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beatlesの曲から学ぼう:「When I Get Home」【英語学習】【洋楽和訳】【歴史】

 

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  1. 曲について

    この曲は、レノン=マッカートニーの共作とされていますが、実際にはジョン・レノンが主に作詞作曲を担当したものです。レノンは、この曲について「ウィルソン・ピケット的なモータウンサウンドってところ。1小節にカウベルを4発鳴らしてる」と語っています。また、この曲の歌詞は、レノンが当時最初の妻であったシンシアと長期にわたって別居していたことが影響しているとも言われています。

    この曲のレコーディングは、アルバムのためのセッション最終日にあたる1964年6月2日に行われました。この日は、他にも「エニイ・タイム・アット・オール」や「今日の誓い」なども録音されました。この曲は11テイクで完成しましたが、ブリッジ部分ではレノンのボーカルがダブルトラックになっており、一方のトラックで「till I walk out that door」というフレーズが少し早めに歌われています。これはステレオ・ミックスやイギリスで発売されたモノラル・ミックスでは消去されていますが、アメリカで発売された編集盤『サムシング・ニュー』では強調されたミキシングになっています。

    この曲は、イギリスでは『ハード・デイズ・ナイト』のB面4曲目として収録されましたが、アメリカでは『サムシング・ニュー』のA面3曲目として収録されました。また、この曲はビートルズ自身がライブで演奏することはありませんでした。

    The Beatlesの和訳リストは以下

    The Beatles和訳アルバム一覧


    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下

    【The Beatles】3rdアルバム「A Hard Day’s Night」


     

  2. 歌詞

    When I Get Home
    作詞者    レノン=マッカートニー
    作曲者    レノン=マッカートニー

    Whoa, I
    Whoa, I
    I got a whole lot of things to tell her
    When I get home
    Come on, out of my way
    'Cause I'm gonna see my baby today
    I've got a whole lot of things I gotta say
    To her
    Whoa, I
    Whoa, I
    I got a whole lot of things to tell her
    When I get home
    Come on if you please
    I've got no time for trivialities
    I've got a girl who's waiting home for me
    Tonight
    Whoa, I
    Whoa, I
    I got a whole lot of things to tell her
    When I get home
    When I'm getting home tonight, I'm gonna
    Hold her tight
    I'm gonna love her till the cows come home
    I bet I'll love her more
    Till I walk out that door
    Again
    Come on, let me through
    I've got so many things I gotta do
    I've got no business being here with you
    This way
    Whoa, I
    Whoa, I
    I got a whole lot of things to tell her
    When I get home
    Yeah, I got a whole lot of things to tell her
    When I get home


     

  3. 日本語訳

    Whoa, I
    Whoa, I
    帰ったら彼女に言わなきゃいけないことがたくさんあるんだ
    家に帰ったら

    さあ、道を開けて
    だって今日は僕の愛しの子に会いに行くんだ
    彼女に言いたいことが山ほどある
    彼女にね

    Whoa, I
    Whoa, I
    帰ったら彼女に言わなきゃいけないことがたくさんあるんだ
    家に帰ったら
    さあ、お願いだから
    些細なことで時間を無駄にしたくないんだ
    僕を待っている彼女がいるんだ
    Tonight

    Whoa, I
    Whoa, I
    帰ったら彼女に言わなきゃいけないことがたくさんあるんだ
    家に帰ったら

    今夜帰ったら、僕は
    彼女をしっかりと抱きしめるんだ
    家に牛が帰るまで愛し続ける
    きっと、さらに愛しちゃうんだ
    また僕がでていくまで
    さあ、道を開けてくれ
    やらなきゃいけないことが山ほどあるんだ
    君とここにいる理由なんてないんだ
    この状況は
    Whoa, I
    Whoa, I
    帰ったら彼女に伝えるべきたくさんのことがあるんだ
    家に帰ったら
    うん、帰ったら彼女に伝えるべきたくさんのことがあるんだ
    家に帰ったら


     

  4. 文法の解説

    I got a whole lot of things to tell her
    "I got"は、一般的に"I have"と同義で、「私は~を持っている」という意味です。ただし、この表現は口語的で、一部の地域や人々の間でよく使われるものの、文法的には正しくありません。標準的な英語では"I have"を使います。
    "a whole lot of"は、「たくさんの」や「大量の」を意味する口語的な表現で、"a lot of"よりも強調的です。
    "things"は「物事」または「こと」を指し、ここでは伝えるべき情報や話題を指します。
    "to tell her"は「彼女に伝えるために」という意味の不定詞構文です。「tell」は「伝える」を意味し、「her」は伝える相手を指します。
    したがって、全体としてこのフレーズは「私は彼女に伝えるべきたくさんのことがある」という意味を持ちます。

    When I get home
    "When" は時間を指す接続詞で、「~するとき」や「~したとき」を意味します。
    "I" は一人称の主語を指し、「私」を意味します。
    "get" はこの文脈では、「到着する」を意味します。
    "home" は「家」を指します。
    したがって、全体としてこのフレーズは「私が家に帰ったとき」という意味を持ちます。このフレーズは、通常、その後に続く行動や状況について説明するために使われます。

    Come on, out of my way
    "Come on": これは一般的なイディオムで、様々な文脈で使用されます。この場合、「さあ、急げ」といった意味になると思われます。相手に何かを急ぐように促すときや、自分自身にエネルギーを注入しようとするときに使われます。
    "out of my way": 「邪魔をするな」または「私の道を開けて」などという意味で使われます。"way"は「道」や「方法」を指し、この場合は文字通り「道」や「進行方向」を指しています。"out of my way"は「私の道から外れて」を意味し、他の人に邪魔をしないようにという要求を表します。
    したがって、このフレーズ全体で「さあ、邪魔をするな」という意味になります。

    'Cause I'm gonna see my baby today
    "'Cause": これは "because" の口語的な短縮形で、「なぜなら」「だって」といった意味です。文章や会話の中で理由や原因を示すのに使います。
    "I'm gonna": これは "I am going to" の口語的な短縮形で、将来の行動を示すのに使います。「~するつもりだ」という意味です。
    "see my baby today": "see" は「会う」の意味で、"my baby" は愛情を込めて恋人や配偶者を指す言葉です。「今日、僕の愛する人に会う」という意味になります。
    したがって、このフレーズ全体で「だって今日、僕の恋人に会うんだから」という意味になります。

    I've got a whole lot of things I gotta say To her
    "I've got":これは "I have" の口語的な表現で、「私は持っている」または「私にはある」という意味です。
    "a whole lot of":これは「たくさんの」または「大量の」という意味の表現で、口語的な表現です。
    "things":「事柄」または「話題」などを指します。
    "I gotta say":これは "I have got to say" の口語的な短縮形で、「言わなければならない」または「言いたい」という意味です。
    "to her":「彼女に対して」を意味します。
    したがって、このフレーズ全体で「僕は彼女に言わなければならないことがたくさんある」という意味になります

    Come on if you please
    "Come on":これは一般的な表現で、「さあ、行こう」や「さあ、やろう」などの意味を持ちます。これは通常、他の人々を奨励したり、行動を促したりする際に使用されます。
    "if you please":これは少し古風な表現で、「もしよろしければ」または「お願いだから」という意味です。丁寧な依頼や提案をする際に使用されます。
    したがって、このフレーズ全体では「さあ、もしよろしければ」または「さあ、お願いだから」という意味になります。他の人を促す、あるいは何かを始めるように促す際に使われます。

    I've got no time for trivialities
    "I've got":これは "I have" の口語表現で、「私は持っている」という意味です。ここでは、時間や機会を指すメタファーとして使われています。
    "no time":直訳すると「時間がない」という意味になります。ただし、このフレーズは「興味がない」や「関心がない」という意味にもなります。時間を具体的に使わない事に対して、その事への興味や関心の欠如を表現するために使われます。
    "for trivialities":「些細なことに」という意味です。"trivialities"は「些細な事柄」や「重要でない事柄」を指します。
    したがって、このフレーズ全体では、「些細なことに時間を割く余裕はない」または「些細なことには興味がない」などという意味になります。つまり、重要でない事柄や些細な問題に対して、時間やエネルギーを割くことに興味がないと言っています。

    I've got a girl who's waiting home for me
    "I've got":これは "I have" の口語表現で、「私は持っている」という意味です。ここでは、人や物を所有している、または関係があるという意味で使われています。
    "a girl":ここでは恋人やパートナーを指しています。
    "who's waiting home for me":ここで "who's" は "who is" の短縮形で、「〜が私のために家で待っている」となります。つまり、恋人やパートナーが彼の帰りを家で待っているという状況を示しています。
    したがって、全体的な意味としては、「私には家で待っている恋人がいる」という意味になります。

    I'm gonna love her till the cows come home
    "I'm gonna":これは "I am going to" の口語表現で、「私は~するつもりだ」という未来の行動を表します。
    "love her":「彼女を愛する」という直訳になります。愛情を示す行為や感情を表します。
    "till the cows come home":これは一般的な英語のイディオムで、「非常に長い時間」または「永遠に」という意味を表します。牛が放牧から帰ってくるのは通常夕方や夜になるため、このフレーズは長い時間を暗示しています。
    したがって、このフレーズの全体的な意味は、「私は彼女を永遠に愛するつもりだ」となります。

    I bet I'll love her more
    "I bet":これは一般的な英語のイディオムで、「私は賭ける」「私は確信している」という意味を持つ表現です。確信や自信を表します。
    "I'll":これは "I will" の短縮形で、未来の行動または意志を表します。
    "love her more":「彼女をもっと愛する」という直訳になります。愛情の度合いを表します。
    したがって、このフレーズの全体的な意味は、「私は彼女を更に愛するだろうと確信している」となります。

    Till I walk out that door
    "Till":この語は「〜まで」という時間的な制限を示します。"Until" のより非公式なバージョンであり、一部の文脈では "until" の代わりに用いられます。
    "I walk out that door":直訳すると「私がそのドアから出て行く」となります。通常は、ある場所を去る、または特定の状況から脱出することを意味します。
    したがって、このフレーズ全体の意味は「私がそのドアから出て行くまで」となります。これは、特定の状況や行動が終了するまでの時間枠を示しています。

    Come on, let me through
    "Come on":この表現は直訳すると「来て」ですが、ここではスラング的な意味を持ちます。相手に何かを早く行うよう促すときや、興奮、驚き、不満などの感情を表現する際によく使われます。
    "let me through":直訳すると「私を通して」で、ここでは「私を通過させて」という意味になります。つまり、自分が通過するために他人に道を譲るよう求めています。
    したがって、全体としてこのフレーズは「さあ、私を通して」という意味になります。主語が急いでいる状況を示し、他の人々に道を空けるように促しています。

    I've got so many things I gotta do
    "I've got": 直訳すると「私が持っている」ですが、ここでは「私には~がある」という意味になります。つまり、「持つ」という動詞は具体的な物を持つ意味だけでなく、「ある状態や状況が存在する」という抽象的な意味でも使われます。
    "so many things": 「とても多くのこと」を意味します。この表現は一般的には大量の物事や課題、任務などを指すのに使われます。
    "I gotta do": "gotta"は「have got to」の口語表現で、「しなければならない」を意味します。したがって、「I gotta do」は「私は~しなければならない」という意味になります。
    したがって、このフレーズ全体を翻訳すると「私はやらなければならないことがたくさんある」となります。主語は自身に与えられた多くの任務や義務について言及しています。

    I've got no business being here with you
    "I've got": 「私が持っている」という直訳ですが、この文脈では「私には~がある」を意味します。これは一般的に状況や状態を表すときに用いられます。
    "no business": "business"は通常、「仕事」または「ビジネス」を意味しますが、この表現では「関係」「関与する理由」の意味で用いられています。「no business」は「〜する理由が全くない」または「〜するべきではない」という意味になります。
    "being here with you": 「あなたとここにいる」という意味です。この部分は、特定の人物(この場合は"you")と特定の場所("here")での存在を表します。
    したがって、このフレーズ全体を翻訳すると「私はあなたとここにいる理由が全くない」または「私があなたとここにいるべきではない」になります。これは、主語が現在の状況に適していない、またはそこにいるべきではないと感じていることを示しています。

    This way
    方向指示: "This way"はしばしば方向を示すために用いられます。例えば、誰かを案内する際に「こちらへ(来てください)」という意味で使われることがあります。
    方法指示: また、「this way」はある特定の方法を指すためにも使われます。例えば、「このようにして」や「この方法で」という意味になります。

    このフレーズは、特定の文脈なしでは一意的な解釈が難しいため、具体的なシチュエーションや前後の文脈に基づいて解釈されるべきです。