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【和訳文法】The Beatles-I Saw Her Standing There【再】

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The Beatlesの「I Saw Her Standing There」は、彼らのデビューアルバム『Please Please Me』に収録されたアップテンポのロックンロール曲です。恋に落ちた瞬間を描いたエネルギッシュな歌詞とリズムが特徴です。


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曲の解説 

 「I Saw Her Standing There」は、1963年にリリースされたThe Beatlesのデビューアルバム『Please Please Me』のオープニングトラックです。この曲は、ジョン・レノンポール・マッカートニーによって書かれました。ポール・マッカートニーリードボーカルを務め、ジョン・レノンがハーモニーバックボーカルを担当しています。

 この曲は、マッカートニーが1950年代のロックンロールから影響を受けて作曲したもので、特にチャック・ベリーのスタイルにインスパイアされています。実際、曲のオープニングのカウント「One, two, three, four!」は、ライブパフォーマンスのエネルギーをそのままスタジオ録音に持ち込む意図がありました。

 「I Saw Her Standing There」の制作は、The Beatlesの初期の活動における典型的なエピソードを反映しています。曲は主にポール・マッカートニーが書き、ジョン・レノンが一部の歌詞を書き直して完成しました。ポールは、曲の原型を彼のガールフレンドの家で書き始め、ジョンと一緒にリヴァプールのマッカートニー家で完成させました。

 ポール・マッカートニーは、この曲のインスピレーションを得たときのことを次のように語っています:
「ある夜、リヴァプールのクラブで踊っている女の子を見たんだ。その瞬間、彼女が立っている姿がとても美しく見えて、それを曲にしようと思った。」

 スタジオ録音は、1963年2月11日にロンドンのEMIスタジオで行われました。この日はThe Beatlesにとって特別な一日で、10時間という短い時間内で『Please Please Me』アルバム全体を録音しました。「I Saw Her Standing There」は、その日最初に録音された曲であり、そのエネルギッシュなパフォーマンスは、スタジオの空気を一気に盛り上げました。

 「I Saw Her Standing There」は、そのエネルギッシュなビートとキャッチーなメロディが特徴です。イントロのカウントから始まり、ポール・マッカートニーリードボーカルジョン・レノンのハーモニーが絶妙に組み合わされています。また、ジョージ・ハリスンのギターソロも見逃せません。このソロは、シンプルながらも力強く、曲全体のダイナミズムを高めています。

 ベースラインも非常に印象的で、ポール・マッカートニーがプレイしたこのラインは、曲にリズムとドライブ感を与えています。このベースラインは、チャック・ベリーの「I'm Talking About You」からインスパイアされたもので、彼の影響が色濃く反映されています。

 アメリカでは、1964年にシングルとしてもリリースされ、B面には「I Want to Hold Your Hand」が収録されていました。このシングルはビルボードチャートで上位にランクインし、The Beatlesアメリカでの成功を決定づける一曲となりました。

 また、この曲は多くのアーティストによってカバーされ、その影響力の大きさを物語っています。エルトン・ジョンティファニーなど、多くのミュージシャンがこの曲を取り上げ、彼ら自身のスタイルで新たな命を吹き込んでいます。

 

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文法の解説

One, two, three, four

Well, she was just 17

If you know what I mean
And the way she looked was way beyond compare
So, how could I dance with another, oh
When I saw her standin' there?

単語:

beyond: 超えて
compare: 比較

文法:

"Well, she was just 17": 完全な文。主語(She) + 動詞(was) + 形容詞句(just 17)。
"If you know what I mean": 条件節(if) + 主節(you know what I mean)。
"And the way she looked was way beyond compare": 主語(the way she looked) + 動詞(was) + 形容詞句(way beyond compare)。
"So, how could I dance with another, oh": 疑問詞(how) + 助動詞(could) + 主語(I) + 動詞(dance) + 前置詞句(with another)。
"When I saw her standin' there": 時を表す接続詞(when) + 主語(I) + 動詞(saw) + 目的語(her standin' there)。

イディオム:

"If you know what I mean": 私の言っていることがわかるでしょう?
"Way beyond compare": 比べものにならないほど

和訳:

Well、彼女はちょうど17歳だった
わかるでしょう?
彼女の見た目は比べものにならないほどかわいかった
だから、どうして他の人と踊れただろうか、Oh
彼女がそこに立っているのを見た時

文章全体の意訳:
語り手は、17歳の魅力的な女性に出会い、その美しさに心を奪われた瞬間を描写しています。彼女の存在があまりに印象的だったため、他の誰とも踊る気になれなかったという感情を表しています。曲全体が青春の恋愛のときめきを表現しており、この部分はその一目惚れの強烈なインパクトを強調しています。


Well, she looked at me

And I, I could see
That before too long I'd fall in love with her
She wouldn't dance with another, whoa
When I saw her standin' there

単語:

I'd: I would の短縮形(だろう)
wouldn't: would not の短縮形(しないだろう)

文法:

"Well, she looked at me": 完全な文。主語(She) + 動詞(looked) + 前置詞句(at me)。
"And I, I could see": 完全な文。主語(I) + 動詞(could see)。
"That before too long I'd fall in love with her": 従属節。接続詞(that) + 副詞句(before too long) + 主語(I) + 助動詞(would) + 動詞(fall) + 前置詞句(in love with her)。
"She wouldn't dance with another, whoa": 完全な文。主語(She) + 助動詞(would not) + 動詞(dance) + 前置詞句(with another)。
"When I saw her standin' there": 時を表す副詞節。接続詞(when) + 主語(I) + 動詞(saw) + 目的語(her standin' there)。

イディオム:

"Before too long": そう遠くないうちに
"Fall in love": 恋に落ちる

和訳:

Well、彼女は僕を見つめた
そして僕は、わかったんだ
そう遠くないうちに、彼女に恋をするだろうと
彼女は他の誰とも踊らなかった、whoa
彼女がそこに立っているのを見た時

文章全体の意訳:
語り手は、彼女が自分を見つめてくれた瞬間、自分が彼女に恋をしてしまうことを予感します。また、彼女が他の誰とも踊らないと感じたことで、自分の思いが確信に変わります。この歌詞は、瞬間的な恋の芽生えとその強烈な感情を描写しています。


Well, my heart went boom

When I crossed that room
And I held her hand in mine

単語:

boom: ドキドキ(擬音語)

文法:

"Well, my heart went boom": 完全な文。主語(My heart) + 動詞(went) + 擬音語(boom)。
"When I crossed that room": 時を表す副詞節。接続詞(when) + 主語(I) + 動詞(crossed) + 目的語(that room)。
"And I held her hand in mine": 完全な文。主語(I) + 動詞(held) + 目的語(her hand) + 前置詞句(in mine)。

イディオム:

"My heart went boom": 私の心がドキドキした(心臓が高鳴った)

和訳:

Well、僕の心はドキドキした
僕があの部屋を横切った時
そして、彼女の手を握った

文章全体の意訳:
語り手が彼女に近づき、彼女の手を握った瞬間の感情を描写しています。彼が部屋を横切る時、心臓が高鳴り、彼女の手を握ることで、その瞬間の緊張感と喜びを強調しています。歌詞全体を通じて、初恋のときめきとその感情の高まりが表現されています。


Whoa, we danced through the night

And we held each other tight
And before too long I fell in love with her
Now I'll never dance with another, woo
Since I saw her standin' there, ahh!

単語:

through: 通して
each other: お互いを
tight: しっかりと

文法:

"Whoa, we danced through the night": 完全な文。感嘆詞(Whoa) + 主語(we) + 動詞(danced) + 前置詞句(through the night)。
"And we held each other tight": 完全な文。主語(we) + 動詞(held) + 目的語(each other) + 副詞(tight)。
"And before too long I fell in love with her": 完全な文。接続詞(and) + 副詞句(before too long) + 主語(I) + 動詞(fell) + 前置詞句(in love with her)。
"Now I'll never dance with another, woo": 完全な文。副詞(now) + 主語(I) + 助動詞(will) + 副詞(never) + 動詞(dance) + 前置詞句(with another)。
"Since I saw her standin' there, ahh!": 時を表す副詞節。接続詞(since) + 主語(I) + 動詞(saw) + 目的語(her standin' there) + 感嘆詞(ahh)。

イディオム:

"Through the night": 夜を通して
"Each other": お互い
"Before too long": そう遠くないうちに
"Fall in love": 恋に落ちる
"Never dance with another": 他の誰とも踊らない

和訳:

Whoa、僕たちは夜通し踊った
そしてお互いをしっかりと抱きしめた
そんなに時間がたたずに、僕は彼女に恋をした
今では他の誰とも踊らないだろう、woo
彼女がそこに立っているのを見た時から、ahh!

文章全体の意訳:
語り手は彼女と夜通し踊り、お互いをしっかりと抱きしめる中で、自然と恋に落ちてしまいます。その瞬間から彼の心は彼女に完全に奪われ、もう他の誰とも踊る気にはならないと強調されています。ここでは、初恋の魔法のような瞬間と、その後の永遠の愛の決意が描かれています。


Well, my heart went boom

When I crossed that room
And I held her hand in mine

Oh, we danced through the night

And we held each other tight
And before too long, I fell in love with her
Now I'll never dance with another, oh
Since I saw her standin' there
Whoa, since I saw her standin' there
Yeah, well, since I saw her standin' there
同上


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