ジョンが16歳の時に作った若干厨二病感漂う「I'll Follow The Sun」の和訳、文法解説をしていきます。
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曲について
この曲は、1964年に発売されたアルバム『ビートルズ・フォー・セール』に収録されていますが、実はポールが16歳の頃に書いたという古い曲です。ポールは、病気で寝込んでいた時に、レースのカーテン越しに見える太陽を追いかけるような気持ちで作ったと語っています。
レコーディングは1964年10月18日に行われました。ポールがリードボーカルとベースとアコースティックギターを担当し、ジョンとジョージがコーラスとアコースティックギターを、リンゴが膝と手でパーカッションを演奏しました。ジョージのエレクトリックギターのソロは、後からオーバーダビングされました。この曲は、ビートルズの初期の曲の中では珍しく、ドラムが使われていません。
この曲はイギリスではシングルにはなりませんでしたが、日本やスウェーデンではシングルカットされてヒットしました。また、BBCラジオでのライブ演奏も録音されています。
The Beatlesの和訳リストは以下
この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下【The Beatles】4thアルバム「Beatles For Sale」
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歌詞
I'll Follow The Sun
作詞者 レノン=マッカートニー
作曲者 レノン=マッカートニーOne day you'll look
To see I've gone
For tomorrow may rain
So I'll follow the sun
Some day you'll know
I was the one
But tomorrow may rain
So I'll follow the sun
And now the time has come
And so, my love, I must go
And though I lose a friend
In the end, you will know, oh
One day you'll find
That I have gone
But tomorrow may rain
So I'll follow the sun
Yeah, tomorrow may rain
So I'll follow the sun
And now the time has come
And so, my love, I must go
And though I lose a friend
In the end, you will know, oh
One day you'll find
That I have gone
But tomorrow may rain
So I'll follow the sun -
日本語訳
ある日、僕がいなくなったことに気づくでしょう
明日は雨が降るかもしれない
だから、僕は太陽を追いかけるいつか、僕は一人しかいないことと知るでしょう
でも、明日は雨が降るかもしれない
だから、僕は太陽を追いかけるそして、その時が来たよ
だから、親愛なる人、僕は行くよ
友を失うかもしれないけれど
最後に、君は分かってくれるだろうある日、僕がいなくなったことに気づくでしょう
でも、明日は雨が降るかもしれない
だから、僕は太陽を追いかけるそう、明日は雨が降るかもしれない
だから、僕は太陽を追いかけるそして、その時が来たよ
だから、親愛なる人、僕は行くよ
友を失うかもしれないけれど
最後に、君は分かってくれるだろうある日、私がいなくなったことに気づくでしょう
でも、明日は雨が降るかもしれない
だから、僕は太陽を追いかける -
文法の解説
One day you'll look
One day: このフレーズは「いつか」という未来のある特定されていない時点を指します。具体的な日付や期間を示していないため、ある未来の時点で何かが起こることを示唆しています。
you'll: これは "you will" の短縮形です。"will" は未来形を形成するのに使われるモーダル動詞です。
look: この動詞は「見る」という意味です。文脈によっては、物理的に何かを見る行為だけでなく、気づく、認識するという意味も持つことがあります。
全体として、この文は「いつかあなたは気づく(または見る)でしょう」という意味になります。歌詞の文脈からすると、この後に何か特定の事実や状況に気づくことを示唆していると考えられます。
To see I've gone
To see: ここでの "to" は無限動詞を形成するためのものです。"see" は「見る」という意味の動詞ですが、この文脈では「気づく」や「認識する」という意味になります。
I've: これは "I have" の短縮形です。"have" はここでは完了形を形成する助動詞として使われています。
gone: これは "go" の過去分詞形です。"I've gone" は現在完了形で、「私は去った」という意味になります。これは過去のある時点での行動や状態が現在にも影響を及ぼしていることを示しています。
全体として、この文は「私が去ったことに気づく」という意味になります。前の文「One day you'll look」と組み合わせると、「いつかあなたは私が去ったことに気づくでしょう」という意味になります。
For tomorrow may rain
For: この文脈では、「なぜならば」「というのも」という意味の接続詞です。前の文や状況を説明するための理由や背景を提供します。
tomorrow: 「明日」という意味の名詞です。
may: この文脈では、可能性や不確実性を示す助動詞です。
rain: 「雨が降る」という意味の動詞です。
全体として、この文は「というのも、明日は雨が降るかもしれないから」という意味になります。歌詞の文脈を考慮すると、この文は未来の不確実性や変わりやすさを示していると言えます。
So I'll follow the sun
So: この文脈では、「だから」という意味の接続詞です。前の文や状況の結果や結論を示すために使用されます。
I'll: "I will" の短縮形で、未来の意図や予定を示す助動詞 "will" を含んでいます。
follow: 「追う」「追跡する」という意味の動詞です。この文脈では、文字通り太陽を追うというよりは、太陽の方向へ進む、または太陽のような明るい未来や希望を追求するという比喩的な意味で使われている可能性があります。
the sun: 「太陽」という意味の名詞です。
全体として、この文は「だから、私は太陽の方向へ進む(または太陽のような明るい未来や希望を追求する)」という意味になります。歌詞の文脈を考慮すると、不確実な未来や雨の日に対して、太陽や明るい未来を追求する決意を示していると解釈できます。
Some day you'll know
I was the oneSome day: 「いつか」という意味のフレーズで、具体的な日付や時期を指定せず、未来のある時点を示します。
you'll: "you will" の短縮形で、未来の事実や確信を示す助動詞 "will" を含んでいます。
know: 「知る」という意味の動詞です。この文脈では、相手が何かを認識または理解することを示しています。
was: 過去形の "be" 動詞。
the one: 「その人」や「特定の人」という意味のフレーズ。この文脈では、特別な存在や重要な人物を指している可能性があります。
全体として、この文は「いつかあなたは私がその特別な人(あるいは正しい人、大切な人など)であったことを知るでしょう」という意味になります。歌詞の文脈を考慮すると、歌手が相手にとっての特別な存在であったことを、いつか相手が認識または理解することを示唆していると解釈できます。
But tomorrow may rain
So I'll follow the sun
同上And now the time has come
And: 接続詞で、前の文やアイディアと新しい文やアイディアをつなぐ役割を果たします。
now: 「今」という意味の副詞。現在の瞬間や時点を指します。
the time: 「時」や「時点」という意味。この文脈では、特定の出来事や行動が起こるべき瞬間や時期を指しています。
has come: "come" の現在完了形。"has" は現在完了を形成する助動詞で、"come" は「来る」という意味の動詞です。しかし、このフレーズでは文字通りの「来る」という意味よりも、「その時が到来した」という意味で使われています。
全体として、この文は「そして、その時が今来ている」という意味になります。このフレーズは、何か重要な出来事や変化の時が現在の瞬間に到来していることを示しています。歌詞の文脈を考慮すると、歌手が何らかの決断や行動を取るべき時が来たことを示唆している可能性があります。
And so, my love, I must go
And so: このフレーズは「だから」という意味で、前の文やアイディアの結果や結論を導き出すために使われます。
my love: ここでは愛する人への呼びかけや愛情の表現として使われています。"my love" は愛する人や恋人を指す愛称として使われることが多いです。
must: 「~しなければならない」という意味の助動詞。強い義務感や必要性を表す時に使われます。
全体として、この文は「だから、私の愛、私は行かなければならない」という意味になります。歌詞の文脈を考慮すると、歌手が何らかの理由で去る決断をしたことを、愛する人に伝えている場面を描写していると解釈できます。
And though I lose a friend
And: 接続詞で、「そして」という意味です。
though: この文脈では接続詞として使われ、「~にもかかわらず」という意味を持ちます。
lose: 「失う」という意味の動詞。
a friend: 「友人」という意味の名詞フレーズ。"a" は不定冠詞で、特定されていない一般的な「友人」を指します。
全体として、この文は「そして、私は友人を失うにもかかわらず」という意味になります。歌詞の文脈を考慮すると、歌手が去ることによって友人や愛する人を失う可能性があることを認識しているが、それにもかかわらず去る決断をしたことを示唆しています。
In the end, you will know, oh
In the end: このフレーズは「最終的に」「結局」という意味で使われます。何かの結果や結論としての時点や状況を指します。
will: 未来形を作るのに使われる助動詞。
know: 「知る」という意味の動詞。この文脈では、理解する、認識する、気づくといった意味合いで使われています。
oh: 感嘆詞。感情や驚き、強調などを表現するために使われます。歌詞の中では、感情的な強調やリズムを持たせるために追加されることがよくあります。
全体として、この文は「最終的に、あなたは理解するでしょう、おお」という意味になります。歌の文脈からすると、歌手が行動や決断の理由をすぐには説明しきれないかもしれないが、最終的には相手が理解するだろうということを示唆しています。
One day you'll find
That I have goneyou'll: "you will" の短縮形で、未来を示す助動詞 "will" と二人称代名詞 "you" が組み合わさった形です。
find: 「見つける」「気づく」という意味の動詞。この文脈では「気づく」「認識する」という意味合いで使われています。
That: この場合、関係代名詞としての役割を果たしており、次にくる節 "I have gone" との関連を示しています。
have gone: 「去ってしまった」「いなくなった」という意味の完了形。"have" は助動詞としての役割を果たし、"gone" は "go" の過去分詞形です。
全体として、この文は「いつかあなたは気づくでしょう、私がいなくなったことに」という意味になります。歌詞の文脈からすると、歌手がある日突然去るかもしれない、そしてその時相手がその事実に気づくだろうということを示唆しています。
But tomorrow may rain
So I'll follow the sunYeah, tomorrow may rain
So I'll follow the sun
And now the time has come
And so, my love, I must go
And though I lose a friend
In the end, you will know, ohOne day you'll find
That I have gone
But tomorrow may rain
So I'll follow the sun
同上