英語音楽学ぶログ

ギタープレイ、作詞作曲、耳コピ、洋楽和訳、英語文法学習・・。いろんなことができるようになりたい男のブログ

MENU

【和訳文法】John Lennon-IMAGIN

「Imagine」は、ジョン・レノンによる代表曲です。平和と人類の統合を願う歌詞が特徴で、ピアノ伴奏の優しいメロディが心に響きます。


www.youtube.com

 

 

 

 

曲の解説 

 ジョン・レノンの「Imagine」は、1971年にリリースされて以来、世界中で愛され続ける平和の象徴となりました。この曲は、単なるヒットソングを超え、多くの人々にとって希望と平和のメッセージを伝えるアンセムとなっています。

 ジョン・レノンオノ・ヨーコは、1960年代後半から多くの平和活動に参加し、その活動は彼らの音楽、特に「Imagine」に大きな影響を与えました。レノン自身が述べるには、「Imagine」の歌詞は、オノ・ヨーコの影響を受けているとのこと。実際、この曲の歌詞は、ヨーコの著書『グレープフルーツ』に収められた詩的なイメージと非常に類似しています。

 「Imagine」の音楽的な魅力は、そのシンプルさにあります。ピアノの伴奏に乗せて、レノンは穏やかな声で、世界が一つになり、人々が平和に生きることを想像するように促します。この曲のアレンジメントは、レノンのソロキャリアの中でも特に記憶に残るもので、彼の音楽的才能を証明しています。

 「Imagine」はリリースされるや否や、世界中で大ヒットし、数多くのアーティストにカバーされました。しかし、そのメッセージは一部で物議を醸しました。特に、"Imagine there's no countries" や "no religion too" といった歌詞は、一部の聴衆から反発を受けました。それにもかかわらず、この曲は時間を超えて多くの人々に愛され、平和を願う多くのイベントで演奏されています。

 レノンは、「Imagine」を録音する際、非常に細心の注意を払いました。録音は、彼とヨーコが所有する英国のスタジオ、アスコット・サウンド・スタジオで行われました。レノンは、この曲が持つメッセージの重要性を強く意識しており、そのシンプルさを最大限に活かすために、アレンジメントには特に注意が払われました。

また、「Imagine」のミュージックビデオもまた、この曲のメッセージを強調する重要な要素となっています。ビデオは、レノンとヨーコが彼らの家を歩き、最終的には二人がピアノを囲むシーンで終わります。このシンプルでありながら強力なビジュアルは、「Imagine」の平和への願いを視覚的に表現しています。

 

 

文法の解説

It's easy if you try
No Hell below us
Above us only sky

単語:
easy: 簡単な。
try: 試みる。
Hell: 地獄。
below: 下に。
above: 上に。
sky: 空。

文法:
It's easy if you try: 「もし試せば簡単だ」という条件文で、"if"を使って仮定を表しています。
No Hell below us: 「私たちの下に地獄はない」は肯定文の形を取りながら、"No"を使って否定の意味を表しています。
Above us only sky: 「私たちの上には空だけ」は、"only"を使って限定を表しています。

和訳:
試してみれば簡単です。
私たちの下には地獄はありません。
私たちの上には空だけです。


文章全体の意訳:
この歌詞の部分は、平和と自由の理想的なビジョンを描いています。地獄のような苦痛や罰が存在しない、そして私たちの上には限りない可能性を象徴する空だけが広がっている世界を想像することは、試みる価値がある簡単なことだと歌っています。物理的な制約や精神的な恐怖がない、より自由で平和な世界への憧れを表現しています。


Imagine all the people
Living for today
Ah, ah, ah-ah

単語:
Imagine: 想像する。
all: すべての。
people: 人々。
Living: 生きる、生活する。
for today: 今日のために。

文法:
Imagine all the people Living for today: この文は、「すべての人々が今日のために生きていることを想像してみてください」という命令文で、"Imagine" を動詞として使用し、その対象として "all the people" を導入しています。"Living for today" は現在分詞の形で、"people" の状態や行動を説明しています。

和訳:
すべての人が今日のためだけに生きることを想像してみてください。
Ah, ah, ah-ah

文章全体の意訳:
この歌詞の部分は、現在の瞬間に集中し、未来や過去にとらわれずに生きることの価値を想像するように促しています。日常生活の忙しさや将来への不安から解放され、今この瞬間を大切に生きることの重要性を訴えかけています。"Ah, ah, ah-ah" はこの思いを深めるための感嘆や反響を表しています。


Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion, too

単語:
Imagine: 想像する。
there's: there is の短縮形、存在する。
no: ない。
countries: 国々。
isn't: is not の短縮形、ではない。
hard: 難しい。
to do: すること。
Nothing: 何もない。
kill: 殺す。
die: 死ぬ。
for: ~のために。
religion: 宗教。

文法:
Imagine there's no countries: "想像してみてください、国が存在しないことを"。ここでは、"Imagine" を動詞として使い、仮定の状況を提示しています。
It isn't hard to do: "それをするのは難しくない"。"It" は抽象的な主題を指し、"isn't" で否定形を作っています。
Nothing to kill or die for And no religion, too: "殺すためや死ぬためのものは何もなく、宗教もない"。"Nothing to" で何もない状況を、"And" で追加の情報をつなげています。

和訳:
国がないことを想像してみてください。
それは難しいことではありません。
殺したり死んだりするものは何もなく、
宗教もありません。


文章全体の意訳:
この歌詞は、国境や宗教という人間が作り出した概念がない世界を想像することで、平和で統一された人類のビジョンを提示しています。殺戮や戦争、宗教的な対立がない世界では、人々はより調和して生きることができるというメッセージを込めています。それは決して実現不可能な夢ではなく、実際に追求できる理想であることを示唆しています。


Imagine all the people
Living life in peace
Yoo-hoo, ooh-ooh
同上

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will be as one

単語:
You may say: あなたは言うかもしれない。
I'm a dreamer: 私は夢想家です。
But: しかし。
I'm not the only one: 私だけではありません。
I hope: 私は希望します。
someday: いつか。
you'll join us: あなたも私たちに加わるでしょう。
And: そして。
the world will be as one: 世界は一つになるでしょう。

文法:
You may say: この表現は、話者が聞き手が持つ可能性のある意見や反論を認めています。"may" は可能性を示しています。
I'm a dreamer: "I'm" は "I am" の短縮形で、自己紹介や自己表現に使われます。
But I'm not the only one: "But" は対照を示し、話者だけでなく他にも同じように感じている人がいることを強調しています。
I hope someday you'll join us: "I hope" は希望や願望を表現し、"someday" は未来のある時点を指しています。"you'll" は "you will" の短縮形で、未来形を作っています。

和訳:
あなたは私を夢見る人だと言うかもしれませんが、
私だけではありません。
いつかあなたも私たちに加わり、
世界が一つになることを願っています。

文章全体の意訳:
この歌詞は、理想的な世界に向けた夢を持っていることを認めつつ、その夢を共有する人々が他にも存在することを強調しています。そして、リスナーに対してもこのビジョンに参加し、分断された世界を統一された一つの存在として見ることを希望しているのです。この部分は、平和と調和に向けた願望が個人の夢ではなく、共有されるべきものであるというメッセージを伝えています。


Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man

単語:
Imagine: 想像してください。
no possessions: 所有物がないこと。
I wonder: 私は疑問に思う。
if you can: もしあなたにそれができるなら。
No need: 必要がない。
for greed or hunger: 貪欲や飢餓のために。
A brotherhood of man: 人類の兄弟愛。

文法:
Imagine no possessions: "Imagine" は命令形で、リスナーに何かを想像するよう促しています。この場合、所有物がない世界を。
I wonder if you can: "I wonder" は、話者がリスナーが提案された状況を想像できるかどうか疑問に思っていることを示します。"if" は条件節を導入します。
No need for greed or hunger: "No need" は、何かが必要ではないことを示しています。この文脈では、貪欲や飢餓が不要であると言っています。
A brotherhood of man: "A" は不定冠詞で、"brotherhood" を一般的な概念として導入しています。この表現は、人類全体が兄弟関係にあるというアイデアを示しています。

和訳:
所有物がないことを想像してください。
あなたにそれができるか疑問です。
貪欲や飢餓の必要はありません。
人類全体の兄弟愛があるだけです。


文章全体の意訳:
この歌詞は、物質的な所有物を超えた世界を想像するようリスナーに挑戦しています。話者は、貪欲や飢餓が存在しない、人間同士が互いに支え合うような世界の可能性を問いかけています。この部分は、物質的な欲望を超えた人類の兄弟愛に基づいた社会の構築を夢見ていることを表しています。


Imagine all the people
Sharing all the world
Yoo-hoo, ooh-ooh

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one
同上
 
 
 

 

イマジン

イマジン

Amazon