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【自然な和訳/曲解説】Toto-Hold The Line

totoの曲「hold the line」は、1978年に発表されたロックバンドtotoのデビューシングルです。この曲は、恋愛における不安や迷いをテーマにしており、キャッチーなメロディとギターリフが印象的です。totoの代表曲のひとつとして知られています。


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文法の解説

It's not in the way that you hold me
It's not in the way you say you care
It's not in the way you've been treating my friends
It's not in the way that you stayed 'til the end
It's not in the way you look or the things that you say that you'll do

単語:

hold: 「抱く」という意味の動詞。
care: 「気にかける」という意味の動詞。
treating: 「扱う」という意味の動名詞
friends: 「友達」という意味の名詞。
stayed: 「留まる」という意味の動詞の過去形。
'til the end: 「最後まで」という意味の句。
look: 「見える」という意味の動詞。
things: 「物事」という意味の名詞。
say: 「言う」という意味の動詞。
do: 「する」という意味の動詞。

文法:

この歌詞は「It's not in the way that...」という構造を繰り返しており、否定形を用いて何が愛の本質でないかを表現しています。
各句は「It's not in the way + 主語 + 動詞」という構造で、様々な行動や態度を否定的に述べています。

イディオム:

特定のイディオムは使われていませんが、"in the way"は「方法」という意味で用いられています。

和訳:

私を抱くことはできない
気にかけていると言うことはできない
友達ののままではいられない
最後まで一緒にいることはできない
君が見たり、言ったりすることではない

文章全体の意訳:

この歌詞の部分は、愛が単なる行動や言葉ではないことを強調しています。抱く方法、気にかける言葉、友達への接し方、最後までいること、見た目や言葉にあるとは限らないと歌っています。本当の愛はこれらの表面的な行動や言葉を超えたものであることを示唆しています。愛の本質はもっと深いところにあるというメッセージを伝えています。

Hold the line
Love isn't always on time
Hold the line
Love isn't always on time

単語:

Hold: 「保持する」「守る」という意味の動詞。
the line: 「ライン」、「境界」や「立場」を意味する名詞。
Love: 「愛」という意味の名詞。
isn't: 「is not」の短縮形で、「〜ではない」という意味。
always: 「常に」という意味の副詞。
on time: 「時間通りに」という意味の句。

文法:

「Hold the line」は、命令形の文で、特定の立場や境界を守るように促しています。
「Love isn't always on time」は、愛が常に期待通りには進まないことを述べる文です。

和訳:

ラインを守れ
愛はいつも時間通りには来ない
ラインを守れ
愛はいつも時間通りには来ない

文章全体の意訳:

この歌詞の部分は、愛が予測可能でないこと、そして常に理想的なタイミングで起こるとは限らないことを強調しています。「ラインを守れ」というフレーズは、愛に対する信念や期待を保ち続けることの重要性を示唆しています。「愛はいつも時間通りには来ない」という表現は、愛が予期せぬ時にやってくることや、時に遅れて現れることを認識することの大切さを伝えています。この部分は、愛の不確実性と、それに対する忍耐の必要性を歌っています。

It's not in the words that you told me
It's not in the way you say you're mine
It's not in the way that you came back to me
It's not in the way that your love set me free
It's not in the way you look or the things that you say that you'll do

単語:

words: 「言葉」という意味の名詞。
told: 「tell」の過去形で、「伝える」という意味の動詞。
way: 「方法」という意味の名詞。
say: 「言う」という意味の動詞。
mine: 「私のもの」という意味の所有代名詞。
came back: 「戻ってくる」という意味の句動詞。
love: 「愛」という意味の名詞。
set free: 「解放する」という意味の句動詞。
look: 「見える」という意味の動詞。
things: 「物事」という意味の名詞。
do: 「する」という意味の動詞。

文法:

「It's not in the words that you told me」は、否定的な文で、愛の本質が言葉にあるわけではないことを述べています。
「It's not in the way you say you're mine」や他の類似の句は、「〜ではない」という形式を繰り返し使って、愛が外見や行動に限定されるものではないことを示しています。

和訳:

君が私に言った言葉ではない
君が私のものだと言うことはできない
君が私のところに戻ってくることはできない
君の愛が私を解放することはできない
君が見たり、言ったりすることではない

文章全体の意訳:

この歌詞の部分は、愛が単なる言葉や行動ではなく、もっと深いものであることを示しています。言葉や行動、外見ではなく、愛の本質は感情やつながりにあることを強調しています。愛が形にとらわれない、もっと深い感情の表現であることを歌っています。

Hold the line
Love isn't always on time
Hold the line
Love isn't always on time

It's not in the words that you told me
It's not in the way you say you're mine
It's not in the way that you came back to me
It's not in the way that your love set me free
It's not in the way you look or the things that you say that you'll do

Hold the line
Love isn't always on time
Hold the line
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Hold the line
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Hold the line
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Whoah-ooh-ooh
同上

 

日本語訳

私を抱くことはできない
気にかけていると言うことはできない
友達ののままではいられない
最後まで一緒にいることはできない
君が見たり、言ったりすることではない

Hold the line
Love isn't always on time
Hold the line
Love isn't always on time

私に言った言葉ではない
私のものだと言うことはできない
私のところに戻ってくることはできない
愛が私を解放することはできない
見たり、言ったりすることではない

Hold the line
Love isn't always on time
Hold the line
Love isn't always on time

私に言った言葉ではない
私のものだと言うことはできない
私のところに戻ってくることはできない
愛が私を解放することはできない
見たり、言ったりすることではない

Hold the line
Love isn't always on time
Hold the line
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Hold the line
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Hold the line
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Love isn't always on time
Whoah-ooh-ooh

曲解説 

 totoは1978年にデビューしたアメリカのロックバンドです。彼らのファーストシングルとなった「hold the line」は、キーボーディストのデイヴィッド・ペイチが作曲し、ボビー・キンボールリードボーカルを担当しました。この曲は、コロムビアレコードから1978年9月にリリースされ、ビルボードホット100で5位、イギリスシングルチャートで14位という国際的なヒットとなりました。

 「hold the line」は、ハードロック、アリーナロック、ヨットロックというジャンルに分類される曲で、ピアノのリフが印象的です。ペイチは、この曲を作るのは比較的簡単だったと語っています。彼はピアノのリフから始め、それがイントロとコーラスになりました。そして、そのリフに合わせて「hold the line, love isn't always on time」と歌い始め、その歌詞がぴったりだと感じました。その後、2時間でヴァースも完成させました。

 ドラマーのジェフ・ポーカロは、「hold the line」について次のように定義しています。「『hold the line』は、あなたがヘビーメタルコードのギターリック、ピアノの三連符のA音符、『hot fun in the summertime』のグルーヴといったものを混ぜ合わせたものとして説明するであろう完璧な例です。それにニューオーリンズ出身の男性が歌っています。そしてそれは本当に多くの境界線を越えました」。

 ポーカロはまた、「hold the line」のドラムパートについても語っています。「それは私がスライ・ストーンのオリジナルドラマーであるグレッグ・エリコのようにプレイしようとしたものです。彼は『hot fun in the summertime』でドラムを叩いています。ハイハットは三連符を刻んでいて、スネアドラムは2拍目と4拍目にバックビートを叩いています。そしてバスドラムは1拍目と2拍目の裏にあります。その2拍目の8分音符は8分音符三連符フィールで押しています。私たちがその曲をやったとき、私は『これはヘビーな4つ打ちのロッカーになるだろうけど、私たちはスライ・グルーヴが欲しい』と言いました。その曲の三連符グルーヴはデイヴィッドの作曲です。それはスライ・グルーヴをよりハードで原始的なロックなアプローチと融合させたものです」。

 この曲はF#マイナー調で、2番目のコーラスの後にギターソロがあります。ギターソロはギタリストのスティーヴ・ルカサーが演奏しており、ベンディングやオルタネイトピッキング、ビブラートやハーモニーなどのテクニックを駆使しています。

 バンドのメンバーの中には、「hold the line」を初めてラジオで聞いたときのことを覚えている人もいます。ルカサーは次のように回想しています。「自分がラジオで流れているのを聞いたときは興奮しました。母が電話してきて『KLOSをつけなさい』と言いました。それは『hold the line』という曲でした。私は下着姿で家中を走り回って『ラジオに出てるぞ!』と叫びました。妻は爆笑していました。それは本当にスリルでした」。

 キンボールも、totoを初めてラジオで聞いたときのことを似たように語っています。「私は眠っていました。私たちはスタジオで何かプロモをする予定だったので、目覚まし時計を正午にセットしていました。目覚ましが鳴ったとき、ラジオが流れていて『hold the line』がかかっていました」。

Totoの曲を楽しむなら

dontlookback.hateblo.jp

 

 

 

 

 

2024/07/14更新