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【和訳文法】Livin' On A Prayer-Bon Jovi

Bon Joviの曲「Livin' On A Prayer」は、1986年にリリースされた彼らの代表曲です。ロックンロールの力と希望のメッセージを伝えるこの曲は、貧しいカップルの物語を描いています。彼らは困難に立ち向かい、夢を追い続けます。サビでは、観客と一緒に「We're halfway there, livin' on a prayer」と歌います。


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  1. 曲の解説

     

     「Livin' On A Prayer」は、1986年にリリースされたボン・ジョヴィの3枚目のアルバム『Slippery When Wet』からの2枚目のシングルです。この曲は、ビルボード・ホット100で4週連続で1位を獲得し、ボン・ジョヴィの代表曲の一つとなりました。

     この曲は、貧しいながらも懸命に生きるカップル、トミーとジーナを主人公とした歌です。トミーはストライキに巻き込まれて仕事を失い、ジーナはダイナーで働いています。彼らは困難に直面しながらも、愛と希望(祈り)を糧に生きていくというストーリーです。

     この曲の歌詞には、実際にボーカルのジョン・ボン・ジョヴィと作詞家のデズモンド・チャイルドが過去に経験したことがモデルとなっています 。ジョンは若い頃、ニューヨークでガソリンスタンドで働いていたことがあり、その時に出会った女性がジーナのイメージだそうです。デズモンドはかつて、タクシー運転手をしながら音楽活動をしていたことがあり、その時に付き合っていた女性がトミーのイメージだそうです。

     この曲は当初、アルバムから外される予定だったそうです。しかし、プロデューサーのブルース・フェアバーンがこの曲のポテンシャルを見抜き、レコーディングを再開させました。そして、この曲に特徴的なトーク・ボックス(口琴)のサウンドを加えたのは、ギタリストのリッチー・サンボラのアイデアだったそうです。

     

  2. 文法の解説

    Once upon a time
    Not so long ago
    Tommy used to work on the docks

    単語:

    Once upon a time: 昔々
    Not so long ago: それほど昔の話ではない
    Tommy: 人名(トミー)
    Used to: かつて〜したものだ
    Work: 働く
    On the docks: 埠頭で

    文法:

    "Used to" は過去の習慣や状態を表す表現です。ここではトミーがかつて埠頭で働いていたことを示しています。
    "Not so long ago" は比較的最近の出来事を指す表現です。

    イディオム:

    "Once upon a time" は通常、昔話や物語を始める時に使われるフレーズです。ここでは過去の出来事を紹介するために使われています。

    和訳:

    昔々、それほど昔のことではないけれど、トミーは埠頭で働いていたんだ。
    文章全体の意訳:

    この歌詞の冒頭は、昔話のような形式で始まり、トミーという人物がかつて埠頭で働いていたことを紹介しています。これはトミーの過去の生活や彼の現在の状況との対比を描き出すための前置きとして使われており、彼の物語の始まりを示唆しています。


    Union's been on strike, he's down on his luck
    It's tough, so tough

    単語:

    Union: 労働組合
    Strike: ストライキ
    Down on his luck: 運が悪い、不運な状況にある
    Tough: つらい、困難な

    文法:

    "Union's been on strike" では、's は "has" の省略形であり、"been" は過去分詞を示しています。これにより、「組合がストライキを行っている(状態である)」という意味になります。
    "He's down on his luck" では、's は "is" の省略形で、"down on his luck" は固定表現です。これは「彼が不運な状況にある」という意味になります。
    "It's tough, so tough" では、's は "is" の省略形で、「それはつらい、とてもつらい」という意味になります。

    イディオム:

    "Down on his luck" は不運や困難な状況に直面していることを指す一般的な表現です。

    文章全体の意訳:

    トミーが働いていた埠頭で労働組合ストライキを行っているため、彼は不運な状況にあります。それはとてもつらく、彼にとって大きな挑戦です。
    この部分の歌詞は、トミーの現在の生活がいかに困難であるかを強調しており、彼の逆境に対する格闘を描写しています。


    Gina works the diner all day
    Working for her man, she brings home her pay for love
    Mmm, for love

    単語:

    Diner: ダイナー(カジュアルな食堂やレストラン)
    Working: 労働する、働く
    Man: この文脈では「恋人」または「夫」を指す
    Pay: 給料
    Love: 愛
    文法:

    "Gina works the diner all day":現在形を使用し、ジーナが毎日ダイナーで働いていることを表しています。
    "Working for her man, she brings home her pay":この文では、"Working" は現在分詞の形で使われ、「彼女の恋人のために働いて、給料を家に持ち帰る」という意味を持ちます。
    イディオム:

    「for love」は、物質的な報酬ではなく、愛情や情緒的な報酬を目的として何かをするという意味合いを持ちます。
    和訳:

    ジーナは一日中ダイナーで働いています。彼女の恋人のために、彼女は愛のために給料を家に持ち帰っています。ああ、愛のために。
    文章全体の意訳:

    この歌詞は、ジーナが彼女の恋人のために一生懸命働き、その給料を彼女たちの愛情を育むために使っている様子を描写しています。彼女の努力は、物質的な報酬よりも愛情に基づいていることを示しており、愛のために何でもするという彼女の強い感情を表しています。


    She says, "We've gotta hold on to what we've got

    単語:

    "hold on": この文脈では「固守する」「しっかりと守る」の意味。
    "what we've got": 「私たちが持っているもの」または「私たちの持ち物」。

    文法:

    "We've gotta": 「We have got to」の短縮形で、「私たちは〜しなければならない」という意味。
    "what we've got": この構造は関係代名詞「what」を使用して、「私たちが持っているもの」を指します。

    イディオム:

    「持っているものを大切にする」という意味で、物質的なものだけでなく、関係や愛情など非物質的なものも含む。

    和訳:
    彼女は言う、「私たちが持っているものをしっかり守らないといけない」


    文章全体の意訳:
    この歌詞の部分は、困難な状況に直面していても、お互いに支え合って乗り越えていこうとするカップルの強い絆を表現しています。現状を乗り越えるためには、お互いを大切にし、一緒にいることの価値を理解し続ける必要があるというメッセージが込められています。


    It doesn't make a difference if we make it or not

    単語:

    "difference": 違いや差異を指します。
    "make it": この文脈では「成功する」や「うまくやる」という意味です。

    文法:

    "It doesn't make a difference": 「それは違いを生むことはない」または「それは重要ではない」という意味です。
    "if we make it or not": 「私たちが成功するかしないか」。ここで「if」は条件を示しており、「make it or not」は「成功するかしないか」という選択肢を提示しています。

    イディオム:

    「成功するかどうかは重要ではない」という意味で、結果よりもプロセスやその瞬間を大切にする考えを示しています。

    和訳:
    「私たちが成功するかどうかは関係ない」


    文章全体の意訳:
    この部分の歌詞は、カップルが直面している困難や挑戦に対して、結果の成否にこだわらず、お互いの関係や絆を大切にするという強いメッセージを伝えています。成功や成果よりも、一緒にいることそのものの価値を重視する姿勢を示しており、愛情の深さやお互いへの信頼感を強調しています。


    We got each other, and that's a lot for love
    We'll give it a shot"

    単語:

    "each other": 相互に、お互いを指します。
    "a lot": 多くのこと、重要なものを意味します。
    "for love": 愛のためにという意味です。
    "give it a shot": 「試してみる」「チャンスをつかむ」という意味のイディオムです。

    文法:

    "We got each other": 「私たちはお互いがいる」。"got" はここでは「持っている」の意味で使われています。
    "and that's a lot for love": 「そしてそれは愛にとって大きなことだ」。"that's" は "that is" の短縮形で、"a lot" は「重要なもの」という意味を持ちます。

    イディオム:

    "We'll give it a shot": 「私たちはそれを試してみる」。このフレーズは何か新しいことや挑戦を始める際の決意や前向きな姿勢を表しています。

    和訳:
    「私たちはお互いがいる、それだけで愛にとっては大きなことだ
    私たちはそれを試してみる」

    文章全体の意訳:
    この部分は、カップルがお互いを持っていること、そしてそれが愛において非常に重要であることを示しています。困難に直面しても、お互いが支え合えば乗り越えられるという強い信頼感と希望を表現しており、愛情の力を信じて挑戦する決意を示しています。


    Whoa, we're half way there
    Oh-oh, livin' on a prayer
    Take my hand, we'll make it, I swear
    Oh-oh, livin' on a prayer

    単語:

    "half way there": 「目的地の半分まで来た」という意味です。
    "livin' on a prayer": 「祈りに頼って生きている」という意味のイディオムで、困難な状況でも希望にすがる心情を表しています。
    "Take my hand": 「私の手を取って」という直訳ですが、支援や助けを求める意味合いがあります。
    "I swear": 「誓う」という意味で、強い決意を示しています。

    文法:

    "We're half way there": 「私たちは道の半分を来た」。"We're" は "We are" の短縮形です。
    "Take my hand, we'll make it, I swear": 「私の手を取って、私たちはそれを成し遂げる、私は誓う」。"we'll" は "we will" の短縮形です。
    イディオム解説:

    "livin' on a prayer": 困難な状況下での希望や信仰にすがる様子を表します。文字通りの「祈りに生きる」よりは、希望を失わずに前進しようとする意志を示す表現です。

    和訳:
    「おお、私たちはもう半分の道のりを来た
    ああ、祈りに生きている
    私の手を取って、私たちはそれを成し遂げる、誓うよ
    ああ、祈りに生きている」


    文章全体の意訳:
    この部分では、逆境や困難な状況にあっても、お互いに支え合い、希望を持って困難を乗り越えようとする強い意志と決意を示しています。挑戦の途中であっても、希望を捨てずに信念を持って進むことの重要性を歌っています。


    Tommy's got his six-string in hock
    Now he's holding in what he used to make it talk
    So tough, ooh, it's tough

    単語:

    "six-string": ここではギターのことを指しています。ギターは通常、6本の弦を持っているため、この呼び方が使われます。
    "in hock": この表現は「質入れに出す」という意味です。つまり、金銭的な困難のために、価値のあるものを質屋に預けることを指します。
    "make it talk": 「それ(ギター)を鳴らす」や「演奏する」という意味で、ギターを使って感情やメッセージを表現する能力を暗示しています。

    文法:

    "Tommy's got his six-string in hock": ここでの "got" は「持っている」という意味ではなく、「~を状態にする」または「~を行う」という意味で使われています。つまり、トミーはギターを質屋に入れたという状況です。
    "Now he's holding in what he used to make it talk": "he's holding in" は "he is holding in" の短縮形で、「彼は抑え込んでいる」という意味です。"used to" は過去に行われていたが、現在は行われていない行為を示します。

    イディオム:

    この歌詞には直接的なイディオムは含まれていませんが、"make it talk" はギター演奏を通じて感情を表現することを意味する比喩的な表現です。

    和訳:
    「トミーは彼のギターを質屋に入れた
    今、彼はかつてギターで表現していたものを抑え込んでいる
    そう、厳しいよ、本当に厳しい」


    文章全体の意訳:
    この部分では、主人公のトミーが経済的に困難な状況にあり、彼の愛するギターを質屋に入れなければならない状況を描いています。彼は以前はギターで感情を自由に表現していましたが、今はその機会を失ってしまい、その状況に苦しんでいる様子が表現されています。


    Gina dreams of running away
    When she cries in the night, Tommy whispers
    "Baby, it's okay, someday

    単語解説:

    "dreams of": 願望や希望を持つ、あるいは夢見ることを意味します。
    "running away": 逃げ出すこと、特に現在の状況や困難から逃れることを指します。
    "whispers": 小声で話す、ささやくという意味です。
    文法解説:

    "Gina dreams of running away": この文では "dreams of" が動詞句として使用され、"running away" がその目的語となっています。これによりジーナの願望が表現されています。
    "When she cries in the night, Tommy whispers": ここでは "When" が時を表す接続詞として使われ、ジーナが夜に泣く時、トミーがどのように反応するかを示しています。
    イディオム解説:

    この部分には直接的なイディオムは含まれていませんが、"running away" は比喩的に自分の問題や困難からの逃避を表している可能性があります。
    和訳:
    ジーナは逃げ出すことを夢見ている
    夜に彼女が泣くとき、トミーはささやく
    "大丈夫だよ、いつかは"」

    文章全体の意訳:
    この歌詞の部分では、ジーナが現状からの逃避を夢見ている様子を描いています。彼女が夜に泣くとき、トミーは彼女を慰め、いつかは状況が良くなることを約束しています。これは、困難な状況にある人々が抱く希望と慰めの瞬間を表現していると言えるでしょう。


    We've gotta hold on to what we've got
    It doesn't make a difference if we make it or not
    We got each other, and that's a lot for love
    We'll give it a shot"
    Oh, we're half way there
    Oh-oh, livin' on a prayer
    Take my hand, we'll make it, I swear
    Woah-oh, livin' on a prayer
    Livin' on a prayer
    同上
    Ooh, we gotta hold on, ready or not
    You live for the fight when that's all that you've got

    単語:

    "hold on":持ちこたえる、固守する
    "ready or not":準備ができているかどうかに関わらず
    "live for":〜のために生きる、〜を生きがいとする
    "fight":戦い、闘争
    "all that you've got":持っている全て

    文法:

    "gotta"は "have got to" の省略形で、「〜しなければならない」という意味を持つ。
    "ready or not" は副詞句で、準備の有無にかかわらずという状況を示す。
    "when that's all that you've got" は条件節で、「それがあなたが持っている全てである時」という意味。

    イディオム:

    "live for the fight":直訳すると「戦いのために生きる」。困難に直面し、挑戦することを生きがいとする様子を表す。
    "ready or not":「準備が整っていようといまいと」。どんな状況でも行動を起こす準備ができていることを意味する。

    和訳:
    「ああ、準備が整っていようがいまいが、私たちは固守しなくちゃ
    それがあなたが持っている全ての時、戦いのために生きるんだ」


    文章全体の意訳:
    この歌詞は、どんな困難にも立ち向かう覚悟と決意を示しています。準備が整っているかどうかに関わらず、持ちこたえる必要があるというメッセージが込められており、特に「戦うことしか残されていない時は、その戦いに全力を尽くす」という強い意志が表現されています。


    Whoa, we're half way there
    Whoa-oh, livin' on a prayer
    Take my hand, and we'll make it, I swear
    Whoa-oh, livin' on a prayer
    Whoa, we're half way there
    Whoa-oh, livin' on a prayer
    Take my hand, and we'll make it, I swear
    Whoa-oh, livin' on a prayer
    Whoa, we're half way there
    Whoa-oh, livin' on a prayer
    Take my hand, and we'll make it, I swear
    Woah-ah
    同上

     

  3. 日本語訳

    昔々、実はそれほど昔のことではない

    トミーは埠頭で働いていたんだ
    組合はストライキ中、彼の運が尽きて
    つらい、とてもつらい

    ジーナは一日中ダイナーで働いて
    愛する人のために稼いだお金を家に入れる
    そう、愛のために

    彼女は言うんだ「手に入れたものを大切にしなくちゃ
    うまくいくかどうかは関係ないの
    お互いがいれば、それだけで二人の愛にとって大きなこと
    がんばりましょう!」

    Whoa、道半ばだ
    Oh-oh、報われると信じている
    手を取り合い、やってみる、誓うよ
    Oh-oh、報われると信じている

    トミーは愛用のギターを質屋に入れた
    もう、音楽の情熱を奏でることができない
    つらい、とてもつらい

    ジーナは逃げ出すことを夢見る
    夜に泣いてる彼女に、トミーはささやく
    「大丈夫だよ、いつかは」

    「手に入れたものを大切にしなくちゃ
    うまくいくかどうかは関係ない
    お互いがいれば、それだけで二人の愛にとって大きなこと
    がんばろう!」

    Whoa、道半ばだ
    Oh-oh、報われると信じている
    手を取って、やってみる、誓うよ
    Oh-oh、報われると信じている

    Ooh、用意ができていようといまいと、私たちは守らないといけない
    戦うことだけがすべてなら、それでいいの

    Whoa、道半ばだ
    Whoa-oh、報われると信じている
    手を取り合い、やってみる、誓うよ
    Whoa-oh、報われると信じている

    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care