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【和訳文法】Help!-The Beatles

自分の孤独や不安を明るくポップなサウンドに仕上げた名曲「Help!」の和訳、文法解説をしていきます。


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  1. 曲について 

     この曲は1965年にシングルとして発売され、映画『ヘルプ!4人はアイドル』のテーマ曲にもなりました。全英シングルチャートとBillboard Hot 100の両方で第1位を獲得し、ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では29位にランクされました 。

     この曲はレノン=マッカートニー名義ですが、主にジョン・レノンによって書かれました。レノンは後に、ビートルズが急速に成功を収めていた中で、自分を見失いかけていたと明かしました。「ビートルズにまつわるあれこれは想像を遥かに超えることばかりだった。『ヘルプ!』を書いたとき、僕は本当に助けを求めていた」と語っています 。ポール・マッカートニーは、1965年4月にレノンの自宅でジョンと共に書いたことを明かしており、「ジョンと僕がウェイブリッジにあるジョンの家で映画のために書いた。『絶望から抜け出す』というのがテーマだ」と語っています 。

    「ヘルプ!」のレコーディングは、1965年4月13日にEMIレコーディング・スタジオで行われました。ビートルズは最初にバッキング・トラックを9回録音しました。テイク4の段階で下降するギターリフを弾くのが困難であると判断され、後からオーバー・ダビングすることが決まりました。テイク9でボーカルとタンバリンを加えた後、2つのボーカル・トラックがリダクション・ミックスされました。最終テイクとなるテイク12が採用され、ピンポン録音を行った後にジョージ・ハリスンの下降するギターリフがオーバー・ダビングされました 。

    「ヘルプ!」はビートルズの代表曲の一つとして知られており、多くのアーティストにカバーされています。また、映画『ヘルプ!4人はアイドル』では、ビートルズが様々な場所でこの曲を演奏するシーンがあります。この映画はコメディタッチで描かれていますが、実際にはビートルズは当時の人気やプレッシャーに苦しんでいました。この曲はその苦しみを表現したものであり、ビートルズの成熟した一面を見せてくれます。

     

    The Beatlesの和訳リストは以下

    The Beatles和訳アルバム一覧


    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下

    【The Beatles】5thアルバム「Help!」

     


     

  2. 歌詞

    Help!
    作詞者    レノン・マッカートニー
    作曲者    レノン・マッカートニー

    Help! I need somebody
    Help! Not just anybody
    Help! You know I need someone Help!

    When I was younger, so much younger than today
    I never needed anybody's help in any way
    But now these days are gone and I'm not so self assured
    Now I find I've changed my mind, I've opened up the doors

    Help me if you can, I'm feeling down
    And I do appreciate you being 'round
    Help me get my feet back on the ground
    Won't you please, please help me?

    And now my life has changed in oh so many ways
    My independence seems to vanish in the haze
    But every now and then I feel so insecure
    I know that I just need you like I've never done before

    Help me if you can, I'm feeling down
    And I do appreciate you being 'round
    Help me get my feet back on the ground
    Won't you please, please help me?

    When I was younger, so much younger than today
    I never needed anybody's help in any way
    But now these days are gone, I'm not so self assured
    Now I find I've changed my mind, I've opened up the doors

    Help me if you can, I'm feeling down
    And I do appreciate you being 'round
    Help me get my feet back on the ground
    Won't you please, please help me?
    Help me, help me, oh

     

     

  3. 日本語訳

    Help! I need somebody
    Help! Not just anybody
    Help! You know I need someone, Help!

    今よりもずっと若かった頃、
    誰の助けも必要としなかった
    でも、その日々は過ぎ、自信もなくなってきた
    今、考えが変わった、心の扉を開いた

    もしできるなら助けて、落ち込んでいるんだ
    君がそばにいてくれること、本当にありがとう
    立ち直る手助けをして、お願いだ
    Won't you please, please help me?

    そして、私の人生は多くの方法で変わってきた
    私の独立心は霧の中で消えてしまいそうだ
    でも、時々、非常に不安に感じる
    I know that I just need you like I've never done before

    今よりもずっと若かった頃、
    誰の助けも必要としなかった
    でも、その日々は過ぎ、自信もなくなってきた
    今、考えが変わった、心の扉を開いた

    もしできるなら助けて、落ち込んでいるんだ
    君がそばにいてくれること、本当にありがとう
    立ち直る手助けをして、お願いだ
    Won't you please, please help me?
    Help me, help me, oh

     

     

  4. 文法の解説

    Help! I need somebody

    文法の解説:

    "Help!":感嘆詞で、助けを求めるときに使います。
    "I need somebody":主語「I」、動詞「need」、目的語「somebody」という基本的な文構造です。直訳すると「私は誰かを必要としている」となります。

    全体の和訳:
    「Help! 私は誰かの助けが必要だ」

    Help! Not just anybody

    文法の解説:

    "not just anybody":「just」は「単に、ただ」という意味で、「not just」で「ただの〜ではない」という意味になります。「anybody」は「誰でも」という意味です。

    全体の和訳:
    「Help! ただの誰でも良いわけではない」

    Help! You know I need someone Help!

    文法の解説:

    "You know":直訳すると「あなたは知っている」となりますが、この文脈では相手に自分の気持ちや状況を伝える際の強調や確認のフレーズとして使われています。
    "I need someone":「I need somebody」と同じ意味ですが、代名詞の「somebody」を「someone」に変えただけです。

    イディオムの解説:

    "You know":このフレーズは、相手に自分の言っていることを理解してもらいたいときや、自分の気持ちや考えを強調するときに使われることがよくあります。

    全体の和訳:
    「Help! あなたも知ってるでしょ、私は誰かの助けが必要だ」

    When I was younger, so much younger than today

    文法の解説:

    "When I was younger"は過去の時点について言及しており、「私が若かったとき」と訳せます。
    "so much younger than today"は、"today"よりもずっと若かったことを強調しています。

    全体の和訳:
    「私が今日よりもずっと若かった頃」

    I never needed anybody's help in any way

    文法の解説:

    "I never needed"は否定形で、「私は必要としていなかった」と訳せます。
    "anybody's help"は「誰かの助け」という意味です。
    "in any way"は「どのような方法であれ」という意味です。

    全体の和訳:
    「どんな方法であっても誰かの助けは必要なかった」

    But now these days are gone and I'm not so self assured

    文法の解説:

    "But now these days are gone"は、「でも今はその日々は過ぎ去った」と訳せます。
    "I'm not so self assured"は、「私はそれほど自信がない」と訳せます。

    全体の和訳:
    「でも今はその日々は終わり、私は以前ほど自信がない」

    Now I find I've changed my mind, I've opened up the doors

    文法の解説:

    "Now I find"は「今私は見つける/気づく」と訳せます。
    "I've changed my mind"は「私は意見を変えた」と訳せます。
    "I've opened up the doors"は、「私は扉を開けた」と訳せます。

    全体の和訳:
    「今、私は心変わりしたことに気づき、扉を開けた」

    Help me if you can, I'm feeling down

    文法の解説:

    "Help me if you can"は条件文の形をしており、あなたができるのなら、私を助けてほしいという意味です。
    "I'm feeling down"は現在進行形で「私は落ち込んでいる」という意味になります。

    全体の和訳:
    「できるなら、私を助けて。私は落ち込んでいるんだ。」

    And I do appreciate you being 'round

    文法の解説:

    "I do appreciate"は「私は本当に感謝している」という意味になります。"do"が強調のために使われています。
    "you being 'round"は"you being around"の短縮形で、あなたがそばにいること、という意味です。

    全体の和訳:
    「そして、あなたがそばにいてくれることを本当に感謝している。」

    Help me get my feet back on the ground

    イディオムの解説:

    "get my feet back on the ground"は「現実に戻る」「しっかりと地に足をつける」という意味のイディオムです。

    全体の和訳:
    「私がしっかりと立ち直るように助けて。」

    Won't you please, please help me?

    文法の解説:

    "Won't you"は疑問文の形をとっていますが、ここでは依頼のニュアンスを持っています。

    全体の和訳:
    「お願い、助けてくれないか?」

    And now my life has changed in oh so many ways

    文法の解説:

    "has changed"は現在完了形で、過去のある時点から現在までの変化を示しています。
    "oh so many ways"は"so many ways"を強調するための表現です。

    全体の和訳:
    「そして今、私の人生はあまりにも多くの方法で変わってしまった。」

    My independence seems to vanish in the haze

    イディオムの解説:

    "vanish in the haze"は「霞の中に消えるように」の意味で、実際の霞や霧に関係なく、何かが不明確になったり、失われたりする様子を表しています。

    全体の和訳:
    「私の独立心は霞の中に消えてしまったようだ。」

    But every now and then I feel so insecure

    文法の解説:

    "every now and then"は「時折」という意味のイディオムです。

    全体の和訳:
    「でも時折、私は非常に不安定に感じる。」

    I know that I just need you like I've never done before

    文法の解説:

    "like I've never done before"は「以前にはしたことがないように」という意味の表現で、ここでは「以前には感じたことがないほど」というニュアンスで使われています。

    全体の和訳:
    「私は以前には感じたことがないほど、あなたが必要だと分かっている。」 

 

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