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【ピースソング】【洋楽和訳】Bob Dylan-Masters of War

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Bob Dylanの「Masters of War」は、1963年のアルバム「The Freewheelin' Bob Dylan」に収録された反戦歌です。この曲は、冷戦時代の核兵器競争に抗議する強烈なメッセージを持っています。 伝統的な曲「Nottamun Town」のメロディを借用し、戦争の「主人」たちが安全な場所から戦争を操る現実を糾弾しています。 この曲は、ボブ・ディランの最も力強い楽曲の一つとして知られています。


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曲の解説 

 Bob Dylanの「Masters of War」は、1963年にリリースされたアルバム「The Freewheelin' Bob Dylan」に収録されている曲です。この曲は、1962年から1963年の冬にかけて書かれ、冷戦時代の核兵器増強に対する抗議のメッセージを込めています。メロディは伝統的な「Nottamun Town」という曲から採られており、そのアレンジはフォークシンガーのJean Ritchieによるものでした。しかし、DylanはRitchieのアレンジが自分の家族に代々伝わるものであることを知らずに使用してしまい、後に法的な解決のためにRitchieに5,000ドルを支払いました。

 「Masters of War」は、DylanがBroadside誌のために1963年1月に初めて録音した曲であり、その後ニューヨーク市のTown HallやBrandeis UniversityのBrandeis Folk Festival、Carnegie Hallなど、1963年の主要なコンサートで演奏されました。また、彼の最初のNewport Folk Festivalでの出演時にも演奏されています。

 この曲は、戦争を生み出すために裏で糸を引く「戦争の主人」たちに対する怒りを表現しており、Dylan自身が「これまでにこんな曲を書いたことはない」と語っています。特に最後の節では、世界の戦争機械を支える「机の後ろに隠れる男たち」に対する死を願うほどの激しい言葉が使われています。この曲は、単なる反戦歌ではなく、権力者や国際的な紛争を生み出す方法について、より具体的に批判しているのです。

 Dylanはこの曲を、1994年に広島でのコンサートで30年ぶりにアコースティックバージョンで演奏するまで、1963年以降アコースティックで演奏することはありませんでした。この曲は、多くの反戦活動家にとって強力な影響を与え、ベトナム戦争に反対するカウンターカルチャーの間で重要な位置を占めていました。

より深く洋楽を理解するためのおすすめの本です。

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文法の解説

Come, you masters of war
You that build the big guns
You that build the death planes
You that build all the bombs

単語:
masters of war:戦争の支配者たち
big guns:大砲、大型銃
death planes:死の飛行機、戦闘機
bombs:爆弾


文法:

"Come" は命令形で、「来い」という意味。
"You that build" は関係代名詞節で、「〜を作るあなたたち」という意味。
"You that build the big guns" などのフレーズは並列構造で、同じ構造が繰り返されている。

和訳:
来い、戦争の支配者たちよ
大砲を作るあなたたち
死の飛行機を作るあなたたち
すべての爆弾を作るあなたたち


文章全体の意訳:
この歌詞は、戦争を引き起こし、それを支える兵器を製造する者たちに対する強い非難を表現している。ボブ・ディランの「Masters of War」は、軍需産業や戦争を推進する政治家に対する抗議の歌であり、彼らが人々に与える破壊と苦しみを訴えている。彼は彼らに対して、正義と平和を求める声を上げている。


You that hide behind walls
You that hide behind desks
I just want you to know
I can see through your masks

単語:
hide:隠れる
behind:〜の後ろに
walls:壁
desks:机
know:知る
see through:見抜く
masks:仮面


文法:

"You that hide" は関係代名詞節で、「〜に隠れるあなたたち」という意味。
"I just want you to know" は「私はあなたに知ってほしい」という構文。
"I can see through your masks" は「私はあなたの仮面を見抜くことができる」という意味の直訳。

イディオム:

"see through" は「見抜く」という意味のイディオム。

和訳:
壁の後ろに隠れるあなたたち
机の後ろに隠れるあなたたち
私はただあなたに知ってほしい
私はあなたの仮面を見抜くことができる


文章全体の意訳:
この部分の歌詞では、戦争を引き起こしながら自らは安全な場所に隠れている者たちへの批判が表現されている。壁や机の後ろに隠れて指示を出し、実際に危険を冒すことなく利益を得る彼らに対し、ディランはその偽善を見抜いていると伝えている。彼は、彼らの表面的な仮面の裏にある本質を見抜き、真実を見通しているという強いメッセージを送っている。


You that never done nothin'

But build to destroy
You play with my world
Like it's your little toy

単語:
never:決して〜ない
done nothin':何もしていない("done nothing" の省略形)
build:建設する
destroy:破壊する
play with:〜で遊ぶ
world:世界
little:小さな
toy:おもちゃ


文法:

"You that never done nothin'" は「何もしていないあなたたち」という意味で、"done nothin'" は二重否定になっているが、ここでは強調のために使われている。
"But build to destroy" は「破壊するために建設するだけ」という意味の対比。
"You play with my world" は「あなたは私の世界で遊ぶ」という構文。
"Like it's your little toy" は「まるでそれがあなたのおもちゃであるかのように」という比喩表現。

イディオム:

"play with" は「もてあそぶ」という意味のイディオム。

和訳:
何もしていないあなたたち
ただ破壊するために造り上げる
あなたは私の世界をもてあそぶ
まるでそれがあなたのおもちゃであるかのように


文章全体の意訳:
この歌詞は、破壊を目的に活動している人々への非難を表している。彼らは何も生産的なことをせず、ただ破壊するために建設している。そして、彼らは他人の生活や世界をまるで自分のおもちゃのように無責任に扱い、遊んでいる。ディランは彼らの無関心さと無責任さに対して強い怒りと失望を表現している。彼らの行動が人々の生活に深刻な影響を与えていることを訴えている。


You put a gun in my hand

And you hide from my eyes
And you turn and run farther
When the fast bullets fly

単語:

farther:さらに遠く
fast bullets:速い弾丸

文法:

"put a gun in my hand":目的語(gun)が動作の対象になっている
"hide from my eyes":前置詞(from)が動作の起点を示している
"turn and run":連続する動作を示す
"when the fast bullets fly":時間を表す従属接続詞(when)を用いた副詞節

イディオム:

"put a gun in my hand":責任や手段を与えることの比喩

和訳:
私の手に銃を握らせて
そして私の目から隠れて
振り返ってさらに遠くへ走り去る
弾丸が飛び交う中


文章全体の意訳:
この歌詞は、ある人物が他者に危険な状況を押し付け、自分はその責任から逃げようとする様子を描いている。相手に武器を持たせておきながら、自分はそれを避けるために隠れ、危険が迫るとさらに遠くへ逃げてしまう。この行動は、自己保身や裏切りを暗示しており、作者はそのような行動に対する怒りや失望を表現している。


Like Judas of old

You lie and deceive
A world war can be won
You want me to believe

単語:

Judas:ユダ(イエス・キリストを裏切った弟子)
deceive:欺く
world war:世界大戦
won:win(勝つ)の過去分詞形
believe:信じる

文法:

"Like Judas of old":名詞句で、比較の対象として「昔のユダのように」を表す
"lie and deceive":二つの動詞を連続して使い、同じ主語の行動を説明
"can be won":受動態で可能性を示す
"want me to believe":使役動詞の構文

イディオム:

"Like Judas of old":裏切り者の代名詞であるユダになぞらえることで、強い裏切りの意味を持つ

和訳:
昔のユダのように
あなたは嘘をつき、欺く
世界大戦は勝てるものだと
あなたは私に信じさせようとする


文章全体の意訳:
この歌詞は、イエスを裏切ったユダに例えながら、欺瞞と裏切りの行為を非難している。特に、世界大戦の勝利という現実離れした考えを信じさせようとする行為が描かれている。作者は、戦争の現実やその悲惨さを無視して、勝利の幻想を押し付ける人々に対する強い批判を表現している。


But I see through your eyes

And I see through your brain
Like I see through the water
That runs down my drain

単語:

through:通して
brain:脳
water:水
drain:排水口

文法:

"I see through your eyes":直接目的語をとり、視覚を通して相手の本質を見抜くことを表す
"I see through your brain":同様に、知性や思考を通して相手を見抜く
"Like I see through the water":比較のための接続詞(like)を使い、具体例を示す
"That runs down my drain":関係代名詞(that)が先行詞(water)を説明する

イディオム:

"see through":見抜く、見透かす

和訳:
でも、私はあなたの目を通して見抜く
そして、あなたの頭の中を通して見抜く
それはちょうど、排水口を流れる水を見通すように


文章全体の意訳:
この歌詞は、相手の本質や意図を完全に見抜いていることを表現している。目や脳を通して相手の考えや心の内を見透かし、その透明さは排水口を流れる水のように明確だと例えている。作者は、相手の偽りや欺瞞が全て露見していることを強調し、その見抜く力を自信を持って述べている。


You fasten all the triggers

For the others to fire
Then you sit back and watch
While the death count gets higher

単語:

fasten:固定する、セットする
triggers:引き金、トリガー
fire:発射する
sit back:ゆったりと座る、傍観する
watch:見る
death count:死亡者数
higher:より高い

文法:

"fasten all the triggers":目的語(triggers)を伴い、行動の対象を示す
"for the others to fire":不定詞の目的語(to fire)が他者の行動を説明する
"sit back and watch":動詞が連続して同じ主語の行動を表す
"while the death count gets higher":接続詞(while)を用いて同時進行する状況を示す

イディオム:

"sit back and watch":無関心に傍観する

和訳:
あなたは全ての引き金をひく
別の誰かが発射するようにする
そして、ゆったりと座って見ている
死者数が増えていくのを


文章全体の意訳:
この歌詞は、他者に対して戦争や暴力の責任を押し付け、自分は安全な場所からその結果を見守る人物を非難している。引き金をセットし、他人が発射するように仕向けた後、傍観しながら死者数が増えるのを無関心に見ている姿が描かれている。作者は、このような冷酷で無責任な態度に対する怒りと批判を表現している。


You hide in your mansion

While the young peoples' blood
Flows out of their bodies
And is buried in the mud

単語:

mansion:大邸宅
blood:血
flows:流れる
bodies:体
buried:埋められる
mud:泥

文法:

"You hide in your mansion":主語(You)と動詞(hide)で動作を説明し、場所(in your mansion)を示す
"While the young peoples' blood":接続詞(while)を用いて同時進行する状況を示す
"Flows out of their bodies":主語(blood)と動詞(flows)が動作を説明し、起点(out of their bodies)を示す
"And is buried in the mud":受動態を用いて動作の結果を説明

和訳:
あなたは大邸宅に隠れ
その間に若者たちの血が
彼らの体から流れ出し
泥の中に埋められていく


文章全体の意訳:
この歌詞は、裕福で安全な場所に隠れながら、戦場で若者たちが命を失う様子を非難している。若者の血が体から流れ出し、泥に埋められていく様子は戦争の悲惨さと無意味さを象徴している。作者は、安全な場所にいる者たちの無関心と冷酷さに対する強い憤りを表現している。


You've thrown the worst fear

That can ever be hurled
Fear to bring children
Into the world

単語:

hurled:投げつけられる、放たれる
fear:恐怖、恐れ
bring:連れてくる、もたらす
children:子供たち
world:世界

文法:

"that can ever be hurled" は関係代名詞 "that" によって "the worst fear" を説明しており、「これまでに投げつけられることがある最悪の恐怖」という意味になります。
"fear to bring children into the world" では "to bring" が不定詞として "fear" を修飾し、「子供をこの世にもたらすことへの恐怖」となります。

イディオム:

"hurled" はここでは比喩的に使われており、「放たれる」や「突きつけられる」という意味合いで使われています。

和訳:
あなたは最悪の恐怖を投げつけた
それは子供をこの世界にもたらすことへの恐怖


文章全体の意訳:
この歌詞では、現代社会の不安や危険に対する恐怖が、未来の世代を育てることへの不安につながっていることが表現されています。社会の問題や困難に直面する中で、子供を持つこと自体が恐怖の対象となり得るという深い懸念が込められています。作者はこの恐怖を最悪のものとし、未来に対する不安を強く訴えています。


For threatenin' my baby

Unborn and unnamed
You ain't worth the blood
That runs in your veins

単語:

threatenin'(threatening):脅かす、脅迫する
unborn:まだ生まれていない
unnamed:名前がない
worth:価値がある
blood:血
veins:血管

文法:

"threatenin' my baby" では、"threatenin'" が現在分詞として "my baby" を脅かしている主体を示しています。
"Unborn and unnamed" は "baby" にかかる形容詞句で、まだ生まれていないし名前もないことを示しています。
"You ain't worth the blood that runs in your veins" では、"ain't" は "are not" の縮約形で、「あなたは~に値しない」という意味を強調しています。

イディオム:

"You ain't worth the blood that runs in your veins" は直訳すると「あなたの血管を流れる血に値しない」という意味ですが、ここでは「あなたは生きる価値がない」という強い非難の表現です。

和訳:
私のまだ生まれていない、名前もない赤ちゃんを脅かすなんて
あなたには体に血が流れる価値すらない


文章全体の意訳:
この歌詞では、話者が自分の未だ生まれていない子供に対する脅威を感じ、それに対して激しい怒りを表現しています。生まれていない子供を守ろうとする親の強い愛情と、それに対する脅威を許さないという強い決意が感じられます。話者は脅威を与える存在を激しく非難し、その存在自体が無価値であると断じています。


How much do I know

To talk out of turn?
You might say that I'm young
You might say I'm unlearned

単語:

talk out of turn:口を挟む、出過ぎたことを言う
might:~かもしれない
young:若い
unlearned:無知の、学んでいない

文法:

"How much do I know to talk out of turn?" は疑問文で、「どれだけ知っていると言えるのだろうか、出過ぎたことを言うためには」という意味です。
"You might say that I'm young" では "might" が使われており、「あなたは私が若いと言うかもしれない」という意味です。
"You might say I'm unlearned" も同様に "might" が使われており、「あなたは私が無知だと言うかもしれない」という意味になります。

イディオム:

"talk out of turn" は「順番を無視して話す」や「口を挟む」という意味のイディオムです。

和訳:
どれだけ知っていると言えるのだろうか
出過ぎたことを言うためには?
あなたは私が若いと言うかもしれない
あなたは私が無知だと言うかもしれない


文章全体の意訳:
この歌詞では、話者が自分の知識や経験について疑問を抱きながらも、自分の意見を表明することへの不安を示しています。若さや無知を理由に、自分の発言が軽んじられることを予想し、その批判に対する自己防衛の気持ちが込められています。話者は、自分の声を上げることに対して内面的な葛藤を抱えながらも、その声を無視されることへの不満を表現しています。


But there's one thing I know

Though I'm younger than you
That even Jesus would never
Forgive what you do

単語:

one thing:一つのこと
younger:より若い
even:~でさえ
Jesus:イエス(キリスト)
forgive:許す

文法:

"there's one thing I know" は「私が知っていることが一つある」という意味の文です。
"Though I'm younger than you" は従属接続詞 "though" を使い、「私はあなたより若いけれども」という意味になります。
"That even Jesus would never forgive what you do" は "that" が "one thing" を説明する関係代名詞節で、「イエスでさえあなたがすることを決して許さないだろう」という意味です。

イディオム:

"even Jesus" は「イエスでさえ」という強調表現で、通常は非常に寛大であるとされるイエスが許さないほどの行為であることを示しています。

和訳:
でも私が知っていることが一つある
私はあなたより若いけれども
エスでさえ決して許さないだろう
あなたがすることを


文章全体の意訳:
この歌詞では、話者が自分の若さにもかかわらず確信を持っていることを述べています。それは、あなたが行っていることが非常に悪質であり、通常は寛大で許しを与えるとされるイエス・キリストでさえ許さないだろうということです。話者は、相手の行為の重大さと許されない性質を強く非難しています。若さゆえの未熟さがあっても、この一点については揺るぎない確信を持っていることを表現しています。


Let me ask you one question

Is your money that good?
Will it buy you forgiveness?
Do you think that it could?

単語:

ask:尋ねる、質問する
question:質問、疑問
money:お金
good:良い、価値がある
buy:買う
forgiveness:許し
think:思う、考える
could:~できる(canの過去形、または仮定法での可能性を示す)

文法:

"Let me ask you one question" は依頼の形で、「一つ質問させてください」という意味です。
"Is your money that good?" では、"that good" が「それほど良い」と訳され、お金の価値や有用性について尋ねています。
"Will it buy you forgiveness?" は未来の予測として、「それ(お金)はあなたに許しを買えるのか」という意味です。
"Do you think that it could?" は仮定法で、「それができると思うのか」という意味になります。

イディオム:

"buy you forgiveness" は直訳すると「許しを買う」となり、お金で許しを得ることを意味します。

和訳:
一つ質問させてください
あなたのお金はそれほど価値があるのですか?
それで許しを買えるのか?
それができると思うのですか?


文章全体の意訳:
この歌詞では、話者が相手に対して鋭い問いかけをしています。相手のお金がどれほどの価値があるのか、そのお金で罪や過ちを許されることができるのかと問いかけています。話者は、お金で道徳的な許しを得ることができるかどうかを疑問視しており、相手の行動や価値観を批判しています。この問いかけは、金銭による解決が不可能な倫理的な問題を浮き彫りにし、相手の考え方や行動の是非を問いただしています。


I think you will find

When your death takes its toll
All the money you made
Will never buy back your soul

単語:

toll:代償、犠牲
buy back:買い戻す
soul:魂

文法:

"I think you will find" は、「あなたは気づくと思う」という意味で、未来の予測を表しています。
"When your death takes its toll" は、「あなたの死が代償をもたらすとき」と訳せます。"takes its toll" は「犠牲を払わせる」という意味のイディオムです。
"All the money you made" は、「あなたが稼いだすべてのお金」という意味で、主語となります。
"Will never buy back your soul" は、「決してあなたの魂を買い戻すことはできない」という意味で、未来の予測を否定形で表しています。

イディオム:

"takes its toll" は「犠牲を払わせる」や「大きな損害を与える」という意味のイディオムです。
"buy back your soul" は直訳すると「魂を買い戻す」となり、ここではお金で魂を取り戻すことを指します。

和訳:
あなたは気づくと思います
死の代償を払う時
あなたが得たすべてのお金が
決してあなたの魂を買い戻すことはできないと


文章全体の意訳:
この歌詞では、話者が相手に向けて、死後に直面する真実を伝えています。どれだけ多くのお金を稼いでも、最終的には魂の救済や浄化をお金で買うことはできないと述べています。話者は、金銭的な富が道徳的または精神的な価値を持たないことを強調し、死が避けられない運命であり、そのときに金銭は何の意味も持たないということを警告しています。これは、物質的な富よりも精神的な価値の重要性を訴え、相手の行動や価値観を問いただす強いメッセージです。


And I hope that you die

And your death will come soon
I'll follow your casket
On a pale afternoon

単語:

hope:望む、願う
die:死ぬ
soon:すぐに、間もなく
follow:ついていく、従う
casket:棺
pale:青白い、淡い
afternoon:午後

文法:

"And I hope that you die" は、「あなたが死ぬことを望む」という意味です。
"And your death will come soon" は、「そしてあなたの死がすぐに訪れるだろう」という予測を表します。
"I'll follow your casket" は、「私はあなたの棺についていく」という意味です。
"On a pale afternoon" は、「青白い午後に」という意味の副詞句で、具体的な状況を描写しています。

和訳:
そしてあなたが死ぬことを望む
そしてあなたの死が間もなく訪れるだろう
私はあなたの棺についていく
青白い午後に


文章全体の意訳:
この歌詞では、話者が相手に対して非常に強い敵意と憎しみを表しています。相手の死を望み、その死が近い将来訪れることを予想しています。また、話者はその死の瞬間に立ち会うことを宣言し、青白い午後という寂しい情景の中で、相手の棺を見守ることを示唆しています。この表現は、相手に対する強い怒りと失望、そしてその死による報いを期待する気持ちを強く表現しています。


I'll watch while you're lowered

Down to your deathbed
And I'll stand over your grave
'Til I'm sure that you're dead

単語:

watch:見守る、見る
lowered:降ろされる
deathbed:死の床、棺
stand:立つ
grave:墓
sure:確信する、確実な
dead:死んだ

文法:

"I'll watch while you're lowered" は、「あなたが降ろされるのを見守るだろう」という未来の行動を表しています。
"Down to your deathbed" は、「あなたの死の床に」という意味で、具体的な場所を指しています。
"And I'll stand over your grave" は、「私はあなたの墓の上に立つだろう」という意味です。
"'Til I'm sure that you're dead" は、"until" の省略形で、「あなたが死んでいると確信するまで」という意味です。

和訳:
私はあなたが降ろされるのを見守る
あなたの死の床に
そして私はあなたの墓の上に立つだろう
あなたが死んでいると確信するまで


文章全体の意訳:
この歌詞では、話者が相手の死を見届ける決意を強調しています。相手が棺に降ろされるのを見守り、その後、墓の上に立って相手の死を確認するまで離れないという強い意志を表しています。話者の怒りや憎しみが非常に深く、相手の死を確実に確認することで、何らかの安心感や解放感を得ようとしている様子が伝わってきます。この表現は、相手に対する徹底した憎悪と、その行為に対する報いを見届ける決意を表現しています。


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