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【和訳文法】Taylor Swift-Shake It Off

Taylor Swiftの曲「Shake It Off」は、自分のやり方で生きることを歌ったポップソングです。批判や噂に悩まされないで、楽しく踊りましょうというメッセージが込められています。明るくキャッチーなメロディーとリズムにのせて、シェイク・イット・オフと繰り返し歌います。


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曲の解説 

 「Shake It Off」とは、テイラー・スウィフトの5枚目のスタジオアルバム「1989」のリードシングルとして、2014年8月19日にリリースされた曲です。テイラー・スウィフトはこの曲の作詞作曲を、スウェーデン出身のヒットメーカーであるMax Martin(マックス・マーティン)とShellback(シェルバック)と共に行いました。この曲は、テイラー・スウィフトがこれまでに発表してきたカントリー調の曲とは一線を画す、アップテンポなダンスポップの曲です。

 この曲の歌詞は、テイラー・スウィフトがメディアや批判者から受ける様々な噂や否定的なコメントに対して、気にせずに自分らしく生きるというメッセージを込めたものです。テイラー・スウィフトは、「Shake It Off」を発表する前に行ったライブストリーミングで、この曲がインスピレーションを得たエピソードを語りました。彼女は、2012年に発表したアルバム「Red」以降、自分に関する様々な噂が飛び交っていることに気づきましたが、それらに対してコントロールできることは自分の反応だけだと学んだと言います。そして、「Shake It Off」という言葉は、自分を理解しようとしない人々に対してプライドを持ちながら無視するという意味を持つようになったと語りました。

 「Shake It Off」は世界中で大ヒットしました。オーストラリア、カナダ、ハンガリー、メキシコ、ニュージーランドポーランドなどの国ではチャート1位を獲得しました。また、アメリカではBillboard Hot 100で4週連続1位を記録しました。この曲はRIAAからダイヤモンド認定を受けました。さらに、「Shake It Off」はグラミー賞において最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞の3部門にノミネートされました。

 「Shake It Off」のミュージックビデオはMark Romanek(マーク・ロマネク)という映画監督が手掛けました。このビデオでは、テイラー・スウィフトが様々なダンススタイルに挑戦する様子が描かれています。しかし、彼女はどれも上手くできずに失敗してしまいます。最後に彼女は自分のファンと一緒に踊り、自分らしさを見つけます。このビデオには世界中の有名なダンサーやダンスチームが出演しています。テイラー・スウィフトは、このビデオに出演したファンをインスタグラムやツイッターで募集したと言います。彼女は、ファンには何が起こるかを教えずに集めたとも語りました。

 「Shake It Off」のミュージックビデオは、そのダンスシーンに関して批判も受けました。特に、テイラー・スウィフトがヒップホップやアフリカ系アメリカ人の文化に関連するダンスをするシーンは、文化の盗用だという指摘がありました。テイラー・スウィフトはこの批判に対して、自分は様々なダンスに挑戦することで自分の不器用さを表現したかったと説明しました。また、彼女はこのビデオに出演したダンサーたちからも支持を得たと言います。

 「Shake It Off」は、テイラー・スウィフトのライブパフォーマンスでもよく披露される曲です。彼女は、「1989 World Tour」(2015年)、「Reputation Stadium Tour」(2018年)、「Eras Tour」(2023年)という3つのワールドツアーでこの曲をセットリストに入れました。また、彼女は様々な賞レースや音楽祭でもこの曲を歌いました。「Shake It Off」は、People's Choice AwardsでFavorite Song賞を受賞しました。

 2019年にテイラー・スウィフトが自分の過去の作品の権利を巡って争ったことを受けて、彼女は「Shake It Off」を再録音しました。「Shake It Off (Taylor's Version)」というタイトルで、2023年にリリースされた再録音アルバム「1989 (Taylor's Version)」に収録されました。

 

 

文法の解説

I stay out too late
Got nothing in my brain
That's what people say, mm-mm
That's what people say, mm-mm

単語:
stay out too late: 遅くまで外出する。
got nothing in my brain: 頭の中が空っぽだ。
people say: 人々が言う。

文法:
I stay out too late: 主語+動詞+副詞句の構成。現在形を使用して、話者の一般的な行動を表しています。
Got nothing in my brain: 「got」はここで「have」の意味で使われており、所有や状態を表す非公式な表現です。「nothing」を主語とする文は一般的に否定的な意味を持ちますが、ここでは「何もない」という意味で使われています。
That's what people say: 「that」は先行する文全体を指す代名詞として機能し、「what people say」は関係代名詞節を形成しています。

和訳:
遅くまで帰らない
なんも考えてない
みんながそう言ってる、mm-mm
みんながそう言ってる、mm-mm


文章全体の意訳:
この歌詞の部分では、話し手が周囲から受ける否定的な評価や偏見について触れています。「遅くまで外出する」や「頭の中には何もない」といったステレオタイプな批判にもかかわらず、話し手はこれらの評価をあくまで他人の意見として受け止め、それらに対して淡々としています。反復される「そう、人々が言うことさ」は、社会的なラベルや評価に対する話し手の距離感を強調し、自己の価値観を他人の意見に左右されない姿勢を示しています。全体として、このセクションは、他人の否定的な意見やステレオタイプに捉われず、自己のアイデンティティを保持し続ける大切さを表現しています。

 

I go on too many dates
But I can't make 'em stay
At least that's what people say, mm-mm
That's what people say, mm-mm

単語:
go on too many dates: あまりにも多くのデートをする。
can't make 'em stay: 彼らを留まらせることができない。('emはthemの短縮形)
at least: 少なくとも。
people say: 人々が言う。

文法:
I go on too many dates: 主語(I)+動詞(go on)+数量を表す副詞句(too many dates)。現在形を使って、話し手の習慣的な行動を表しています。
But I can't make 'em stay: 接続詞"But"で文をつなぎ、対比を示しています。"'em"は口語表現で"them"を意味し、"can't"は否定の助動詞で、話し手ができないことを表しています。
At least that's what people say: "At least"は、述べられた状況を少し和らげるために使われます。"that's what people say"は、社会的な見解や噂を指していることを示しています。

和訳:
デートはたくさんしてるけど、
他に気がいっちゃうの
少なくとも、みんながそう言ってる、mm-mm
みんながそう言ってる、mm-mm


文章全体の意訳:
この部分では、話し手が恋愛関係において直面している挑戦について語っています。多くのデートを経験しているものの、それらが長続きしない状況を描いています。しかし、「少なくとも、そう人々が言うことさ」というフレーズを通じて、これらの状況が外部からの観察や評価によるものであることを示唆しています。話し手は、このような社会的な評価に動じず、それを冷静に受け止めている様子が伝わってきます。この歌詞は、他人の意見や期待にとらわれずに、自分自身の人生を自由に生きることの大切さを示唆しているとも解釈できます。


But I keep cruisin'
Can't stop, won't stop movin'
It's like I got this music in my mind
Sayin' it's gonna be alright

単語:
cruisin': (クルージング)ゆっくりと運転すること、またはリラックスして何かを続けること。
can't stop, won't stop: 止められない、止めない。非常にモチベーションが高いか、何かを続ける強い意志を示すフレーズ。
movin': 動き続けること。
music in my mind: 心の中に鳴り響く音楽、またはポジティブな考えや感情。

文法:
But I keep cruisin': "But"は対照を示し、"keep"は継続的な行動を表す。
Can't stop, won't stop movin': "Can't"と"won't"はそれぞれ「できない」、「しない」という意味で、話者の行動を止めることができない、または止めようとしない強い意志を示しています。
It's like I got this music in my mind: 「It's like」は比喩的な表現で、「~のようだ」という意味。この文脈では、話者が持つ内面の音楽やポジティブな考え方を示しています。
Sayin' it's gonna be alright: "Sayin'"は"say"の現在分詞形で、直接話しているわけではないが、心の中で感じる声やメッセージを表しています。

和訳:
でも私はマイペースでいくわ
止められない、止まりたくない
心の中のメロディが鳴り響いて、
「大丈夫だ」と言っているんだ


文章全体の意訳:
この歌詞の部分では、逆境や外部の圧力にもかかわらず、話者が前向きに、そして積極的に物事を進めようとする態度を示しています。心の中の音楽、つまり内面の声や感情が、どんな状況でも大丈夫だと自分に言い聞かせている様子が描かれています。この部分は、不安や困難に直面しても、ポジティブなマインドセットを持ち続けることの重要性と力を表現しています。自分自身を信じ、前向きな気持ちを保つことで、どんな障害も乗り越えられるというメッセージが込められています。


'Cause the players gonna play, play, play, play, play
And the haters gonna hate, hate, hate, hate, hate
Baby, I'm just gonna shake, shake, shake, shake, shake
I shake it off, I shake it off (hoo-hoo-hoo)
Heartbreakers gonna break, break, break, break, break
And the fakers gonna fake, fake, fake, fake, fake
Baby, I'm just gonna shake, shake, shake, shake, shake
I shake it off, I shake it off (hoo-hoo-hoo)

単語:
players: ここでは、人生を楽しむ人々や自分のルールに従って行動する人々を指す。
haters: 批判的な人々、否定的な意見を持つ人々。
shake it off: 悪い感情や否定的な影響を振り払う、気にしない。
heartbreakers: 人の心を傷つける人々。
fakers: 偽りを行う人々、偽物。

文法:
このセクションは繰り返しのリズムと韻を使って、強調と音楽的な流れを作り出しています。各行は、特定のグループの人々が行う行動を単純化して表現しており、"gonna"(going toの短縮形)を使って未来の継続的な行動を示しています。

和訳:
プレイヤーは遊び続ける、play, play, play, play
そして、ヘイターはヘイトし続ける、hate, hate, hate, hate
Baby、私はなにも気にしない、shake, shake, shake, shake
気にしない、気にしない (hoo-hoo-hoo) 
ハートブレーカーは攻め続ける、 break, break, break, break
そして、フェイカーは嘘をつき続ける、fake, fake, fake, fake
Baby、私はなにも気にしない、shake, shake, shake, shake
気にしない、気にしない(hoo-hoo-hoo)


文章全体の意訳:
この歌詞は、人生で避けられない否定的な人々や状況にもかかわらず、ポジティブな態度を保ち続けることの重要性を強調しています。プレイヤー、ヘイター、ハートブレーカー、フェイカーなど、さまざまなタイプの人々がいることを認識しつつも、それに振り回されずに自分自身を保つ方法として「シェイクオフする」ことを提案しています。否定性を受け入れつつも、それに負けずに前向きに進む力と自信を歌っています。このメッセージは、自分自身に忠実であり続けること、そして人生の小さな挫折や否定的な声に負けない強さを持つことの大切さを思い出させてくれます。


I never miss a beat
I'm lightnin' on my feet
And that's what they don't see, mm-mm
That's what they don't see, mm-mm

単語:
never miss a beat: 遅れることなく、常にタイミングが完璧であること。
lightnin' on my feet: 非常に素早い、敏捷性があること。「lightnin'」は「lightning」の短縮形で、非常に速いことを意味する。
that's what they don't see: 他人が気づいていない、認識していないこと。

文法:
I never miss a beat: 「never」を使った否定文で、絶対にミスをしない、常に一貫性があるという自信を示しています。
I'm lightnin' on my feet: 「I'm」(I amの短縮形)は現在形で、自分の特性や能力を表現しています。
And that's what they don't see: 「that's」(that isの短縮形)で、話者が指摘している事実や能力に対する他人の無知または認識不足を指摘しています。

和訳:
乗り遅れない
とっても素早いよ
だから、みんな何も見えてないわ、mm-mm
みんな何も見えてないわ、mm-mm


文章全体の意訳:
この歌詞の部分では、話者が自分の能力や素早さを自信を持って表現しており、それが周囲の人々には理解されていない、または認識されていないことを示唆しています。話者は自分が持つ才能や能力に自信を持ち、それが他人には見えないかもしれないが、自分自身の価値や能力を知っていると強調しています。この歌詞は、自己確信と自己の能力を信じる重要性を表しており、他人の認識に影響されずに自分の道を進む勇気を示しています。


I'm dancin' on my own (dancin' on my own)
I make the moves up as I go (moves up as I go)
And that's what they don't know, mm-mm
That's what they don't know, mm-mm

単語:
dancin' on my own: 他人の支援や同意なしに自分のことをしている、自立して行動している。
make the moves up as I go: 進行中に自分で次の手を考える、即興で行動する。

文法:
現在進行形(I'm dancin', I make)を使用しており、話者が現在行っている活動や行動のプロセスを示しています。
繰り返される「mm-mm」は、話者の自信や確信を強調する効果があります。

和訳:
他人の指図は受けない
自分で考えて行動する
だから、みんなにはなにも分からない、mm-mm
みんなにはなにも分からない、mm-mm


文章全体の意訳:
この部分では、話者が他人からの影響を受けずに自分のペースで進む様子を表現しています。即興で行動を起こし、自分だけの道を歩んでいることを誇りに思っています。この独立した行動は、他人が気づいていない話者の内面の強さや創造性を強調しています。自分自身の能力と創造性を信じていることを示し、周囲が見ていない自分だけの特別な価値を持っていることを強調しています。


But I keep cruisin'
Can't stop, won't stop groovin'
It's like I got this music in my mind
Sayin' it's gonna be alright

単語:
groovin': 音楽に合わせて楽しむ、リズムに乗る。

文法:
現在進行形を使用しており(keep cruisin', can't stop, won't stop groovin')、持続的または継続的な行動を表しています。
「It's like」は比喩的な表現で、ある状態を別のものと比較して説明しています。

和訳:
でも私はマイペースでいく
止められない、踊り続けたい
まるで心の中に音楽が鳴り響いてる
大丈夫って言っている


文章全体の意訳:
この部分は、内面の音楽、つまり自分自身の内なる声やポジティブなメッセージに動かされて、何があっても止まらずに進み続ける話者の姿勢を表しています。困難や挑戦に直面しても、内なる力と楽観主義によって乗り越えられるという信念を持っています。心の中の音楽が常にポジティブな未来を約束しており、そのメッセージに従って、不安や障害を乗り越えていく決意を示しています。


'Cause the players gonna play, play, play, play, play
And the haters gonna hate, hate, hate, hate, hate
Baby, I'm just gonna shake, shake, shake, shake, shake
I shake it off, I shake it off (hoo-hoo-hoo)
Heartbreakers gonna break, break, break, break, break
And the fakers gonna fake, fake, fake, fake, fake
Baby, I'm just gonna shake, shake, shake, shake, shake
I shake it off, I shake it off (hoo-hoo-hoo)

Shake it off, I shake it off
I, I, I shake it off, I shake it off
I, I, I shake it off, I shake it off
I, I, I shake it off, I shake it off (hoo-hoo-hoo)
同上

Hey, hey, hey
Just think, while you've been gettin' down and out about the liars
And the dirty, dirty cheats of the world
You could've been gettin' down to this sick beat

単語、フレーズ:
gettin' down and out: 落ち込む、失望する。
liars and dirty, dirty cheats of the world: 世の中の嘘つきや不正を行う人々。
gettin' down to this sick beat: この素晴らしいリズムに合わせて楽しむ。

文法:
while は、2つの活動が同時に起こっていることを示す接続詞です。
could've been は、「could have been」の短縮形で、過去の可能性や選択肢を表します。

和訳:
Hey, hey, hey
考えてみて、この世界の嘘つきや汚い詐欺師たちに落ち込んでいる間に
この素晴らしいリズムに合わせて楽しんでいることもできたのに


文章全体の意訳:
この歌詞は、否定的な事柄や人々に焦点を当てることによる時間の無駄と、その代わりにポジティブな活動や音楽を楽しむことの価値を強調しています。話者は、聴き手に向かって、世界の負の側面に翻弄されるのではなく、元気を出して音楽に没頭するよう促しています。このメッセージは、ポジティビティを選択し、自分を取り巻くネガティビティから解放することの大切さを伝えています。


My ex-man brought his new girlfriend
She's like, "Oh my God!" but I'm just gonna shake
And to the fella over there with the hella good hair
Won't you come on over, baby? We can shake, shake, shake (yeah)
Yeah, oh, oh

単語:
ex-man: 元彼。
"Oh my God!": 驚きや感動を表すフレーズ。
shake: ここでは、悩みやネガティブな感情を振り払う、楽しむために踊るという意味。
fella with the hella good hair: とても素敵な髪型をした男性に対する話し言葉での表現。

文法:
直接話法と間接話法が混在しており、新しい彼女の反応と話者の反応を対比しています。
命令形("Won't you come on over")は、招待や提案を示しています。

和訳:
元カレが新しい彼女を連れてきたわ
彼女は「Oh my God!」って感じだけど、私は気にしない
そしてあそこに素敵な髪型の男性がいるね
こっちに来ない?一緒に踊ろう、shake, shake (yeah)
Yeah, oh, oh

文章全体の意訳:
この歌詞は、元恋人とその新しいパートナーとの遭遇を軽やかに受け流し、新たな出会いに前向きに歩み寄る様子を描いています。過去の関係にとらわれず、自分自身を楽しむこと、そして新しい人との交流の可能性に開かれている姿勢を示しています。話者は、他人の行動や反応に一喜一憂することなく、自分の幸せを自分で見つける強さを持っていることを強調しています。


'Cause the players gonna play, play, play, play, play
And the haters gonna hate, hate, hate, hate, hate (haters gonna hate)
Baby, I'm just gonna shake, shake, shake, shake, shake
I shake it off, I shake it off (hoo-hoo-hoo)
Heartbreakers gonna break, break, break, break, break (mmm)
And the fakers gonna fake, fake, fake, fake, fake (and fake and fake and fake)
Baby, I'm just gonna shake, shake, shake, shake, shake
I shake it off, I shake it off (hoo-hoo-hoo)

Shake it off, I shake it off
I, I, I shake it off, I shake it off
I, I, I shake it off, I shake it off
I, I, I shake it off (yeah), I shake it off (hoo-hoo-hoo)

Shake it off, I shake it off
I, I, I shake it off, I shake it off (you got to)
I, I, I shake it off, I shake it off
I, I, I shake it off, I shake it off
同上

 

 

1989(通常盤)

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1989 (Taylor's Version)

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