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beatlesの曲から学ぼう:「Boys」【英語学習】【洋楽和訳】【歴史】

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  1. 曲について

    beatlesがこの曲をカバーした理由ですが、それはリンゴ・スターがこの曲が大好きだったからです。リンゴ・スターはThe Shirellesのファンであり、彼らのレコードをよく聴いていました。特に「Boys」という曲は彼のお気に入りで、彼は自分のバンドである「Rory Storm and the Hurricanes」でこの曲を歌っていました。その後、beatlesに加入したリンゴ・スターは、ジョン・レノンポール・マッカートニーにもこの曲を聴かせて感動させました。彼らもこの曲が気に入り、ライブで演奏するようになりました。そして、1963年にデビューアルバムを録音する際に、この曲を収録することに決めました。リンゴ・スターは自分のボーカルデビューをこの曲で飾ることになりました。

    この曲はデビューアルバム「Please Please Me」の最後に録音されました。このアルバムはわずか10時間で録音されたという伝説的なものですが、「Boys」はその中でも最も時間がかかったと言われています。なぜなら、リンゴ・スターが緊張してしまい、何度もミスをしてしまったからです。彼は自分の歌声に自信がなく、マイクの前で緊張してしまいました。また、彼はドラムも担当していたため、歌とドラムを同時にこなすのが難しかったようです。プロデューサーのジョージ・マーティンや他のメンバーも彼を励ましましたが、なかなか上手くいきませんでした。結局、15回もテイクを重ねてようやく完成させることができました。

     

    The Beatlesの和訳リストは以下

    The Beatles和訳アルバム一覧


    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下

    【The Beatles】1stアルバム「Please Please Me」



     

  2. 歌詞
    Boys
    作詞者    ルーサー・ディクソン、ウェズ・ファレル
    作曲者   ルーサー・ディクソン、ウェズ・ファレル
    I been told when a boy kiss a girl
    Take a trip around the world

    Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
    Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
    Hey, hey (Bop shuop, yeah) (Bop shuop, yeah)

    My girl says when I kiss her lips
    Gets a thrill through her fingertips
    Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
    Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
    Yeah, yeah, hey, hey (Bop shuop, yeah) (Bop shuop, yeah)

    Yeah, boys
    Yeah, boys
    Yeah, boys
    Will be boys

    Well, I talk about boys (yeah, yeah, boys)
    Don't ya know I mean boys (yeah, yeah, boys)
    Well, I talk about boys, now (yeah, yeah, boys)
    Aah, boys (yeah, yeah, boys)
    Well, I talk about boys, now (yeah, yeah, boys)
    What a bundle of joy! (yeah, yeah, boys)
    (Alright, George!)

     

  3. 日本語訳

    男の子が女の子にキスするとき、
    世界一周の旅に出ると聞いているよ
    Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
    Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
    Hey, hey (Bop shuop, yeah) (Bop shuop, yeah)

    彼女は私が唇にキスするとき、
    指先からスリルが伝わるって言うんだ
    Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
    Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
    Yeah, yeah, hey, hey (Bop shuop, yeah) (Bop shuop, yeah)

    Yeah, boys
    Yeah, boys
    Yeah, boys
    Will be boys

    さあ、男の子たちについて話そう (yeah, yeah, boys)
    うん、うん、男の子たちは (yeah, yeah, boys)
    なんて喜びの束だろう

     
     

  4. 文法の解説
    "I been told when a boy kiss a girl, Take a trip around the world"

    「男の子が女の子にキスをするとき、それは世界一周の旅をするようなものだと言われてきた」。この節では未完成の過去形が使用されていて、「I have been told」の形が省略されて「I been told」となっています。これは話し言葉の特徴的な表現です。

    "Bop shuop, m'bop bop shuop"
    歌詞の中のオノマトペ、つまり音を表現するための単語やフレーズです。音楽におけるオノマトペは、リズムやメロディを補強するために使われます。この部分は、直訳すると特に意味をなさないフレーズですが、歌のリズムや雰囲気を盛り上げる役割を果たしています。

    "My girl says when I kiss her lips, Gets a thrill through her fingertips"

    「僕の彼女は、僕が彼女の唇にキスをすると、指先にスリルが走ると言う」。この節では、「彼女が言うには、僕が彼女の唇にキスをすると、彼女の指先にスリルが走る」という内容を述べています。"Gets a thrill through her fingertips"というフレーズでは、感覚的な表現を用いて、キスの感触が彼女の指先にまで伝わるというイメージを描いています。

    "Yeah, boys, Will be boys"

    「そう、男の子は、男の子らしくあるべきだよね」。「Boys will be boys」は英語の慣用句で、「男の子は男の子らしい行動をするものだ」という意味です。これは、男性が特定の行動をとることが予想される、あるいは許容されるという社会的な観察を反映した表現です。
    それぞれの節では、日常的な表現や慣用句が使用されていて、愛や恋人との関係についての感情や経験を描いています。ビートルズの歌詞はしばしば比喩的かつ直訳できないフレーズを含むため、全体の意味を理解するためには、文法の理解だけでなく、文化的な背景や言葉の意味のニュアンスについても理解することが重要です。

    "Well, I talk about boys (yeah, yeah, boys)"
    「さて、男の子について話すんだよ (ええ、男の子たちだよ)」。"Well"はここで話の導入として使われており、その後に何かを説明または話し始める時によく用いられます。"I talk about boys"は「私は男の子について話します」という直訳ですが、この文脈では「男の子について考える」や「男の子について感じる」という意味にも取れます。

    "Don't ya know I mean boys (yeah, yeah, boys)"

    「君は知らないの?私が言っているのは男の子のことだよ (ええ、男の子たちだよ)」。"Don't ya know"は「あなたは知らないのですか?」という形式的な表現をカジュアルな形にしたもので、「君は知らないの?」という意味になります。

    "Well, I talk about boys, now (yeah, yeah, boys)"

    「さて、今、男の子について話すんだよ (ええ、男の子たちだよ)」。これも先程の表現と同じで、男の子について話していることを強調しています。

    "What a bundle of joy! (yeah, yeah, boys)"
    「なんて喜びの束だろう!(ええ、男の子たちだよ)」。"bundle of joy"は通常、新生児を指すフレーズですが、この文脈では男の子たちがもたらす喜びや楽しみを表しています。

    "(Alright, George!)"
    この部分はビートルズのメンバーであるジョージ・ハリソンへの言及で、彼に向けてのエンコーレイジメント(励ましの言葉)として解釈できます。

    それぞれのフレーズは単純ながらも、その繰り返しと音楽的な強調によって、歌詞全体としては非常に感情的で力強いメッセージを形成しています。