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beatlesの曲から学ぼう:「Tell Me Why」【英語学習】【洋楽和訳】【歴史】

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  1. 曲について

    The Beatlesの「tell me why」は、1964年に公開された彼らの主演映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』のサウンドトラックとして書かれた曲です。レノン=マッカートニー名義ですが、実際にはジョン・レノンがパリかニューヨークで書いたとされています 。レノンは、この曲について「アップテンポな曲が必要だと言われて書いた曲。ニューヨークの黒人女性グループみたいな感じだ」と語っています。

    この曲は、ドゥーワップのコードチェンジとランニングベースの上に乗せたブロック・コードで構成されており、キーはDメジャーです。レノン、ポール・マッカートニージョージ・ハリスンの3声ハーモニーで歌われていますが、コーラスではレノンがハリスンよりも高い音域を歌っています。

    この曲は、イギリスでは7月10日に発売されたオリジナル・アルバム『ハード・デイズ・ナイト』や、アメリカでは6月26日に発売されたユナイテッド・アーティスツ編集盤『A Hard Day's Night』に収録されました。また、日本ではシングル盤『すてきなダンス』のB面曲としてもリカットされました。

    この曲は、映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』でテレビ・ショーのシーンで演奏されましたが、これはリップシンクでスタジオ音源が被せられています。このシーンでは、ビートルズのファンが興奮して叫んだり泣いたりする様子が映し出されています。

    この曲は、ザ・ビーチ・ボーイズやエイプリル・ワインなどのアーティストにもカバーされています。

     

    The Beatlesの和訳リストは以下

    The Beatles和訳アルバム一覧


    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下

    【The Beatles】3rdアルバム「A Hard Day’s Night」



     

  2. 歌詞

    Tell Me Why
    作詞者    レノン=マッカートニー
    作曲者    レノン=マッカートニー
    Tell me why you cried, and why you lied to me,

    Tell me why you cried, and why you lied to me.

    Well I gave you everything I had,
    But you left me sitting on my own,
    Did you have to treat me oh so bad,
    All I do is hang my head and moan.

    Tell me why you cried, and why you lied to me,
    Tell me why you cried, and why you lied to me.

    If there's something I have said or done,
    Tell me what and I'll apologize,
    If you don't I really can't go on,
    Holding back the tears in my eyes,

    Tell me why you cried, and why you lied to me,
    Tell me why you cried, and why you lied to me.

    Well I beg you on my bended knees,
    If you'll only listen to my pleas,
    If there's anything that I can do,
    'Cause I really can't stand it, I'm so in love with you.

    Tell me why you cried, and why you lied to me,
    Tell me why you cried, and why you lied to me.

    Tell me why you cried, and why you lied to me,
    Tell me why you cried, and why you lied to me.


     

  3. 日本語訳

    なぜ泣いたの、なぜ僕に嘘をついたの、教えてくれ
    なぜ泣いたの、なぜ僕に嘘をついたの、教えてくれ

    あなたに全てを捧げたよ。
    でも、僕を一人ぼっちにして去っていった。
    あなたはなぜ、こんなに酷いことをしたの
    僕はただ疼くまって嘆くだけだ。

    なぜ泣いたの、なぜ僕に嘘をついたの、教えてくれ
    なぜ泣いたの、なぜ僕に嘘をついたの、教えてくれ

    もし君を傷つけたなら、
    教えてほしい、謝るよ。
    教えてくれないなら、僕はもうこれ以上耐えることができない
    涙を抑えているよ

    なぜ泣いたの、なぜ僕に嘘をついたの、教えてくれ
    なぜ泣いたの、なぜ僕に嘘をついたの、教えてくれ

    膝をついてお願いするよ
    もしも、ただ君が僕の頼みを聞いてくれるなら
    もしも、何か僕にできることがあるなら、
    だって本当に耐えられない、僕はあなたに夢中なんだ。

    なぜ泣いたの、なぜ僕に嘘をついたの、教えてくれ
    なぜ泣いたの、なぜ僕に嘘をついたの、教えてくれ

    なぜ泣いたの、なぜ僕に嘘をついたの、教えてくれ


     

  4. 文法の解説
    Tell me why you cried, and why you lied to me,
    "Tell me":直訳すると「僕に教えて」となります。ここでの"me"は英語の目的語で、教えるべき対象を示します。
    "why":「なぜ」を意味する疑問詞です。これにより、その後の事象に対する理由または原因を尋ねます。
    "you cried":「あなたが泣いた」を意味します。ここで"you"は主語で、「あなた」を指し、"cried"は動詞で、「泣く」の過去形です。
    "and":「そして」を意味する接続詞です。前の文と次の文をつなげます。
    "why you lied to me":「なぜあなたが僕に嘘をついたのか」を意味します。ここでも"why"が「なぜ」という理由を尋ねる疑問詞として使われています。"lied"は「嘘をつく」の過去形で、"to me"で「僕に」という方向性を示します。
    Well I gave you everything I had,
    "Well":「まあ」や「うーん」などと訳されます。会話の中で躊躇、驚き、認識、理解、同意などの感情を表現する際に使用されます。
    "gave":「give」の過去形で、「与える」を意味します。
    "you":英語の目的語で、「君」を指します。
    "everything I had":「持っていた全て」と訳されます。"everything"は「全て」、"I had"は「僕が持っていた」の意味で、「持っていた全て」を"you"(君)に与えた、という意味になります。
    特にイディオムは含まれていませんが、「give someone everything one has」という表現は、自分が持っている全てを(感情、時間、資源など)相手に捧げた、という意味でよく使われます。
    But you left me sitting on my own,
    "But":接続詞で、「しかし」や「でも」などと訳されます。文や節をつなげ、対比や対照を示します。
    "you":英語の主語で、「君」を意味します。
    "left":「leave」の過去形で、「~を残す」、「~を放置する」を意味します。
    "me":英語の目的語で、「僕」を指します。
    "sitting on my own":「一人で座ってる」を意味します。「sit on one's own」は「一人で座る」、「一人ぼっちでいる」という意味のイディオムです。
    つまり、「you left me sitting on my own」は「君が僕を一人ぼっちで座らせたままにした」という意味になります。
    Did you have to treat me oh so bad,
    "Did you have to":「~しなければならなかったの?」という意味の疑問文を作る表現です。「Did」は過去形を作るための助動詞で、「you have to」は「あなたは~しなければならない」という意味です。
    "treat me":「treat」は「扱う」を意味する動詞で、「me」は目的語として「僕」を指します。「treat me」は「僕を扱う」を意味します。
    "oh so bad":「とてもひどく」を意味する表現です。「oh so」は強調を加えるための表現で、「とても」を意味します。「bad」は「ひどい」、「悪い」を意味します。
    よって、「Did you have to treat me oh so bad」は直訳すると「君は僕をとてもひどく扱わなければならなかったの?」という意味になります。
    All I do is hang my head and moan.
    "All I do is":これは「~することだけだ」という意味の表現です。「I do」は「私がする」という意味で、「is」はbe動詞で、その後に続く行動や状態を示しています。
    "hang my head":これは「頭を下げる」という意味のイディオムです。具体的には、恥ずかしさ、失望、悲しみなどの感情を表現するときに使われます。
    "moan":これは「嘆く」、「うめく」という意味の動詞です。つまり、自分が抱えている苦しみや不満を表現するために使われます。
    よって、「All I do is hang my head and moan」は、直訳すると「僕ができることはただ頭を下げて嘆くだけだ」という意味になります。
    If there's something I have said or done,
    "If": 「もし~ならば」という条件を示す接続詞です。
    "there's":「there is」の短縮形で、「~がある」という意味です。
    "something":「何か」という意味の不定詞です。
    "I have said or done":ここでは「have + 過去分詞」形の現在完了形が使われています。「I have said」は「僕が言ったことがある」、「I have done」は「僕がしたことがある」という意味になります。"or"は選択を示す接続詞で、ここでは「言ったことか、したことか」のいずれかを指しています。
    よって、「If there's something I have said or done,」は、「もし僕が何か言ったり、何かしたことがあるなら、」という意味になります。
    ここでは「傷付けたなら」と訳してみました。
    Tell me what and I'll apologize,
    "what":疑問詞で、「何を」または「何」という意味です。ここでは、「何であれ」という広範な意味を持っています。
    "and":並列を示す接続詞です。「~そして」という意味になります。
    "I'll apologize":「私は謝るだろう」という意味です。「I will」が短縮形になった「I'll」を使い、未来形を作っています。「apologize」は「謝罪する」を意味する動詞です。
    よって、「Tell me what and I'll apologize,」は、「何であれ言って、僕は謝るよ」という意味になります。
    If you don't I really can't go on,
    "If you don't":「もし君がそれをしないなら」という意味です。「if」は条件を示す接続詞で、その後の動詞(ここでは "do")が否定形になっているため「~しないなら」と訳すことができます。"you" は二人称単数形の主語で、「君」を指します。
    "I really":「本当に僕は」という意味です。「I」は一人称単数形の主語で、「僕」を指します。「really」は副詞で、「本当に」という意味を持ちます。
    "can't go on":「これ以上進むことができない」という意味です。「can't」は「can not」の短縮形で、能力や可能性のなさを示します。「go on」はイディオムで、「進む」または「続ける」という意味になります。
    よって、「If you don't I really can't go on,」は、「もし君がそれをしないなら、本当に僕はこれ以上進むことができない」という意味になります。
    Holding back the tears in my eyes,
    "Holding back":このフレーズはイディオムで、「抑える」または「押しとどめる」という意味があります。感情や涙などを抑えることを指すことが多いです。
    "the tears":「涙」を意味します。
    "in my eyes":「私の目の中で」または「私の目に」という意味です。「in」は前置詞で、何かが含まれている状態や位置を示します。「my」は所有格の一人称単数形で、「私の」という意味があります。「eyes」は「目」を意味します。
    よって、「Holding back the tears in my eyes,」は、「目に涙を抑えている」という意味になります。
    Well I beg you on my bended knees,
    "I beg you":「beg」は「懇願する」「お願いする」という動詞で、「you」は二人称単数形の代名詞で「あなた」を意味します。従って、「I beg you」は「僕はあなたにお願いします」という意味になります。
    "on my bended knees":このフレーズはイディオムで、謙虚な態度を示すために膝をつくという行為を表現しています。通常、自分の要求や願いを強調するために使用されます。「on」は前置詞で、「~の上に」という位置関係を示す際に使います。「bended」は「bend」の過去形または過去分詞形で、「曲げる」や「曲がる」を意味します。「knees」は「膝」を意味します。従って、「on my bended knees」は「跪いて」という意味になります。
    よって、「Well I beg you on my bended knees,」は、「僕は跪いてお願いします」という意味になります。
    If you'll only listen to my pleas,
    "If you'll only listen":「if」は「もし...ならば」という条件を示す接続詞です。「you'll」は「you will」の短縮形で、「あなたは~するでしょう」を意味します。「only」は「ただ...だけ」を意味する副詞です。「listen」は「聞く」という意味の動詞です。したがって、「If you'll only listen」は「もしあなただけが聞いてくれるなら」という意味になります。
    "to my pleas":「to」は前置詞で、主に「~へ」や「~に」といった意味で使われます。「my」は一人称単数形の所有格で、「私の」を意味します。「pleas」は「plea」の複数形で、「懇願」を意味します。したがって、「to my pleas」は「僕の懇願に」という意味になります。
    よって、「If you'll only listen to my pleas,」は、「もしあなただけが僕の懇願を聞いてくれるなら」という意味になります。
    If there's anything that I can do,
    "If there's anything":「if」は「もし...ならば」という条件を示す接続詞です。「there's」は「there is」の短縮形で、「~がある」という意味になります。「anything」は不定詞で、「何か」という意味です。したがって、「If there's anything」は「もし何かあれば」という意味になります。
    "that I can do":「that」は関係代名詞で、先行する名詞(ここでは「anything」)を受けて、それに関する補足的な情報を提供します。「I can do」は「僕ができる」という意味の文です。「can」は「~ができる」という意味の助動詞です。「do」は「行う」という意味の動詞です。したがって、「that I can do」は「僕ができること」という意味になります。
    よって、「If there's anything that I can do,」は、「もし僕が何かできることがあれば」という意味になります。
    'Cause I really can't stand it, I'm so in love with you.
    "'Cause":これは"Because"の短縮形で、「だって」や「なぜなら」などと訳されます。文章や説明の理由を示す接続詞です。
    "I really can't stand it":「I can't stand」は「~を我慢できない」という固定表現です。「it」はそれ(この文脈では状況や痛み)を指します。「really」は強調の副詞で、「本当に」や「とても」という意味になります。したがって、「I really can't stand it」は「僕は本当にそれを我慢できない」という意味になります。
    "I'm so in love with you":「I'm in love with you」は「僕は君に恋をしている」という表現です。「so」は「とても」や「非常に」という意味の副詞で、「in love」の程度を強調しています。したがって、「I'm so in love with you」は「僕は君にとても恋をしている」という意味になります。
    よって、「'Cause I really can't stand it, I'm so in love with you.」は、「だって僕は本当に我慢できない、君にとても恋をしているんだ」という意味になります。