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【和訳文法】Carpenters-Top Of The World

Carpentersの曲「Top Of The World」は、1972年に発表されたポップスの名曲です。カーペンターズの代表曲のひとつで、愛する人との幸せな気持ちを歌っています。メロディーは明るくてキャッチーで、聴くと元気になれます。歌詞はシンプルですが、心に響きます。


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曲の解説 

 Carpentersの曲「Top Of The World」は、1972年に発表されたポップスの名曲です。この曲は、カーペンターズの2枚目のアルバム『ア・ソング・フォー・ユー』に収録されていますが、当初はアルバム用の曲として作られたものでした。作詞はジョン・ベティス、作曲はリチャード・カーペンターで、リチャードはこの曲を「自分が歌いたいと思うような歌詞を書いてくれ」とベティスに頼んだと言います。

 この曲は、カントリー歌手のリン・アンダーソンが1973年にカバーし、全米カントリーチャートで2位になりました。このヒットを受けて、カーペンターズはこの曲をシングルとして発売することにしましたが、アレンジを変えて新たに録音し直しました。シングル版では、イントロや間奏のギターにフェイザーがかけられたり、エンディングのピアノが簡略化されたりしています。このシングル版は、1973年9月にリリースされると、ビルボード誌のHot 100で2週連続で1位を獲得しました。カーペンターズにとっては、「Close to You」に続く2曲目の全米1位シングルとなりました。

 この曲は、カーペンターズの代表曲として広く知られており、多くのアーティストにカバーされています。日本では、森愛仁霞が日本語訳詞をつけて歌っており、その後も天地真理岩崎宏美などが歌っています。また、少年ナイフやBERRY ROLLなどのロックバンドもこの曲をカバーしており、その中でも少年ナイフのバージョンは映画『最後の晩餐/平和主義者の連続殺人』や『ワイルドスピードX3:TOKYO DRIFT』のサウンドトラックに使われたり、サントリーのCM曲になったりしています。

 この曲は、恋人と一緒にいる幸せな気持ちを表現した明るく爽やかなラブソングです。歌詞では、「世界の頂点にいるような気分だ」「君がそばにいるから何も恐くない」「君が笑顔で見つめるから夢が叶う」というように、相手への感謝や愛情を伝えています。メロディもキャッチーで親しみやすく、カーペンターズの美しいハーモニーが魅力的です。

 この曲は、カーペンターズの音楽性や魅力を象徴する一曲と言えます。彼らの楽曲は、ポップスやロックだけでなく、カントリーやジャズなど様々なジャンルから影響を受けており、その幅広さや柔軟さが評価されています。また、彼らの楽曲は、時代や国境を超えて多くの人々に愛されており、その普遍性や魅力は今も色あせていません。

 

文法の解説

Such a feelin's comin' over me
There is wonder in most every thing I see
Not a cloud in the sky, got the sun in my eyes
And I won't be surprised if it's a dream

単語・フレーズ:
Such a feeling's coming over me: 私にこんな感情が湧き上がってくる。
wonder: 驚きや素晴らしさ。
Not a cloud in the sky: 空に雲一つない。
got the sun in my eyes: 目には太陽が輝いている。

文法:
Such a feeling's coming over me: 「Such a」は「こんなにも」という感情の強さを強調する。
There is wonder in most every thing I see: 「most every thing」は非公式な表現で、「ほとんどすべてのもの」を意味する。

和訳:
こんな感情が湧き上がってくるの
私が見るすべてのものに素晴らしく見える
空には雲一つなく、目には太陽が輝いてる
これが夢だとしても驚かないわ


文章全体の意訳:
この歌詞は、筆者が経験している圧倒的な幸福感と前向きな展望を表しています。空に雲一つない晴れやかな日、目を輝かせる太陽は、すべてが完璧で、夢のように美しい現実を示しています。周囲の世界が新鮮で驚きに満ちており、その美しさに圧倒されている様子を歌っています。この状態であれば、たとえ全てが夢であったとしても、その美しさと幸福に包まれた感覚に心から感謝するでしょう。


Everything I want the world to be
Is now comin' true especially for me
And the reason is clear, it's because you are here
You're the nearest thing to heaven that I've seen

単語・フレーズ:
Everything I want the world to be: 私が世界に望む全てのこと。
comin' true: 実現する。
especially for me: 特に私のために。
the reason is clear: 理由は明らかです。
because you are here: あなたがここにいるから。
the nearest thing to heaven: 天国に最も近いもの。

文法:
Is now comin' true: 現在進行形を使用して、希望が現実になる過程を表しています。
it's because you are here: 「it's because」は、理由を説明する際に使われる表現です。

和訳:
世界がこうなったらと思う全てが
現実になろうとしている
理由ははっきりしてる、それはあなたがここにいるからよ
あなたは私が見ていた天国に一番近い存在よ


文章全体の意訳:
この歌詞の部分は、人生において特別な人がもたらす幸福と充実感について歌っています。全てが希望通りに進んでいると感じるその理由は、大切な人がそばにいるから。その人の存在が、この世で最も天国に近いものとして描かれています。このような愛の力は、生活全体にポジティブな影響を与え、すべてが明るく希望に満ちたものに見えるようにします。


I'm on the top of the world lookin' down on creation
And the only explanation I can find
Is the love that I've found, ever since you've been around
Your love's put me at the top of the world

単語・フレーズ:
top of the world: 至高の状態、非常に幸せ。
lookin' down on creation: すべてを見下ろす、全ての上に立つ。
explanation: 説明、理由。
love that I've found: 見つけた愛。
ever since you've been around: あなたがいてくれてから。

和訳:
私は世界の一番上にいて、全てを見下ろしているわ
そして、私はこれだけしか言えないわ
愛を見つけることができた、あなたのおかげで
あなたの愛が私を世界の一番上にしてくれたんだ


文章全体の意訳:
この部分では、愛によって人生がどのように変わり得るか、そしてその愛がどれほどの幸福感と満足感をもたらすかを歌っています。主題は、愛によって引き起こされた変化と、その結果として得られる高揚感に焦点を当てています。愛があることで、世界を新たな視点で見ることができ、それが人生における最高の状態に達する理由となるのです。


Something in the wind has learned my name

And it's tellin' me that things are not the same
In the leaves on the trees, and the touch of the breeze
There's a pleasing sense of happiness for me

単語・フレーズ:
Something in the wind: 抽象的な表現で、変化や新しいことの到来を感じ取る直感や予感。
learned my name: 個人的な注意や呼びかけを受けているという比喩。
tellin' me: 知らせる、伝える。
things are not the same: 物事が変わった、同じではない。
leaves on the trees: 木の葉。新しい季節や変化を象徴。
touch of the breeze: 風の触れる感覚。変化を感じさせる繊細な方法。
pleasing sense of happiness: 喜びの感覚。

文法:
Something in the wind: 主語としての"something"は「何か」や「ある事象」を指し、ここでは風によって運ばれる変化やメッセージを指します。
has learned my name: 「私の名前を知っている」という現在完了形は、過去のある時点で風が話者に関する情報を「学習」し、それが現在まで続いている状態を示します。
that things are not the same: 「物事が同じではない」というthat節は、変化があったことを示す従属節です。
In the leaves on the trees, and the touch of the breeze: この前置詞句は、変化や幸福感を感じる具体的な場面を描写しています。
There's a pleasing sense of happiness for me: 「私にとって喜びの感覚がある」という文は、主語"There"と連動して、個人的な幸福感を強調します。

和訳:
風が私の名前を覚えて
物事が以前とは違うことを教えてくれている
木々の葉やそよ風の触れ合いに
私にとって喜びとなる幸福感がある

文章全体の意訳:
この部分では、歌手が周囲の環境や自然の変化に敏感になり、それを通じて新たな幸福感を感じている様子を描写しています。自然界からの小さな変化が、個人的な成長や新しい幸せを感じるきっかけになっていることを表しています。風が歌手の名前を「学んだ」という表現は、自然が歌手に直接語りかけているかのような親密さを感じさせます。全体を通して、変化を受け入れ、それを幸せとして感じ取る心の開放性を歌っています。


There is only one wish on my mind

When this day is through I hope that I will find
That tomorrow will be, just the same for you and me
All I need will be mine if you are here

単語:
wish: 願い。
mind: 心、考え。
through: 終わりに、通じて。
tomorrow: 明日。
just the same: まったく同じ。
need: 必要とするもの。

文法:
There is only one wish on my mind: 「私の心には一つだけの願いがある」。この文は現在形を使って、話者の現在の願いや思いを表現しています。
When this day is through: 「この日が終わるとき」。whenは副詞節を導き、未来のある時点を指します。
I hope that I will find: 「私は見つけることを願っています」。hopeは現在形を使い、未来の出来事に対する希望を表現します。
That tomorrow will be, just the same for you and me: 「明日があなたと私にとってまったく同じであること」。thatは名詞節を導き、hopeの内容を詳細に説明します。

和訳:
私の中にたった一つだけ願いがあるわ
1日が終わるとき、私はお祈りするの
明日があなたと私にとってまったく同じであることを
あなたがいてくれたら、私に必要なものはすべて私のものになるわ


文章全体の意訳:
この歌詞は、話者が特定の日の終わりに持っている願いについて語っています。話者は、その日が終わった後、自分と大切な人にとって明日が今日と全く同じであることを願っています。話者にとって、その人が側にいることがすべてであり、それがあれば他に何も要らないと感じています。この歌詞は、愛と連帯感に対する深い願望を表現しており、最愛の人がそばにいることの重要性を強調しています。


I'm on the top of the world lookin' down on creation

And the only explanation I can find
Is the love that I've found, ever since you've been around
Your love's put me at the top of the world

I'm on the top of the world lookin' down on creation

And the only explanation I can find
Is the love that I've found, ever since you've been around
Your love's put me at the top of the world
同上

 
ア・ソング・フォー・ユー