちは本当に旅をしなければならない」という意味になります。

    I can hear it callin' me the way it used to do

    "can": 助動詞で、能力や可能性を表します。「~することができる」などと訳すことができます。

    "hear": 「聞く」や「聞こえる」という意味の動詞です。

    "it": これは代名詞で、先に言及されたものや理解できるものを指します。この場合、"it"は遠くから聞こえてくる呼び声や内心の声、あるいは放浪の呼び声を指している可能性があります。

    "callin'": "calling"の非公式または口語形で、「呼ぶ」または「呼びかける」という意味です。

    "me": 目的語の一人称単数プロノウンで、話し手自身を指します。

    "the way": 「方法」や「やり方」を指す名詞フレーズで、「~のように」や「~の方法で」という意味を表します。

    "it used to do": "used to"は過去の習慣や状態を表すフレーズで、「以前は~だった」と訳すことができます。"do"は一般的な行動を指す動詞です。

    したがって、"I can hear it callin' me the way it used to do"というフレーズは「それが以前呼んでいた方法で、私はそれが私を呼んでいるのが聞こえる」という意味になります。

    I can hear it callin' me back home

    "callin'": "calling"の非公式または口語形で、「呼ぶ」または「呼びかける」という意味です。

    "me": 目的語の一人称単数プロノウンで、話し手自身を指します。

    "back home": "back"は「元の場所に」または「以前の状態に」、「home」は「家」や「故郷」を指す名詞です。そのため、"back home"は「家に戻る」または「故郷に戻る」という意味になります。

    したがって、"I can hear it callin' me back home"というフレーズは「私はそれが私を家に呼び戻しているのが聞こえる」という意味になります。

    But I got to go away from this place

    "But": 接続詞で、対比や対照を示すために使われます。前の文と次の文の間に何らかの対比や対立を示します。

    "I": 英語の主語プロノウンで、話し手自身を指します。

    "got to": "have got to"の省略形で、必要性、義務、または強い意志を示します。「~しなければならない」、「~するべきだ」と訳されます。

    "go away": 「離れて行く」、「去る」などの意味を持つフレーズです。

    "from": 前置詞で、場所、時間、原因などを示すために使われます。

    "this place": 「この場所」という意味です。

    したがって、"But I got to go away from this place"というフレーズは、「しかし、私はこの場所から離れて行かなければならない」という意味になります。

    I've got to quit you, yeah

    "I've got to": "I have got to" の短縮形で、強い義務感や必要性を表す表現です。"I must"と同等の意味を持ちます。

    "quit": 「止める」、「やめる」、「終わらせる」などの意味を持つ動詞で、ここでは「(人との関係を)終える」の意味で使われています。

    "you": 二人称の代名詞で、話し手が話しかけている人を指します。

    "yeah": 「はい」や「うん」を意味する口語的な表現で、話し手の確信や同意を示します。

    したがって、"I've got to quit you, yeah" というフレーズは、「うん、君との関係を終わらせなくてはならない」という意味になります。

    It feels good to have you back again

    It feels good": 「それは良い感じだ」という意味で、ここではある状況や経験が心地良い、または満足感をもたらすことを表しています。

    "to have you back again": 「あなたが再び戻ってきてくれること」を意味します。「to have someone back」は、その人が去った後で再び戻ってきてくれるという状況を表すフレーズで、通常は長い間離れていたり、一時的に関係が断たれた後の再会を表します。

    全体として、"It feels good to have you back again" は、「あなたが再び戻ってきてくれて、それは本当に良い感じだ」という意味になります。

    And I know that one day, baby

    "And I know": 「そして私は知っている」は、確信を表現する表現です。

    "that one day": 「ある日」は、未来の特定されていない時間を指します。

    全体的に、「そして私は知っている、ある日には、ベイビー」という意味になります。

    It's really gonna grow, yes it is

    "really gonna": 「gonna」は「going to」の口語表現で、「〜するつもりだ」を表します。「really gonna」は「本当に〜するつもりだ」という強い意志や確信を表現します。

    "grow": 「育つ」、「成長する」を意味する単語です。

    "yes it is": 「それはそうだ」、「間違いなくそうだ」という確認の表現です。

    全体的に、「それは本当に成長するんだ、間違いなく」という意味になります。

    We gonna go walkin' through the park

    "gonna": 「going to」の口語表現で、「〜するつもりだ」を表します。

    "go walkin'": 「walk」の現在分詞形で、「散歩する」の意味があります。"go walkin'" は「散歩に行く」という意味になります。

    "through the park": 「公園を通って」、「公園を散歩する」という意味です。「through」は「〜を通って」、「〜を通り抜ける」という意味があります。

    全体として、「私たちは公園を散歩するつもりだ」という意味になります。

    Come what may, every day, oh

    "Come what may": このフレーズは、何が起ころうとも、どんな困難があろうとも、という意味のイディオムです。未来の不確定要素や困難に立ち向かう決意を表します。

    "every day": 文字通り「毎日」を意味します。

    "oh": この感嘆詞は、歌のリズムや感情を強調するために使われます。

    したがって、「Come what may, every day, oh」は、「何が起ころうとも、毎日(愛し続ける)、おお」といった感じに訳すことができます。

    You made me happy every single day

    "You made me happy": 「あなたは私を幸せにした」。ここでは過去形の "made" が使われており、話し手が過去の経験について語っています。"make someone happy"は直訳すると「誰かを幸せにする」となりますが、ここでは「あなたの存在や行動により私は幸せを感じた」という意味になります。

    "every single day": 「毎日、一日も欠かさず」。"every single day" は「一日たりとも欠かさず、毎日」という強調表現です。"single" が強調の意味を持ちます。

    したがって、「You made me happy every single day」は、「あなたは一日たりとも欠かさず私を幸せにしてくれた」と訳すことができます。

    But now, I've got to go away

    "But now": しかし、今。"But" は対照的な事柄を示す接続詞で、ここでは前述した内容(相手が話者を毎日幸せにしてくれた)と対照的な新たな事実を導きます。"Now" は現在を示す。

    "I've got to go away": 私は離れなければならない。「I've got to」は「I have got to」の短縮形で、強い義務感や必要性を表すイディオムです。「go away」は物理的にある場所から離れる意味も持つが、ここでは恋人との関係から離れる、つまり別れるという意味と解釈できます。

    したがって、「But now, I've got to go away」は、「でも今、私はあなたから離れなければならない」という意味になります。

     



  3. 日本語訳

    Babe, baby, baby, 私は出て行くよ
    I said baby, あなたは知ってるはずだ
    夏が来たときにあなたから離れるよ
    夏がやってきたらあなたから去るつもりだ
    夏が訪れたらあなたから去るつもりだ

    Babe, babe, babe, babe, babe, babe, baby
    Baby, あなたから離れたくない
    冗談じゃない、私は一人にならなければならない
    Oh yeah, baby, baby, 分かってるんだ

    私たちは別れるしかない
    私を呼んでいるのが聞こえる、昔と同じように
    私を呼び戻しているのが聞こえる

    Oh, babe, あなたから去るつもりだ
    Oh, baby, あなたは知っているよ
    本当にあなたから離れないといけない
    Oh, 私を呼んでいるのが聞こえない?
    呼んでいるのが聞こえないのかと言っているよ、昔と同じように


    I know, I know, I know I never, never, never, never, never
    あなたから離れるよ、baby
    やっぱり、ここから離れなければならない
    あなたと終わらせなければならない、year


    Oh, baby, baby, baby, baby, baby, baby, baby,
    私を呼んでいるのが聞こえない?
    Woman, woman, I know, I know
    あなたがまた戻ってきてくれると嬉しい

    私は分かってる、いつか、baby,
    だんだん近づいている、そうだ

    公園を散歩しよう
    毎日
    何があっても、毎日、oh
    私はあなたから離れるよ

    Sweet babe
    本当に、本当に幸せだった
    あなたは1日もかかさず私を幸せにしてくれた
    でも今は、私はあなたとさよならする
    Ooh, oh, oh,
    Baby, baby, baby
    私を呼んでいるんだ
    私を呼んでいるって言ったでしょ
    家に帰るんだ