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【和訳文法】Even Flow-Pearl Jam

Calvin Harrisの曲「Summer」は、2014年にリリースされた彼の4枚目のアルバム「Motion」のリードシングルです。この曲は、夏の恋について歌っており、エレクトロニックダンスミュージックの要素を取り入れたポップソングとなっています。Calvin Harrisは、この曲の作詞作曲だけでなく、ボーカルも担当しています。この曲は、世界中でチャートの上位にランクインし、多くの賞にノミネートされました。



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  1. 曲の解説 

     Pearl Jamは、1990年にアメリカのシアトルで結成されたオルタナティブロックバンドです。グランジムーブメントの代表的なバンドの一つとして、世界的な人気と影響力を持っています。1991年に発表したデビューアルバム『Ten』は、全米で1300万枚以上、全世界で6000万枚以上の売り上げを記録し、ロック史に残る名盤となりました。

     『Ten』に収録されている「Even Flow」は、Pearl Jamの代表曲の一つであり、シングルとしてもリリースされました。この曲は、ホームレスの男性の視点から、孤独や苦悩を歌っています。ボーカルのエディ・ヴェダーは、自身が過去にホームレスだった経験をもとに、歌詞を書いたと語っています。

     「Even Flow」の音楽的な特徴は、ギタリストのストーン・ゴッサードが奏でるファンキーなリフと、エディ・ヴェダーが繰り出す力強いボーカルです。この曲は、ライブでもよく演奏される定番曲であり、毎回違う即興的なソロやアレンジが披露されます。また、エディ・ヴェダーは、ライブではしばしば観客に飛び込んだり、ステージ上で様々なパフォーマンスを見せたりします。

     「Even Flow」のミュージックビデオは、1991年にロサンゼルスで行われたライブ映像を使用しています。しかし、このビデオは実は5回も撮り直されたものであり、最初に撮影されたものはバンドメンバーが気に入らなかったために没になりました。最終的に採用されたビデオは、監督のジョシュ・タフトが撮影したものであり、エディ・ヴェダーが観客に飛び込むシーンや、ギタリストのマイク・マクレディが熱狂的なソロを弾くシーンなどが印象的です。

     「Even Flow」は、Pearl Jamの音楽性やメッセージを象徴する曲と言えます。社会的な問題や人間の感情に対する深い洞察力と共感力を持ちながらも、音楽的には自由奔放でエネルギッシュなロックサウンドを展開するPearl Jamの魅力が詰まった名曲です。

     

  2. 文法の解説

    Freezin'
    Rests his head on a pillow made of concrete, again
    Oh, feelin'
    Maybe he'll see a little betters, any days
    Ooh, right

    単語:

    Freezin': 「凍える」という意味の形容詞(短縮形)。
    Rests: 「休む」という意味の動詞。
    Pillow made of concrete: 「コンクリートでできた枕」という意味の名詞句。
    Feelin': 「感じる」という意味の動詞(短縮形)。
    Maybe: 「多分」という意味の副詞。
    Betters: 「より良く」という意味の名詞(短縮形または比較級)。

    文法:

    「Freezin'」は形容詞の短縮形で、現在進行形の文の始まりを示しています。
    「Rests his head on a pillow made of concrete, again」は現在形を使用し、反復的な行動を表しています。
    「Oh, feelin'」は感情を表す短縮形の動詞です。
    「Maybe he'll see a little betters, any days」は、未来形と比較級を含む推測の文です。

    和訳:

    凍える
    再びコンクリートの枕に頭を休める
    ああ、感じる
    多分、彼はもう少し良く見えるだろう、いつか
    おお、そうだ

    文章全体の意訳:

    この歌詞の部分は、困難な状況や苦しみを経験している人物の描写をしています。「凍える」という表現は、文字通りの寒さや比喩的な心の寒さを示している可能性があります。「再びコンクリートの枕に頭を休める」というフレーズは、不快で厳しい生活環境を表しています。「ああ、感じる」という言葉は、その状況に対する深い感情や共感を示唆しています。「多分、彼はもう少し良く見えるだろう、いつか」という部分は、未来への希望や改善の可能性を表現しています。全体的に、この部分は、逆境にある人物の経験と感情、そして未来へのわずかな希望を描いています。


    Oh-oh, hand out

    Faces that he sees time again ain't that familiar, ooh yeah
    Oh-oh, dark grin
    He can't help, when he's happy, he looks insane
    Ooh, yeah

    単語:

    Oh-oh: 表現の一部としての感嘆詞。
    Hand out: 「手を差し伸べる」という意味の句。
    Faces: 「顔」という意味の名詞。
    Time again: 「何度も」という意味の句。
    Ain't that familiar: 「それほど馴染みがない」という意味の句。
    Dark grin: 「暗い笑み」という意味の句。
    Can't help: 「どうしても〜する」という意味の句。
    Insane: 「狂っている」という意味の形容詞。

    文法:

    「Oh-oh, hand out」は、感嘆詞と動作を示す句の組み合わせです。
    「Faces that he sees time again ain't that familiar」は、頻繁に見る顔があまり馴染みがないことを表す文です。
    「Oh-oh, dark grin」は、感嘆詞と暗い笑みを示す句の組み合わせです。
    「He can't help, when he's happy, he looks insane」は、幸せなときに狂ったように見えることを表す文です。

    和訳:

    ああ、手を差し伸べる
    彼が何度も見る顔はあまり馴染みがない、うん
    ああ、暗い笑み
    彼はどうしても、幸せなときには狂って見えるんだ
    うん、そう

    文章全体の意訳:

    この部分の歌詞は、孤独や社会からの疎外感を表しているようです。「ああ、手を差し伸べる」というフレーズは、他者に対する助けの手を示唆しています。「彼が何度も見る顔はあまり馴染みがない」という表現は、頻繁に見る人々との疎遠さを示しています。「ああ、暗い笑み」という言葉は、皮肉な感情や内面の葛藤を表している可能性があります。「彼はどうしても、幸せなときには狂って見えるんだ」という部分は、彼の感情表現の複雑さや周囲からの誤解を暗示しています。全体として、この歌詞は、外界とのつながりに苦労している人物の内面世界を描いているようです。


    Even flow, thoughts arrive like butterflies

    Oh, he don't know, so he chases them away, oh
    Oh, someday yet he'll begin his life again
    Life again, life again

    単語:

    Even flow: 「均一な流れ」という意味の句。
    Thoughts: 「思考」という意味の名詞。
    Arrive: 「到着する」という意味の動詞。
    Butterflies: 「蝶」という意味の名詞。
    He don't know: 「彼は知らない」という意味の句(文法的には不正確ですが、歌詞でよく使われる表現)。
    Chases them away: 「それらを追い払う」という意味の句。
    Someday: 「いつか」という意味の副詞。
    Begin his life again: 「彼の人生を再び始める」という意味の句。

    文法:

    「Even flow, thoughts arrive like butterflies」は、比喩を使った描写的な文です。
    「Oh, he don't know, so he chases them away」は、原因と結果を示す文ですが、文法的には「doesn't know」が正しい表現です。
    「Oh, someday yet he'll begin his life again」は、未来の出来事についての文です。

    和訳:

    均一な流れ、思考は蝶のようにやってくる
    ああ、彼は知らない、だから彼はそれらを追い払うんだ、ああ
    ああ、いつか彼はまた自分の人生を始めるだろう
    人生を、もう一度、もう一度

    文章全体の意訳:

    この歌詞のセクションは、人の心の内面を描いています。「均一な流れ、思考は蝶のようにやってくる」という表現は、思考がやわらかく不定形でやってくることを表しています。比喩としての「蝶」は、思考の繊細さや美しさを象徴しているかもしれません。「彼は知らない、だから彼はそれらを追い払うんだ」という部分は、彼が自分の思考や感情を理解できずにいることを示しています。「いつか彼はまた自分の人生を始めるだろう」というフレーズは、希望や再生の可能性を示唆しています。全体的に、この歌詞は、心の葛藤や自己発見、そして希望への道を表現していると言えるでしょう。


    Kneelin'

    Lookin' through the paper though he doesn't know to read, ooh yeah
    Oh-oh, prayin'
    Now to something that has never showed him anything
    Oh-oh, feelin'
    Understands the weather of the winter's on its way
    Oh, ceilings
    Few and far between all the legal halls of shame, hey

    単語:

    Kneelin': 「ひざまずく」という意味の動詞(短縮形)。
    Lookin': 「見る」という意味の動詞(短縮形)。
    Paper: 「新聞」という意味の名詞。
    Prayin': 「祈る」という意味の動詞(短縮形)。
    Something: 「何か」という意味の代名詞。
    Feelin': 「感じる」という意味の動詞(短縮形)。
    Ceilings: 「天井」という意味の名詞。
    Legal: 「法的な」という意味の形容詞。
    Halls of shame: 「恥の殿堂」という意味の句。

    文法:

    「Kneelin'」は動詞の現在分詞形(短縮形)で、動作を表しています。
    「Lookin' through the paper though he doesn't know to read」は、動詞の現在分詞形で始まり、副詞節を含む複文です。
    「Oh-oh, prayin'」は感嘆詞と動詞の現在分詞形の組み合わせです。
    「Understands the weather of the winter's on its way」は、未来の出来事についての文です。
    「Few and far between all the legal halls of shame」は比喩的な表現を含む文です。

    和訳:

    ひざまずく
    彼は読むことを知らないけれども新聞を見ている、うん
    ああ、祈る
    何かが示されることはない
    ああ、感じる
    冬の天気が来ることを理解している
    ああ、天井
    法的な恥の殿堂は少なく遠い、ね

    文章全体の意訳:

    この歌詞の部分は、社会の外れにいる人物の孤独と苦悩を描いているようです。「ひざまずく」という表現は、彼の謙虚さや絶望を示しています。「彼は読むことを知らないけれども新聞を見ている」というフレーズは、情報へのアクセスの欠如や知識の制限を暗示しています。「今まで彼に何も見せたことがない何かに祈る」という言葉は、彼の絶望的な状況や信仰の模索を表しています。「冬の天気が来ることを感じる」は、厳しい時期が近づいていることを意味しています。「法的な恥の殿堂は少なく遠い」という表現は、正義の欠如や社会的な孤立を象徴しています。全体として、この部分は、社会から見捨てられた人物の感情と現実を表現していると言えるでしょう。


    Even flow, thoughts arrive like butterflies

    Oh, he don't know, so he chases them away
    Oh, someday yet he'll begin his life again
    Oh, whispering hands gently lead him away
    Him away, him away

    単語:

    Whispering: 「ささやく」という意味の形容詞(または現在分詞)。
    Hands: 「手」という意味の名詞。
    Gently: 「優しく」という意味の副詞。
    Lead: 「導く」という意味の動詞。
    Him away: 「彼を遠くへ」という意味の句。

    文法:

    「Oh, whispering hands gently lead him away」は、形容詞、副詞、動詞を含む文で、ある行動を表しています。
    「Him away, him away」は、繰り返しを用いた強調のための句です。

    和訳:

    ああ、ささやきの手が優しく彼を遠くへ導く
    彼を遠くへ、彼を遠くへ

    文章全体の意訳:

    この歌詞の部分は、ある人物が優しく、しかし確実にある場所から連れ去られる様子を描いています。「ささやきの手」という表現は、静かで穏やかな、しかし力強い導きを象徴しており、その手が「優しく彼を遠くへ導く」というフレーズは、彼が新しい方向へと向かうことを意味しているかもしれません。また、「彼を遠くへ、彼を遠くへ」という繰り返しは、彼の人生の新たな始まりや変化の重要性を強調しています。全体的に、この部分は、変化や新しい始まりへの優しい導きを表していると言えるでしょう。


    Yeah
    Woo!
    Ah, yeah
    Fuck it up

    Even flow, thoughts arrive like butterflies

    Oh-oh, he don't know, so he chases them away, oh
    Ah, someday yet he'll begin his life again, yeah
    Whispering hands gently lead him away
    Him away, him away
    Yeah
    Woo!
    Ah, alright
    Yeah-yeah, everybody
    同上


     

  3. 日本語訳

    Freezin'
    再びコンクリートの枕に横になる
    Oh, feelin'
    もしかしたら、もう少し良い日々が見えるかもしれない
    Ooh, right

    Oh-oh, hand out
    何度も見る顔なのに、よそよそしい、ooh yeah 
    Oh-oh, dark grin
    どうしようもない、あいつが幸せそうな時に、狂ってるように見える
    Ooh, yeah

    Even flow、考えが蝶のようにやってくる
    Oh、自分でも分からない、だから考えないことにしてるんだ、oh
    Oh、いつかまた自分の人生を始めるだろう
    人生を、人生を、もう一度

    Kneelin'
    新聞に見てるけれども、読み方を知らない
    Oh-oh, prayin'
    何かが示されることはない
    Oh-oh, feelin'
    冬がくることを理解している
    Oh, ceilings
    ほとんど届かないくそったれの救済、hey

    Even flow、考えが蝶のようにやってくる
    Oh、自分でも分からない、だから考えないことにしてるんだ、oh
    Oh、いつかまた自分の人生を始めるだろう
    ささやきの手がそっと彼を連れ去る
    Him away, him away
    Yeah
    Woo!
    Ah, yeah
    Fuck it up

    Even flow、考えが蝶のようにやってくる
    Oh、自分でも分からない、だから考えないことにしてるんだ、oh
    Oh、いつかまた自分の人生を始めるだろう
    ささやきの手がそっと彼を連れ去る
    Him away, him away
    Yeah
    Woo!
    Ah, alright
    Yeah-yeah, everybody

     

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