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【和訳文法】Kansas City/Hey-Hey-Hey-Hey -The Beatles

カバー曲「Kansas City/Hey-Hey-Hey-Hey」の和訳、文法解説をしていきます。


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  1. 曲について 

     この曲は、1952年にジェリー・リーバーとマイク・ストーラーという作詞家・作曲家のコンビが書いたもので、当時のR&Bシーンで活躍していたリトル・ウィリー・リトルフィールドが最初に録音しました。しかし、彼のバージョンはあまりヒットしませんでした。その後、1955年にリトル・リチャードがこの曲をカバーしましたが、彼は曲のアレンジを大きく変えて、「ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」というフレーズを加えたり、自分の持ち歌「ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」の一部を組み込んだりしました。彼のバージョンは、1959年にアルバム『ザ・ファビュラス・リトル・リチャード』に収録されました。そして、同じ1959年にウィルバート・ハリスンという歌手が「カンサス・シティ」をカバーしましたが、彼はリトルフィールドのバージョンに近いアレンジで歌いました。彼のバージョンは大ヒットして、ビルボードチャートで7週連続1位を記録しました。

    ビートルズは、この曲を1964年10月18日にEMIレコーディングスタジオで録音しました。彼らはリトル・リチャードのバージョンを参考にして、「カンサス・シティ」と「ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」をメドレーで歌いました。ポールがリードボーカルを担当し、ジョージとジョンがコーラスを入れました。ドラムスはリンゴではなく、ジョージとジョンが交代で叩きました。この曲は、同年12月4日に発売されたアルバム『ビートルズ・フォー・セール』に収録されました。また、1965年3月15日に日本でシングル盤として発売されました。

    この曲は、ビートルズが若い頃から好んで演奏していた曲の一つでした。実際に、彼らは1962年にドイツのハンブルクで行ったライブでもこの曲を歌っています。また、1964年9月17日にアメリカのテレビ番組『シンディング!』に出演した際にもこの曲を披露しました。ポールはこの曲を歌うときに、リトル・リチャードのような声を出そうとしていました。彼は後に、「僕は本当にリトル・リチャードが大好きだったんだ。彼の声はすごかったよ。僕は彼みたいに歌えると思っていたけど、無理だったね」と語っています。

     「カンサス・シティ/ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」は、ビートルズがロックンロールのルーツに敬意を表した曲の一つです。彼らはこの曲を通して、自分たちの音楽的影響を受けたアーティストたちに感謝の気持ちを伝えました。また、この曲はビートルズのライブパフォーマンスの見せ場でもありました。

     

    The Beatlesの和訳リストは以下

    The Beatles和訳アルバム一覧


    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下

    【The Beatles】4thアルバム「Beatles For Sale」

     


     

  2. 歌詞

    Kansas City/Hey-Hey-Hey-Hey
    作詞者    ジェリー・リーバー
    作曲者    マイク・ストーラー

    Ah, Kansas City
    Going to get my baby back home
    Yeah, yeah
    I'm gonna Kansas City
    Going to get my baby back home
    Yeah, yeah
    Well, it's a long long time too
    My baby's been gone
    Ah, Kansas City
    Going to get my baby one time
    Yeah, yeah
    I'm gonna Kansas City
    Going to get my baby one time
    Ah, yeah, yeah
    It's just a one, two, three, four
    Five, six, seven, eight, nine
    Woahhhh, woo
    Hey, hey, hey, hey
    (Hey, hey, hey, hey)
    Hey, baby
    (Hey, baby)
    Ohhh, now girl
    (Girl, girl)
    I said yeah now, huh
    (Girl, girl)
    Now, now, now, now
    Tell me baby
    What's been wrong with you?
    Ah, hey, hey, hey, hey
    (Hey, hey, hey, hey)
    Hey, now baby
    (Hey, baby)
    Ohhh, now girl
    (Girl, girl)
    I said yeah now, huh
    (Girl, girl)
    Now, now, now, now
    Tell me baby
    What's been wrong with you?
    Well, I said bye
    (Bye, bye, bye, bye)
    (Bye, bye) bye, bye, baby, bye, bye
    (Bye, bye, bye, bye)
    (Bye, bye) Woooh, so long
    (So long, so long)
    (So long) Bye, bye, baby, I'm gone
    (Bye, bye, bye, bye)
    (Bye, bye) Yeah
    I said bye, bye, baby
    Bye, bye, bye, bye, bye, now, bye
    (Bye, bye, bye, bye)
    (Bye, bye) Bye, bye, baby, bye, bye
    (Bye, bye, bye, bye)
    (Bye, bye) Woooh, so long
    (So long, so long)
    (So long) Bye, bye, baby

     

     

  3. 日本語訳

    Ah, Kansas City
    愛する人を連れて帰るつもりだ
    Yeah, yeah
    私はKansas Cityへ行く
    愛する人を家に連れて帰るつもりだ
    Yeah, yeah
    まぁ、彼女がいなくなって、とても長い時間が経ったけどね

    Ah, Kansas City
    愛する人を連れて帰るつもりだ
    Yeah, yeah
    私はKansas Cityへ行く
    愛する人を一度だけ連れて帰るつもりだ
    Ah, yeah, yeah
    It's just a one, two, three, four
    Five, six, seven, eight, nine
    Woahhhh, woo
    Hey, hey, hey, hey
    (Hey, hey, hey, hey)
    Hey, baby
    (Hey, baby)
    Ohhh, now girl
    (Girl, girl)
    I said yeah now, huh
    (Girl, girl)
    Now, now, now, now
    教えてよ
    何が悪かったの?
    Ah, hey, hey, hey, hey
    (Hey, hey, hey, hey)
    Hey, now baby
    (Hey, baby)
    Ohhh, now girl
    (Girl, girl)
    I said yeah now, huh
    (Girl, girl)
    Now, now, now, now
    教えてよ
    何が悪かったの?
    (Bye, bye, bye, bye)
    (Bye, bye) bye, bye, baby, bye, bye
    (Bye, bye, bye, bye)
    (Bye, bye) Woooh, so long
    (So long, so long)
    (So long) Bye, bye, baby, I'm gone
    (Bye, bye, bye, bye)
    (Bye, bye) Yeah
    I said bye, bye, baby
    Bye, bye, bye, bye, bye, now, bye
    (Bye, bye, bye, bye)
    (Bye, bye) Bye, bye, baby, bye, bye
    (Bye, bye, bye, bye)
    (Bye, bye) Woooh, so long
    (So long, so long)
    (So long) Bye, bye, baby

     

     

  4. 文法の解説

    Ah, Kansas City
    Going to get my baby back home
    Yeah, yeah
    I'm gonna Kansas City
    Going to get my baby back home
    Yeah, yeah

    Going to: 未来の予定や意図を示すフレーズ。"I am going to"の短縮形として使われることが多い。
    get: この文脈では「連れてくる」や「取り戻す」という意味で使われています。
    my baby: 「ベイビー」とは、愛する人や恋人を指す愛称として使われることが多い。
    back home: 「家に戻る」という意味。このフレーズ全体で、歌手が恋人を家に連れ戻す意図や願望を表現しています。
    Well, it's a long long time too
    My baby's been gone

    Well: この単語は、会話や文の始まりに使われることが多く、新しい考えやトピックへの移行、または前の発言や考えに対する反応として使われます。

    it's: "it is"の短縮形。ここでは「それは」という意味で使われています。

    a long long time: 「長い長い時間」という意味。"long"が二回繰り返されることで、時間の長さを強調しています。このフレーズは、何かが非常に長い間続いている、または長い間待たされていることを示すために使われます。

    too: この文脈では、強調や増加の意味で使われている可能性があります。しかし、この文の中での"too"の使用は少し不自然に感じるかもしれません。"too"が具体的に何を強調しているのかは、歌の全体的な文脈から判断する必要があります。

    My baby's been gone: "My baby has been gone"の短縮形。"has been"は現在完了進行形を形成するのに使われ、過去のある時点から現在までの期間にわたる動作や状態を示します。この場合、「私の恋人は行ってしまった」という意味になります。

    全体として、この文は「それは非常に長い時間、私の恋人がいなくなってしまった」という意味を持っています。"too"は、その感情や状況の強度や深刻さを強調するために使われている可能性があります。

    Tell me baby
    What's been wrong with you?

    Tell me: 「私に教えて」という命令形のフレーズ。"tell"は「話す」や「伝える」という意味で、"me"は話す相手、つまり話し手自身を指します。このフレーズは、相手に何かを説明するように頼むときによく使われます。

    baby: 親しみや愛情を込めて、恋人や親しい人を指す言葉。この文脈では、話し手が相手を愛情を込めて「ベイビー」と呼んでいることを示しています。

    What's: "What is"の短縮形。質問文の始まりとして使われます。

    been wrong: 「何か問題があった」や「何かがうまくいっていなかった」という意味。"been"は"be"の過去分詞形で、"wrong"は「間違っている」や「正しくない」という意味ですが、この文脈では「問題がある」や「気にかかることがある」という意味で使われています。

    with you?: 「あなたとは?」や「あなたのことで?」という意味。このフレーズは、質問の対象や焦点を「あなた」に絞り込むために使われます。

    全体として、この文は「ベイビー、あなたのことで何か問題があったの?」または「ベイビー、あなたのことで何か気にかかることがあったの?」という意味になります。話し手は、相手が何か問題や悩みを抱えているのではないかと感じ、それについて尋ねています。