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【和訳・英文法解説】マーラーの大地の歌に匹敵?!「Not A Second Time-The Beatles」

マーラー大地の歌に匹敵するとも言われた名曲「Not A Second Time-The Beatles」の和訳、文法解説をしていきます。


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  1. 曲について

    「not a second time」は、ビートルズの曲です。1963年に発売された2枚目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』に収録されています。アメリカではキャピトル・レコードから発売された『ミート・ザ・ビートルズ』の収録曲としても発売されました。レノン=マッカートニー名義となっていますが、ジョン・レノンによって書かれた曲です。レノンは「当時はスモーキー・ロビンソンか何かを書こうとしていた」と語っています。

    この曲は、ビートルズが作曲家としての評価を受けた初の例となっています。『タイムズ』誌のウィリアム・マンは「メジャー・トニックのセブンスとナインスが強固に組み込まれ、フラットを付した長短音階の6度の転調があるせいで、最後のイオリアン・ケイデンス(自然的短音階)も非常に自然になっている。コード進行は、マーラーの『大地の歌』に匹敵する」と分析しています 。

    この曲のレコーディングは、1963年9月11日にEMIレコーディング・スタジオでジョージ・マーティンのプロデュースのもとで行われました² 。レノンのボーカルはダブルトラックとなっています。

    この曲は、R・スティーヴィー・ムーア、ロバート・パーマー、プリテンダーズ、ザ・スミザリーンズなどによってカバーされています 。

    The Beatlesの和訳リストは以下
    The Beatles和訳アルバム一覧

    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下
    【The Beatles】2ndアルバム「With The Beatles」



     

  2. 歌詞

    You know you made me cry,
    I see no use in wond'ring why,
    I cry for you.
    And now, you've changed your mind,
    I see no reason to change mine,
    I cry, it's through, oh.

    You're giving me the same old line,
    I'm wond'ring why,
    You hurt me then, you're back again,
    No, no, no, not a second time.

    You know you made me cry,
    I see no use in wond'ring why,
    I cry for you, ooh. yes
    And now, you've changed your mind,
    I see no reason to change mine,
    I cry, it's through, oh.

    You're giving me the same old line,
    I'm wond'ring why,
    You hurt me then, you're back again,
    No, no, no, not a second time.
    not a second time.
    not a second time.
    No, no, no, not a second time.

     

  3. 日本語訳

    知ってるだろ。君が僕を泣かせたこと
    なぜ僕が泣いてるか考える意味はない、
    君のために泣いてるんだ。
    そして今、君は考えを変えたね、
    僕はなにも変えないよ、
    僕はなくよ、終わりだね、oh

    君はいつも同じ言葉を言う、
    なんでだろう、僕には分からない。
    君は僕を傷つけて、また戻ってくる、
    いや、いや、二度とないよ。

    君が僕を泣かせたこと、知ってるよ、
    なぜ僕が泣いてるか考える意味はない、
    君のために泣いてるんだ。
    そして今、君は考えを変えたね、
    僕が考えを変える理由はないよ、
    もう終わり、泣いてる、そう。

    君はいつも同じ言葉を言う、
    なんでだろう、僕は疑問に思うよ、
    君は僕を傷つけて、また戻ってくる、
    いや、いや、二度とないよ。
    二度とないよ。
    二度とないよ。
    いや、いや、二度とないよ。

     

  4. 文法の解説

    You know you made me cry,
    「You know」は、話し手が相手に向かって、相手がすでに知っていることを強調しています。このフレーズはしばしば、何かを説明する前や重要なポイントを強調する際に使用されます。
    「you made me cry」は過去の出来事について言及しており、「make」はここでは「~させる」という意味を持っています。したがって、「you made me cry」は「あなたは私を泣かせた」という意味になります。

    全体として、「You know you made me cry,」は「君も知ってるよね、君が僕を泣かせたことを」という意味になります。

    I see no use in wond'ring why,
    「I see no use in...」は「...する意味がないと思う」という意味です。これは、何か行動や考えに価値がないと感じるときに使われる表現です。
    「wond'ring」は「wondering」の短縮形で、これは「考える」や「思案する」という意味です。
    「why」は「なぜ」という意味です。
    このフレーズは、なぜ何かが起こったのかを考えることに時間を費やす価値がないと感じていることを表しています。

    And now, you've changed your mind,
    「And now」は「そして今」という意味で、以前と比べて現在の状況について言及しています。
    「you've」は「you have」の短縮形で、「あなたは...している」という意味です。
    「changed your mind」は「考えを変える」という意味で、何かに対する意見や決断を変えることを表します。

    I see no reason to change mine,
    「I see」は「私は見る」という直訳ですが、この文では「私は~と思う」という意味で使われています。
    「no reason」は「理由がない」という意味です。
    「to change mine」で「mine」は「my mind」を省略した形で、「私の考えを変える」という意味になります。「to change」は「~を変える」、そして「mine」は「私のもの」つまりこの文脈では「私の考え」を意味しています。

    I cry, it's through, oh.
    「it's through」は「それは終わりだ」または「それは終わった」を意味します。「it's」は「it is」の短縮形で、「それは」を意味し、「through」はこの文脈では「終わり」や「完了」を意味する言葉として使われています。

    You're giving me the same old line,
    「giving me」は「私に与える」またはこの文脈では「私に言う」を意味します。「give」は「与える」という意味の動詞で、「me」は「私」を意味します。
    「the same old line」はイディオムで、何度も繰り返される言い訳や口実を意味します。「same」は「同じ」、「old」は「古い」、「line」はこの文脈では「言葉」または「言い訳」を意味します。これらを組み合わせた「the same old line」は、「同じ古い言い訳」や「何度も聞かされる口実」などの意味となります。

    I'm wond'ring why,
    「wond'ring」は「wondering」の省略形で、「不思議に思う」または「疑問に思う」という意味の動詞です。
    「why」は疑問詞で、「なぜ」を意味します。

    You hurt me then, you're back again,
    「hurt」は動詞で、「傷つける」を意味します。
    「me」は「私」を意味する代名詞です。
    「then」は「その時」または「それから」という意味です。
    「you're」は「you are」の短縮形で、「あなたは」を意味します。
    「back again」は「再び戻ってきた」を意味します。