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【和訳文法】The Beatles-You Can't Do That【再】

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ビートルズの「You Can't Do That」は、1964年にリリースされた曲で、ジョン・レノンによって書かれました。所有欲と嫉妬をテーマにしたこのロックンロール曲は、彼らのアルバム「A Hard Day's Night」にも収録されています。


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曲の解説 

 ビートルズの楽曲「You Can't Do That」は、1964年にリリースされた彼らの6作目のシングル「Can't Buy Me Love」のB面として登場しました。ジョン・レノンによって書かれたこの曲は、レノン=マッカートニーの名義で発表され、後に彼らの3枚目のイギリス盤公式オリジナルアルバム「A Hard Day's Night」にも収録されました。
 この曲の制作背景には、レノンの半自伝的な要素が含まれており、嫉妬や所有欲をテーマにしています。レノンは、この曲を通じて、当時まだあまり知られていなかったウィルソン・ピケットの影響を受けており、12小節のブルース形式に根ざしています。特に、「…I told you before…」の部分で不協和音のシャープ9th(F)を導入し、その後の「Oh!」でこの音を強調しています。
 レノンはこの曲でギターソロも演奏しており、彼のアメリカのR&Bへの愛が反映されています。ジョージ・ハリスンは、スタジオでこの曲のイントロとアウトロのギターリフを書き、トム・ペティとの「ローリング・ストーン」誌のインタビューで「スタジオにいて、「何かしなくちゃ」と思って書いた」と振り返っています。
 レノンがギターのリフを考えるのに苦労したことが挙げられます。彼は当時、アメリカのR&Bシンガーであるウィルソン・ピケットの「If You Need Me」に影響を受けており、その曲のリフを参考にしようとしましたが、うまくいきませんでした。そこで彼は、自分なりにアレンジして新しいリフを作り出しました。そのリフは、この曲の特徴的なサウンドを生み出す要素となりました。

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 「You Can't Do That」のレコーディングは1964年2月25日にEMIレコーディング・スタジオで行われ、9テイクで完成しました。この曲は、映画「A Hard Day's Night」のスカラシアターでの「ライブパフォーマンス」シーンの一部として選ばれましたが、最終的には「I'll Cry Instead」と「I Call Your Name」と共にカットされました。また、この曲はBBCラジオで演奏され、2013年に発売された「オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2」には1964年7月16日に放送された「Top Gear」での音源が収録されています。
 この曲のカバーバージョンも多数存在し、ハリー・ニルソンは1967年に発売したアルバム「Pandemonium Shadow Show」に「You Can't Do That」のカバーを収録しました。ニルソンのバージョンは、10曲程度のビートルズの楽曲の要素と融合されており、「初のマッシュアップ曲」とされています。

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文法の解説

I got something to say that might cause you pain
If I catch you talking to that boy again
I'm going to let you down and leave you flat
Because I told you before
Oh, you can't do that

単語:
cause - 引き起こす
pain - 痛み
catch - 捕まえる、見つける
talking - 話すこと
boy - 男の子、男性
again - 再び
let down - がっかりさせる
leave - 去る、離れる
flat - 平らな、ここでは「完全に」や「すっかり」という意味
told - 言った(tellの過去形)


文法:

"I got something to say" は「have something to say」の口語表現。
"If I catch you" は条件文で、未来のことを仮定している。
"I'm going to let you down" は未来の意思を表す「be going to」構文。
"Because I told you before" は原因・理由を示す接続詞「because」と過去形の文。

イディオム:

"let you down" - あなたをがっかりさせる
"leave you flat" - 完全にあなたを見捨てる

和訳:
僕は言いたいことがある、それは君に苦痛を与えるかもしれないということ
もしまたあの男の子と話しているのを見つけたら
君をがっかりさせて完全に見捨てるよ
なぜなら以前にも言ったけど
Oh、君にはそんなことできない


文章全体の意訳:
この歌詞は、ある男性が自分の恋人に対して強い警告を発している場面を描いています。彼は、恋人が別の男性と話すことに対して非常に嫉妬しており、そのような行動が続くなら彼女を完全に見捨てるという強い決意を示しています。これは、彼の愛情が深いが故に、他の男性との関わりを許せないという切迫した感情を表現しています。


Well, it's the second time I've caught you talking to him

Do I have to tell you one more time? I think it's a sin
I think I'll let you down (let you down)
And leave you flat (going to let you down and leave you flat)
Because I told you before
Oh, you can't do that

単語:
sin - 罪、悪事


文法:

"It's the second time" は現在完了形で、過去から現在までの経験を示す。
"I've caught you" は現在完了形で、過去の出来事が現在に影響を与えていることを示す。
"Do I have to tell you" は疑問文で、相手に再度確認する表現。
"I think it's a sin" は「think」を使った意見の表現。
"I think I'll let you down" は「think」を使った未来の意思の表現。

イディオム:

"let you down" - あなたをがっかりさせる
"leave you flat" - 完全にあなたを見捨てる

和訳:
Well、君が彼と話しているのを見つけたのはこれで二度目だ
もう一度言わなきゃいけないのかい?それは罪だと思う
君をがっかりさせて(がっかりさせて)
完全に見捨てるよ(完全に見捨てる)
なぜなら以前にも言ったけど
Oh、君はそんなことできないよ


文章全体の意訳:
この歌詞は、男性が再度恋人に警告を発している場面です。彼女がまた同じ男性と話しているのを見つけた彼は、もう一度注意しなければならないことに対して苛立ちを感じています。そして、その行動が彼にとっては許し難いものであり、罪だと感じています。彼は恋人をがっかりさせ、完全に見捨てる決意を再度表明し、彼女に対してこれ以上の裏切りを許さないという強いメッセージを送っています。これは彼の深い嫉妬心と失望を強く表現しています。

Everybody's green
'Cause I'm the one who won your love
But if they'd seen you talking that way
They'd laugh in my face

単語:
green - 嫉妬している
won - 勝ち取った(winの過去形)
love - 愛
laugh - 笑う
face - 顔


文法:

"Everybody's green" は省略形で、「Everybody is green」の意味。
"I'm the one who won your love" は関係代名詞「who」を使って、彼が恋人の愛を勝ち取った人物であることを示している。
"But if they'd seen you" は仮定法過去完了で、過去の事実とは反する仮定を表現。
"They'd laugh in my face" は仮定法過去完了の帰結部分で、「would」を省略形にしている。

イディオム:

"green" - 嫉妬している、妬んでいる
"laugh in my face" - 面と向かって笑う、馬鹿にする

和訳:
みんなが嫉妬している
僕が君の愛を勝ち取ったから
でも、もし彼らが君があんな風に話しているのを見たら
彼らは僕の顔を見て笑うだろう


文章全体の意訳:
この歌詞では、男性が自分が恋人の愛を得たことに対して周囲の人々が嫉妬していることを示しています。しかし、もしその周囲の人々が恋人が他の男性と親しく話しているのを見たら、彼のことを馬鹿にして笑うだろうという不安を抱いています。彼は、自分の立場が他人の目には滑稽に映ることを恐れており、恋人の行動が自分に対する裏切りであり、恥をかくことになると感じています。これは彼の愛に対する不安と嫉妬心を強く表現しています。


So, please listen to me if you want to stay mine

I can't help my feelings, I go out of my mind
I'm going to let you down (let you down)
And leave you flat (gonna let you down and leave you flat)
Because I told you before
Oh, you can't do that, no

(You can't do that)

(You can't do that)
(You can't do that)
(You can't do that)
(You can't do that)

Everybody's green

'Cause I'm the one who won your love
But if they'd seen you talking that way
They'd laugh in my face

So, please listen to me if you want to stay mine

I can't help my feelings, I go out of my mind
I'm going to let you down (let you down)
And leave you flat (gonna let you down and leave you flat)
Because I told you before
Oh, you can't do that!

同上


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