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beatlesの曲から学ぼう:「There's A Place」【英語学習】【洋楽和訳】【歴史】

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  1. 曲について
    The Beatlesの曲「there's a place」は、1963年に発売された彼らのデビューアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』に収録された楽曲です。この曲は主にジョン・レノンが作詞作曲し、マッカートニー=レノン名義でクレジットされています。アメリカでは、1963年7月に編集盤『Introducing... The Beatles』に収録され、1964年3月にシングル『ツイスト・アンド・シャウト』のB面曲として発売されました。

    この曲は、レノンがモータウンのような曲を目指して作ったと語っており、タイトルは映画『ウエスト・サイド物語』のサウンドトラックに収録されていた「There's a Place for Us」からインスピレーションを得たということです。歌詞は、心の中にある楽園に引きこもることで孤独を克服するという内容で、ビートルズや特にレノンが後に手がける内省的な楽曲の先駆けとも評価されています。

    この曲は、1963年2月11日にEMIレコーディング・スタジオで行われたアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』のレコーディングの一環として録音されました。当時レノンは風邪をひいていて、セッション中も咳をしていました。ビートルズは10テイク録音した後、最終的にテイク13がマスターとして採用されました。この曲では、ビートルズの初期のシングルによく見られるように、ハーモニカがフィーチャーされています。

    The Beatlesの和訳リストは以下

    The Beatles和訳アルバム一覧


    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下

    【The Beatles】1stアルバム「Please Please Me」



     

  2. 歌詞
    There's A Place
    作詞者    マッカートニー=レノン
    作曲者    マッカートニー=レノン
    There is a place
    Where I can go
    When I feel low
    When I feel blue
    And it's my mind
    And there's no time
    When I'm alone

    I think of you
    And things you do
    Go 'round my head
    The things you said
    Like "I love only you"

    In my mind there's no sorrow
    Don't you know that it's so?

    There'll be no sad tomorrow
    Don't you know that it's so?

    There is a place
    Where I can go
    When I feel low
    When I feel blue
    And it's my mind
    And there's no time
    When I'm alone

    There's a place...

     

  3. 日本語訳

    僕には場所がある
    僕がいくことができる
    元気がない時に
    悲しい時に

    それは私の心にある
    そこに時間はない
    私が一人いる時に

    君のことを考えるんだ
    君がすること
    頭の中をグルグル回る
    君が言ったこと
    「君だけを愛してる」とか

    僕の心の中には悲しみはない
    それが本当だって知ってるだろう?

    悲しい明日はない
    それが本当だって知ってる?

    そこには場所がある
    私が行ける場所
    元気がない時
    悲しい時
    そしてそれは私の心
    一人でいる時、時間はない

    そこには場所がある...

     

  4. 文法の解説
    "There is a place Where I can go When I feel low When I feel blue"

    「There is」は、「存在する」という意味です。
    「place」は「場所」を意味します。
    「Where I can go」は「私が行ける」という意味で、「where」は「どこ」という意味ですが、ここでは「行ける場所」を示しています。
    「When I feel low」は「私が元気がない時」で、「low」はここでは「元気がない」や「気分が沈んでいる」の意味です。
    「When I feel blue」は「私が悲しい時」、「blue」は悲しみやうつを意味する言葉として使われることがあります。

    And it's my mind And there's no time When I'm alone"

    「And it's my mind」は「それは私の心」です。この場合、「it」は先に述べた「place」、つまり「場所」を指しています。
    「And there's no time」は「そして時間はない」、「there's」は「there is」の省略形です。
    「When I'm alone」は「私が一人の時」、「I'm」は「I am」の省略形です。

    "I think of you And things you do
    「I think of you」は「あなたのことを考える」です。
    「And things you do」は「そして、あなたがすること」です。 

    "Go 'round my head"
    「Go 'round my head」は「私の頭の中を巡る」、「go 'round」は回る、巡るという意味です。

    "The things you said Like "I love only you""

    「The things you said」は「あなたが言ったこと」です。
    「Like "I love only you"」は「「私はただあなただけを愛している」というような」です。

    "In my mind there's no sorrow Don't you know that it's so?"

    "In my mind" は「私の心の中で」または「私の考えでは」という意味です。"In my mind" は一般的なフレーズで、人の考えや感じていることを指す時に使います。

    "there's" は "there is" の短縮形で、「〜が存在する」という意味です。

    "no sorrow" は「悲しみはない」を意味します。"no" は名詞の前に来て、その名詞が存在しないことを示します。
    "sorrow" という単語は英語で、「悲しみ」または「哀れみ」を意味します。これは深い悲しみや失望感を表すために使われる言葉で、何らかの損失や不幸、または不満足な状況に対する感情的な反応を指します。例えば、愛する人を失った時や期待していたことが実現しなかった時など、人は"sorrow"を感じることがよくあります。この言葉は、文学や音楽の歌詞などで、感情的な深みを表現する際に特によく用いられます。

    "Don't you know" は疑問形ですが、ここでは相手に対して「知ってるよね?」という強調した確認の意味で使われています。この表現は、英語の会話でよく使われるフレーズで、相手に対して情報が既知であることを確認しつつ、自分の言っていることを強調する目的があります。

    "that it's so" は「それが事実である」という意味です。"it's so" は "it is so" の短縮形で、"so" が「その通り」や「事実である」を意味します。

    全体として、"In my mind there's no sorrow Don't you know that it's so?" は「私の心の中には悲しみはなく、それが事実だって、知ってるよね?」という意味です。この文は、歌の歌詞として、相手に対して自分の心の中が悲しみで満ちていないことを強調して伝えています。

    "There'll be no sad tomorrow Don't you know that it's so?"

    "There'll be no sad tomorrow"
    "There'll" は "There will" の短縮形で、「〜があるでしょう」という未来の存在を表します。
    "be" は存在を示す動詞です。
    "no" は否定を表す言葉です。
    "sad" は形容詞で、「悲しい」を意味します。
    "tomorrow" は「明日」を意味する名詞です。
    この部分は、「明日は悲しいことはない」という意味になります。

    全体として、「明日は悲しいことはない、それが本当だということを知らないの?」という意味になります。このフレーズは、悲しみについて前向きな見方を示し、相手にもそのことを理解してほしいという願いを込めていると解釈できます。