beatlesの曲「it's only love」は、1965年に発表されたアルバム「ヘルプ!」に収録されています。この曲は、ジョン・レノンがメインで作詞作曲し、恋愛に対する不安や疑いを歌っています。レノンは後にこの曲を「ひどい」と評しており、ファンの間でも評価は分かれていますが、メロディや歌声はとても美しく、beatlesの魅力を感じられる一曲です。
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曲について
この曲は、1965年に発売されたアルバム『ヘルプ!』に収録されたもので、ジョン・レノンが主に作詞作曲したものです。レノン=マッカートニー名義となっていますが、ポール・マッカートニーはほとんど関与していません。
この曲は、レノンが当時の妻であるシンシア・レノンに対する不満や罪悪感を表現したものと言われています。レノンは後にこの曲を「ビートルズ時代の最も嫌いな曲」と批判し、「歌詞が気に入らない」と語っています。しかし、この曲は多くのファンや批評家から愛されており、「愛らしい軽快なメロディ」や「勢いのあるコーラス」が評価されています。
この曲のレコーディングは、1965年6月15日にEMIレコーディング・スタジオで行われました。6弦と12弦のアコースティック・ギター、ベース、ドラムという編成でリズムトラックを録音し、その後にレノンのダブルトラックのリード・ボーカルとジョージ・ハリスンのリードギターが加えられました。レノンのボーカルとハリスンのギターにはサウンド処理が施されており、ビートルズの実験的要素の例として挙げられています。
この曲は、ブライアン・フェリー、ゲイリー・U.S.ボンズ、ピーター・セテラなど多くのアーティストにカバーされています。
The Beatlesの和訳リストは以下
この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下
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歌詞
It's Only Love
作詞者 レノン・マッカートニー作曲者 レノン・マッカートニー
I get high when I see you go by, my, oh my
When you sigh, my, my inside just flies, butterflies
Why am I so shy when I'm beside you?It's only love and that is all
Why should I feel the way I do?
It's only love and that is all
But it's so hard loving youIs it right that you and I should fight, every night?
Just the sight of you makes nighttime bright, very bright
Haven't I the right to make it up, girl?It's only love and that is all
Why should I feel the way I do?
It's only love and that is all
But it's so hard loving you
Yes, it's so hard loving you
Loving you -
日本語訳
あなたが目の前を通ると舞い上がってしまう、my, oh my
あなたがため息をつくと、ほら、私の心は蝶のように舞う
なぜあなたのそばにいるときこんなにも照れくさいんだろう?それはただ愛だ、それだけさ
どうしてこんなことを考えてしまうのだろうか?
それはただ愛だ、それだけさ
でも君を愛することはとても難しい毎晩、君と喧嘩してしまう。これでいいのか?
ただ君を見るだけで、素敵な夜になる、とても素敵に
やり直す権利は僕にないのかい?それはただ愛だ、それだけさ
どうしてこんなことを考えてしまうのだろうか?
それはただ愛だ、それだけさ
でも君を愛することはとても難しい
そう、君を愛するのは本当に難しいんだ
君を愛することは -
文法の解説
I get high when I see you go by, my, oh my
単語:
"I get high": 通常は「興奮する」、「幸せを感じる」といったポジティブな感覚を表す際に使われる表現です。
"when I see you go by":「あなたが通り過ぎるとき」という意味で、視界を横切るその瞬間を指しています。
"my, oh my":感嘆や驚きを表す古風な英語のフレーズで、ここでは強い感情を表現しています。文法:
"I get high":現在形を使っているので、これは繰り返し起こる、または一般的な事実を示しています。
"when I see you go by":従属節を導く接続詞 "when" が使われており、主節の "I get high" との時間的関係を示しています。イディオム:
"get high":感情的な高揚を感じるという意味のイディオムです。
"my, oh my":驚きや感嘆を表すときに使われる表現で、英語で一般的に用いられるイディオムの一つです。文章全体の意訳:
あなたが目の前を通り過ぎるたびに、私の心は高揚して、ああ、なんということでしょう。このフレーズは、恋愛における強い感情的な興奮や喜びを表しており、その人を見ることだけで心が飛び跳ねるほど幸せになるという状態を描写しています。
When you sigh, my, my inside just flies, butterflies
単語:
"sigh":ため息をつくこと。通常は疲れや失望、深い感情の時に起こる無意識の行為です。
"inside":ここでは「内側」や「心の中」という意味です。
"flies, butterflies":「飛ぶ、蝶々」。感情的な興奮や幸福感を軽やかに表すために使われることがあります。ここでは心の中が飛び跳ねるほどの感覚を表している可能性があります。文法:
"When you sigh, my, my inside just flies":この文では「ため息をつくたびに」という意味の従属節が使われており、主節の「my inside just flies」に対する時間的な条件を表しています。
イディオム:
"my, my inside just flies":この文は直訳すると意味が通じにくいが、感嘆詞の "my, my" は強い感情を表し、"inside just flies" は内面の強い反応や動揺を表すために使われる比喩的な表現です。
文章全体の意訳:
あなたがため息をつくと、ああ、私の心は蝶のようにはばたくのです。このフレーズは、恋人がため息をつくだけで、強く反応してしまうほど深く感情に動かされている状態を描写しています。ため息ひとつで感情が高まることは、相手に対する深い感情の表れとして歌われています。
Why am I so shy when I'm beside you?
単語:
"Why":なぜ、という問いかけです。
"am I so shy":私はなぜこんなにも内気なのか、という意味です。
"when I'm beside you":あなたのそばにいる時、という状況を表しています。文法:
"Why am I so shy":この疑問文は、自分の内気さの理由を問いただしています。"am"はbe動詞の一人称単数現在形で、主語の"I"とともに使用されています。
"when I'm beside you":ここでの"when"は、時間を表す従属接続詞であり、"I'm beside you"という状況に限定して、その時にのみ感じる感情について述べています。イディオム:
この文には特定のイディオムは使用されていませんが、"shy"という単語は感情の状態を表し、自己評価や自信の欠如、または緊張感を含意することがあります。
文章全体の意訳:
あなたのそばにいるとき、なぜ私はこんなにも内気になるのでしょうか?この文は、恋愛感情がある人物が、愛する人のそばにいる時に感じる緊張や不安を表しています。通常は自信があるかもしれない人も、特定の人の前では緊張してしまい、自分自身が理解できないほどに落ち着かない感情を抱くことがある、という心理状態を描いています。
It's only love and that is all
単語:
"only":「ただ」という意味で、何かを単純化したり、最小限に抑えるニュアンスを表します。
"love":「愛」という感情を意味します。
"and that is all":「それだけです」という意味で、説明を終えるかのように状況や状態を単純化しています。文法:
"It's only love":これは述語を伴う主語 "it" の文で、「それはただの愛だ」ということを述べています。
"and that is all":この部分は連結された文の二番目の部分で、「そしてそれだけです」という追加の情報を提供します。イディオム:
特にイディオムは使用されていませんが、"It's only love" という表現は、愛が単純なものであり、他に複雑な感情や状況は含まれていないことを示唆しています。
文章全体の意訳:
これはただの愛で、それだけのことです。このフレーズは、恋愛に関する感情や苦悩を簡潔に述べています。愛はしばしば複雑で重大なものと捉えられがちですが、ここではその愛を一種の単純な現象として扱っており、多くの感情的な重荷を軽減するかのように提示しています。
Why should I feel the way I do?
単語:
"should":助動詞で、ここでは義務や推測、あるいは適切さを示しています。
"feel":動詞で、「感じる」という意味です。
"the way":ここでは「ある特定の方法で」という意味で使われています。
"I do":「私がする」という意味で、ここでは「私が感じる」という現在の感情や状態を示しています。文法:
"Why should I feel...":この疑問文は、話者がなぜそのような感情を抱くべきなのか、またはそう感じる理由について疑問を呈しています。
イディオム:
このフレーズには直接的なイディオムは使用されていませんが、「feel the way I do」は一般的な英語の表現で、人が特定の感情を持っている理由を問うときによく使われます。
文章全体の意訳:
なぜ私はこのように感じなければならないのか?このフレーズは、話者が自分の感情の理由や正当性について疑問に思っていることを示しています。話者はおそらく愛に関する自分の感情が適切かどうか、あるいはその感情が普通かどうかについて、自問自答しているのかもしれません。
It's only love and that is all
But it's so hard loving you単語:
"so":副詞で、「とても」や「非常に」という強調を示します。
"hard":形容詞で、「困難な」、「難しい」という意味です。
"loving":動名詞で、「愛すること」を表します。
"you":二人称単数代名詞で、ここでは話しかけられている相手を指します。文法:
"But it's so hard loving you":この文は、「しかし、あなたを愛することはとても難しい」という意味を表しており、逆接の関係を示しています。前の文「It's only love and that is all」との対比を強調しています。
イディオム:
この文には特定のイディオムは含まれていませんが、「loving you」という表現は英語でよく使われる愛情を表現する方法です。
文章全体の意訳:
しかし、あなたを愛することは本当に難しいです。このフレーズは、たとえそれがただの愛であり、何も特別なものではないとしても、その感情によって引き起こされる苦悩や困難を強調しています。話者は愛情を持つことの複雑さや、それが引き起こす感情的な挑戦について述べています。
Is it right that you and I should fight, every night?単語:
"Is it right":「それは正しいか」という意味のフレーズで、疑問文の形式をとっています。
"that":関係代名詞で、ここでは特定の状況を指示しています。
"you and I":「あなたと私」という意味で、主語の役割を果たしています。
"should fight":「争うべきか」という意味で、道徳的または理想的な義務や提案を示しています。
"every night":「毎晩」という意味で、頻度を示しています。文法:
"Is it right that you and I should fight, every night?":この文は、道徳的または論理的な観点から行動の正当性を問うています。"should"は、仮定法の形式の一部として使われており、状況が発生するべきかどうか、または望ましいかどうかを尋ねています。
イディオム:
この文には特定のイディオムは含まれていませんが、"fight every night"はカップル間の繰り返される衝突や争いを暗示しています。
文章全体の意訳:
「私たちが毎晩争うことは正しいのでしょうか?」話者は自分とパートナーの間の連続した争いに疑問を呈しており、そのような状況が望ましいか、または受け入れられるものかを考えているようです。この問いは、そのような頻繁な衝突が彼らの関係にとって本当に適切かどうか、または他の対処方法があるべきかどうかを反映しています。
Just the sight of you makes nighttime bright, very bright単語:
"Just":この文脈では、「ただ」という意味で、ある動作や状態の単純さや直接性を強調しています。
"the sight of you":「あなたを見ること」という意味で、あなたの姿が目に入ることを指しています。
"makes":「する」という意味の動詞で、ここでは「夜を明るくする」という結果を引き起こす原因を示しています。
"nighttime":「夜間」という意味で、一日の時間帯、つまり夜を指しています。
"bright":「明るい」という意味で、ここでは比喩的に使われ、喜びや希望を感じさせる様子を表しています。
"very bright":「とても明るい」という意味で、「bright」を強調しています。文法:
"Just the sight of you makes nighttime bright, very bright":この文は単純な現在形で、「あなたを見ることが夜を明るくする」という因果関係を示しています。文は、主語「the sight of you」と動詞「makes」、およびその結果を示す目的語「nighttime bright」から成り立っています。
イディオム:
この文には直接的なイディオムは含まれていませんが、「夜を明るくする」という表現は、通常、文字通りの意味ではなく、喜びやポジティブな感情を象徴していることが多いです。
文章全体の意訳:
「あなたの姿を見るだけで、夜もとても明るくなります。」この文は、話者が対象の人物を見るだけで、夜が感情的に明るく、楽しいものに変わるという感覚を表現しています。これは、その人に対する強い愛情や幸福感を暗示しています。
Haven't I the right to make it up, girl?単語:
"Haven't I":この表現は "Do I not have" の省略形で、質問の形をとって自分に何か権利があるかどうかを尋ねています。
"the right":「権利」という意味で、ここでは自分に何かをする資格や正当性があるかどうかを指しています。
"to make it up":このフレーズは、「仲直りする」「償う」「挽回する」といった意味で使われます。何か問題や誤解があった後に、状況を改善しようとする行為を指します。
"girl":直訳すると「少女」ですが、ここでは親しみを込めて女性に対して使われています。文法:
"Haven't I the right to make it up, girl?":この疑問文は、話者が自分に特定の行動を取る資格があるかどうかを尋ねています。"Haven't I" は、より一般的な "Don't I have" の形を取りますが、いずれにせよ意味は変わりません。
イディオム:
"make it up":ここではイディオムとして使われており、誤解や間違いを正すための行動を指しています。
文章全体の意訳:
「私には仲直りする権利がないのかい、女の子?」この文は、話者が以前の何らかの問題を解決する機会を持つべきかどうか、そしてその権利が自分にあるかどうかを問いかけています。通常、関係の中で起こった誤解やトラブルを修正しようとする意向を示しています。