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beatlesの曲から学ぼう:「Misery」【英語学習】【洋楽和訳】【歴史】

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  1. 曲について

    beatlesのファーストアルバム「please please me」に収録されている「misery」は、1963年1月にレコーディングされた曲です。この曲は、ジョン・レノンポール・マッカートニーが共同で作詞作曲しました。当時、彼らはヘレン・シャピロという歌手のバックバンドとしてツアーに参加していましたが、彼女にこの曲を提供するつもりでした。しかし、彼女のプロデューサーはこの曲を気に入らず、断りました。そのため、beatlesは自分たちでこの曲を録音することにしました。

    「misery」は、失恋した男性の悲しみを歌った曲です。歌詞には、「I'm the kind of guy who never used to cry」というフレーズがありますが、これはジョン・レノンが自分のことを表しています。彼は子供の頃から泣かないことで知られていました。また、「The world is treating me bad, misery」というフレーズは、当時のbeatlesの苦労を反映しています。彼らはまだ成功しておらず、低いギャラで長時間演奏する日々を送っていました。

    「misery」のレコーディングでは、beatles以外にも他のミュージシャンが参加しました。ピアノを弾いたのはジョージ・マーティンで、彼は後にbeatlesのプロデューサーとして有名になります。また、ビブラフォンを弾いたのはロニー・スコットというジャズサックス奏者でした。彼は後にロンドンに有名なジャズクラブを開きます。このように、「misery」には様々な人物やエピソードが関わっています。

     

    The Beatlesの和訳リストは以下

    The Beatles和訳アルバム一覧


    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下

    【The Beatles】1stアルバム「Please Please Me」



     
     

  2. 歌詞

    Misery
    作詞者    レノン=マッカートニー
    作曲者    レノン=マッカートニー
    The world is treating me bad... Misery.

    I'm the kind of guy,
    Who never used to cry,
    The world is treatin' me bad... Misery!

    I've lost her now for sure,
    I won't see her no more,
    It's gonna be a drag... Misery!

    I'll remember all the little things we've done
    Can't she see she'll always be the only one, only one.

    Send her back to me,
    'Cause everyone can see
    Without her I will be in misery

    I'll remember all the little things we've done.
    She'll remember and she'll miss her only one, lonely one.

    Send her back to me,
    'Cause everyone can see,
    Without her I will be in misery (oh oh oh)

    In misery (ooh ee ooh ooh)
    My misery (la la la la la la)

     

  3. 日本語訳

    世界は僕に冷たくしている... misery
    僕は、泣くことなんてなかった、
    世界は僕に冷たくしている... misery

    僕は彼女を失ってしまった、絶対
    二度と彼女には会えない、
    これからどうすればいいか... misery

    二人の思い出はどんなことも全てを覚えているよ
    彼女は僕しかいないって気付かないのかな、僕しかいないんだ。

    彼女を僕の元に戻してくれ、
    だってみんなが見てる、
    彼女がいないと僕は悲しみに沈む

    僕たちがした小さなこと全てを覚えてるよ
    彼女も覚えていて、彼女の唯一の人を寂しく思うんだ。

    彼女を僕の元に戻してくれ、
    だってみんなが見てる、
    彼女がいないと僕は悲しみに沈む(oh oh oh)

    In misery (ooh ee ooh ooh)
    My misery (la la la la la la)

     

  4. 文法の解説

    "The world is treating me bad... Misery."
    「is treating」は現在進行形の動詞で、「~を扱う」という意味です。現在進行形は「is」(またはare)+ 動詞の-ing形で構成され、その行為が現在進行中であることを示します。
    「bad」は形容詞ですが、この文では副詞的な使い方をしていて、「悪く」という意味で使われています。
    この文には特定のイディオムは含まれていないですが、「treat someone bad」は非公式な英語で、誰かを悪く扱う、つまり不親切に扱うという意味です。
    日本語に訳すと、「世界は僕に冷たくしている... 悲しみ」となります。ここでは、"the world"は具体的な「世界」ではなく、一般的な状況や周囲の人々の態度を指していると解釈されることが多いです。

    "I'm the kind of guy,Who never used to cry,"
    「the kind of」は「~のタイプ」「~のような」という意味で、特定の性質や特徴を持つものに言及する際に使用されます。
    「guy」は非公式な英語で、「男性」や「人」を意味します。
    「Who」は関係代名詞で、直前の名詞(この場合は「guy」)に関連する節を導入します。
    「never used to」は否定の習慣表現で、過去にはしなかった、慣れていなかったという意味です。「used to」は過去の習慣や状態を表すのが普通ですが、「never」を加えることで否定のニュアンスになります。
    「cry」は動詞で、「泣く」という意味です。
    「used to」は過去の習慣や行動を表す慣用的な表現です。
    この文を日本語に訳すと、「私は泣かなかったタイプの男だった」となります。この文は、話し手が以前は泣くことがなかったという性格や態度を説明しています。

    "The world is treatin' me bad... Misery!"
    「treatin'」は「treating」の口語的な短縮形で、動詞「treat」の現在分詞形です。-ingで終わる形は進行形を作るのに使われますが、ここでは「treat」が現在進行形で使われ、人がどのように扱われているかを示しています。「treat」は「扱う」という意味です。
    2回目で treating→treatin'に変わってるのは意味があるんですかね?

    "I've lost her now for sure,
    I won't see her no more,"
    「I've」は「I have」の短縮形です。「have」は助動詞で、ここでは現在完了形を作るために使われています。
    「lost」は動詞「lose」の過去分詞形で、「なくす」や「失う」を意味します。「I've lost her」は現在完了形で、話し手が過去のある時点で彼女を失ってしまったという事実に焦点を当てています。
    「now」は副詞で、「今」を意味します。この文脈では、「もう」や「とうとう」といった意味で使われているとも解釈できます。
    「for sure」はイディオムで、「確実に」または「間違いなく」という意味です。
    「I won't」は「I will not」の短縮形で、未来形の否定を表します。「will」は助動詞で未来形を作るのに使われます。
    「see」は動詞で、「見る」を意味しますが、ここでは「会う」という意味で使われています。
    「her」は代名詞で、「彼女」を意味します。
    「no more」はイディオムで、もうこれ以上〜ない」という意味です。この文脈では「もう二度と彼女に会えない」という意味で使われています。
    この文を日本語に訳すと、「彼女をもう確実に失ってしまった、もう二度と彼女に会えない」となります。これは話し手が彼女を失ったことに対する悲しみや後悔を表しています。

    "It's gonna be a drag... Misery!"
    「It's」は「it is」の短縮形です。「it」は代名詞で、ここでは近い将来の事態を指しています。
    「gonna」は「going to」の口語表現で、未来形を示します。
    「be」は動詞で、「〜である」という意味です。
    「a drag」はイディオムで、「つまらないもの」、「退屈なもの」、「困難」、「面倒」などといった意味を持ちます。文脈によりますが、一般的には何かが面倒であるか、好ましくない状況を指すことが多いです。
    「Misery」は名詞で、「悲惨」、「苦しみ」を意味します。ここでは「Misery!」と感嘆形を用いているため、「ああ、苦しみだ!」という強い感情を表しています。
    この文を日本語に訳すと、「それは厄介なことになる... 悲惨だ!」となります。このフレーズは、話し手が将来起こるであろう困難や悲しい状況について表現しています。

    "I'll remember all the little things we've done"
    「I'll」は「I will」の短縮形で、未来形を示しています。話し手が未来の何かをする意図を表しています。
    「remember」は動詞で、「覚えている」または「思い出す」の意味があります。
    「all」は冠詞で、「すべての」や「全て」などの意味です。
    「the little things」は名詞句で、「小さなこと」または「些細なこと」を意味しています。これは具体的なものではなく、一般的に小さな出来事や行動などを指す場合が多いです。
    「we've」は「we have」の短縮形です。「have」はここで助動詞として使用され、現在完了形を形成しています。
    「done」は「do」の過去分詞形で、行うや実行するなどの意味です。
    イディオムは含まれていませんが、「the little things」はしばしば感情的な価値や人間関係における小さな行為や瞬間を指す際に使われます。
    この文を日本語に訳すと、「私たちがした小さなこと全てを覚えているよ」となります。このフレーズは、話し手が過去の出来事や行動を思い出す意図を表しています。


    "Can't she see she'll always be the only one, only one."
    「Can't」は「cannot」の短縮形で、否定のモーダル動詞「can」を表しています。「can」は能力や可能性を示すのに使われますが、ここでは「彼女は~ができない」の意味になります。
    「she see」は「彼女が見る」または「彼女が気づく」の意味ですが、この文のコンテキストでは「彼女が理解する」という意味が近いでしょう。
    「she'll」は「she will」の短縮形で、未来形を示しています。
    「always」は副詞で、「いつも」または「常に」の意味です。
    「be」は動詞で、「~である」という意味です。
    「the only one」は冠詞「the」、形容詞「only」、名詞「one」からなる名詞句で、「唯一の人」や「ただ一人」を意味します。
    イディオムは特に含まれていませんが、「the only one」は英語ではよく使われる表現で、他に類のない、非常に特別な存在を強調する時に使われます。
    この文を日本語に訳すと、「彼女は気づかないのかな。彼女がいつも私にとって唯一の存在だってことを。」といった感じです。


    "She'll remember and she'll miss her only one, lonely one."
    「She'll」は「she will」の短縮形で、未来形を示しています。この文では「彼女は~するだろう」という未来の予測や確信を表しています。
    「remember」は動詞で、「思い出す」という意味です。
    「and」は接続詞で、文の中で二つの動作や事柄を結びつけます。
    「miss」も動詞で、「〜を恋しく思う」または「〜がいなくて寂しい」という意味です。
    「her only one」は「彼女の唯一の人」または「彼女にとって特別な人」を意味する名詞句です。ここで「her」は所有格の代名詞であり、「only」は「ただ一つ」を意味する形容詞です。
    「lonely one」は「寂しい人」という意味の名詞句です。ここでの「lonely」は形容詞で、「寂しい」または「孤独な」を意味します。
    イディオムは特に含まれていませんが、「only one」は英語でよく使われる表現で、非常に特別な存在を強調する時に使われます。
    この文を日本語に訳すと、「彼女は思い出し、彼女にとっての唯一の人を寂しく思うだろう」といった感じです。