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【和訳文法】Ticket To Ride-The Beatles

The Beatlesの曲「Ticket To Ride」は、1965年にリリースされた彼らの第6作目のアルバム「Help!」に収録されています。この曲は、恋人と別れることを決意した男性の心情を表現したロックナンバーで、ビートルズの音楽的な成熟を感じさせる作品です。リズムやハーモニーが複雑になり、ジョン・レノンのボーカルも力強く魅力的です。
「Ticket To Ride」の和訳、文法解説をしていきます。


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  1. 曲について  

     The Beatlesの曲「Ticket To Ride」は、1965年にシングルとして発売された楽曲です。ジョン・レノンが主に作詞作曲しましたが、ポール・マッカートニーも一部貢献しています。この曲は、ビートルズの音楽性が変化し始めたことを示すものとして評価されています。特に、ギターのリフやドラムのパターン、コーダでのテンポの変化などが斬新でした。また、歌詞は「乗車券」をめぐる恋人たちの別れを描いていますが、その「乗車券」には複数の意味があると言われています。例えば、ワイト島への旅行や娼婦の健康証明書などです。

     この曲は、ビートルズ主演の映画「ヘルプ!4人はアイドル」にも使用されました。映画では、ビートルズがスキー場でこの曲を演奏するシーンがあります。また、ライブでもよく演奏されました。1965年8月には、アメリカで行われたシェイ・スタジアムでのコンサートで披露されました。このコンサートは、史上初のスタジアムでのロックコンサートとして有名です。

     この曲は、世界中でヒットしました。イギリスでは3週間連続で1位を獲得しました。アメリカでは最高位1位を記録しました。日本では、「涙の乗車券」という邦題で発売されました。この邦題は、歌詞の内容に合わせてつけられたものです。

     この曲は、多くのアーティストにカバーされました。代表的なものとしては、カーペンターズザ・フーなどがあります。カーペンターズは、1969年にこの曲をシングルとして発売しました。彼らは、この曲をスローテンポで歌いました。ザ・フーは、1974年に発売したライブアルバム「オッズ&ソッズ」にこの曲を収録しました。彼らは、この曲をハードロック調にアレンジしました。

     

    The Beatlesの和訳リストは以下

    The Beatles和訳アルバム一覧


    この曲が収録されているアルバムの和訳リストは以下

    【The Beatles】5thアルバム「Help!」

     


     

  2. 歌詞

    Ticket To Ride
    作詞者    レノン・マッカートニー
    作曲者    レノン・マッカートニー

    I think I'm gonna be sad, I think it's today, yeah
    The girl that's driving me mad is going away

    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride, but she don't care

    She said that living with me is bringing her down, yeah
    She would never be free when I was around

    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride, but she don't care

    I don't know why she's riding so high
    She ought to think twice, she ought to do right by me
    Before she gets to saying goodbye
    She ought to think twice, she ought to do right by me

    I think I'm going to be sad, I think it's today, yeah
    The girl that's driving me mad is going away, yeah

    Oh, she's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride, but she don't care

    I don't know why she's riding so high
    She ought to think twice, she ought to do right by me
    Before she gets to saying goodbye
    She ought to think twice, she ought to do right by me

    She said that living with me was bringing her down, yeah
    For she would never be free when I was around

    Oh, she's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride, but she don't care

    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care

     

     

  3. 日本語訳

    僕は落ち込むことになると思う、今日がその日だ、yeah
    僕を狂わせているあなたが去って行く

    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride, but she don't care

    僕と一緒にいるとは私は悲しくなると君は言っていた、yeah
    僕と一緒にいると、君は決して自由にはなれない

    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride, but she don't care

    あなたがなぜそんなに楽しそうなの
    もっと考えてよ、僕とちゃんと向き合ってよ
    さよならと言う前に
    もっと考えてよ、僕とちゃんと向き合ってよ

    悲しむ気がする、今日がその日だと思う、yeah
    僕を狂わせている彼女が去って行く、yeah

    Oh,She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride, but she don't care

    あなたがなぜそんなに楽しそうなの
    もっと考えてよ、僕とちゃんと向き合ってよ
    さよならと言う前に
    もっと考えてよ、僕とちゃんと向き合ってよ

    僕と一緒にいるとは私は悲しくなると君は言っていた、yeah
    僕と一緒にいると、君は決して自由にはなれない

    Oh, She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride, but she don't care

    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care
    My baby don't care

     

     

  4. 文法の解説

    I think I'm gonna be sad, I think it's today, yeah

    単語

    I think:「私は思う」。自分の考えや意見を表すフレーズ。
    gonna:「going to」の口語的な短縮形。未来の予定や意図を示す。
    be sad:「悲しむ」または「悲しむ状態になる」。

    文法

    I think I'm gonna be sad:「I'm gonna be」は「I am going to be」の短縮形で、未来の予定や意図を示す形式です。「be sad」という形容詞のフレーズが続いています。

    I think it's today:ここでは、「it's」は「it is」の短縮形で、「today」を指しています。

    イディオム
    特定のイディオムは含まれていませんが、「I think it's today」は具体的な出来事や状況を指す可能性があり、その具体的な内容は歌詞の他の部分から推測することができます。

    文章全体の意訳
    「私は悲しむことになると思う、それは今日だと思う、yeah」

    歌詞の意図に沿った解説
    このフレーズは、彼が予想している出来事や変化についての彼の気持ちや反応を示しています。彼は悲しむことを予想しており、その悲しむ原因となる出来事が「今日」起こると考えているようです。歌詞の他の部分から、この「悲しみ」の原因が彼の恋人が彼を離れることであることが明らかになります。


    The girl that's driving me mad is going away

    単語

    driving me mad:文字通りには「私を狂わせる」という意味ですが、ここでは「非常に困らせる」や「大いに悩ます」といった意味で用いられています。
    going away:「去る」、「出発する」。

    文法

    The girl that's driving me mad:この構文は関係代名詞「that」を使用しており、特定の「girl」について詳しく説明しています。「that's」は「that is」の短縮形です。
    is going away:現在進行形を用いて、彼女が近いうちに去っていくことを示しています。

    イディオム
    driving someone mad:この表現は直訳すると「誰かを狂わせる」となりますが、日常英会話では「誰かを非常に困らせる」や「誰かを苛立たせる」という意味で使われます。

    文章全体の意訳
    「私を大いに悩ませている女性が去っていく」

    歌詞の意図に沿った解説
    この文は、歌の主人公が非常に気になる、または愛している女性が彼の生活から去ろうとしていることを示しています。この女性の存在や行動が彼を「狂わせる」ほど影響を与えており、彼女が去ろうとすることが彼の心を深く打つ要因となっています。

    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride
    She's got a ticket to ride, but she don't care

    単語

    got:「持っている」。
    ticket:「チケット」。
    ride:「乗り物」または「乗ること」。ここでは、彼女が乗るためのチケットという意味で使われている。
    don't care:「気にしない」、「関心がない」。

    文法

    She's got a ticket to ride:現在完了形「has got」を用いて、彼女が「乗るためのチケット」を持っていることを示しています。
    but she don't care:「しかし、彼女は気にしない」という意味。ただし、文法的には「doesn't care」が正しい表現ですが、歌詞や会話の中では非正式な表現として「don't care」が使われることがあります。

    イディオム
    got a ticket to ride:直訳すると「乗るためのチケットを持っている」となりますが、この文脈では彼女が新しい冒険や新しい生活の始まり、あるいは別の道を選ぶことへの「許可」や「機会」を持っていることを暗示している可能性があります。

    文章全体の意訳
    「彼女は新しい道を選ぶためのチケットを持っているが、気にしていない」

    歌詞の意図に沿った解説
    歌の主人公は彼女が新しい方向や新しい始まりへの「チケット」を持っていることを認識しています。しかし、彼女はそのチケットの価値や重要性に関して関心を持っていないか、あるいは主人公の気持ちに対して無関心であることを示唆しています。この歌詞は、彼女の選択や彼との関係に対する彼女の感じ方についての主人公の感情や反応を表現しています。

    She said that living with me is bringing her down, yeah

    単語

    living with me:「私との生活」または「私と一緒に住むこと」。
    bringing her down:「彼女を落ち込ませる」。
    yeah:感嘆詞で、「はい」や「うん」といった同意の意を表すこともあれば、ここではただの強調や間投詞のような使われ方をしています。

    文法

    She said that...:直接的な発言ではなく、彼女が言った内容を報告するための間接話法を使用しています。
    living with me is:主語と動詞が明確に示されており、「私との生活は...」という構造になっています。
    bringing her down:現在進行形で、持続的なアクションや状態を示しています。彼女が感じているネガティブな感情や状態が継続していることを示唆しています。

    イディオム
    bring someone down:このイディオムは、何かが人を悲しくさせたり、気分を悪くさせたり、失望させたりすることを意味します。直訳すると「誰かを下に持っていく」となりますが、感情的なダウンを感じさせるという意味合いで使われます。

    文章全体の意訳
    「彼女は、私との生活が彼女を落ち込ませると言った」

    歌詞の意図に沿った解説
    歌の中の彼女は、主人公との共同生活が彼女を感情的にダウンさせると感じていることを明らかにしています。この一文は、彼女の感じる不満や彼女と主人公との関係の緊張を示しており、彼女が去って行く理由の一部として解釈できます。


    She would never be free when I was around

    単語

    She would:「彼女は...するだろう」という未来の可能性や習慣を示す。
    never:否定の副詞で、「決して...ない」という意味。
    be free:「自由である」。
    when I was around:「私が近くにいる時」。

    文法

    would be:「would」は過去の未来や習慣を示すのに使われますが、ここでは彼女の感じる制約や束縛を表現するための仮定のニュアンスが含まれています。
    when I was around:この部分は過去の時制を持っています。「was」は単数形の過去の形であり、「around」は「近くに」という意味。

    イディオム
    なし。

    文章全体の意訳
    「私が近くにいると、彼女は決して自由になれなかった」

    歌詞の意図に沿った解説
    このフレーズは、彼女が主人公の存在や彼との関係によって何らかの形で制約されていると感じていることを示唆しています。彼女は彼の近くにいると自由を感じられないと考えており、それが彼女が去る理由の一部である可能性があります。この歌詞は、二人の関係における彼女の感じる不平等や不満を反映している可能性があります。

     

    I don't know why she's riding so high

    単語

    I don't know: 「私は知らない」。
    why: 疑問詞で、理由や原因を尋ねる場合に使用されます。
    riding: 「乗る」という動詞の現在進行形。しかし、この文脈では、文字通りの「乗る」という意味だけでなく、ある状態や気分にあることを指す可能性があります。
    so high: ここでは「非常に高い」という意味。しかし、直接的な意味での高さだけでなく、彼女の気分や態度が高揚している、あるいは自分を高く評価しているなどの比喩的な意味を持つ可能性があります。

    文法
    この文はシンプルな否定文の形式をとっており、主語「I」に対して、知識や理解の欠如を示す「don't know」が続いています。

    イディオム
    「riding high」は一般的に「成功している」、「自信に満ちている」、「好調である」という意味のイディオムとして使用されることがあります。

    文章全体の意訳
    「彼女がなぜそんなに上機嫌なのか、私にはわからない。」

    歌詞の意図に沿った解説
    この歌詞の節は、彼女の現在の気分や態度についての主人公の不解や困惑を表現しています。彼女がなぜそのような状態にあるのか、彼は理解できない様子です。彼女が何らかの理由で高揚しているか、あるいは彼との関係に関して何かを感じ取っているかのようです。主人公は、彼女の行動や態度の背後にある真実の理由を知りたいと感じているようです。


    She ought to think twice, she ought to do right by me

    単語

    ought to: ~すべきである、という意味の表現。何かをすることが正しい、または期待される行動であることを示す。
    think twice: 慎重に考える、再考する。
    do right by: 〜に対して正しく行動する、〜に公平に振る舞う。

    文法
    この文は彼女がどのような行動をとるべきかを示す助動詞「ought to」を使用しています。そして、それぞれの行動「think twice」や「do right by me」が続いています。

    イディオム

    think twice: このフレーズは、慎重に考え直すこと、またはある行動をする前に注意深く考えることを意味します。
    do right by someone: 誰かのために正しいことをする、または誰かを公平に扱うことを意味します。
    文章全体の意訳
    「彼女はもう一度考え直すべきだ、そして私に対して正しく行動すべきだ。」

    歌詞の意図に沿った解説
    この文は、歌の主人公が彼女の現在の選択や行動についての彼の期待と願望を示しています。彼は彼女に自分の決定を再評価するようにと助言していると同時に、彼自身への公平な取り組みや扱いを求めていることを示唆しています。これは、彼女が何かしらの選択や行動をとっている中で、彼の感情や立場を考慮に入れてほしいという彼の願望を表現しています。


    Before she gets to saying goodbye

    単語

    Before: 前に、以前に。
    gets to: ~するようになる、~する機会を得る。
    saying: 言うこと。
    goodbye: さようなら。

    文法
    この文は、彼女が「goodbye」と言う前に、という時間的な制約を示す「before」を使用しています。また、動作や行動を示す「saying」が続き、「gets to」はその動作や行動に到達する、またはそれを開始することを示しています。

    イディオム
    この文には特定のイディオムは含まれていませんが、「gets to saying」はある特定の行動や状態に到達することを示す表現として使われています。

    文章全体の意訳
    「彼女がさようならと言う前に」

    歌詞の意図に沿った解説
    この文は、彼女が完全に去る、または関係を終わらせる前の時間や瞬間を指しています。歌の主人公は彼女が完全に去る前に、彼女の決断や行動を再考するように促しています。彼は彼女が彼との関係を終わらせる前に、その決断をよく考え直してほしいという願望を示しています。

     

     

 

Ticket To Ride

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