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beatlesの曲から学ぼう:「Please Please Me」【英語学習】【洋楽和訳】【歴史】

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  1. 曲について
    この曲は、主にジョン・レノンが書いたもので、レノン=マッカートニー名義となっている。

    レノンは、自分が好きだったロイ・オービソンのスタイルを模倣したバラードとして書き始めたが、プロデューサーのジョージ・マーティンの提案でテンポを速めてロック調に変更した。
    マーティンは、この曲を聴いたとき、「これは第1位になる」と確信したという。

    この曲は、1962年11月26日にEMIスタジオで録音された。
    リード・ボーカルはレノンとポール・マッカートニーが担当し、ジョージ・ハリスンがハーモニー・ボーカルを加えた。
    ハリスンは、ギターのソロパートで12弦ギターを使用した。
     マーティンは、ピアノとセレスタをオーバー・ダビングした。

    この曲は、1963年1月11日にイギリスで2作目のシングルとして発売された。
    B面は「アスク・ミー・ホワイ」というオリジナル曲だった。
    イギリスでは、多くのチャートで第1位を獲得し、ビートルズ初の大ヒットとなった。
    アメリカでは、1963年2月25日にVee-Jayレコードから発売されたが、当初はあまり注目されなかった。
    しかし、1964年にビートルズアメリカでブレイクすると、同じレーベルから再発売されて第3位まで上昇した。
    B面は「フロム・ミー・トゥ・ユー」という別のシングル曲に変更された。

    この曲は、批評家やファンから高く評価されている。
    ローリング・ストーン誌は、この曲を「ロックの歴史上最も重要なシングルのひとつ」と呼び、オールタイム・グレイテスト・ソング500に選出した。
    ロックの殿堂は、この曲を「ロックンロールの歴史を変えた500曲」のひとつに選んだ。
    この曲は、他のアーティストによっても多くカバーされており、デヴィッド・キャシディジョージ・マイケルマクフライなどがその例である。

    The Beatlesの和訳リストは以下

    The Beatles和訳アルバム一覧


    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下

    【The Beatles】1stアルバム「Please Please Me」



     

  2. 歌詞
    Please Please Me
    作詞者    レノン=マッカートニー
    作曲者    レノン=マッカートニー
    Last night I said these words to my girl
    I know you never even try, girl
    Come on (Come on), come on (Come on)
    Come on (Come on), come on (Come on)
    Please, please me, woah yeah, like I please you


    You don't need me to show the way, love
    Why do I always have to say, "Love"
    Come on (Come on), come on (Come on)
    Come on (Come on), come on (Come on)
    Please, please me, woah yeah, like I please you


    I don't want to sound complaining
    But you know there's always rain in my heart (In my heart)
    I do all the pleasing with you
    It's so hard to reason with you
    Woah yeah, why do you make me blue?


    Last night I said these words to my girl
    I know you never even try, girl
    Come on (Come on), come on (Come on)
    Come on (Come on), come on (Come on)
    Please, please me, woah yeah, like I please you
    Please, please me, woah yeah, like I please you

     

  3. 日本語訳

    昨日の夜、ぼくは彼女に言った
    君がなに一つしないって分かってるよ、愛する人
    Come on (Come on), come on (Come on)
    Come on (Come on), come on (Come on)
    お願い、ぼくを喜ばせてよ、woah yeah,ぼくが君を喜ばせるみたいに


    僕が証明する必要なんてないよ、love
    なぜいつも「愛している」と言わないといけないんだ?
    Come on (Come on), come on (Come on)
    Come on (Come on), come on (Come on)
    お願い、ぼくを喜ばせてよ、woah yeah,ぼくが君を喜ばせるみたいに


    愚痴を言ってるみたいに聞こえてほしくないけど
    でも君は知ってるでしょ、僕の心はいつも雨模様さ
    君といるとき、君をたくさん喜ばせているよ
    理解し合うのは難しい
    Woah yeah,どうして僕を悲しくさせるの?


    昨日の夜、ぼくは彼女に言った
    君がなにひとつしないって分かってるよ、愛する人
    Come on (Come on), come on (Come on)
    Come on (Come on), come on (Come on)
    お願い、ぼくを喜ばせてよ、woah yeah,ぼくが君を喜ばせるみたいに
    お願い、ぼくを喜ばせてよ、woah yeah,ぼくが君を喜ばせるみたいに

     

  4. "I know you never even try, girl"

    "never"は「決して〜ない」という否定の意味で、強調しています。
    "even"も強調のための語です。
    "try"は「試す」または「努力する」を意味する動詞です。
    "girl"は話し手が女性に対して話していることを示しており、親しみや呼びかけとして使われています。

    "Come on (Come on), come on (Come on)"

    "Come on"は英語のフレーズで、「さあ」や「急いで」などの意味で、ここでは相手に何かをするように促していると解釈できます。

    "Please, please me, woah yeah, like I please you"

    "Please"は「喜ばせて」または「お願い」という意味です。ここでは、相手に何かをして欲しいと頼んでいます。
    "woah yeah"は感嘆や興奮を表す間投詞です。
    "like"は「~のように」という意味で比較を示します。
    "I please you"は「私があなたを喜ばせる」という意味で、"I"が主語、"please"が動詞、「you」が目的語です。

    "You don't need me to show the way, love"

    "to show"は「示す」または「教える」を意味する不定詞です。
    "the way"は「道」またはこの文脈では「方法」や「方向」を意味します。
    "love"はここでは愛情深い呼びかけとして使われており、友情や愛情を示す言葉として使われることがよくあります。
    この文全体では、「あなたは私に道を教えてもらう必要はない」という意味になります。これは話し手が、相手が何をするべきか既に知っていると信じていることを示しています。また、「love」を付け加えることで、話し手が相手に対して愛情を持っていることが強調されています。

    "Why do you always have to say, love?"

    "have to"は「~しなければならない」を意味する強制の表現です。
    この文全体では、「なぜあなたはいつも言わないといけないの、愛?」という意味になります。これは話し手が、相手が何かを常に口にしなければならない理由を疑問に思っていることを示しています。そして、最後の「love」が示すように、話し手はこの問いかけを愛情を込めて行っていることがわかります。

    "I don't want to sound complaining,"

    "sound"は「~と聞こえる」という意味の動詞です。
    "complaining"は「不平を言う」を意味する動詞の現在分詞形です。
    "sound complaining"を日本語に訳すと、「不満を言っているように聞こえる」または「愚痴っているみたいに思われる」という意味になります。この表現は、話し手が自分の言葉が不満や愚痴として受け取られるのを避けたいという気持ちを示しています。話し手は何かを伝えたいが、それが否定的な印象を与えてしまうのを避けたいと感じている様子です。

    "But you know there's always rain in my heart."

    "there's"は「there is」の短縮形で、「~がある」という意味です。
    "rain"は「雨」を意味する名詞ですが、ここでは悲しみのメタファーとして使われています。
    話し手は「しかし」と言ってその反対のことを示唆しています。つまり、話し手は不満を述べたくないのに、心の中では常に悲しみ(「rain in my heart」=心の中の雨、つまり悲しみのメタファー)があるということを語っています。この "But" は、話し手が表面上は不満を言いたくないと言っているにも関わらず、内心では悲しみを感じているという対照を強調しています。

    "I do all the pleasing with you,"

    "all the pleasing"は「すべての喜ばせること」を意味する名詞句です。
    "I do all the pleasing with you," という文は、日本語では「私はあなたと一緒にいる時、すべてを喜ばせようと努めている」と訳すことができます。

    この文では、話し手が相手と一緒にいる時に、相手を喜ばせるために何かをしていると述べています。"pleasing" は「喜ばせること」を意味し、"do all the pleasing" は「すべてを喜ばせるために努力する」を意味しています。この文は、話し手が相手に対して積極的に良い関係を築こうとしていることを表しています。


    "Woah yeah, why do you make me blue?"

    「make」は、この文脈では「~させる」という意味で使われている動詞です。

    「me」は、一人称の目的格代名詞であり、「私を」または「僕を」の意味です。

    「blue」は、通常は色の青を意味する名詞または形容詞ですが、この文では「悲しい」または「沈んでいる」という意味で、俗語的な形容詞として使用されています。

    したがって、「make me blue」は「私を悲しませる」または「僕を悲しくさせる」という意味になります。これは、話し手が相手の行動や言葉によって悲しい気持ちになっていることを示しています。この文では、"Woah yeah" は感嘆や驚きを表現するフレーズであり、会話の中で感情を強調しています。"why" は「なぜ」を意味し、"do you make me blue" は「あなたは私を悲しくさせる」を意味します。"blue" はこの文脈では「悲しい」の意味で使われており、口語的な表現です。話し手は相手に対して、なぜ自分を悲しませるのかと問いかけています。