英語音楽学ぶログ

ギタープレイ、作詞作曲、耳コピ、洋楽和訳、英語文法学習・・。いろんなことができるようになりたい男のブログ

MENU

【和訳文法】Back In Black-AC/DC

AC/DCの曲「Back In Black」は、1980年にリリースされたハードロックの名曲です。ボーカルのボン・スコットが亡くなった後、彼に捧げられた曲で、新しいボーカルのブライアン・ジョンソンが力強い歌声を披露しています。曲はシンプルながらも疾走感と重厚感があり、ロックファンを魅了しています。


www.youtube.com

 

 

 

 

  1. 曲の解説 

     「Back In Black」は、オーストラリア出身のロックバンドAC/DCの7枚目のスタジオ・アルバムです。1980年7月25日に発売されました。このアルバムは、AC/DCにとって初代ボーカリストのボン・スコットが事故死した後、新たに加入したブライアン・ジョンソンが初めて参加した作品です。また、プロデューサーには前作「Highway to Hell」に引き続きロバート・マット・ラングが担当しました。

    「Back In Black」は、発売当時から世界的な大ヒットとなり、現在までに累計5000万枚以上を売り上げています。ロックの金字塔的な名盤として広く認められており、多くのミュージシャンやファンに影響を与えてきました。収録曲の中には、「Hells Bells」「Shoot to Thrill」「You Shook Me All Night Long」「Rock and Roll Ain't Noise Pollution」など、今でもライブやメディアで頻繁に演奏される名曲が多数あります。

     アルバムのタイトルやジャケットは、ボン・スコットへの追悼として黒を基調としたものになりました。しかし、AC/DCは悲しみに暮れることなく、彼ららしいロックンロールを追求しました。アンガス・ヤングは、「ただ曲を作ろうぜ」というマルコム・ヤングの提案で曲作りを始めたことを語っています 。
     
     ブライアン・ジョンソンは、オーディションで「Whole Lotta Rosie」を歌ってAC/DCに加入しました。彼はボン・スコットと同じくらいパワフルで個性的な声を持っていましたが、彼の歌詞やメロディは自分で書くことになりました。彼は「Back In Black」や「You Shook Me All Night Long」などの名曲を生み出しました。

     

  2. 文法の解説

    Back in black, I hit the sack
    I've been too long, I'm glad to be back
    Yes, I'm let loose from the noose
    That's kept me hanging about

    単語:

    Back in black: 「黒い服を着て戻ってきた」の意味。ここでは復活や再出発を象徴する表現。
    Hit the sack: 「ベッドに入る」という意味のイディオム。
    Noose: 「縄、特に絞首刑の縄」という意味の名詞。
    Hanging about: 「ぶらぶらする、待機する」という意味の句。

    文法:

    「Back in black, I hit the sack」は、復活を表す主題を持つ簡潔な文。
    「I've been too long, I'm glad to be back」は現在完了形を使い、長い間いなかったことと戻ってきたことを表現。
    「Yes, I'm let loose from the noose」は受動態を使い、解放されたことを示す。
    「That's kept me hanging about」は関係代名詞「that」を使って、先行する名詞「noose」に関連する情報を付加。

    和訳:

    黒い服を着て、私はベッドに入った
    長い間いなかったけど、戻れて嬉しい
    はい、絞首刑の縄から解放されたんだ
    それが私を待機させていた

    文章全体の意訳:

    この歌詞のセクションは、復活と新たな開始を象徴する「黒い服を着て戻ってきた」という表現から始まります。「ベッドに入った」というフレーズは、リラックスしている様子を表しています。「長い間いなかったけど、戻れて嬉しい」という言葉は、彼が戻ってきたことへの喜びを示しています。「絞首刑の縄から解放された」という表現は、過去の制約や困難からの解放を意味し、「待機させていた」という言葉は、彼が新たな行動を起こす前の期間を示しています。全体として、この部分は復活と自由への喜びを強調しています。


    I'm just looking at the sky 'cause it's getting me high
    Forget the hearse, 'cause I'll never die
    I got nine lives, cat's eyes
    Abusing every one of them and running wild

    単語:

    Sky: 「空」という意味の名詞。
    High: 「高揚感、興奮」という意味の形容詞。
    Hearse: 「霊柩車」という意味の名詞。
    Nine lives: 「九つの命」という意味の句。猫が多くの命を持つという伝説に基づく。
    Cat's eyes: 「猫の目」という意味の名詞。夜間に輝く猫の目を指す。
    Abusing: 「濫用する」という意味の動詞。
    Running wild: 「野放図に行動する」という意味の句。

    文法:

    「I'm just looking at the sky 'cause it's getting me high」は、現在進行形を使用した文で、「空を見ている」こととその効果を表しています。
    「Forget the hearse, 'cause I'll never die」は、霊柩車を忘れるよう命令する文と、永遠の命を主張する文から成り立っています。
    「I got nine lives, cat's eyes」は、複数形を使用した文で、伝説的な表現を使っています。
    「Abusing every one of them and running wild」は、現在分詞を使用した文で、自由で無制限な行動を表しています。

    和訳:

    空を見上げているだけ、それが私をハイにしてる
    霊柩車は忘れて、だって私は決して死なない
    九つの命がある、猫の目のように
    それぞれを濫用して、野放図に走っている

    文章全体の意訳:

    この歌詞のセクションは、歌手が空を見上げることで得る高揚感を表現しています。彼は霊柩車を忘れるように言い、自分は決して死なないと主張しています。「九つの命がある、猫の目のように」というフレーズは、彼が持つ生命力と機敏さを暗示しており、「それぞれを濫用して、野放図に走っている」という言葉は、彼が自由奔放で制約のない生活を送っていることを示しています。全体として、この部分は生命力と自由な精神を強調しています。


    'Cause I'm back, yes I'm back

    Well, I'm back, yes I'm back
    Well, I'm back, back
    Well, I'm back in black
    Yes, I'm back in black, oh

    単語:

    Back: 「戻る、戻ってきた」という意味の動詞および副詞。
    Yes: 「はい」という意味の肯定的な返事。
    In black: 「黒い服を着て」という意味の前置詞句。

    文法:

    「'Cause I'm back, yes I'm back」は、因果関係を示す「'Cause」(becauseの短縮形)から始まる文で、「I'm back」は現在形を使用しています。
    「Well, I'm back, yes I'm back」は、同じく現在形の文で、「Well」はここでは会話的なつなぎ語として使われています。
    「Well, I'm back, back」は繰り返しを用いて強調しています。
    「Well, I'm back in black」および「Yes, I'm back in black, oh」は、特定の状態(黒い服を着ている状態)に戻ったことを強調しています。

    和訳:

    戻ってきたんだ、はい、戻ってきた
    そう、戻ってきた、はい、戻ってきた
    そう、戻ってきた、戻ってきた
    そう、黒い服をきて戻ってきた
    はい、黒い服をきて戻ってきた、おお

    文章全体の意訳:

    この歌詞のセクションは、歌手が元の状態に戻ってきたことを繰り返し強調しています。「戻ってきた」というフレーズは何度も繰り返され、「ブラックに戻ってきた」という言葉は、特定の強さやスタイル、あるいは復活を象徴している可能性があります。全体的に、この部分は自己確認と自信の表現であり、何かを乗り越えた後の復活や再生を示しています。


    Back in the back of a Cadillac

    Number one with a bullet, I'm a power pack
    Yes, I'm in a bang with a gang
    They've got to catch me if they want me to hang

    単語:

    Back: 「後部」という意味の名詞。
    Cadillac: 高級車ブランドの名前。
    Number one: 「ナンバーワン、最高」という意味の句。
    With a bullet: 「非常に成功している」という意味のイディオム。特に音楽チャートで急上昇する曲を指す。
    Power pack: 「エネルギッシュな、力強い」という意味の句。
    Bang: 「爆発的な出来事」という意味の名詞。ここではエキサイティングな体験を指す。
    Gang: 「集団、仲間」という意味の名詞。
    Catch: 「捕まえる」という意味の動詞。
    Hang: 「ぶら下がる、ここでは絞首刑にする」という意味の動詞。

    文法:

    「Back in the back of a Cadillac」は、場所を示す前置詞句を含む文です。
    「Number one with a bullet, I'm a power pack」は、比喩的な表現を使った文で、「Number one with a bullet」は成句として使われています。
    「Yes, I'm in a bang with a gang」は現在形を使用した文で、自分が所属している集団との活動を述べています。
    「They've got to catch me if they want me to hang」は条件節を含む文で、自分が捕まる可能性について述べています。

    和訳:

    キャデラックの後部座席に戻って
    弾丸付きのナンバーワン、私はパワーパックだ
    はい、仲間と一緒に大騒ぎしてる
    彼らは私を捕まえないといけない、もし絞首刑にしたいなら

    文章全体の意訳:

    この部分の歌詞は、歌手がキャデラックの後部座席でリラックスしている様子と、自分がエネルギッシュで影響力のある存在であることを表現しています。「弾丸付きのナンバーワン」というフレーズは、彼が成功していることを示し、「仲間と一緒に大騒ぎしてる」という表現は、彼が楽しい時を過ごしていることを意味しています。「彼らは私を捕まえないといけない」という文は、彼が自由で捕まえられることが難しいことを示しています。全体的に、この部分は自信と無敵感を表現しています。


    'Cause I'm back on the track and I'm beatin' the flack

    Nobody's gonna get me on another rap
    So look at me now, I'm just making my play
    Don't try to push your luck, just get out of my way

    単語:

    Back on the track: 「再び行動を開始して」という意味の句。
    Beatin' the flack: 「批判や困難を乗り越えている」という意味の句。
    Nobody's gonna: 「誰も~しない」という意味の句。未来形の短縮形。
    Rap: ここでは「非難や責任」という意味の名詞。
    Making my play: 「自分の行動を取る」という意味の句。
    Push your luck: 「運を試す」という意味のイディオム。
    Get out of my way: 「邪魔をしないで」という意味の句。

    文法:

    「'Cause I'm back on the track and I'm beatin' the flack」は、現在進行形を使用し、自分が再び活動していることと困難を乗り越えていることを表しています。
    「Nobody's gonna get me on another rap」は、未来形を使用し、他人による非難や責任から自分が逃れることを主張しています。
    「So look at me now, I'm just making my play」は、現在形を使用し、自分が行動を起こしている状況を示しています。
    「Don't try to push your luck, just get out of my way」は、命令形を使用し、他人に対する警告を表しています。

    和訳:

    戻ってきて、トラックの上で批判を乗り越えている
    誰も私を別の非難に巻き込むことはできない
    だから今、私を見て、私は自分の行動を取っている
    運を試さないで、邪魔をしないで

    文章全体の意訳:

    この部分の歌詞は、歌手が再び活動を開始し、批判や困難を乗り越えていることを表現しています。「誰も私を別の非難に巻き込むことはできない」という文は、彼が他人の非難や責任から自由であることを主張しています。「今、私を見て、私は自分の行動を取っている」という文は、彼が自分の道を進んでいることを示し、「運を試さないで、邪魔をしないで」という文は、他人に対する警告と自己主張を表しています。全体として、この部分は自立と自己確信を強調しています。


    'Cause I'm back, yes I'm back

    Well, I'm back, yes I'm back
    Well, I'm back, back
    Well, I'm back in black
    Yes, I'm back in black

    Well, I'm back, yes I'm back

    Well, I'm back, yes I'm back
    Well, I'm back, back
    Well, I'm back in black
    Yes, I'm back in black, aw!

    Ah, yeah

    Oh, yeah
    Take my love
    Yeah-yeah
    Yeah
    Oh, hey yeah
    Ooh, yeah

    Well, I'm back (I'm back)

    Back, well I'm (I'm back)
    Back (I'm back)
    Back (I'm back)
    Back (I'm back)
    Back, back in black
    Yes, I'm back in black
    I've hit the sack
    同上

     

  3. 日本語訳

    黒い服を着て、寝床に入った
    長い間いなかったが、戻れて嬉しい
    Yes、首吊りの縄から解放されたんだ
    そいつが俺が巻き付いていたんだ

    空を見上げるだけで、ハイになる
    霊柩車なんか忘れちまったぜ、俺は死なないからな
    9つの命、猫の目が
    好き勝手して、走り回るんだ

    'Cause I'm back, yes I'm back
    Well, I'm back, yes I'm back
    Well, I'm back, back
    Well, I'm back in black
    Yes, I'm back in black, oh

    キャデラックのバックシートに戻って
    Number one with a bullet、俺はパワーパックだ
    Yes,仲間と一緒に大暴れしてるぜ
    俺の首に縄をかけたいなら、俺を捕まえないとな

    なぜなら俺はトラックで戻って、試練を乗り越える
    誰も俺に責任を取らせることはできない
    だから、俺を見ろ、好きにやらせてもらう
    まぐれはないぜ、俺の邪魔をするな

    'Cause I'm back, yes I'm back
    Well, I'm back, yes I'm back
    Well, I'm back, back
    Well, I'm back in black
    Yes, I'm back in black

    Well, I'm back, yes I'm back
    Well, I'm back, yes I'm back
    Well, I'm back, back
    Well, I'm back in black
    Yes, I'm back in black, aw!

    Ah, yeah
    Oh, yeah
    Take my love
    Yeah-yeah
    Yeah
    Oh, hey yeah
    Ooh, yeah

    Well, I'm back (I'm back)
    Back, well I'm (I'm back)
    Back (I'm back)
    Back (I'm back)
    Back (I'm back)
    Back, back in black
    Yes, I'm back in black
    I've hit the sack

 

 

AC/DC - Back In Black

AC/DC - Back In Black

  • アーティスト:AC/DC
  • Columbia
Amazon