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【和訳文法】Jimi Hendrix-Johnny B. Goode

Jimi Hendrixの「Johnny B. Goode」は、1960年代のロックの名曲です。チャック・ベリーのカバーで、ギターのテクニックが素晴らしいです。ライブでの演奏は迫力があります。ロックファンには必聴の一曲です。


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曲の解説 

 Jimi Hendrixは、ロック史上最も影響力のあるギタリストの一人として知られていますが、彼はチャック・ベリーの「Johnny B. Goode」をカバーすることで、自分のルーツや影響を敬意を持って表現しました。この曲は、1958年にチャック・ベリーが発表したロックンロールの代表曲で、ギターを弾く少年の夢を歌ったものです。ヘンドリックスは、この曲に自分の独自のスタイルやテクニックを加えて、圧倒的なパフォーマンスを見せました。

 ヘンドリックスが「Johnny B. Goode」をライブで演奏したのは、1970年5月30日にカリフォルニア州バークレーで行われたコンサートが最初だと言われています。この時の演奏は、映画『Jimi Plays Berkeley』やアルバム『Johnny B. Goode』などで聴くことができます。ヘンドリックスは、曲のイントロでチャック・ベリーのオリジナルのリフを再現した後、自分の得意なフィードバックやワウペダルを使って、ギターを激しく鳴らしました。彼はまた、歌詞の一部を変えて、「I'm gonna play this guitar by teeth and tongue」と歌いました。これは、彼がギターを歯や舌で弾くという有名なパフォーマンスを予告したものです。実際に、曲の終盤では、彼はギターを口にくわえて弾きました。

 ヘンドリックスが「Johnny B. Goode」をライブで演奏したもう一つの有名な場面は、1970年7月4日にジョージア州で行われたアトランタ・ポップ・フェスティバルです。この時の演奏は、映画『Jimi Hendrix』やアルバム『Freedom: Atlanta Pop Festival』などで聴くことができます。この時も、ヘンドリックスはチャック・ベリーのリフを尊重しつつ、自分のオリジナリティを発揮しました。彼は、曲の途中で「Purple Haze」や「Voodoo Child (Slight Return)」など自分の曲のフレーズを挿入したり、「The Star-Spangled Banner」や「Dixie」などアメリカ国歌や南部賛歌を引用したりしました。これは、当時のアメリカ社会における人種差別やベトナム戦争などの問題に対する彼の姿勢を表現したものだと考えられます。

 Jimi Hendrixの「Johnny B. Goode」は、ロックンロールの原点と革新性を見事に融合させた名演です。彼は、チャック・ベリーから受け継いだギターの伝統を尊重しながらも、自分ならではの音楽性やメッセージを伝えることができました。彼はまた、「Johnny B. Goode」という曲に自分自身を重ね合わせることで、自分の夢や野望を表現しました。彼は、ギターを弾く少年としての自分と、ギターの神としての自分の両方を見せることができたのです。

 

文法の解説

Deep down in Louisiana, close to New Orleans
Way back up in the woods among the evergreens
There stood a log cabin made of earth and wood
Where lived a country boy named Johnny B. Goode
Who never ever learned to read or write so well
But he could play the guitar just a-ringin' a bell

単語:

Louisiana: アメリカ合衆国の州
New Orleans: アメリカ合衆国ルイジアナ州の大都市
evergreens: 常緑樹
log cabin: 丸太小屋
earth: 土
country boy: 田舎の少年
guitar: ギター

文法:

過去形を使用して、ジョニー・B・グッドの物語が語られています。
"Who never ever learned to read or write so well" は関係代名詞を使用した節で、ジョニーの特徴を説明しています。
"But he could play the guitar just a-ringin' a bell" で、対照的な情報を提供し、彼の音楽的才能を強調しています。

和訳:
ルイジアナの奥深く、ニューオーリンズの近くで
常緑樹に囲まれた森の中に
土と木で作られたログキャビンがあった
そこにはジョニー・B・グッドという名前の田舎の少年が住んでいた
彼は読み書きをあまりできないが、
ギターの腕前は、まるで鐘を鳴らすかのような腕前だった


文章全体の意訳:
この歌詞は、ルイジアナ州ニューオーリンズ近郊、森の奥深くにある小さなログキャビンで育った田舎育ちの少年、ジョニー・B・グッドの物語を紹介しています。彼は教育をほとんど受けていませんが、生まれ持った才能でギターを見事に演奏することができ、その音楽的才能が彼の特徴となっています。


Go, go

Go, Johnny, go, go
Go, Johnny, go, go
Go, Johnny, go, go
Go, Johnny, go, go
Johnny B. Goode

He used to carry his guitar in a gunny sack

Go sit beneath the trees by the railroad track
Oh, the engineers would see him sittin' in the shade
Strummin' with the rhythm that the drivers made
People passing by, they would stop and say
"Oh my, but that little country boy could play"

単語:

gunny sack: 麻袋
beneath: ~の下に
trees: 木々
railroad track: 鉄道線路
engineers: 機関士
shade: 陰
strummin': 弾き語りする(strummingの短縮形)
rhythm: リズム
drivers: ここでは列車を運転する機関士
passing by: そばを通り過ぎる

文法:

過去形を用いて、ジョニーがどのようにして音楽を楽しんでいたかを説明しています。
"Go sit beneath the trees by the railroad track" は命令形の使用で、彼の行動を描写していますが、物語の文脈では彼の習慣的な行動を示しています。
"Oh, the engineers would see him" では、過去の繰り返される行動を示すために"would"を使用しています。

和訳:
彼はいつもギターを麻袋に入れて持ち歩き、
鉄道線路のそばにある木々の下に座っていた
機関士たちは彼が陰で座って
列車が作るリズムに合わせてギターを弾いているのを見かけた
通り過ぎる人々は立ち止まって、
「おぉ、あいつは本当に上手に弾けるね」と言うのだった


文章全体の意訳:
この部分では、ジョニー・B・グッドが鉄道線路のそばの木の下でギターを弾いて過ごしていた日々を描写しています。彼は自分のギターを常に麻袋に入れて運び、列車の機関士や通り過ぎる人々にその才能を見せていました。彼の音楽は人々を引きつけ、彼らはジョニーの演奏を称賛しました。この物語は、才能と情熱があれば、どんな環境からでも人々を魅了することができるというメッセージを伝えています。


Go, go

Go, Johnny, go, go
Go, Johnny, go, go
Go, Johnny, go, go
Go, Johnny, go, go
Johnny B. Goode

His mother told him, "Someday you will be a man

And you will be the leader of a big ol' band
Many people coming from miles around
To hear you play your music when the sun go down
Maybe someday your name will be in lights
Saying Johnny B. Goode tonight"

単語:

leader: リーダー、指導者
big ol' band: 大きなバンド("ol'"は"old"の口語的な表現で、ここでは親しみを込めて使われている)
miles around: 周囲数マイルから
music: 音楽
sun go down: 太陽が沈む、日が暮れる
lights: 光、ここではネオンなどの照明で名前が輝くこと
tonight: 今夜

文法:

直接話法を使用して、母親が息子に語りかける場面を表現しています。
未来形("you will be")を用いて、ジョニーの将来の成功を予言しています。
条件文("Maybe someday")を用いて、彼の名前が照明に輝く日が来るかもしれないことを示唆しています。

和訳:
あなたの母親は言った
「いつかあなたは立派な男になり、大きなバンドのリーダーになるでしょう。
まわりの人々が、夕暮れにあなたの音楽を聞きに来ます。
もしかすると、いつかあなたの名前が光り輝いて、
と看板のネオンが光る日が来るかもしれません。
「今夜はジョニー・B・グッド」と」


文章全体の意訳:
ジョニーの母親は彼に対して将来への希望を語ります。彼が成長してバンドのリーダーになり、多くの人々が彼の音楽を聞くために集まる日が来ると信じています。彼女はまた、ジョニーの名前がいつか名声を得て、夜には彼の名前が照明で輝くことを夢見ています。この物語は、親の支持と信念が子供の夢を育む力を示しています。


Go, go

Go, Johnny, go
Go, go, go, Johnny, go
Go, go, go, Johnny, go
Go, go, go, Johnny, go
Go
Johnny B. Goode